スーツのベストだけを買う時の選び方 かっこいいスーツベストやマナーも

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ベストを着用したスーツ姿の男性の写真
出典:Pixabay

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スーツベストは、結婚式や成人式などフォーマルな場面ではもちろん、ビジネスシーンやカジュアルコーデでも重宝します。
しかし、ベストの着こなしやマナー、ベストだけを買う時の選び方が難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。
この記事では、スーツのベストだけを買う時の選び方や色違いコーデのポイント、かっこいいコーデの実例を紹介します。
春夏におしゃれに着れるジレとの違いも解説するので、ぜひチェックしてください。

目次

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スーツにベストを着用するメリット

スーツにベストを合わせるメリットは、デザイン面や機能面などにあります。
ここではスーツにベストを着用するメリットを4つ紹介します。

おしゃれでかっこいいスタイルに見える

ベストを着用することで、腰回りのもたついたシャツを隠し、ウエスト部分を絞れるため、スリムに見える効果があります。
また、Vゾーンが強調されて視線を上に集めるため、脚も長く見せられるでしょう。
もちろん、フォーマルでおしゃれな雰囲気を出したり、かっこいいスタイルに見せたりもできます。

ジャケットを脱いでもフォーマルな印象に

a man wearing a blue vest and white shirt

洋装の歴史において、ジャケット、ベスト、スラックスのスリーピースはフォーマルの基本でした。
シャツは肌着の扱いであったためベストは不可欠で、ジャケットの前ボタンは閉じるのがマナーだったのです。
ツーピースが定着した現代では、ベストを着用することでジャケットを脱いでもフォーマルな印象を保てます。

気温に合わせて温度調節がしやすい

men's gray formal suit jacket

秋から冬、肌寒さが残る春先までは、ベストを脱ぎ着することで体温調節ができてとても便利です。
シャツだけでは肌寒いけれどジャケットを着ると暑いという時や、シャツとジャケットだけでは寒いためもう1枚欲しいという時には、ベストが最適。
体温調節に役立つうえ、スタイルもおしゃれに決まります。

結婚式や成人式のドレスアップに便利

standing man holding his notched lapel suit jacket's button

ベストを1着用意しておくドレスアップにも役立ちます。
結婚式や成人式などでスーツにベストを合わせて着用すれば、フォーマル度がアップし、スーツをより着こなすことができます。
体温調節でジャケットを脱いでも、ベストを着用しておけば品格があり華やかな印象を与えるでしょう。

ベストデザインの種類

ベストは、シングルとダブル、襟付きと襟なしといったデザインの種類によって印象が大きく変わります。
それぞれの種類と、特徴や着こなし方について紹介します。

シングルベスト

man in white dress shirt with black necktie

シングルベストは、1列に並んだボタンを留める基本の襟なしのベストです。
シンプルなデザインで初めて買う1着としてはもちろん、幅広い年齢層におすすめ。
Vゾーンがすっきりした印象を与えるので、ネクタイでコーデにアクセントをつけるとおしゃれになります。

ダブルベスト

man in blue vest and blue dress shirt

ダブルのベストは前合わせが重なり、2列に並んだボタンを留めるタイプの襟なしベストです。
すっきりした印象のシングルベストと比べて重厚感や品格があり、クラシカルでドレッシーな雰囲気が増します。
布地やボタンが増える分、装飾性や贅沢感も高まるため、おしゃれ上級者や特別な日の装いにおすすめです。

ラペルベスト シングル

ラペルとは、カラーにつづく下襟のことです。
襟が付くことで、トラッド感やダンディーさがアップ。
着用すれば、クラシックな英国紳士風の雰囲気を醸し出すことができます。
シングルのラペルベストは胸元にボリューム感が出せるため、細身体型の人にもおすすめです。

ラペルベスト ダブル

man in gray suit jacket holding black camera

ダブルタイプのラペルベストは4種類のうちで最も重厚感があり、トラッドな雰囲気とともに威厳や貫禄を感じさせます。
年齢を重ねた男性や体格のよい男性が着こなすと、大人の風格やダンディーな雰囲気が増しておすすめ。
色はダークなほど重厚感が増し、明るめグレーやチェック柄を選ぶと華やかな印象になります。

ベストとジレの違いとは?

a man in a suit and sunglasses posing for a picture

ベストとジレの違いはなんなのでしょうか。
実は、ベストとジレは同じ意味。
アメリカではベスト、英国ではウエストコート、フランスではジレというように、国によって呼び名が異なるのです。
細かい違いをあげると、ベストはアウターとして、ジレはインナーとしてのニュアンスが強いです。
前面に高級感や装飾性のある生地や、ジャケットに隠れる背面には普通の生地を使用した胴着もジレと呼びます。

スーツのベストだけを買うときの選び方

スーツのベストだけを買う時の選び方と注意点を解説します。
手持ちのスーツに合わせてベストだけを買う時や、初めての1着を選ぶ時の参考にしてください。

体のサイズと全体のシルエットに気をつける

man in blue and gray pinstripe suit jacket

ベストだけを買う時は特に、寸法やシルエットに注意が必要です。
着丈の目安は、腰が隠れるくらいが最適。
短すぎるとシャツやベルトが見え、長すぎるとシルエットのバランスが一気に崩れます。
また、身幅はボタンを留めた時にジャストなサイズ感がおすすめです。

余裕がありすぎても小さすぎても、シルエットが崩れます。
袖周りは、腕が動かしやすいサイズを選ぶことがポイント。
下に着るシャツの袖と同じくらいの直径だと、きれいで快適に着こなせます。

Vゾーンの見え方に注意

ベストのVゾーンは体格によって似合うデザインが変わるため、見え方を意識して選ぶとよいでしょう。
細身で胸周りにボリューム感を出したい人は、Vゾーンが浅めで襟付きのベストがおすすめです。
襟付きであれば、胸周りをより立体的に見せることができます。
一方で大柄な人は、Vゾーンが深めの襟無しベストがおすすめ。
Vゾーンをシンプルにすることで、ボリューム感を抑え、胴回りをすっきり見せることができます。

ボタンの色やデザインも確認

ベストを着用すればジャケットの前ボタンを外してもマナー違反にはなりません。
そこで、ベストのボタンにもこだわっておしゃれを楽しむのはどうでしょうか。
布地と同系色のボタンもシンプルでかっこいいですが、おしゃれを楽しみたい場合は素材感にこだわるのもおすすめです。
べっ甲や水牛の角のボタンは、スーツがシンプルなほど高級感が出るのでクラシカルなベストと相性抜群。
ボタンは一番下を開けておくのがマナーです。

オーダースーツブランドで作るのも◎

スリーピースのように手持ちのスーツに合わせてベストだけを買う場合、オーダーが可能なスーツブランドで作るのもおすすめ。
既製品から選ぶよりもサイズや好みがぴったりのベストが手に入ります。
また、オーダーなら表地だけでなく裏地まで選べ、細部にまでこだわることも可能です。
スーツや画像を持参すれば、適切なアドバイスを受けられるでしょう。

スーツとベストの色違いコーデはあり?

a man in a vest and tie is posing for a picture

スリーピースは、基本的にベストも上下スーツと同色の共布で作ります。
スーツと違う生地や色柄のベストはオッドベストと呼ばれます。
カジュアルなシーンでは合わせ方に制約がないため、色違いでも自由にコーデを楽しめます。
ビジネスシーンにおいても、TPOに合っていれば色違いコーデがマナー違反になることはありません。
TPOを踏まえ、オッドベストでおしゃれコーデを楽しみましょう。

スーツとベストを色違いにする合わせ方

a man holding a microphone

スーツとベストを色違いでコーディネートする際、合わせ方にはいくつかのパターンがあります。
スーツベストのおしゃれな色違いコーデの合わせ方を紹介します。

スーツとベストの配色を意識して色違いに

一般的に、ベストはスーツと同系色や、スーツの濃淡色を使う合わせ方が多いです。
そこであえて同系色ではなく、配色を意識しながら色違いコーデを楽しむのもおすすめ。
ネイビーやグレーのオッドベストはフォーマルな場でも着回し力が高く、色違いコーデにぴったりです。
あえて別色のスーツと組み合わせることで、オッドベストがアクセントとなり、コーディネートの幅が広がります。

スーツとベストを同系色にする

スーツとベストを同系色にする合わせ方は、落ち着きのあるシックな印象になるため、ビジネスの会議や商談などでの着こなしにも最適です。
また、ベストをスーツと同系色にする時は、スーツの色との濃淡を意識すると、同系色でも色味の違いを楽しめます。
ただし、同系色でも明るさがあまりにかけ離れていると違和感が出てしまうので、注意してください。

柄付きのベストでコーディネートする

柄付きのベストは個性的で合わせ方が難しいイメージがありますが、無地のスーツと合わせるおしゃれです。
特に織柄が入ったグレーのベストは着回し力が高く、コーディネートの幅を広げられます。
チェックやストライプのベストと同系色のスーツの合わせ方なら、英国風のトラッドなスタイルに。
ペイズリー柄や花柄などは、さりげなく華やかさを演出したい結婚式のパーティーなどにおすすめです。

おしゃれでかっこいいスーツベストコーデ例

man in blue formal suit jacket and blue dress pants

おしゃれでかっこいいスーツベストのコーデ例を集めました。
ビジネスシーンや成人式、結婚式など、シーン別におすすめのかっこいいコーデやポイント、注意点も紹介します。

ビジネスシーンは落ち着いたスタイルで

ビジネスシーンでは落ち着きや知性を感じられるベストスタイルがおすすめです。
スーツと同系色のラペルベストを合わせたスタイルは、大切な商談にも最適。
相手への敬意も忘れない大人な男性の魅力を引き出してくれます。
なお、黒いベストは喪服やリクルートスーツのイメージがあるので、ビジネスシーンでは避けたほうがよいでしょう。

カジュアルなシーンは遊び心のあるコーデに

カジュアルな場面では、ベストの着用に制約はないため、遊び心のある着こなしを楽しめます。
シンプルなスーツには色や素材の異なるオッドベストを合わせるのもおすすめ。
柄使いが個性的でかっこいいスーツは、共布や同系のベストでシックにまとめるとスタイリッシュに決まります。

成人式では派手すぎない大人な着こなしを

成人式は1月に行われる地域も多いため、防寒対策としてもスーツベストがおすすめ。
リクルートスーツとは一味違う着こなしができます。
成人式だからといって、派手すぎる色柄やデザインだと子どもっぽい印象に。
落ち着いた織柄のスリーピースは、シックでかっこいい大人の仲間入りに最適な装いです。

結婚式は華やかさを演出

結婚式でベストを着用していれば、ジャケットを脱いでもマナー違反になりません。
むしろ、ベストを着ることでフォーマル度やおしゃれ度が増します。
形はダンディーでドレッシーな印象が加わるラペルベストを選ぶのもおすすめです。
カラーは明るめのグレーを選ぶと、晴れの席にふさわしい華やかな印象を与えることができます。

結婚式でスーツベストだけを着ても大丈夫?

a man in a black vest and tie

スーツベストを着用するとフォーマル度が上がるため、結婚式の会場が暑くてジャケットを脱ぎたい時も安心です。
ただし、結婚式などのフォーマルな場のドレスコードは基本的にスーツであるため、ジャケットは必ず持っていくようにしましょう。
夏場でもジャケットは必ず着用し、暑い場合は式場で脱ぐなどの対応をしてください。

夏にもスーツベストは活用できる?

夏にスーツベストを着ると暑すぎるかもしれませんが、エアコンが効いたオフィスでは温度調節に最適です。
また、来客時や商談の際も、スーツベストを着用するとワイシャツ姿よりもきちんと感を出せます。
クールビズでベストを着用している人は少ないですが、温度調節に役立ち、しっかりした印象を与えるのでおすすめです。

まとめ

今回は、ベストだけを買う時に役立つ選び方を解説するとともに、かっこいいコーデのポイントと実例を紹介しました。
おしゃれでかっこいいだけでなく、ジャケットを脱いでもフォーマルな印象を保てるなど、スーツベストを着用するメリットはたくさん。
TPOやマナーをおさえて、カジュアルからフォーマルまで、スーツベストのおしゃれなコーデを楽しんでみてください。

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※本記事はIECOLLECTION編集部の調査結果に基づいて作成しています。

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