レトロアンティークでおしゃれなニキシー管時計3選 スチームパンク、インダストリアルインテリアに
KEYWORD
1950年代から40年ほどで世間から姿を消した「ニキシー管」。
そんなニキシー管を用いた「ニキシー管時計」はご存知でしょうか?
レトロで機械的なデザインのニキシー管時計は、スチームパンクやインダストリアル、アンティークなインテリアをさらにクールにするおしゃれなアイテム。
希少価値の高いアイテムなので、どんなものか見たことが無い人も多いと思います。
そこで今回は、おしゃれでロマンあふれるニキシー管時計の魅力と、おすすめの商品を紹介します。
メカ好きにはたまらないニキシー管時計
蒸気がたちこめる工場や歯車、しゅうしゅうと音を立てる機械を彷彿とさせるスチームパンク風インテリア。
無骨で男らしいインダストリアルなインテリアにぴったりのニキシー管時計について紹介します。
ニキシー管とは?
1954年にハイデューブラザーズ研究所で開発されたニキシー管。
真空管に似た形のガラス管内に数字や文字などの形をした導体が入っており、170~300Vの電圧をかけることで発光する「冷陰極放電管(冷陰極管)」です。
1950年代から1970年代にかけて広く普及しましたが、発光ダイオード(LED)が登場したことによって徐々に衰退。
1990年代には、ニキシー管を製造する全てのメーカーが製造を終了しました。
そんなニキシー管は、レトロなデザインとあたたかみのあるオレンジの光が魅力的。
今ではほとんど目にすることのできない、古き良き時代が感じられる貴重なアイテムです。
世界には、このニキシー管の魅力にとらわれ、独学で製法を学び自作をしてしまう人もいるそうです。
ロマン溢れるニキシー管時計
ニキシー管時計とは、上記で紹介したニキシー管を用いた時計のことです。
むき出しの基板、そしてぼんやりとしたオレンジの光には、レトロな雰囲気の中に近未来的な印象も感じられる不思議な魅力があります。
SF映画に世界にありそうな見た目には、人々の中にあるロマンが掻き立てられるでしょう。
ニキシー管の製造は終了していますが、インターネット上にはニキシー管時計を自作できるキットが販売されています。
機械が好きな人や詳しい人は、キットを購入して自作してみるのもよいでしょう。
きっと、いつまでも眺めていたくなるような癒しの時間が過ごせます。
寿命はおよそ10年
初期のニキシー管は寿命が短く、24時間つけたままでは約200日ほどしか持ちませんでした。
しかし、時を経るにつれニキシー管の技術も格段に進歩、現在手に入るニキシー管時計の多くは、24時間つけたままで約10年間使えます。
時計によっては夜間に消灯するモードが搭載されており、より長くニキシー管時計を楽しむことができます。
ニキシー管時計の選び方
ニキシー管時計はどのように選べばよいのか。
ここではニキシー管時計の選び方を紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。
ニキシー管の形と本数で選ぶ
ニキシー管は、一本で一桁の数字しか表示できません。
そのため、24時間表示の時計に用いるとすると、最低でも4本のニキシー管が必要になります。
秒針まで表示させるなら、6本が必要です。
秒針の役割を担うニキシー管は目まぐるしく数字が切り替わるので、数字の切り替わりが気になる人は4本がおすすめです。
反対に、数字の切り替わりを楽しみたい人は6本がよいでしょう。
中には、数字を順番に発光させ、一本で時間を表すものもあるようです。
また、ニキシー管には大きいものと小さいもの、太いものや細いものがあります。
上部の尖った先端のデザインも異なるので、インテリアや好みに合うものを選びましょう。
曜日がわかるものも販売されているので、利便性を求めるなら曜日表示があるものがおすすめです。
数字の「5」の形で選ぶ
ニキシー管の「5」には、しっかり「5」として作られたものと、「2」をひっくり返したような物があります。
選び方で迷ったときは、「5」の形に注目してみましょう。
基板は見えているか?隠れているか?
ニキシー管時計の下部には回路基板があります。
この基板が露出しているタイプと、木箱などの土台で覆われ隠されているタイプがあります。
基板が露出しているタイプは、工業的で武骨な印象があり、機械らしさが前面に出ています。
一方で、土台で基板が隠されているタイプは、すっきりとしたスマートで洗練された印象で、アンティークな雰囲気が強くなります。
どちらも置くだけでおしゃれなインテリアを演出できますが、インテリアに合うタイプを選ぶと、より作り込まれたワンランク上のインテリアを演出できるでしょう。
価格で選ぶ
既に製造が終了しているニキシー管は希少価値が高く、そのニキシー管を用いたニキシー管時計の価格は、おおむね数万円程度。
一般的な時計と比べると高価です。
そのため、「とにかくニキシー管時計が欲しい」「デザインには特にこだわらない」という人は、予算内に収まるものを選ぶとよいでしょう。
おしゃれなニキシー管時計3選
ここからはおしゃれでかっこいい、おすすめのニキシー管時計を紹介します。
デザインやニキシー管の本数、基板の露出など、選び方を参考にしながら見比べてみましょう。
E.P. FACTORY ニキシー管時計 ME-1 IN-8-2
クリアケースの中に小さな工場が広がっているような、6本管タイプのニキシー管時計です。
基板が露出しているので、より機械的な印象が感じられます。
土台も全て見えるようなデザインは、「ニキシー管時計の仕組みをずっと眺めていたい」という機械好きの人におすすめ。
下部にあるネオン管が光ることで、今日が何曜日なのかわかるようになっています。
インダストリアルやスチームパンクなインテリアにぴったりです。
- 外形寸法 幅17cm 奥行10cm 高さ11.3cm
- 重量 500g
- 消費電力 2W
- 使用環境 5~35°C
- 生産国 日本
ニキシー管時計 ME-2 IN-16
こちらも基板が露出した、クリアケース入りニキシー管時計です。
一つ前に紹介したものとは違い、こちらは4本管タイプ。
ニキシー管の本数が少ない分、価格が抑えられています。
曜日が確認できるLEDランプは、日曜日が赤色、その他の曜日は緑色のランプが点灯。
基板が見えるタイプでなるべく低価格のニキシー管時計が欲しい人は、こちらの時計がおすすめです。
- 外形寸法 幅17cm 奥行10cm 高さ10.3cm
- 重量 400g
- 使用環境 5~35°C
- 生産国 日本
ロシア製 ニキシー管時計 NIX-141S
黒檀のダークな土台が高級感漂う、ロシア製のニキシー管時計です。
ガラス製のケースを使用しており、コレクションをディスプレイしているような、インテリア性の高い逸品。
基板上部のボードがコルクとアクリルから選択可能。
木のあたたかみが感じられるコルクは、木製の家具を使ったインテリアに合わせやすいマイルドな印象。
基板が見えるアクリルでは、スチームパンクやアンティーク、インダストリアルなどに合う機械的な印象が感じられます。
高級感のあるニキシー管時計を探している人におすすめです。
- 外形寸法 幅21cm 奥行11cm 高さ11cm
- 重量 750g
- 消費電力 1.8W
- 生産国 ロシア
楽天市場で見る
amazonで見る
Yahoo!ショッピングで見る
通販サイトの最新ランキングも参考にする
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
世界的に製造が終了し、なかなか目にすることができないニキシー管。
そんなニキシー管を用いた時計は、一般的な時計とは全く異なる魅力に溢れています。
機械的なその見た目は、スチームパンクやインダストリアルといった、工業的なインテリアにぴったり。
男性へのプレゼントにもおすすめなので、気になった人はぜひこの記事を参考に、お気に入りのニキシー管時計を見つけてみてください。