カツオブシムシは一匹いたら大量にいる?服を食べる虫の駆除方法 虫食い対策も
一匹いたらたくさんいるとも言われるカツオブシムシは、一体どこから来ているのでしょうか。
本記事は洋服を食べる虫、ヒメカツオブシムシ・ヒメマルカツオブシムシはどの家にもいるのか、卵と成虫、幼虫の特徴などを解説。
さらに、ドライヤーなどを使った駆除方法や虫食い対策、おすすめの市販の防虫剤のほか、ホイホイトラップなども紹介します。
ヒメカツオブシムシ・ヒメマルカツオブシムシとは
一匹いたらたくさんいると言われるヒメカツオブシムシ・ヒメマルカツオブシムシとは一体なんなのでしょうか。
鰹節だけでなく洋服を食べる虫
イガやコイガなどは洋服を食べる虫として知られていますが、カツオブシムシも鰹節だけでなく洋服を食べる虫です。
ヒメカツオブシムシは植物性繊維を使った洋服を食べる虫。
ヒメマルカツオブシムシは動物・植物両方の洋服を食べる虫として知られています。
卵と成虫、幼虫の特徴
卵と成虫、幼虫の特徴を紹介します。
成虫はヒメカツオブシムシが4.5mmの黒っぽい楕円形、ヒメマルは2.5mm程度の楕円形でまだら色です。
カツオブシムシの成虫は年に1度、4月~7月あたりに産卵します。
1度に産む卵は30個~50個ほどのため、一匹いたらたくさんいると言われています。
幼虫はヒメカツオブシムシが10mm、ヒメマルは4mm~5mmくらいのサイズです。
どこから来る?
カツオブシムシはどこから来るのでしょうか。
カツオブシムシはどこから来るかというと、洗濯物にくっついてくるだけでなく、外出時に成虫から卵を産み付けられていることもあります。
カツオブシムシの成虫は光のよく当たる場所を好みます。
そのため白い衣服などに卵を産み、気づかないうちに幼虫になってまた家の中で繁殖してしまうのです。
どの家にもいる?
ヒメカツオブシムシ・ヒメマルカツオブシムシはどの家にもいるものなのか、うちだけなのかと不安に思う人はいるでしょう。
実は、ゴキブリやハエのように、カツオブシムシは比較的どの家にもいる害虫の一種。
衣類の奥や壁の隅などにくっついているため、見つけるとびっくりするかもしれません。
カツオブシムシ一匹いたらたくさんいる!?
成虫のカツオブシムシは一度に30匹以上産卵するため、一匹いたらたくさんいると思っていた方が良いでしょう。
特に、動物性繊維・植物性繊維を使った衣類や寝具がある家庭はヒメマルカツオブシムシにとって楽園です。
カツオブシムシはどこからかついてきてどの家にもいるものの、大量発生は防ぎたいもの。
カツオブシムシの駆除方法
一匹いたら大量にいるカツオブシムシ。
どこからかついてきて大抵どの家にもいるのですが、洋服を食べる虫なので見つけたら駆除しましょう。
ドライヤー・アイロン
ドライヤー・アイロンを使ったカツオブシムシの駆除方法があります。
やり方はドライヤーの熱さを最大にし、カツオブシムシに直接当てるだけ。
目に見えないサイズの卵などは、アイロン掛けして駆除するのが最適です。
ドライヤーやアイロンは、熱で孵化する前の卵ごと駆除できるおすすめの方法。
いずれも洋服を痛めないように注意してください。
市販の殺虫スプレー
壁や床などを歩いているカツオブシムシの成虫・幼虫には、市販の殺虫スプレーで駆除する方法がおすすめ。
ただし、殺虫スプレーの多くは卵には効果がないので要注意。
また成虫は明るい場所を好みますが、幼虫は暗い場所が好きなので隅まで確認しましょう。
ホイホイトラップ
ゴキブリホイホイのように、カツオブシムシが自ら寄ってくるホイホイトラップを仕掛ける駆除方法も。
カツオブシムシがフェロモンを発するホイホイトラップにつられて寄ってきます。
以下のカツオブシムシ駆除グッズおすすめで紹介するのでチェックしてください。
カツオブシムシ予防・虫食い対策
ここでは、カツオブシムシ予防・虫食い対策について解説。
市販の防虫剤を使うほか、自分でできる虫食い対策もあります。
洗濯物をよく見る
カツオブシムシを家の中にいれないようにするには、洗濯物をよく見ることが大切。
カツオブシムシの成虫は明るい場所を好むため、白など光を反射する色の衣類に付着していることが多いです。
卵が心配な人は、乾燥機にかけるだけでなく、スチーマーやアイロン掛けをするといった虫食い対策もおすすめ。
壁やクローゼット内の掃除
虫食い対策として壁やクローゼット内の掃除をするのも大切です。
カツオブシムシの餌は繊維全般のほか、鰹節はもちろん、粉ミルクといった乾燥食品も好んで食べます。
クローゼット内や壁についているほこり、床に落ちた食べ物なども餌になるので常に清潔にしておきましょう。
壁やクローゼットの湿気を逃す
虫食い対策で意外と大切なのが、壁やクローゼットの湿気を逃すこと。
カツオブシムシは湿気のある場所を好みます。
こまめにタンスやクローゼットを開けて換気、衣類まで定期的に虫干しをするといった対策をしましょう。
防虫剤を使う
市販の防虫剤を使うのもおすすめの虫食い対策です。
最近はクローゼット用、タンス用などさまざまな防虫剤が販売されているので合うものを見つけてください。
詰め込みすぎると防虫剤の効きが悪くなるので、収納量を8割程度に減らしましょう。
カツオブシムシ駆除グッズおすすめ3選
ここからは、おすすめのカツオブシムシ駆除グッズを紹介します。
ドライヤー以外に市販の殺虫スプレーやホイホイトラップなども試してみてください。
フマキラー お部屋の虫キラー ワンプッシュ 約160畳分
50種類以上の飛ぶ虫・這う虫を駆除してくれる殺虫スプレー
無煙設計が嬉しいフマキラーのお部屋の虫キラーです。
部屋の空間にワンプッシュするだけで、家具と壁の間にいる虫までしっかり駆除してくれます。
使用後はダニ避けの効果も最大2週間残るため、害虫予防として使うのもおすすめ。
- 内容量 41ml
アース製薬 (EARTH) 虫コロリアース 一撃必殺 くん煙剤
水を使ったシステムで部屋を汚さずしっかり虫を駆除する燻煙剤
ミクロの粒子が部屋の隅々まで行き渡る、虫駆除用の燻煙剤です。
においを残さず、壁の隅に隠れたカツオブシムシやムカデなど嫌な虫たちを一斉に駆除してくれます。
使う際は、付属の火災報知器カバーをつけて使用してください。
- 内容量 10g
富士フレーバー ハイレシス 10枚入り
ヒメマルカツオブシムシを誘引するおすすめのホイホイトラップ
性フェロモン剤でヒメマルカツオブシムシを引き寄せるホイホイトラップです。
害虫の習性を徹底的に研究されて作られており、滑り台の形で虫たちの警戒心を解きます。
カツオブシムシ類のほかジンサンシバンムシなどにも有効です。
- 内容量 10枚
カツオブシムシ対策グッズおすすめ6選
おすすめのカツオブシムシ対策グッズを紹介します。
虫が忌避するスプレーや防虫剤などを使ってみましょう。
白元アース パラゾールノンカット 袋入 700g
パラジクロルベンゼン入りでカビにも効く昔ながらの防虫剤
白元アースのパラゾールノンカットはパラジクロルベンゼンを使った防虫剤。
タンスや衣装ケースに入れるだけで繊維の防虫だけでなく、カビ防止剤としても使えます。
また、中身の減り具合が見えるので交換時期もわかりやすいでしょう。
- 内容量 700g
ライオンケミカル ニューパラ錠エース 洋服ダンス用
クローゼット内の虫食い対策にぴったりな吊り下げ防虫剤
クローゼットのポールに掛けて使えるライオンケミカルの防虫剤です。
こちらもパラジクロルベンゼンが使われているため防虫・防カビに有効で、約3ヶ月間効果は持続します。
ナフタリンや樟脳との併用は避けてください。
- 内容量 120g
キンチョー (KINCHO) ゴンゴンアロマ 衣類の防虫剤 クローゼット用 3個入 ライムソープの香り
防虫効果と優雅な香りが長く続くクローゼット用の防虫剤
ライムソープの香りで清潔感を感じられるキンチョーのゴンゴンアロマです。
こちらもクローゼットに吊り下げて使うタイプ。
ピレスロイド系の成分と防カビ剤が入っており、1年間しっかりと防虫・防カビしてくれます。
- 内容量 3個
宮崎化学 ヒバウッド
天然成分なのにしっかりと虫対策ができるおすすめのスプレー
ヒノキオイルやオリーブオイルなど、天然成分を多く含んだ殺虫剤ヒバウッド。
カツオブシムシなどの害虫を駆除するのではなく、侵入してくる虫を事前に食い止めてくれるスプレーです。
人に優しい成分で作られており、スプレーするだけで3ヶ月間虫を寄せ付けません。
- 内容量 450ml
アース製薬 (EARTH) ピレパラアース Magic Push ボタニカル 60回分
手を汚さず虫対策 ボタニカルな香りに癒される防虫スプレー
1プッシュで簡単に衣類ケアができるピレパラアース防虫スプレー。
クローゼットやタンス、衣装ケースの中にスプレーするだけで、防虫・消臭・ダニ避けができます。
一度のスプレーで6ヶ月効果が持つ、おすすめの虫食い対策です。
- 内容量 13.6ml
アース製薬 (EARTH) イヤな虫 ゼロデナイト
新しい有効成分でさまざまな虫を丸1年忌避できるスプレー
世界初の新規作用性有効成分テネベナールが使われているアース製薬の防虫スプレー。
ピレスロイド系の薬剤が効きにくい害虫にも効果的です。
一度のスプレーで1年間防虫効果が続き、50種類以上の虫から家の中を守ってくれます。
- 内容量 75ml
まとめ
ヒメカツオブシムシ・ヒメマルカツオブシムシは、どこからかついてきて、おそらくどの家にもいる害虫です。
成虫は30個以上産卵するため、一匹いたら大量にいると思っておきましょう。
市販のスプレーやホイホイトラップを使ってしっかり駆除してください。
また、カツオブシムシは駆除するだけではなく、日頃の予防や虫食い対策も大切です。