古着の匂いの取り方 古着がくさいのはなぜ? 汚れの落とし方やクリーニング方法も

フリーマーケットに出された古着の写真
出典:Pixabay

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古着は好きだけどくさいのが苦手という人は多いはず。
そもそもなぜ古着はくさいのでしょうか。
今回は、古着がなぜくさいのか、原因とともに匂いの取り方について紹介します。
シミなどの汚れの落とし方やクリーニングに出す時のポイントもまとめました。
なぜ古着はくさいのか気になる人、気持ちよく着るための洗い方を知りたい人はぜひ参考にしてください。

目次

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古い服はなぜくさい?独特のカビ臭い原因は?

古い服はなぜくさいのか。
その理由はさまざまで、カビ臭い場合もあれば、古着屋の匂いがついている場合もあります。
なぜくさいのか、その原因を詳しく解説していきます。

前の持ち主の皮脂や汗、体臭

古着は前の持ち主が着用していたものがほとんど。
そのため、皮脂や汗の汚れ、体臭などが染みついて、古い服ならではのくさい匂いになります。
カビ臭いと感じるかもしれません。
ほかにも、ペットがいたり煙草を吸っていたりする人の古着であればやはりくさいと感じるでしょう。

古着屋の匂い

古着屋の匂いが古着についてしまって気になる場合もあります。
古着屋では、古い服についた皮脂や体臭を軽減するためにお香を焚いている店も少なくありません。
そのお香の匂いが古着についてしまって、独特の古着屋の匂いがする場合もあります。

防虫剤

古着を前の持ち主が保管していた時や、古着屋が倉庫で管理していた時に防虫剤を使っていることがあります。
その防虫剤の匂いが古い服に付着してくさいと感じることもあるでしょう。

古い服には埃汚れが付着しているケースも少なくありません。
新品の洋服は製造後にビニール袋に入れられることがほとんどですが、古着はそのまま倉庫で管理されることが多く、埃をかぶりやすいです。
繊維の奥に入り込んだ埃汚れの匂いをくさいと感じることもあるでしょう。

クリーニングの石油系溶剤

古着に石油のような匂いがついているなら、クリーニングに出した時の石油系溶剤が原因でしょう。
ドライクリーニングした時に石油系溶剤が使われるので、水洗いできない古着にそのような匂いがついている場合があります。

古着の匂いの取り方・消す方法

古着がなぜくさいのかわかったら、匂いを消す方法を試してみましょう。
洗濯前に重曹やクエン酸につけおきする取り方や、スチームアイロンを使った匂いの落とし方もあるので、古着の種類にあわせて試してください。

自宅の洗濯機で洗濯

古着のくさい匂いが気になるなら、自宅の洗濯機で洗って匂いを消す方法を試してみましょう
洗濯表示通りの洗い方で問題ありません。
何度か繰り返して洗っているうちに、カビ臭い古着も自分に馴染みある匂いへと変わっていくはずです。

重曹

古い服についた汗や皮脂などは酸性汚れなので、弱アルカリ性である重曹を使って中和すると臭い取りができます。
落とし方はぬるま湯に重曹を溶かし、古着を30分~1時間ほどつけおきするだけ。
あとは普通に洗濯します。
重曹を使った匂いの落とし方は色落ちするおそれがあるため、濃い色の服には使わないようにしましょう。

酢・クエン酸

煙草や尿などによるアルカリ汚れの匂いの取り方として、酢やクエン酸を使って匂いを消すのがおすすめ。
酢やクエン酸は酸性なので、アルカリ汚れを中和することで臭い取りができます。
落とし方は重曹と同じで、クエン酸を溶かしたぬるま湯につけおきしてから洗濯します。
匂いの原因となる汚れの種類を判別し、重曹かクエン酸どちらが臭い取りに適しているか使い分けることが大切です。

オキシクリーンなどを溶かしたお湯

オキシクリーンなどの酸素系漂白剤は重曹よりも強いアルカリ性なので、カビ臭い古着などの汚れもしっかり落として、臭い取りに役立ちます。
匂いの取り方は重曹などと同様につけおきです。
オキシクリーンを溶かしたお湯に古着をつけおきしてから普通に洗濯します。
ただし、6時間以上つけると服が傷むので注意。
液体より粉末の酸素系漂白剤の方が臭い取り効果も高いですが、洗浄力が強いのでウールや絹の服には使わないでください。

スチームアイロン

コートなど気軽に洗濯できない古着には、スチームアイロンを使った匂いの落とし方もあります。
高温のスチームによって古着を殺菌し、蒸気と一緒に匂いを飛ばす効果が期待できます。
煙草くさい匂いの時にもおすすめの落とし方です。

古着の匂いを取るアイテム

古着の匂いを取る時に役立つおすすめアイテムを紹介します。
古着屋の匂いやカビ臭い匂いなど、どんな匂いを消すのかにあわせて選びましょう。

レック (LEC) 激落ちくん 重曹 粉末 C01083

つけおきによる臭い取りのほかにもさまざまな汚れ落としに役立つ重曹

古着屋の匂いなどがついていたら、重曹を使ったつけおきの洗い方がおすすめです。
こちらの重曹は1kgとたっぷり入っているので、古着の臭い取りのほかにいろいろな汚れ落としに役立ちます。
また湿気取りにも使えるので、古着の収納場所に重曹を瓶に入れて置けば、カビ臭い時の対策にもなるでしょう。

  • 外形寸法 幅18cm 奥行2.5cm 高さ23cm
  • 成分 炭酸水素ナトリウム
  • 容量 1000g
楽天市場で見る319円 amazonで見る309円 Yahoo!ショッピングで見る303円

シャボン玉石けん (Shabondama Soap Co.) クエン酸 2250

煙草くさい古着の臭い取りや水垢汚れ落としに使えるクエン酸

こちらは粉末のクエン酸です。
煙草くさい古着の匂いの取り方として、酸性のクエン酸が役立ちます。
クエン酸を溶かしたぬるま湯につけおきしてから洗濯するだけなので落とし方も簡単です。
ほかにも、水垢汚れやトイレの黄ばみ汚れなどを落とす時に使えます。

  • 成分 クエン酸
  • 容量 300g
楽天市場で見る550円 amazonで見る925円 Yahoo!ショッピングで見る420円

グラフィコ (GRAPHICO) オキシクリーン

古い服がカビ臭い時の臭い取りにも役立つ粉末酸素系漂白剤

粉末酸素系漂白剤のオキシクリーンです。
皮脂などの酸性汚れを落とすのに役立つので、古着屋の匂いを消す時にもおすすめ。
重曹よりも強力な洗浄力を持つため、古い服がカビ臭い時にもつけおき洗いが役立つでしょう。
汗による黄ばみ汚れや泥汚れなど、いろいろな汚れの取り方ができるので常備しておくと便利です。

  • 成分 過炭酸ナトリウム(酸素系)、アルカリ剤(炭酸ナトリウム)
  • 容量 1.5g
楽天市場で見る1,450円 amazonで見る1,418円 Yahoo!ショッピングで見る527円

パナソニック (Panasonic) 衣類スチーマー NI-FS790

古着をハンガーに掛けたままシワや臭い取りができる衣類スチーマー

パナソニック製の衣類スチーマー。
コートのような洗濯できない古着は、スチームを当てる脱臭方法が有効です。
服をハンガーに掛けたままスチームを当てることで、シワ・臭い取りをすることができます。
防虫剤など古着屋の匂いが気になる時にも役立つでしょう。

  • 外形寸法 幅8cm 奥行16.5cm 高さ13cm
  • 電源 100V
  • 消費電力 950W
  • 重量
    • 本体 690g
    • 収納時 765g(スタンド:75g込み)
楽天市場で見る12,700円 amazonで見る13,112円 Yahoo!ショッピングで見る12,358円

コートなどの洗えない古着の臭い取りは?

コートのように、自宅で洗えない古着も少なくありません。
そこで、洗濯しにくい古着の匂いの取り方について紹介します。

天日干しをする

天日干しによる匂いの落とし方は、手軽かつコートにも対応できるのでおすすめ。
紫外線には殺菌効果があるため、カビ臭い古着にも効果的です。
ただし、濃い色のものや、ウール・絹などの天然繊維を使ったコートは傷みやすいので、日陰に干すようにしましょう。

消臭スプレーを使う

洋服用の消臭スプレーを使ったコートの匂いの落とし方です。
香りをプラスするものよりも、無臭タイプで除菌力の高い消臭スプレーを選ぶのがおすすめ。
汚れによる菌を抑えて、匂いを軽減してくれます。
お香など古着屋の匂いがついているコートにも有効です。

クリーニングに出す

自宅で洗えない古着がくさい時は、クリーニングに出すと安心です。
基本のクリーニングコースでも汚れ・臭い取りにはなりますが、カビ臭いなど特にくさい場合は、消臭コースなどのオプションをつけるのもおすすめです。
コートの種類によってできるかどうか異なるので、クリーニング店で相談すると安心です。

クリーニングに出せる古着の種類は?

基本的にはほとんどの古着をクリーニングに出すことが可能です。
特に、水洗い不可の洗濯表示があるものは、自宅での洗い方だと色褪せたり縮んだりしてしまう恐れがあるので、クリーニングに出しましょう。
またハイブランドやヴィンテージの古着、コート類はデリケートな素材も多く、自分で洗うと傷む心配があるので、クリーニングに出すのが安心です。

古着に付く汚れの特徴

古着についた汚れには、食べこぼしや汗、皮脂、マジックのインクや泥汚れなどが考えられます。
こうした汚れは古着のためどれも汚れてから時間が経過しており、落としにくくなっているのが難点です。
その汚れも大きく分類すると、汗や醤油ハネなどによる水性汚れ、皮脂や化粧品、ソースなどによる油性汚れ、泥や塗料などによる特殊な汚れの3タイプがあります。

古着の汚れの落とし方

古着についた汚れは水性汚れと油性汚れとで洗い方が異なります。
それぞれの汚れの取り方を解説していくので、汚れの種類に合わせて試してみてください。

水性の汚れ

汗による汚れや醤油のシミなどは水性汚れです。
水性汚れの洗い方は、まず汚れの部分をお湯で濡らし、重曹と液体の酸素系漂白剤を1:1の割合で混ぜてペースト状にしたものを塗り込みます。
1時間ほど置いたあと通常通り洗濯機で洗いましょう。
汚れが薄くなったけど落ち切っていない場合は、同じ工程を繰り返すことできれいになるはずです。

油性の汚れ

化粧品や皮脂、料理のソースなど油分を含んだ油性汚れは、水性汚れとは洗い方が少し異なります。
油性汚れの場合は、クレンジングオイルを先に使うのがおすすめ。
汚れの部分をお湯で濡らしてからクレンジングオイルを垂らし、歯ブラシでこすります。
そのあとは水性汚れの洗い方と同様に、重曹と液体の酸素系漂白剤を混ぜたペーストを塗って1時間置き、通常通り洗濯しましょう。

古着の洗い方

古着は年季の入ったものが多く、洗濯によってダメージを受けやすい特徴があります。
そのため、自宅で洗濯する場合は傷みが少なくなるような洗い方をすることが大切です。
洗濯機で洗う場合は必ず洗濯ネットを使い、ほかの洗濯物との摩擦でダメージを受けないようにしましょう。
また、色落ちを防ぐためにもおしゃれ着用の中性洗剤を使うと安心。
型崩れ防止にも役立ちます。

古着を洗う時の注意点

古着を洗う時は、洗濯表示を必ず確認しましょう。
水洗いできない素材などはクリーニングに出す必要があります。
洗濯洗剤はアルカリ性で汚れ落ちがいい分、生地も傷みやすいので、自宅で洗う場合は中性洗剤を使用してください。
また、洗濯機に衣類を入れすぎると洗濯物同士の摩擦で傷むため、洗濯量は6割程度に抑えるのがおすすめです。

まとめ

古着がなぜくさいのか、その原因と匂いの取り方、汚れの落とし方について紹介しました。
古い服には汗や皮脂による匂いが残っていたり、古着屋の匂いが染みついていたりすることが多いです。
たとえカビ臭い古い服でも、正しい落とし方なら匂いを取ることができます。
匂いをすっきりさせるには、重曹などでつけおきする、古い汚れをしっかり落とすことが大切。
古着の匂いが気になる人は、ぜひ紹介した方法を試してみてください。

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※本記事はIECOLLECTION編集部の調査結果に基づいて作成しています。

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