個性的な雰囲気がおしゃれなモノトーンインテリアのレイアウト実例

モダンリビングなインテリアの写真
出典:ErikaWittlieb / Pixabay

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シンプルなインテリアテイストを代表する存在に、「モノトーン」があります。
白と黒を基本として構成されたスタイリッシュなインテリアは、時代や国、性別を問わず根強い人気を博し続けています。
しかし、いざ自分の部屋に取り入れようと思っても、ポイントを押さえておかないと失敗しやすいのがモノトーンインテリアです。
そこで今回は、個性的でセンスあふれるモノトーンインテリアを作るコツを、実例を用いながら紹介します。

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モノトーンインテリアについて

まずは、モノトーンインテリアについて簡単に紹介します。

モノトーンってどんなもの?

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Photo AC/

モノトーンは「単一の色調」という意味ですが、ファッションやインテリア業界では一般的に「無彩色」を指します。
言葉の意味として白と黒を指すものではありませんが、「白・黒・グレー」などの彩度の低い色のことをモノトーンと呼ぶ傾向があります。
そのため、「モノトーンインテリア」も、基本的にはその三色をベースとしたインテリアを表します。

メリット

モノトーンインテリアは白を基調にすることが多いため、「開放感のある空間」を作ることが出来ます。
また、モノトーンという色の制限があるおかげで、家具のカラーを迷うことが少なく「コーディネートしやすい」という点もあります。
同系色でまとめると家具や雑貨をたくさん置いてもごちゃごちゃした印象にならず、「すっきり片付いたおしゃれな部屋に見える」など、モノトーンインテリアのメリットは沢山あります。

デメリット

モノトーンインテリア3
Photo AC/

モノトーンインテリアは、メリットばかりでなくデメリットもあります。
まず、「小さな子供がいる家庭には不向き」のテイストです。
「色育」という言葉もあるように、子供の成長の過程には色による刺激が不可欠。
カラフルな色は子供の表現力や感受性にとてもよい影響を与えてくれるので、子供部屋だけはカラフルにするなど、小さな子供がいるけどモノトーンにこだわりたいという場合は少し工夫が必要になります。

もうひとつ、モノトーンインテリアのデメリットに「黒の配分の難しさ」があります。
黒の分量が多すぎると圧迫感のあり、落ち着かない空間にもなりかねません。
そのため、居心地のいい空間にするには、白と黒のバランスに気を付けましょう。

モノトーンインテリアのポイント

モノトーンインテリアは、単純に無彩色で統一すればいいというわけではありません。
どのようにすればモノトーンインテリアのレイアウトが上手くできるのか、そのポイントと注意点を紹介するので、ぜひ部屋をコーディネートするときの参考にしてみてください。

スタイル

一口にモノトーンインテリアといっても、スタイルによって印象はガラリと変わります。
たとえば、角が無い丸みを帯びた家具でまとめれば柔らかい雰囲気に。
反対に、角ばった硬質な印象を受ける物でまとめれば、硬派な男前インテリアに仕上げることも出来ます。
細かな雑貨やディスプレイによっても雰囲気は変わるので、細部にまで気を配ってイメージ通りのスタイルに仕上げると良いでしょう。

白と黒のバランス

モノトーンインテリア1
Photo AC/

モノトーンインテリアを作る上での基本的な感覚は、「白」をベースにして「黒」を足すという物です。
真っ白な画用紙に黒い鉛筆で絵を描くようなイメージでレイアウトを考えると、コーディネートがしやすいでしょう。
黒やグレーは空間を引き締めるためのアクセントだと思えば、うまくまとまります。

雑貨・ディスプレイ

モノトーンインテリアでどうしても付いてくるのが、「素朴であるがゆえ、少し物足りないような印象になってしまうこと」です。
そんなときは、サイズ違いのフォトフレームをいくつか飾ってみましょう。
空間にリズムが生まれ、物足りなさを補うことができます。
フレームやその他の雑貨の色もモノトーンで揃えれば、統一感を保ったままリズムやアクセントを加えられるのでおすすめです。

差し色の活用

基本のカラーの印象を保ったまま、アクセントとして取り入れる別系統の色のことを「差し色」と呼びます。
モノトーンインテリアの場合、元が無彩色であるため差し色はとても大きな効果を生みます。
差し色は鮮やかな色を使う場合が多いですが、淡い色を使うと優しい雰囲気になるので作りたい雰囲気で差し色のトーンを決めましょう。

スタイリッシュなモノトーンインテリア実例5選

ここからは、スタイリッシュな雰囲気が素敵なモノトーンインテリアのインテリア実例を紹介します。
モノトーンが本来持っているクールな印象を前面に出したインテリアに興味がある人は、こちらをコーディネートの参考にしてください。

高級感あふれるモダンリビング

空間が広いので、黒の面積は多くても圧迫感を感じさせない高級感溢れるモダンリビングです。
主役となるソファやテーブルを白にすることで、部屋に十分な明るさを出しています。
絨毯や壁などの広い面積に黒が使われていますが、だからといって家具を白ばかりにするのではなく、サイドテーブルなど小さな物は黒を選ぶことでバランスがよくなります。

広さを最大限活用したリビングダイニング

白を基調とした広々リビングダイニングは、アイテムを必要最小限に留めることで、モノトーンの特性が存分に発揮された、清潔感と開放感のあふれる雰囲気になります。
この実例では、テレビの黒も効果的に使ってモノトーンを表現。
無機質になりすぎないよう、絵画を壁に設置したり、木製の雑貨を置くなどの工夫もされています。

デザインで魅せるダイニング

モノトーンインテリア4
Photo AC/

つるりとした質感のテーブルに異なる2種類の椅子をコーディネートした、椅子のデザインで魅せるダイニングです。
このような大胆なコーディネートも、モノトーンインテリアならばスタイリッシュに決まります。
個性的なデザインの家具を置くときは、小物は少なめにすると、よりスマートな空間に。
テーブルにおしゃれな花瓶を置いたり、目立たない範囲でディスプレイアイテムを置いたりと、わずかなアイテムで個性を出しています。

壁面収納がアクセントのリビング

壁の黒色を効果的に使ったモノトーンリビングです。
床材に薄い色のフローリングを敷き詰めたリビングをモノトーンインテリアにコーディネートすると、どこかぼやけた印象になってしまいがち。
しかし、壁面収納や壁一面など、面積が広い部分に黒を使うことで空間が引き締まり、木目のやわらかな雰囲気とモノトーンの洗練された雰囲気が調和したおしゃれな空間に仕上げています。

あたたかみのあるモノトーンインテリア実例3選

木製の家具を上手く使えば、冷たく感じやすいモノトーンインテリアにあたたかさを出すことも出来ます。
ここでは、そんなあたたかみを感じるナチュラルなモノトーンインテリアの実例を紹介します。

木製家具でナチュラルカラーをプラス

棚やフローリング、ソファやクッションでナチュラルカラーを取り入れた、あたたかさを感じるモノトーンリビングです。
手前と奥でモノトーンとナチュラルを分け、雑多な雰囲気を回避。
木の質感やカラーを近いものにすることで、統一感のある空間を演出しています。
あくまで全体の印象としてはモノトーンのまま、自然の優しい雰囲気も強く感じられる実例です。

自然を感じられる北欧風のベッドルーム

木を思わせるナチュラルカラーのラグを敷いた、北欧風ベッドルームです。
足元にプラスしたナチュラルカラーと窓から差し込む光によって、モノトーンに統一されたベッドルームも一気に明るい雰囲気に。
さりげなくグリーンを添えて、自然のあたたかさが感じられるようにレイアウトしています。

ペンダントライトがアクセントのカウンター

無機質なカウンターテーブルの上に大きなペンダントライトを配置した、大胆なカウンターキッチンのレイアウト実例です。
直線的なデザインのモダンスタイルの中で、アクセントになるよう丸みを帯びた形を取り入れているのがポイント。
食事が美味しく見えるようコーディネートするのが好ましいキッチンやダイニングは、モノトーンにすると冷たい雰囲気になって会話も弾まないような空間になってしまいます。
しかし、このようにシェードが鮮やかなオレンジや黄色のペンダントライトをテーブルの上に設置すれば、モノトーンらしさはそのままに、暖色の光で食欲をそそるダイニングを作ることができます。

男前なモノトーンインテリア実例2選

無骨さが特徴の男前インテリアは、モノトーンとの相性が抜群。
ここからは、大人のかっこよさが光るモノトーンインテリアの実例を2つ紹介します。

アーティスティックな作業スペース

シャビーな外見が魅力的なテーブルやスチールの椅子など、飾り気のない家具を配置したアーティスティックな雰囲気が漂う作業スペースです。
インダストリアルインテリアとも呼べるような無骨な印象があり、集中できるような静寂に包まれています。
しかし、大小さまざまなアートフレームやポスターでリズムを作り、無機質になりすぎない男前な空間に仕上げています。

グリーン活かしたクールなリビング

落ち着いた色のグリーンを部屋中に取り入れた、クールなリビングです。
ダークブラウンのフローリングに鮮やかなグリーンを合わせると、ボタニカルな雰囲気が強くなってしまうので、このように落ち着いた色のグリーンを組み合わせて、モノトーンの持つクールな雰囲気をキープ。
クッションやテーブルのフレームなど、狭い範囲に黒を取り入れることで重苦しさを感じない、クールな男前リビングを演出しています。

差し色を加えたモノトーンインテリア実例6選

モノトーンインテリアに遊びを加えたいなら、差し色を加えてみましょう。
カラーによってさまざまな雰囲気が楽しめるので、これから紹介する実例を参考にコーディネートを楽しんでください。

暖色系を差し色に使ったリビング

赤やオレンジなどの暖色をアクセントにしたリビング実例です。
少しくすみがかったカラーを選ぶことで派手になりすぎず、明るくやさしい部屋を演出しています。
余白が気になる壁に大きめのアートパネルを飾り、ほかは小物でさりげなくあたたかみをプラス。
大きな窓から光が差し込む、解放感のあるリビングです。

差し色やデザインを統一した個性的ルーム

ビビッドな黄色と幾何学模様をバランスよく配置した、インパクトのあるレイアウト実例です。
黒い空間で最も視認性が高いのは黄色であるため、他のどの色を使った場合より鮮やかに見えて、ポップな印象に。
大胆な模様と相まって、個性的な空間になっています。
インパクトのあるモノトーンインテリアを作りたい場合は、何色か取り入れてバランスを取ったりせず、黄色一色でまとめるのも有効な手段です。

ホワイトベースに淡い差し色で優しい雰囲気に

パステルピンクのソファがフェミニンな雰囲気を演出する、女性らしいモノトーンルームのインテリア実例です。
白の量が多いので、馴染みやすいよう明度の高いパステルピンクを合わせています。
白やパステルカラーが多いとふんわりしすぎていまうので、ここに黒をプラスしてモノトーンのスタイリッシュな雰囲気もプラス。
ガーリーな雰囲気とモノトーンの雰囲気が合わさった、甘すぎないインテリアです。

グレーと水色のコントラストが映える部屋

白や黒ではなく、グレーを基調にしてもモノトーンインテリアは成立します。
こちらは、そんなグレーを基調としたモノクロ写真のような色の無いインテリアに鮮やかなブルーで彩りを
加えたリビングの実例です。
古めかしい見た目が素敵なシャビーの家具を主役にすると、どうしても質素で暗い雰囲気になってしまいます。
しかし、ここに静寂や爽やかさと感じられるブルーを取り入れることで、インテリアの雰囲気を壊さずに華やかさを加えられています。

日当たりの良さが差し色を際立たせる部屋

ややダークな雰囲気を感じるモノトーンリビングの実例です。
大きな窓があって日当たりがいいので、差し色に暗い色を使っても暗くなりすぎず、落ち着けるリビングを演出しています。
もっとグリーンの量を増やすと、ダークな印象が和らぐので爽やかなモノトーンインテリアにしたい人におすすめです。

赤×黒×白のモダンなベッドルーム

赤、白、黒をバランスよく配置した、モダンスタイルのベッドルームです。
床から左に壁を黒、天井から右の壁を白、間に赤を配置していますが、馴染むように別の場所にも小物で色を置いています。
暖色の照明と赤は相性が良く、高級なバーやホテルのような雰囲気を出すことができるので、ムードある夜を過ごせそうなモノトーンのベッドルームを作りたい人におすすめです。

まとめ

いかがでしたか?
モノトーンインテリアは、うっかりすると無難で個性がない空間になりかねません。
しかし、ポイントを押さえることで、おしゃれに仕上げることは出来ます。

白、黒、グレーだけでまとめ、慣れてきたら差し色を取り入れるなど、段階を踏んでインテリアをレベルアップさせられるのも、モノトーンインテリアの魅力の一つ。
はじめは、あまり難しく考えず、基本的なポイントをしっかり踏まえてコーディネートを楽しんでみましょう。

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※本記事はIECOLLECTION編集部の調査結果に基づいて作成しています。

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