ヤモリの出る家はゴキブリがいるかも! 家の中で放置してもいい? 追い出し方も
ヤモリは益獣で、縁起が良い生き物だと聞いたことがある人も多いのでは。
ヤモリが益獣とされる理由は、何を食べるのかを知ると納得がいくかもしれません。
今回は、そんなヤモリが出る家の特徴、なぜ家の中に出るのか、ヤモリを寄せ付けない方法や退治の仕方など、さまざまな情報を紹介します。
もし見失うことがあっても、焦らず対処できるようになるでしょう。
【家に出た】ヤモリってどんな生き物?
ヤモリは、本州、四国、九州に生息しており、寒い地域では見られることが少ないです。
人の住む地域で見かけることも多い夜行性の生物です。
夜になると、よく窓にぴったりとくっついているヤモリを目にすることがあります。
ヤモリの足の裏には、非常に細かい毛が生えており、これが壁や窓の表面の凹凸に引っかかり張り付くことを可能にしています。
粘着液などを分泌しているわけではないので、ヤモリが通った後に汚れが残る心配はありません。
窓や外壁にヤモリが張り付いていたり、家の中にヤモリがいるのを見つけ、驚いた経験がある人も多いかもしれません。
ヤモリが怖い人は、ヤモリの出る家の特徴や何を食べるのか、家の中でヤモリを見つけたときの対策、追い出し方などを知っておくと安心です。
【益虫?何を食べる?】ヤモリの特徴を解説
ヤモリが苦手な人は見た目で敬遠しがちですが、ヤモリは「家守」という呼び名があるほど、家の守り神や縁起が良い生き物とされることもあります。
ゴキブリや蛾などの虫を食べるという特徴があり、益獣として扱われています。
何を食べるか知っていると見方も変わるかもしれません。
ヤモリは臆病な生き物で、人間に対して攻撃することはなく、家の中で見つけても、放置しておいても特に問題ありません。
【なぜ?】ヤモリの出る家の特徴とは
ヤモリが家に出たことがある人、家の中でよく遭遇する人は、なぜなのかと疑問に思うこともあるでしょう。
ヤモリの出る家にはどんな特徴があるのでしょうか。
虫が多い
ヤモリの出る家の特徴のひとつに、虫が多いことがあげられます。
家の中に入っているヤモリはクモや蛾などの餌を探しています。
庭がある家や、住まいの周辺に自然が多い家、不衛生な環境で餌となる虫が多いと、結果的にヤモリの出る家の特徴に合致してしまいます。
ゴキブリがいる可能性
ヤモリが食べる餌にはさまざまなものがありますが、そのうちのひとつがゴキブリです。
ゴキブリを食べるため、益獣であるとも言えますが、言い換えると、ヤモリが家に出たことがある人は、ゴキブリが家の中いる可能性があると言えるでしょう。
隙間があいている
ヤモリは、隠れ家を求める特徴があります。
壁の隙間や屋根裏部屋、庭の石や木の隙間などを好みます。
ヤモリは隠れ家を求めて、家のさまざまな隙間から家の中に侵入します。
家に侵入経路になる隙間がないかチェックしてみましょう。
温度や湿度が高い
ヤモリの出る家の特徴として、ヤモリが過ごしやすい温度や湿度が整っていることも挙げられます。
ヤモリは変温動物なので低温では過ごしづらく、乾燥は脱皮不全の原因になります。
温度や湿度が高めの家は、ヤモリが過ごしやすい環境が整っていると言えます。
夜遅くまで照明がついている
ヤモリに遭遇するのが、なぜか夜ばかりなのかと疑問に思う人もいるかもしれません。
ヤモリは夜間付いている照明に集まる蛾や小さな昆虫を目指して、家の周りに寄ってきている可能性があります。
家の中に出たヤモリは放置してもいい?
ヤモリが家に出たとき、放置しても良いのか迷いませんか。
ヤモリはゴキブリや蛾などを食べる益獣なので、基本的には放置して大丈夫です。
しかし、ヤモリに似た毒を持つイモリと勘違いしたり、繁殖して増える、ヤモリのふんで家が汚れるなどのデメリットも。
見つけたら追い出すことをおすすめします。
【ふんに注意】ヤモリがいることのデメリット
家の中に出たヤモリをなぜ追い出すほうが良いかは、ふんの問題があります。
ゴキブリや虫を食べるヤモリのふんは、乾燥すると白く固まります。
家の中でふんをすると、あちらこちらが汚れて不衛生です。
ふんは、アレルギーや喘息の原因になる可能性もあります。
ヤモリは益獣ですがデメリットもあり、家に出たら追い出すのが賢明でしょう。
【退治】ヤモリの追い出し方
ヤモリが家に出たら、どうすれ良いのでしょうか。
ヤモリの出る家に悩む人は退治の仕方を覚えておくと安心です。
家に出たヤモリの追い出し方を紹介します。
紙などに乗せる
ヤモリは害がある動物ではありませんが、毒のあるイモリと間違って触ってしまっては危険です。
安全のためにも、直接触らず退治しましょう。
ヤモリが怖くない人は、紙や棒などにヤモリを乗せて、外へ出す追い出し方がおすすめです。
ペットボトルを使う
ペットボトルがあれば、簡単にヤモリが退治できます。
ペットボトルの先端をカットしヤモリにかぶせ、ヤモリがペットボトルに移ったら、そのままペットボトルごと外に出します。
外でペットボトルからなかなか出てくれなくても、そのまま庭先などに放置しておくと、自然に外に出てくれます。
道具を使う
道具を使った追い出し方もあります。
ヤモリは殺虫剤でも退治できますが、縁起の良い益獣という点からも、殺さない追い出し方を知っておくと安心です。
ヤモリの出る家に住む人は、ヤモリ退治用に殺さず捕獲できる以下で紹介する道具などを用意しておくと便利です。
高芝ギムネ製作所 虫虫ゲッター ロング No.M-05
殺さずヤモリを捕獲!長い柄でヤモリが怖い人でも安心
長い柄の先にヤモリを捕まえる毛先が付いた、殺さずに退治できる道具です。
毛先の開閉は手元で操作でき、柄が長く、ヤモリに近づかなくても使える特徴も。
赤ちゃんやペットがいる家庭で、安全にできる追い出し方を探す人にもおすすめです。
ゴキブリや蜘蛛にも使えます。
- サイズ 長さ105cm 高さ14.5cm 高さ6cm
- 重量 187g
ヤモリを見失うとどうなる?
家に出たヤモリを捕獲しようとしても、ヤモリを見失うことがあります。
ヤモリは臆病な生き物で、物音でもすぐに隠れてしまいます。
ヤモリを見失うと、近くに隠れていることが多くありますが、人に大きな害を与える生き物ではないため、そのまま放置し、次に見つけたときに捕獲すれば大丈夫です。
ヤモリを寄せ付けない方法
ヤモリの出る家は、ヤモリを寄せ付けない対策をしておきましょう。
特にアレルギーや喘息などでふんが気になる人は、日ごろから寄せ付けない対策しておくことが大切です。
隙間をふさぐ
アレルギーや喘息などでふん害が気になる人は、家の中にヤモリを寄せ付けない対策が必要です。
隙間を放置しているとヤモリが侵入し、繁殖したりふん害が出やすくなります。
ヤモリの侵入ルートをさがして、寄せ付けない対策を講じておきましょう。
槌屋ティスコ (Tsco) すき間モヘアシール
貼るだけなので簡単!隙間をふさいでヤモリを寄せ付けない
ドアやサッシに貼って隙間をなくすテープです。
貼るだけなので、誰でも設置できます。ヤモリがなぜ家の中に入るかというのは、家の中にヤモリが食べる餌があるためです。
虫対策と同時にヤモリを寄せ付けないよう、隙間に対策を講じておくと効果的です。
- サイズ 幅6mm 高さ6mm 長さ2m
ヤモリのえさとなる虫が集まらないようにする
ヤモリが何を食べるかを知っておくことも、ヤモリを寄せ付けない対策をする上でヒントになります。
ヤモリは家に集まる虫を食べるため、家の中に侵入したり窓で待ち伏せしたりします。
日頃から餌になる虫が集まらないように対策しておくことが大切です。
蚊取り線香を使う
ヤモリがなぜ家に集まるかは、餌になる虫がいるためです。
虫を減らすことは、ヤモリを寄せ付けないことに繋がります。
蚊取り線香なら、ヤモリが侵入しやすい玄関先や庭先でも使いやすくておすすめ。
蚊取り線香に含まれる成分はヤモリにとっても嫌なものであり、直接的な効果も期待できます。
児玉兄弟商会 富士錦 森林香 黄色 30巻入り
厚みのある線香で煙の量が圧倒的!広範囲に効果を発揮
線香の厚みがあるため、煙の量が多いのが特徴で、放置しておくだけで広範囲に効果を発揮してくれます。
野外専用品のため、軒先や窓下、庭などでの使用がおすすめ。
効果的に虫を減らして、ヤモリを寄せ付けたくない人に最適です。
まとめ
ヤモリがなぜ家の周囲にいるのかは、餌になる虫がいるためです。
虫を退治したり侵入経路を防ぐことで、ヤモリを家に寄せ付けないようにできます。
しかし、ヤモリは人に直接危害をくわえることがなく虫を食べる益獣なので、もし見失うことがあっても、問題があるわけではありません。
寄せ付けない方法や追い出し方の知識を身に付け、上手に付き合っていきたいものです。