漫画や製図に最適な烏口おすすめ9選 使い方や研ぎ方も紹介

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出典:Pixabay

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すらっときれいな線が引ける烏口。
製図や漫画に欠かせない工具のようなペンですが、選び方や使い方の知識が必要です。
そこで今回は、初心者にもわかりやすいように、烏口の使い方や研ぎ方も紹介していきます。
烏口の選び方にも着目して、自分に合ったものを選んでみましょう。
新しい烏口を探している人や、烏口を使ってみたい人は、ぜひ参考にしてください。

目次

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きれいな直線が引ける烏口とは

烏口とは、製図やレタリングなどに用いられる線の太さを均一に引くことができるペンです。
カラスのくちばしのような2枚のペン先が付いており、ネジで開き加減を調節し、線の太さが調整可能。
金属でできた2枚のペン先の間にインクを入れ、紙の上にすべらせることで、美しい直線が引けます。

筆やGペンではむずかしい均一な直線が引けるので、手書きがメインの時代には、製図や漫画の必需品となっていました。
烏口は、研ぎ方や手入れの仕方次第で長く使えるのが特徴。
ほかの工具と同じように、職人の道具として大事にしたいツールのひとつです。

烏口を使うシーン

漫画や製図ではもちろん、さまざまな場面で活躍する烏口。
どのような場面で使う道具なのか見ていきましょう。

製図をするとき

製図では、図面枠や建物、工具、配管などのあらゆるものが直線で描かれているものです。
ペンで書く場合は、線の太さによってペンをいくつかそろえておく必要がありますが、烏口ならペン先の開き具合で、線の太さを調節できます。
烏口を使うと、ひとつでさまざまな太さの直線に対応可能になるということです。

漫画やイラストに

漫画やイラストで直線を引く場合、筆で直線を引くのはとてもむずかしい作業のひとつ。
烏口を使うと、思い通りの太さの線が美しく引けます。
さらに粘度の低い絵の具やインクでも使えるので、ペンの色数をそろえるコストも削減できるでしょう。

カリグラフィーに

カリグラフィーでは、烏口のことをルーリングペンとも呼びます。
ペン先に好きなインクを入れ、ペンを寝かせて自由に書けるのがポイント。
書きながら字の太さが自由に変えられる烏口は、アーティスティックなカリグラフィーにも活躍します。

インクを用いた烏口の使い方

烏口の使い方を見ていきましょう。
まず、ネジを回してペン先を開きます。
そこにインクをたらしていくのですが、あまり開きすぎるとインクが流れてしまうので注意。
筆やスポイトでインクを少しずつたらします。
インクがペンの周囲につかないよう少量ずつたらすのがコツ。

インクが充填できたら、練習用の紙に試し書きをしましょう。
インクの出具合が整ってきたら、いよいよ本番の紙に書下ろしていきます。
定規を使うときは、断面が斜めになっている方を下に。
定規とペン先、紙がぴったりくっついていると、インクがにじんでしまうので気をつけましょう。

烏口の選び方

烏口の使い方が分かったところで、次はどんな烏口を使いたいのかイメージしてみましょう。
種類や値段など選び方のポイントを紹介します。

ペン、コンパスなど種類で選ぶ

直線が引ける直線烏口のほかにも、いろいろな使い方ができる烏口があります。
漫画やイラストで均一な曲線が引きたい場合は、曲線が引ける回転烏口を選びましょう。
製図や円グラフなどで円を描きたい場合は、コンパス型の烏口もあります。
さらに、平行な曲線が引ける双頭回転烏口という特殊な烏口も。
どんな種類の線を引きたいか、烏口の使い方をイメージしましょう。

値段で選ぶ

烏口の値段は、材質や機能で変わります。
手頃な値段を選ぶなら、ステンレスの直線用烏口を選びましょう。
数千円程度で購入できるので、はじめての人にもおすすめ。
コンパス型の烏口や炭素鋼など、特殊な烏口ほど値段が上がります。
烏口は値段に幅があるので、値段の低いものから試していくのもひとつの手段です。

英式か独式か

烏口は、独式と英式の2種類。
ペン先がぱかっと上下に開くものが英式、スライドして横に開くものが独式。
機能に違いはありませんが、見た目の雰囲気に違いがあります。
独式はいかにも製図用の工具といった精巧な雰囲気。
英式は手工芸品のような美しいデザイン性を持っています。
独式か英式で迷ったら、工具か手工芸品か、好みで選んでみてはいかがでしょうか。

製図セットもおすすめ

「結局どんな烏口がいいのかよくわからない」という人には、手軽な製図セットもおすすめです。
製図セットには、製図用のペンやコンパスのほか、烏口がセットになっているものもあります。
烏口はコンパスにセットできるものもあり、値段の高いコンパス型烏口をひとつ買うくらいの値段でセットが買える場合も。
どんな烏口を使いたいか、セットを見ながら考えてみるのもおすすめです。

烏口の研ぎ方

烏口は、使っている間にペン先が摩耗していくものです。
ペン先がすり減ってしまった時の、烏口の研ぎ方について解説していきます。
まず、砥石と機械油を準備してください。
それから、烏口のペン先はぴったりと合わせておきましょう。
砥石に油を数滴たらして、両面をしっかりと研磨。

研ぎ方は八の字を描いて均一に動かし、2枚の口先がきれいに揃うよう慎重に仕上げていきます。
尖らせすぎると紙を傷めるので、丸く均一に研いでください。
うまく研げない場合は、新しい烏口に替えるのもおすすめ。
替えの烏口が付いてるものを選ぶと研ぐ手間が省けます。

烏口おすすめ9選

漫画にも製図にも使えるおすすめの烏口を集めました。
便利なセットや組み合わせ式もあるので、自分に合った烏口を見つけてみましょう。

ステッドラー (STAEDTLER) 烏口柄 556 935

ペン先は取り外し可能。ダイヤ柄が細かくておしゃれなドイツ製鳥口柄

細かなダイヤ柄がおしゃれな、ステッドラーの烏口の柄(持ち手)です。
対応するサイズの烏口のペン先を組み合わせる使い方。
ペン先を取り外せるので、研ぎ方がわからない場合も交換できて簡単。
柄はほかのパーツも組み合わせられるので、工具のような感覚でひとつ持っておくと便利でしょう。

  • 外形寸法 差し込み直径3.5mm 直径0.6cm 高さ7.5cm
  • 独式

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ステッドラー (STAEDTLER) 烏口部 556 88 C2

コンパスにも取り付け可能。サイズが選べる鳥口ペン先

上で紹介した持ち手につけられる、烏口のペン先です。
いくつか持っておくと、研ぎ方がうまくいかないときにも安心。
差込径が4mmのタイプも選べるため、持ち手に合わせて選びましょう。
差込径が対応していれば、コンパスにも取り付けられる工具のような便利なペン先です。

  • 外形寸法 差し込み直径3.5mm
  • 独式

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ウチダ (UCHIDA) 英型製図器 極細線引 ハイスピード 烏口 1-713-0102

職人のこだわりが光る、0.1mm以下の極細線が引ける高性能鳥口

製図用品メーカーウチダの烏口。
すべてを手作りで仕上げている、職人のこだわりが感じられる商品です。
英式の美しいフォルムで、高品質、高精度の製図器。
0.1mm以下の極細線引きが可能。
烏口の使い方に慣れている人はもちろん、極細線にチャレンジしたい人にもおすすめです。

  • 外形寸法 高さ12.5cm
  • 英式

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烏口 絵の具 アーティスト スピードライン 製図用品 緑 描画ツール

漫画家におすすめ。枠線や背景の直線などで活躍するシンプルな鳥口

漫画で使う烏口を探している人におすすめの、シンプルな烏口。
主に漫画の枠線や効果線、背景の直線などに活躍してくれます。
柄と一体型のため、届いてすぐ使えるところも魅力。
他の商品と同様に、インクを追加するとき、ペン先をインク瓶に直接挿入することができないので注意しましょう。

  • 外形寸法 幅0.9cm 奥行0.7cm 高さ12.5cm


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ウチダ (UCHIDA) KD型製図器 SE 烏口 ステンレス製 1-703-2500

はじめての人でも使いやすい、滑り止め付きステンレス製鳥口

製図で使う烏口を探している人におすすめの、ウチダのステンレス製烏口です。
ステンレス製で錆びにくいので、製図以外に漫画やカリグラフィーにもぴったり。
持ち手には滑り止めがついているので、はじめての人でも使いやすいでしょう。

  • 外形寸法 高さ13.5cm
  • 独式

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ドラパス (Drapas) 独式 デザイン烏口 02072

細めの鳥口にもう1本。太く長い線が引けるシンプル鳥口

ドラパスの烏口はシンプルなデザインが特徴。
インクをたっぷり含ませられるので、太く長い線を引く使い方におすすめ。
細めの烏口を持っている人も、ひとつあると便利でしょう。
製図や漫画の枠線を引くのに適した太めの烏口です。

  • 外形寸法 高さ15cm
  • 独式

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TAKEDA MT型 中 スプリングコンパス 烏口 15-1250

財布に優しい!微調整もしやすくコンパス型がはじめての人におすすめ

手ごろな値段のコンパス型烏口。
円をきれいな線で、スムーズに描くことができます。
ステンレスのネジで、描きたいサイズにぴたりと開いて止めることが可能。
微調整もしやすいので、コンパス型烏口がはじめての人にもおすすめです。

  • 外形寸法 11.8cm

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ウチダ (UCHIDA) 英型製図器 引針式小文回 烏口 引針式 1-714-0200

半径100mmまで作図が可能 特殊精密製図にも使われる凡庸性の高い鳥口

製図に最適なウチダの烏口。
一般的に使用する製図から特殊精密製図用まで、もっとも幅広く使われるタイプです。
作図できる半径は10~100mm。
汎用性が高く、製図用のコンパス型烏口を探している人におすすめです。

  • 外形寸法 高さ10.5cm
  • 英式

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ウチダ (UCHIDA) KD型製図器 SE 12品組 A 烏口入り 1-730-7023

学生から技術者まで使用できる12品組の製図用品セット

製図用品をセットでそろえたい人におすすめの、ウチダの製図器12品組セット。
高品質で使いやすい製品が集められています。
烏口入りなので、烏口を探している人にもぴったり。
製図をはじめる学生から社会人まで、1度買うと長く使える商品です。

  • 外形寸法(ケース) 幅23.4cm 奥行11.8cm 高さ2.4cm
  • セット内容 穂替コンパス(小型)、穂替コンパス用烏口・鉛筆、大型デバイダー、ステンレス、烏口、ステンレス烏口替柄、ホンセンター、ドライバー、芯(2.0mm、0.5mm)、ノック式アタッチメントL型(0.5mm)、分度器12cm、字消板、拭布

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まとめ

烏口は、製図や漫画、カリグラフィー、デザインなどの幅広い分野で活躍するペン。
コンピュータによる設計支援ツールやグラフィックソフトが発展した今だからこそ、手書きで線を引く楽しさをぜひ味わってみてはいかがでしょうか。
使い方や研ぎ方が独特で、技術を磨くまで時間がかかる道具ですが、手になじむ道具の良さは格別です。
烏口を使っているという人や、はじめて使うという人も、自分に合った使いやすいものを見つけてください。

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※本記事はIECOLLECTION編集部の調査結果に基づいて作成しています。

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