お気に入りの靴を長持ちさせるおすすめシューキーパー10選 おしゃれな木製シューツリーや安いプラスチック製も紹介
ビジネスシューズやローファーなどの革靴を長く大事に履き続けるためには、ブラシやクリームなどを使ったメンテナンスの他に、靴の形状をキープしてくれるシューキーパーの使用もおすすめです。
今回は、そんなシューキーパーの役割や使い方のポイント、お手入れ方法などを紹介します。
シューキーパーを購入するときの選び方とおすすめシューキーパー10選も紹介するので、学生や社会人の方はぜひ参考にしてください。
シューキーパーの役割とは
シューツリーとも呼ばれるシューキーパーは、木やプラスチックなどで作られた足型の器具。
革靴を良い状態に保つために欠かせないアイテムであり、まずはその役割から詳しく紹介します。
革靴の形状維持
ビジネスシューズやローファー、パンプスなどの革製の靴は、履いているうちに歩行時の癖で皺や型崩れが起こります。
シューキーパーを使うことで歪んだ革を正しい形状に導き、先端や甲の履き皺、かかとの型崩れ、靴の底の反りなどを防ぐことができます。
靴の乾燥や調湿
足は意外と汗をかきます。
その量は人によってそれぞれですが、1日でコップ1杯分の汗をかくとも言われるほど。
そのため、一日中靴を履いていると靴の中が湿ってしまいます。
そんな時にもシューキーパーは便利。
湿気が多い状態が続けば、カビや雑菌が増殖してしまいますが、特に木製のシューキーパーは除湿効果が高く、湿気による劣化やカビの発生を防ぐことができます。
消臭効果
前述した通り、革靴は蒸れやすい環境であるためカビや雑菌が繁殖しやすく、それが嫌なにおいの原因となってしまいます。
においを防ぐためには、内部をしっかりと乾燥させることが大切なので、シューキーパーを使用することはとても効果的。
最近のシューキーパーは脱臭抗菌機能が優れたものも多いので、靴のにおいで困っている方にもおすすめです。
シューキーパー使用時の注意点
基本的には入れておくだけでOKなシューキーパーですが、注意点もあります。
お手入れ方法も含め、シューキーパーの正しい使い方を紹介します。
シューキーパーを入れるタイミング
まず気になるのはシューキーパーを入れるタイミング。
これは革靴を脱いだ直後でも、通気性のよい場所で少し湿気を飛ばしてからでもどちらでも大丈夫です。
ただし、雨などで内部までたくさん濡れてしまったときや、暑い季節に汗をかいたりして湿気がひどい場合は、日陰などで少し風を通してからシューキーパーを入れるのがおすすめです。
入れっぱなしにしても良い?
シューキーパーは、歩行によってできた歪みを矯正するために縦や横に力を加えてシワを伸ばします。
この力のことをテンションといいますが、テンションをかけすぎてしまうと靴が伸びてしまったり、靴自体を傷めてしまうことがあるので注意が必要。
シューキーパーを靴に入れっぱなしにする場合は、テンションのかかり具合を必ずチェックしましょう。
シューキーパーのお手入れ
木製シューキーパーを使っていると湿気でカビが生えてしまったりすることがあるので、たまに陰干しをしてよく乾燥させましょう。
もしカビが生えたり汚れてしまったら、決して水で洗わず紙やすりで削ります。
消臭効果のあるレッドシダーの木の香りが減ってきた時も、表面を削ると良い香りが復活するのでおすすめ。
木製以外のシューキーパーも、プラスチック製などの洗えるものであれば定期的にお手入れをして清潔に使用しましょう。
シューキーパーの選び方
靴に合わないシューキーパーを使用すると変形させてしまうこともあるので、シューキーパーは自分の革靴に合ったものを選ぶことが重要。
材質の違いやサイズ、フォルムの選び方などを紹介するので、購入前に確認しておきましょう。
材質
- プラスチック製
プラスチック製のシューキーパーは比較的安価でお財布に優しいので、はじめてシューキーパーを買う方やたくさん欲しい方におすすめです。
吸湿や防臭の効果がないものがほとんどなので、革靴の湿気を乾燥させてから使用するとよいでしょう。
水洗いができるので衛生的。
軽量なので持ち運びしやすく、出張や旅行の際にもおすすめです。 -
木製
木製のシューキーパーは靴の形状補正だけでなく、木の特性から吸湿性に優れているので、靴の中をより早く乾燥させることができ、その後は湿度調節機能も期待できます。
また、経年劣化が少なく半永久的に使用できるのもメリット。
木製のシューキーパーを選ぶ際には、ニスが塗られていないレッドシダーという木を使用しているものがおすすめ。
レッドシダーは高い殺菌、抗菌、防臭効果が期待できるため、カビや革靴の嫌なにおいを防止することができます。
サイズとフォルム
シューキーパー選びで最も重要なのがサイズとフォルム。
大きすぎるシューキーパーは革靴の形を壊してしまう可能性があり、小さすぎるシューキーパーは皺伸ばしや形状維持効果は見込めません。
基本的には靴と同じサイズ、悩んだときは少し大きめのサイズを選ぶのがおすすめ。
フォルムは、履き皺の出やすい甲の高さと大きさに注目します。
近年の革靴はロングノーズや細身などデザインが多様であるため、シューキーパーもそれに対応させる必要があります。
自分の革靴のフォルムを把握し、甲の形状がぴったりと合うものを選ぶとよいでしょう。
通販で購入する際は、口コミもしっかりチェックしておくとシューキーパー選びに失敗しにくいのでおすすめです。
おすすめのシューキーパー10選
実際に探し始めるとさまざまな種類があるシューキーパー。
どれを購入すればいいか迷ってしまう方に、おすすめの商品を紹介します。
比較的安価なプラスチック製のもの、身近なブランドで手に入れやすいIKEAや無印良品のもの、プロもおすすめする有名ブランドのものまで幅広く揃えたので、選び方を参考にぴったりの物を探してみましょう。
ララウォーク (LaLa Walk) シューズキーパー
こちらは簡単にテンション(張力)の調整ができるので様々な靴に合わせやすく、はじめてシューズキーパーを購入する方にもおすすめのシューズキーパーです。
プラスチック製で値段も手頃なので、普段使いのスニーカー用や長期保管用にしても良いでしょう。
女性用サイズも展開されているので、パンプスやブーツなどにも使用できます。
- サイズ
- 男性用 24~30cm
- 女性用 21~26cm
- 材質 プラスチック
YRMS works シューキーパー メンズ
こちらは軽量でコンパクトに折りたためるので、旅行や出張への携帯に便利なプラスチック製のシューズキーパーです。
男性用フリーサイズですが、靴によっては女性用にも使えるでしょう。
非常に安価なので、とにかくたくさん購入したいという方にもおすすめです。
- サイズ 24~30cm(男性専用)
- 材質 プラスチック
コロンブス (COLUMBUS) ヤングキーパー シューキーパー
コロンブスは、靴磨きなどシューケア用品を扱うブランドです。
こちらのシューズキーパーはスプリングタイプなので、ネジ調節なしで簡単に靴のサイズを合わせることができ、楽に革靴の形を美しく保てます。
プラスチックでシンプルな形状なので、水拭きお手入れも可能。
シューキーパー自体のお手入れも簡単なので、やや面倒くさがりな方にもおすすめです。
- サイズ 24~30cm(男性用)
- 材質 プラスチック
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イケア (IKEA) OMSORG シューキーパー
安価でおしゃれな日用品が揃うイケア。
イケアのシューキーパーはやはり値段がお手頃なため大量購入が可能です。
シンプルなつくりで、ビジネスシューズだけでなくスニーカーなどにも対応できます。
大と小の2サイズがあるので、性別にとらわれず購入でき、家族が多い家庭にもおすすめ。
長さは長いですがバネが曲がるので、女性のパンプスや子供のローファーにも使えます。
- サイズ
- 大 長さ32cm 幅10cm 高さ4cm
- 小 長さ28cm 幅7cm 高さ3cm
- 材質 プラスチック
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クレッププロテクト (Crep Protect) クレッププロテクトツリー シューキーパー
こちらは英国発のシューケアブランド、クレッププロテクトのスニーカー向けシューキーパー。
他社製品に比べバネが非常にしなやかで挿入しやすく、先端部分はやわらかいベルベットを使用しているので靴の内部を傷つけません。
大切なスニーカーの型崩れを防ぎたい方におすすめのシューキーパーです。
- サイズ 22cm~31cm(男女兼用)
- 素地 ベルベット
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無印良品 (MUJI) レッドシダーシューキーパー
シンプルで使い勝手のいい生活用品が幅広い層に支持されている無印良品。
こちらの木製シューズキーパーは、防虫・消臭効果があると言われているレッドシダーを使用しています。
日本人の足に合いやすい甲高の形になっており、大と小の2サイズ展開。
木製シューズキーパーは高価な印象ですが、無印良品の木製シューキーパーは手を出しやすいお手頃価格。
全国に店舗を持っているので、実物を見て購入することができるのもおすすめポイントです。
- サイズ
- 23~25cm
- 25~28cm
- 材質 レッドシダー
コロニル (Collonil) シダーキーパー
ドイツのコロニル社は革製品ケア用品の世界的トップブランドです。
コロニルのシューキーパーで使用しているアロマティックシダーは芳ばしく心地よい香りが特徴的。
防臭・防湿効果が非常に優れています。
調節もしやすく価格も比較的安価なので、ブランド物のシューキーパーが欲しい方にもおすすめの木製シューキーパーです。
- サイズ
- S 24~25.5cm 甲の幅7.8~9.3cm 甲の高さ4.5cm
- M 26~27cm 甲の幅7.8~9.3cm 甲の高さ4.5cm
- L 27.5~30cm 甲の幅8.7~9.5cm 甲の高さ4.7cm
- 材質 レッドシダー(アロマティック)
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ロチェスター (ROCHESTER) シダーシュートゥリー 6011
1922年創業の老舗メーカーであるロチェスター。
米国の人気革靴ブランド「オールデン」の純正シューツリーを製作していることでも有名で、世界中に愛用者がいます。
選びぬかれたアロマティックシダーは吸湿性に優れ、爽やかな自然の木の香りが靴のにおいを中和してくれます。
大きめサイズにも対応しているので、足の大きい方にもおすすめです。
- サイズ
- S 24~25.5cm 甲の幅7.8~9.5cm 甲の高さ4.4cm
- M 26~27.5cm 甲の幅8.3~9.6cm 甲の高さ4.4cm
- L 28~29.5cm 甲の幅8.5~9.9cm 甲の高さ4.4cm
- 材質 レッドシダー(アロマティック)
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ディプロマット (Diplomat) シダーシューツリー ヨーロピアン(EURO)
ディプロマットシダーシューツリーヨーロピアンは、紳士靴など全体的に細身で踵の高くないフォルムの靴に最適なシューキーパーです。
木目が美しく香り豊かなアロマティックシダーを使用し、湿気を吸収すると共に、消臭にも効果的。
サイズ展開も豊富なので、自分の靴に合ったものを選びやすく、お気に入りの革靴の形状を美しくキープできます。
- サイズ
- 39 23.5~24cm 甲の幅8.7cm 甲の高さ5.5cm
- 40 24.5~25cm 甲の幅9.2cm 甲の高さ5.5cm
- 41 25.5cm 甲の幅9.2cm 甲の高さ5.5cm
- 42 26~26.5cm 甲の幅9.2cm 甲の高さ5.5cm
- 43 27~27.5cm 甲の幅9.5cm 甲の高さ5.8cm
- 材質 レッドシダー(アロマティック)
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グロッシーシュ (glossychoe) 木製シューキーパー レッドシダー
こちらもレッドシダーを使用したシューキーパー。
前後左右に微調整ができるので靴の型崩れをしっかりと防ぎ、吸湿・消臭も同時に行ってくれます。
幅広甲高なフォルムは日本製の革靴にもフィット。
価格は手頃でも素材や作りは本格的なので、コストパフォーマンスがよいと口コミでも高評価です。
- サイズ
- 38/39 24~25.5cm 甲の幅8cm 甲の高さ6cm
- 40/41 25.5~26.5cm 甲の幅8.5cm 甲の高さ6.3cm
- 42 27~27.5cm 甲の幅9cm 甲の高さ6.5cm
- 材質 レッドシダー(アロマティック)
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まとめ
いかがでしたか?
今回は革靴の型崩れを防ぎ、長く履き続けるために欠かせないアイテム、シューキーパーを紹介しました。
材質やサイズ、価格帯も様々なシューキーパーですが、自分の革靴に合ったものを選ぶことが重要です。
シューキーパー選びに失敗したくない方は、はじめは手に入れやすい安価なものから始め、慣れてきたらブランド物の長く使えるシューキーパーを購入するのも良いでしょう。
学生や社会人の方は、ぜひこの記事を参考にシューキーパーを取り入れて、型崩れなしの美しい革靴を履いてください。