猫用こたつおすすめ9選 人間用こたつのつけっぱなしは低温やけどの危険も

こたつで丸くなる猫の姿は冬の風物詩。
しかし、つけっぱなしにした人間用のこたつで猫が長時間過ごすことは、低温やけどや目の病気などの危険があり、飼い主による注意や管理が必要です。
そこで今回は、人間用のこたつを使う時の危険性や注意点とともに、安心して使える猫用・ペット用こたつのおすすめ商品を紹介。
選び方のポイントや電気代についても解説します。

猫がこたつを好む理由

猫は元来、獲物を狙うため、また猫より強くて大きい動物から隠れるために身を潜める習性があります。
そのため、暗くて狭いこたつは猫にとって絶好の隠れ場所なのです。
また、猫の祖先は砂漠地帯に住んでおり、平熱は37°C~39°Cと人間より高いため、被毛していても寒さには弱い動物。
被毛があるため人間より温度の感じ方が鈍く、一度こたつに潜り込んだら長時間入りっぱなしということもあります。

猫に人間用こたつは危険! つけっぱなしに注意

猫は人間と違って自分でこたつの温度を調節するなどリスク管理ができないため、つけっぱなしは危険です。
猫がつけっぱなしの人間のこたつを使うことで、低温やけどや熱中症にかかる危険性について解説します。

低温やけど

触れても熱さを感じない程度の温度に長時間触れることによって起こる低温やけど。
猫の平熱は人間より高めの38°C程度で、皮膚も厚く体毛に覆われているため、人間よりも熱さを感じにくくなっています。
つけっぱなしのこたつで、気づかずに長時間過ごすことで低温やけどにつながる可能性があるため注意が必要です。

脱水症状・熱中症

こたつ内部の温度は弱設定で35~40°C、強設定だと60°C以上にもなるといわれています。
猫の体温は人間より高く、また人間と違ってこたつに全身をもぐりこませるため、熱中症にかかる恐れも。
熱中症にかかると体の水分が奪われ、脱水症状にもなりやすく、つけっぱなしの人間用のこたつに長時間入っているときは注意が必要です。

酸欠や一酸化炭素中毒

四方を掛布団で覆われ密閉に近いつけっぱなしのこたつの中は、猫が長時間もぐって眠り込んでしまうと酸欠のリスクが高くなります。
特に高齢猫や体調が悪い猫は、気づかずに酸欠状態になることもあるため、こまめに注意してあげることが大切。
また、炭を使用する堀りごたつの中では、一酸化炭素中毒になる危険性もあります。

火災や感電

猫が電気コードをかじってしまうと、断線による火災や、猫が感電死する危険があります。
好奇心の強い猫の他、生え変わりの時期で歯がむずがゆい生後3~6ヶ月くらいの子猫は、電気コードを噛んでしまうため対策が必要。
電気コードはプラスチックカバーやスパイラルチューブでカバーしましょう。
苦み成分が入ったペット用の商品もあります。

赤外線による目の病気

人間用のこたつは赤外線を使用していますが、猫の目は赤外線を浴び続けると白内障のリスクが高まります。
猫はこたつに全身でもぐりこむため注意が必要。
ペットの目にやさしい遠赤外線を使用したこたつがおすすめです。

猫用こたつ・ペット用こたつのメリット

人間用こたつは温かいけれど猫にとっては低温やけどなどのリスクもあるため、猫用こたつ・ペット用こたつがおすすめです。
猫用こたつ・ペット用こたつを使うメリットを紹介します。

安全への配慮がなされている

人間用こたつはヒーターがむき出しになっている商品もありますが、猫用はフラットで、熱源部分が体に触れないように設計されています。
そのため、肉球や鼻など被毛以外の部分が触れても安全です。
他にもコードに噛みつき防止対策が施されていたり、猫が出入りしやすいよう掛布団が工夫されたりと、安全に配慮されています。

こまめな温度調節が不要

人間用のこたつはこまめな温度調節が必要ですが、猫用こたつは約30°Cと猫にとっての適温に設定されているので、調節不要で快適に過ごせます。
低温やけどや熱中症、脱水症状のリスクも軽減されるので、安心して猫に使わせることができます。
体温調節が苦手な子猫や高齢の猫に使わせる場合も、猫用こたつが安心です。

電気代が安く抑えられる

猫用こたつはサイズが小さいため、消費電力が低いのも魅力。
人間用のこたつの消費電力が約300W~500Wであるのに対し、猫用には約18Wの商品もあります。
そのため、つけっぱなしでも電気代が安く抑えられ経済的です。

部屋が狭くても置ける

猫用こたつは体の小さい猫用に設計されており、サイズは人間用の約半分程度の大きさで、部屋が狭くても無理なく置くことができます。
小さめサイズは暗くて狭い場所を好む猫にもぴったりです。
また人間用と違ってこたつにもぐりこむ猫用には、敷布団のスペースを確保する必要もありません。

猫用こたつの選び方

猫用こたつ・ペット用こたつを選ぶ時のポイントを紹介します。
猫の年齢や大きさ、設置する部屋のインテリアなども考慮して選びましょう。

サイズで選ぶ

猫用こたつは人間用こたつより軽量でコンパクトですが、置き場所に合うサイズかどうか、事前に確認することが大切。
大きい猫や多頭飼いの場合は、大きめサイズを展開しているメーカーもあるのでチェックして適したサイズを選びましょう。

おしゃれさにこだわる

猫用コタツはコンパクトでも存在感はあるので、インテリアに合うデザインを選びたいものです。
天板が天然木のものはどんな部屋にもなじみます。
こたつ布団の素材やデザインもおしゃれな商品が多数展開されているので、好みに応じて選びましょう。

手入れのしやすさや方法を確認

猫はふかふかした排泄物を隠しやすい場所をトイレとして認識する習性があり、病気やストレスなどが原因で、こたつに粗相をしてしまうことがあります。
清潔で快適な環境を整えてあげるためにも、布団やマットが洗えるかなど、猫用こたつの手入れのしやすさも確認しましょう。

ペットハウスやペットベッドもおすすめ

こたつ型以外にも、ドーム型で保温機能が付いたペットハウス型やペット用ベッドもおすすめです。
猫が好きな「狭い」「薄暗い」「暖かい」といった条件を満たしつつ、酸欠や中毒の心配も軽減されます。
様子をチェックしやすいのもうれしいポイントです。

猫用こたつのおすすめ9選

マルカンなどペット用品メーカーから展開されているおすすめの猫用こたつ・ペット用こたつを紹介。
ドギーマンの「ねこの夢こたつ」をはじめとした注目商品やベッド型・ペットハウス型など、幅広く紹介します。

大川家具 国産猫こたつ2点セット ネコこたつ ヒノキ材NEKO-KOTASTU

5色から選べるヒノキの天板がおしゃれな猫用こたつと掛布団セット

インテリアに合わせて5色から選べる、丸い天板がおしゃれな猫用こたつと掛布団のセットです。
本体には国産ひのき、布団は国産のオックス生地、塗装も安全仕様のオイル塗料を使用しています。
掛布団には開口部を設けているので、猫が出入りしやすく、酸欠や熱くなりすぎるのを防げます。

• 外形寸法 幅50cm 奥行50cm 高さ25cm
• 材質 ヒノキ材、オックス生地

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栄和装工 栗の木 天然オイル仕上げ ねこたつ nekotatsu01

インテリアになじむ、コンパクトでナチュラルな栗の木製の猫用こたつ

天板直径が35cmとコンパクトで、狭い部屋にも置ける猫用こたつです。
こたつの下には直径30cmサイズのペット用ヒーターが収まります。
天板にはナチュラルな国産杉材を使用し、インテリアになじんでおしゃれ。
掛布団の布団の裾にはボタンが付いており、めくって留めれば出入口を確保できます。
猫用こたつですが、犬をはじめとしたペット用こたつとしても使えます。

• 外形寸法 幅35cm 奥行35cm 高さ23cm~25cm
• 重量 3kg
• 材質 天然熊本産栗材

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プラタ (PLATA) ぽかぽかあったか 犬猫用こたつ スリット窓付き 10013795

中も天板も温かい、スリット窓付きで安心な犬猫用こたつ

こたつの中央温度が約30°Cと猫や犬に適温の犬猫用こたつです。
中はもちろん、天板上も温まります。
柔らかいキルティング素材の掛布団は出入りしやすく、中を確認しやすいスリット窓付き。
中間スイッチ付きなので、オン/オフも簡単。
コードは噛みつき防止のためカバーされていて安心。
1日8時間使用しても電気代は約4.3円と経済的なところもうれしいポイントです。

• 外形寸法
  • こたつ 幅45cm 奥行33cm 高さ30cm
  • ふとん 幅126cm 奥行126cm
• 材質
  • こたつ ポリプロピレン、ABS
  • ふとん ポリエステル
• 消費電力 20W

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ペティオ (Petio) 犬猫用ヒーター カラダ全体をあたためるペットのための電気こたつ

抗菌防臭加工で手洗い可能、2種類の温度が選べるペット用こたつ

天板も温かく、多頭飼いにもうれしいPetioの猫用こたつです。
ヒーターはフラットで広く、全体をゆっくり温めます。
表裏をひっくり返すことで2種類の温度を選ぶことができ、ヒーター単体でも使用が可能。
サークルの壁にも取り付けられます。
ヒーター部分は水拭きでき、抗菌防臭加工された布団とマットのキルティングとファー部分も手洗いできるため、清潔に使えます。

• 外形寸法
  • こたつ 幅46cm 奥行34cm 高さ32cm
  • ふとん 幅130cm 奥行120cm
• 材質
  • こたつ ポリプロピレン、ABS
  • ふとん ポリエステル

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ペティオ (Petio) カラダ全体をあたためるペットのための電気こたつ 抗菌防臭生地 三角柄

おしゃれな三角柄デザインと手入れしやすさが魅力のペット用こたつ

Petioのペット用こたつから、インテリアのアクセントにもぴったりなカラフルな三角柄のタイプを紹介。
こちらもヒーターの表裏をひっくり返せば、二種類の温度を選ぶことが可能です。
こたつ布団やマットは抗菌加工されており、手洗い可能なところもうれしいポイント。
布団には出入りしやすく、中を確認しやすいスリット窓付きです。

• 外形寸法
  • こたつ 幅46cm 奥行34cm 高さ32cm
  • ふとん 幅130cm 奥行120cm
• 材質
  • こたつ ポリプロピレン、ABS
  • ふとん ポリエステル

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マルカン (MARUKAN) 遠赤外線 にゃんこの和みこたつL CT-544

大きめサイズで多頭飼いにもおすすめ、遠赤外線の猫用こたつ

遠赤外線効果で体の芯からじんわり温まる、猫の目にもやさしいマルカンの猫用こたつです。
大きめのLサイズで、多頭飼いにもおすすめ。
ワイヤーでペットの出入口を自由に作れます。
便利な中間スイッチや、コンセント回りがすっきりするL字型プラグ付き。
ふとんとマットは手洗いでき、清潔に使えます。
コードは金属チューブで覆われているので、安心です。

• 外形寸法 幅50.5cm 奥行40.5cm 高さ36cm
• 材質
  • こたつ ABS
  • ふとん ポリエステル
• 消費電力 35W

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ドギーマンハヤシ キャティーマン (CattyMan) 遠赤外線 ねこの夢こたつ

遠赤外線で猫が快適な適温をキープ、中も上も温かいペット用こたつ

遠赤外線でぽかぽかじんわり、猫にやさしい約31°Cをキープする、ドギーマンのねこの夢こたつです。
掛布団の天井部分もあたたかいボア生地を使用し、掛け布団と敷きマットは手洗い、本体は水拭きで手入れも可能。
コードにはかじりに強い金属ラセン管を使用。
敷きマットにはすべり止め、布団には固定用のひも付きで、こたつの形もきれいに保てます。

• 外形寸法 幅45cm 奥行33cm 高さ30cm
• 材質 ポリプロピレン、ABS、ポリエステル
• 消費電力 18W

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プラタ (PLATA) ヒーター付き 猫ふとん Mサイズ ペット布団 pt-pf01m

USB給電式、レトロでかわいく経済的なヒーター付き猫ふとん

レトロでかわいい、ヒーター付きの猫ふとんです。
布団の下のUSBヒーターマットが、猫の適温30°Cを保ってくれます。
寝袋型なので布団がはがれず、猫をすっぽり包んで温かさをキープ。
底面のすべり止めとかわいい枕付き。
USB給電式なので、スマホのアダプターやモバイルバッテリーでも使用できます。
1日8時間使用で電気代は約1円と経済的です。

• 外形寸法 幅40cm 奥行55cm
• 材質 オックスフォードクロス、ポリエステル、不織布
• 消費電力 5W

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サンコー (THANKO) 冷温ヒーター付きペットハウス アニマルカプセルホテル BR-PPH21W

床の冷温ヒーターで冬は暖かく、夏は涼しいペット用カプセルホテル

冬は温かく、夏は涼しく過ごせる、ペット用カプセルホテル型を紹介。
14°Cから40°Cまで温度調節が可能。
ペルチェ素子という半導体を使用した床部が、ひんやりとあったかの両方を実現。
空間自体を冷暖する機能はないので、エアコンとの併用がおすすめです。
冷却時はファンの音がするため、音に敏感なペットには数日間慣らしが必要な場合もあります。

• 外形寸法 幅45cm 奥行35.5cm 高さ32cm
• 材質 ABS、PE、アルミニウム
• 消費電力 20W

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まとめ

猫用こたつ・ペット用こたつは猫が好きな「狭い」「薄暗い」「暖かい」といった条件を満たしつつ、低温やけどや熱中症、脱水症状の危険を軽減する安心・安全設計が魅力です。
今回は人間用こたつを猫が使うリスクを解説した上で、猫用・ペット用こたつのおすすめ紹介品や選び方を紹介しました。
猫に暖かく快適で安全な居場所を作ってあげたい人は、ぜひ参考にしてください。