北欧デザインの巨匠「アルヴァ・アアルト」のアームチェア特集 デザイナーの代表作品を紹介
KEYWORD
シンプルでナチュラルな温かみある雰囲気が日本でも人気の「北欧インテリア」。
北欧家具と言えば、木の温もりや丸みを帯びたデザインが思い浮かぶでしょう。
曲線と木材を活かした北欧デザイン、その構成が定着するのに大きな影響を与えたとされているのが、今回紹介するアームチェアをデザインした「アルヴァ・アアルト」というフィンランドのデザイナーです。
建築から家具、日用品のデザインまで多岐に渡り国際的に活躍したアルヴァ・アアルトは、20世紀を代表する北欧デザインの巨匠と言われています。
今回は、そんなアルヴァ・アアルトのデザインの背景、そして彼の代表作でもあるアームチェアの数々を詳しく紹介していきます。
温かみのある北欧デザイン、アルヴァ・アアルトのアームチェア
建築家として活動を始めたアルヴァ・アアルトは、パイミオと呼ばれるアームチェアがきっかけで家具デザイナーとしても有名になりました。
ここからは、そんな北欧デザイナー「アルヴァ・アアルト」について、そして本場北欧デザインのアームチェアについて詳しく見ていきましょう。
フィンランドを代表する世界的デザイナー「アルヴァ・アアルト」
フィンランドのクオルタネで生まれたアルヴァ・アアルト。
ヘルシンキ工科大学で建築を学び、在学中には両親の家も設計しました。
卒業後はスウェーデンで働き、教会の設計などを経て、故郷へ戻り建築設計事務所を開設。
その後、パイミオのサナトリウム(結核患者の療養所)を設計し、その施設で使用する家具も設計したことをきっかけに、本格的に家具デザイナーとしての活動を始めます。
建築家として、そして家具や日用品のデザイナーとして活躍したアルヴァ・アアルト。
木材を活かした丸みのある北欧デザイン、なおかつ実用的な彼の作品は多くの人を魅了し、世界中で愛されています。
そんなアルヴァ・アアルトの代表作とも言われるアームチェアは、座る人の心と身体に優しく寄り添う、デザイナーと自然素材のあたたかみを感じられる椅子です。
曲木技術を活かした温かみのある北欧デザイン
アルヴァ・アアルトの椅子のデザインは、曲木技術で実現可能になった”アームとフレームが一体”の丸みを帯びたあたたかみあるデザインが特徴。
金属の代わりとなる独特な曲技技術は当時の家具業界に大きな衝撃を与え、アルヴァ・アアルトが家具デザイナーとして有名になるきっかけともなりました。
木のぬくもりはそのままに丈夫な製品がつくれる曲木技術は、アルヴァ・アアルトの代表作であるパイミオチェアを始め、さまざまな家具に採用されています。
アルヴァ・アアルトのアームチェアを紹介
アルヴァ・アアルトのデザインしたアームチェアは、曲木技術や成形合板を使った斬新な座面から「材料革命」と評されました。
そんなアームチェアは、「家具を販売するだけではなく、展示会や啓蒙活動によってモダニズム文化を促進すること」を目的に、アアルトを含む4名で1935年に設立した家具メーカー「アルテック」が販売しています。
アルテック (Artek) パイミオチェア 41
アルヴァ・アアルトの代表作の一つ、パイミオチェアです。
人口工学に基づき、パイミオのサナトリウム(結核患者のための施設)のためにデザインされた椅子で、やさしいフォルムが座る人の心と身体を癒します。
背もたれの角度や、弾力のある肘掛け部分は、腰掛けたときに楽な姿勢が取れるように設計。
カラーバリエーションはホワイトとブラックの2色展開。
日本の住居にも馴染みやすく、和洋どちらでも合わせやすいデザインのアームチェアです。
- 外形寸法 幅60.0cm 奥行80.0cm 高さ64.0cm
- 座面高 33.0cm
- 素材 バーチ材
- カラー 2色
アルテック (Artek) アームチェア 42
アームとフレームが一体化したデザインのアームチェアです。
こちらもアルヴァ・アアルトの代表作の一つで、適度にしなる快適な座り心地とユニークなデザインが高く評価されています。
カラーバリエーションはブラックとホワイトの2色展開。
床に近い座面で日本人でも使用しやすく、和洋問わずどんなテイストの部屋でも合わせやすいデザインのアームチェアです。
- 外形寸法 幅60.0cm 奥行75.0cm 高さ72.0cm
- 座面高 36.0cm
- 素材 バーチ材
アルテック (Artek) アームチェア 406
アルヴァ・アアルト が1939年にデザインしたアームチェアです。アームとフレームが一体化したシンプルなデザインで、曲木技術により生まれた適度なしなりが快適な座り心地を実現。リネン素材、キルトステッチ、レザーベルトを使用したウェービングテープの座面とすっきりとした見た目が特徴です。ナチュラルな色合いで北欧テイストやモダンテイストをはじめ、和室にもおすすめできるアームチェアです。外形寸法 幅60.0cm 奥行72.0cm 高さ87.0cm – 座面高 41.0cm – バーチ材 – カラー 2色
アルヴァ・アアルトが1933年にデザインしたアームチェアです。アルヴァ・アアルトらしいアームとフレームが一体化した独特のフォルムや、曲技技術により生まれる適度なしなりはそのままに、座面をクッションにすることでさらに快適な座り心地に。長時間座っていても疲れにくいので、ゆったりとくつろぎたい時におすすめのアームチェアです。 – 外形寸法 幅61.0cm 奥行70.0cm 高さ76.0cm – 座面高 42.0cm – 素材 バーチ材
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アルテック (Artek) アームチェア 400
アルヴァ・アアルトの代表作の1つと言われ、戦車のキャタピラーに似ているそのフォルムから「タンクチェア」の別名もある、1936年にデザインされたアームチェア。
座面は存在感のあるゼブラ柄のクッションでインテリアのアクセントにぴったり。
厚いクッションに幅の広いフレームで安定感のあるソファのような快適な座り心地のアームチェアです。
- 外形寸法 幅77.0cm 奥行77.0cm 高さ65.0cm
- 座面高 37.0cm
- 素材 バーチ材
アルテック (Artek) アームチェア 401
頭部まで預けられる高い背もたれで、肩凝りがひどい人や首が疲れやすい人でも快適に使える、アルヴァ・アアルトが1933年にデザインしたアームチェア。
曲木技術が生み出した適度なしなりと、硬すぎずやわらかすぎない丁度いいクッションで体をしっかり支えます。
存在感を活かしてクッションやひざ掛けでアレンジし、インテリアの主役にしてもおしゃれなアームチェアです。
- 外形寸法 幅62.5cm 奥行80.0cm 高さ105.0cm
- 座面高 40.0cm
- 素材 バーチ材
アルヴァ・アアルトの影響を受けているであろう、イケア(IKEA)のデザイン
誰もが知っている北欧スウェーデン発祥の家具メーカー「イケア」はアルヴァ・アアルトの影響を受けているようで、スツールやアームチェアなどのデザインが似ているものがあります。
そこで、手頃な価格で買えるアルヴァ・アアルトのアームチェアに似た、イケアのアームチェアを紹介します。
イケア (IKEA) アームチェア ポエング (POANG)
アルヴァ・アアルトのアームチェアに似ているイケアのアームチェア、ポエングです。
イケアの人気アームチェアで、手頃な価格が魅力的。
アルヴァ・アアルトのものと同じく、アームとフレームが一体化したデザインで、素材はバーチ材を使用しています。
シートクッションのデザインが豊富で、気軽に取り替えることができるイケアのアームチェアです。
- 外形寸法 幅68.0cm 奥行83.0cm 高さ100.0cm
- 座面高 41.0cm
- 素材 バーチ材
- カラー 11色
amazonで見る
楽天市場で見る
Yahoo!ショッピングで見る
まとめ
いかがでしたか?
アルヴァ・アアルトのアームチェアは、自然素材を活かせる曲木技術も取り入れた温かみのあるデザイン。
座り心地などの使用する人のことを一番に考えられた、実用性の高さも持ち合わせています。
誕生から数十年経っても愛され続け、現代の家具にも大きな影響を与えている彼の代表作は、北欧インテリアが好きな人にぜひおすすめしたい椅子です。
ですが、北欧インテリアに限らずどんなテイストにも合わせやすいので、ぜひこの機会にリビングに取り入れてみませんか?