スーツにローファーはおかしいの? ビジネスOKなメンズ・レディース靴とは?
昨今ではビジネスシーンでもカジュアル化が進んでいます。
足元は歩きやすいローファーで軽快にと考える人もいるでしょうが、そもそもビジネスシーンにローファーはOKなのでしょうか。
この記事では、スーツにローファーはおかしいのかについて解説。
また、ビジネスシーンに適した靴の選び方に加えて、おすすめのビジネスシューズをメンズとレディースに分けて紹介します。
仕事でローファーを履きたい人や大学生も要チェックです。
スーツにローファーはおかしい?
ローファーは学校の通学用に指定されていることが多く、学生にとってはきちんと感がある靴です。
そのため、仕事用のスーツにローファーはおかしいのかよいのか知りたい人もいるでしょう。
上品な印象のローファーですが、ビジネスシーンでは原則NGです。
ビジネスも含め、どんな場面であればローファーを履いても問題ないかを確認しておきましょう。
ローファーの由来・歴史
まずは、なぜスーツにローファーがおかしいのか、ローファーの歴史から押さえてみましょう。
ローファーは1920年代に英国の王室や貴族の室内履きとして誕生しました。
紐がなく、脱ぎ履きしやすい広い履き口が特徴で、「怠け者」を意味するローファーという名前が付けられました。
履きやすさから外履きとしても使用されるようになり、1937年にはニューヨークのネトルトン社が商標を取得し、商品として普及しました。
スーツにローファーのNG例
ローファーは名前の由来が示す通りカジュアル靴に分類されています。
そのため、革靴であってもビジネスシーンではスーツにローファーはおかしいです。
仕事のスーツにローファーのNG例を具体的に見てみましょう。
仕事でのビジネス使い
原則として、ビジネスにおいてスーツにローファーはおかしいと認識しておきましょう。
会議や営業など、ビジネスの中でも堅さや形式が重んじられる場面では、革靴であってもマナー違反と捉えられます。
大切な商談などの場ではローファーは避け、仕事ではフォーマル感の高いレースアップシューズを選びましょう。
大学生の就職活動時
大学生の就職活動や企業訪問でも、スーツにローファーはおかしいです。
転職希望者や大学生の就職活動の担当者は、服装やビジネスマナーもチェックしていることが多いです。
男性であれば本革の紐付き靴、女性であれば本革で3cm~5cm程度のヒールがあるパンプスが基本です。
結婚式や葬式などフォーマルな場
結婚式や葬式などフォーマルな服装が求められる場では、スーツにローファーはおかしいうえ、カジュアル度が高すぎるためマナー違反になります。
もちろん制服にローファーが指定されている中学生や高校生が出席する場合は問題ありません。
大学生や大人はTPOと冠婚葬祭のマナーを踏まえ、場にふさわしい靴を選びましょう。
服装規定によってはOKな会社も
昨今ではクールビズやウォームビズ、ビジネスカジュアルを取り入れるなど、服装規定が緩和されている会社も増えています。
社風や業種、職種によってはローファーをよしとする会社もあるでしょう。
一日オフィスで過ごす日などはローファーでもよいか、上司に確認してみましょう。
【男性】スーツに合わせる靴は何が正解?
スーツにローファーがおかしいのであれば、スーツに合わせる靴は何が正解でしょうか。
ビジネススーツに合わせる靴選びのポイントを具体的に押さえておきましょう。
つま先のデザイン
プレーントゥは、つま先に装飾がないシンプルなデザインです。
つま先に切り替えが施されているもののうち、ストレートチップは横一文字、ウィングチップはW字状のデザインが特徴です。
プレーントゥやウィングチップは主にビジネスシーンで、ストレートチップはビジネスからフォーマルまで対応できます。
羽根のデザイン
革靴の羽根(レースステイ)とは、靴ひもを通す穴がある部分のことです。
内羽根式は、羽根が甲部分と一体になったデザインで、見た目がすっきりしており、フォーマルなシーンに適しています。
外羽根式は、羽根が甲部分に覆い被さっており、紐を外すと全開するデザインです。
フィット感に優れ、カジュアルやビジネス向きです。
靴の色
靴の色は黒や茶色系統がスーツと合わせやすく、デザインを選べばフォーマルなシーンでも対応できます。
茶色といっても色味の幅が広く、明るいほどカジュアルな印象が強くなります。
ビジネス用やフォーマル用であれば、落ち着いた印象のあるダーク寄りの茶色がおすすめです。
【女性】スーツに合わせる靴は何が正解?
女性の場合も、オフィスカジュアル以外ではスーツにローファーはおかしいとされます。
スカートでもパンツでも、スーツに合わせる靴はパンプスが原則です。
ビジネスパンプス選びのポイントを押さえておきましょう。
つま先のデザイン
パンプスのつま先のデザインは、自分のつま先の形に合わせて選びましょう。
親指が最も長いエジプト型はつま先が丸いラウンドトゥが合います。
人差し指が親指より長いギリシャ型の場合はアーモンドトゥ、全体的に長さがほとんど変わらない場合はスクエアトゥが合うでしょう。
ヒールの高さ
ヒールがあると、足長効果とともに足首が細く、シルエットが美しく見えます。
ビジネスシーンで履くパンプスのヒールの高さは、3cm~5cmのミドルヒールが適切。
ヒールが高すぎるものやぺたんこ、ピンヒールはビジネスの場には不向きです。
特にスカートの場合は、ミドルヒールの範囲で足首が美しく見える高さを選びましょう。
ストラップの有無
一般的なパンプスは甲の部分が覆われていないため、営業などで歩き回る人にはホールド感が物足りなく感じられることも。
ストラップ付きであれば、フィット感や履き心地の安定感が増します。
ストラップ無しと比べると着脱に手間はかかりますが、外回りが多い女性にとっては便利でしょう。
靴の色
ビジネススーツに合わせるレディースパンプスは、黒の無地が基本。
特に入社式など、ビジネスの場でもフォーマルな要素が高いシーンでは、黒を選ぶのが無難です。
オフィスカジュアルがOKの場合も派手な色や柄物は避け、光沢が控えめで落ち着いたネイビーやベージュを選びましょう。
ビジネススーツに合うおすすめメンズ靴3選
ビジネススーツに最適な、スタイリッシュなメンズシューズを厳選しました。
外回りにぴったりな機能性の高い商品や、幅広足でも楽に履ける商品も紹介します。
アシックス (asics) テクシーリュクス ( texcy luxe)
歩きやすさを重視した、スポーツブランドの牛革のビジネスシューズ
外回りが多いビジネスパーソンにおすすめな、歩きやすさを重視した外羽根タイプの革靴です。
履き口は伸び縮みして楽に脱ぎ履き可能。
また足首部分のパッドやソールには、疲れにくいよう、軽量でクッション性抜群のスポンジを採用しています。
底は屈曲溝が多く入っているためよくしなり、ラバーのヒールで耐久性も抜群です。
- サイズ 24.5cm~28cm(5mm刻み)
- 素材牛革、合成底
ビジネスシューズ メンズ
3.6cmヒールで脚がすらりと見える、スタイリッシュなビジネスシューズ
こちらはスリムに見えるつま先のデザインが特徴的なビジネスシューズです。
スーツに合わせやすいスタイリッシュさで、ビジネスシーンからオフの日の大人カジュアルにも最適。
ヒールは高すぎず低すぎず、脚がすらりと見える3.6cmにこだわって作られています。
歩きやすいようクッション性も高く、合皮なので雨天時も安心して履けます。
- サイズ 25cm~28cm(5mm刻み)
- 素材 合成皮革
ウィルソン (Wilson) ビジネスシューズ 革靴 メンズ 幅広 3E
幅広足でも楽に履ける、ワイドでスタイリッシュなビジネスシューズ
営業や外回りが多い人にうれしい、片足約256gと軽量設計のビジネスシューズです。
素材は手で曲げられるくらい柔らかい合皮を使用。
標準的な2Eワイズと比べてゆったりめな3Eワイズ設計で、甲幅が広い人も楽に履け、快適に歩行できます。
デザインは人気ナンバーワンのストレートチップをはじめ、8種類から選べます。
- サイズ 24.5cm~29cm(24.5cm~27cmは5mm刻み、以降1cm刻み)
- 素材 合成皮革、合成底
ビジネスカジュアルに合うメンズローファー3選
ビジネスカジュアルに合う、おすすめメンズローファーを厳選しました。
仕事中も使えるよう、デザインはカジュアルでも素材や製法にこだわった上質な商品を紹介します。
ルシウス (LUCIUS) タッセルローファー (TASSEL LOAFERS) メンズ 本革
エレガントな大人のビジネスカジュアル。クラシカルなタッセルローファー
バッファローレザーを使用したタッセルローファーは、エレガントな大人のビジネスカジュアルやオフスタイルに最適。
カラーは定番ブラックと手塗りによる独特なムラ感が美しいバーカンディ、カジュアルなブラウンの3色から選べます。
シンプルながら細部にまでこだわったデザインは、上質でクラシカルな雰囲気を演出してくれるでしょう。
- サイズ 25cm~27.5cm(5mm刻み)
- 素材 本革、合成底
タッセルローファー クロコダイル型押し
クロコダイルの型押しとタッセルがポイント、上質な牛革のローファー
クロコダイルの型押しにタッセルが付いた、デザイン性の高いローファーです。
品質の高いトップ層の牛革を使用しており、足元を上質で優雅に演出してくれます。
またソールはゴムのため歩きやすく、オフィスカジュアルに合わせるのはもちろん通勤にも最適です。
- サイズ 24cm~28.5cm(5mm刻み)
- 素材 牛革、ゴム
GLENFORD 本革 スエード タッセルローファー
素材や製法にも拘った、滑らかな履き心地のスエードタッセルローファー
サドルのないシンプルなスリッポンタイプにタッセルが映える、上質で高級感のあるスエードローファーです。
外側はもちろん、内側のつま先まで牛革を使用しているため、履き心地が滑らかです。
接着剤を使用せず、アッパーとソウルを縫い付けるマッケイ製法を採用し、細部にまでこだわって作られています。
- サイズ 23.5cm~28cm(5mm刻み)
- 素材 牛革、ゴム
スカート・パンツスーツに合うおすすめレディース靴3選
スカートからパンツまで、幅広いデザインのビジネススーツに合わせやすい、おすすめレディースシューズを集めました。
エレガントで歩きやすい、働く女性にぴったり商品を紹介します。
アシックス商事 (ASICS) レディワーカー (Lady worker)
ヒールに慣れていない女性や大学生に。高機能なスポーツブランドのパンプス
ヒールに慣れていない女性や大学生にもおすすめの、アシックスのパンプスです。
こちらはアウターソールにクッション性が高く軽量な素材を使用する、靴底の屈曲性を高める、つま先に消臭素材を搭載するなど、働く女性の声を反映した機能が満載。
足の前滑りを抑制することで、かかとに荷重がかかりやすく、安定して歩けます。
- サイズ 21.5cm~25cm(5mm刻み)
- 素材 合成皮革、合成底
ロメオバレンチノ (Romeo Varentino) パンプス 痛くない ローヒール ストラップ
ビジネスにもフォーマルにも。衝撃が少なく快適に歩けるローヒールパンプス
ベーシックなデザインでビジネスにもフォーマルにも合わせやすい、3.5cmのローヒールパンプスです。
足当たりのよいソフト素材やクッション性の高いインソールを使用しているので、衝撃が少なく履き心地も快適。
静音リフトでコツコツ音が防止されるため、取引先や冠婚葬祭の場でも安心して履けます。
- サイズ 21cm~26cm(5mm刻み)
- 素材 合成底
メヌエファム (menue femme) ビジネスパンプス
多重クッションが衝撃から足を守る、ストラップ付ビジネスパンプス
メヌエファムの多重クッションのビジネスパンプスです。
インソールに入ったふわふわのクッションと高反発クッションが、足にかかる衝撃をしっかり吸収。
ゴム製のアウトソールはグリップ力が高く、コツコツ音も目立ちません。
シンプルなものをはじめ、よりフィット感があり脱げにくいストラップパンプスもあります。
- サイズ 21cm~26.5cm(5mm刻み)
- 素材 合成皮革、合成繊維
まとめ
今回はスーツにローファーはおかしい理由と、おすすめのビジネスシューズをメンズとレディースに分けて紹介しました。
大学生の就職活動や、ビジネスシーンでは何を合わせるべきかについても参考になったと思います。
オフィスカジュアルの仕事場であれば上司に相談したうえで、スーツとローファーのおしゃれを楽しんでみてください。
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