タオルのピンク汚れ・赤くなる原因 落ちない場合は捨てるべき? 落とし方も
タオルがいつの間にか赤くなる、ピンク汚れになっている時があります。
赤くなる原因がわからず、捨てるしかないと諦めている人もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、タオルのピンク汚れ・赤くなる原因について詳しく解説。
雑菌によるピンク汚れのほか、なかなか落ちない日焼け止めと塩素系漂白剤のピンク汚れの落とし方も紹介します。
タオルのピンク汚れの原因は?
タオルのピンク汚れ・赤くなる原因はなんなのでしょうか。
実は、タオルが赤くなる原因はひとつだけではありません。
雑菌の繁殖
タオルのピンク汚れ・赤くなる原因は、雑菌が繁殖しているからかもしれません。
ロドトルラというピンク色の酵母菌が付着することでタオルが赤くなるのです。
特に洗面所など水場に置いているタオルは、菌が湿気をエサに繁殖してピンク汚れになります。
塩素系漂白剤と日焼け止めが反応
タオルのピンク汚れの原因として、塩素系漂白剤と日焼け止めが反応していることも考えられます。
日焼け止めの紫外線吸収剤が、塩素系漂白剤の成分と反応して赤くなるのです。
タオルをハイターなどの塩素系漂白剤につけた後、突然ピンクに変色した場合は日焼け止めが原因です。
他の衣類からの色移り
タオルが赤くなる原因としては、他の衣類からの色移りがあるかもしれません。
白いタオルと、新品の赤やピンク系の服を一緒に洗ってしまうと色移りしてしまうことも。
また、新品でなくとも濡れた状態の服とタオルを一緒に洗って色移りすることもあります。
捨てる前に! ピンク汚れの落とし方
ピンク汚れは、原因によって落とし方が異なります。
洗剤で洗っても落ちないからと捨てる前に、ピンク汚れの落とし方をチェックしましょう。
重曹水で煮沸
雑菌によるピンク汚れには、重曹水で煮沸する落とし方がおすすめです。
鍋に重曹水とタオルを入れ、弱火で30分ほど煮沸してください。
ただし熱に弱い素材もあるため、綿100%素材のタオル以外の煮洗いは控えましょう。
濃縮洗剤でもみ洗い
洗濯機で落ちない、日焼け止めと塩素系漂白剤のピンク汚れを発見したら、できるだけ早く対応しましょう。
濃縮洗剤やクレンジング剤でもみ洗いして、日焼け止めの油分を分解する落とし方を試してください。
一度では落ちにくいので、根気強く洗うことが大切です。
オキシクリーンでつけ置き
タオルに雑菌によるピンク汚れが付着してしまったら、酸素系漂白剤のオキシクリーンでつけ置きする落とし方もおすすめです。
漂白剤でもオキシクリーンなら布へのダメージが少なく、色柄もののタオルの汚れもすっきりきれいにできます。
ハイターでつけ置き
日焼け止めがついていないタオルに限りますが、塩素系漂白剤のハイターでつけ置きする落とし方もあります。
特に、白物のタオルなら塩素系漂白剤の方がきれいに脱色できておすすめ。
ハイターなど塩素系漂白剤は、ピンク色の色移りにも対応しています。
落ちない場合は捨てることも
どんなに洗ってもピンク汚れが落ちない場合は、タオルを捨てることも考えましょう。
タオルを長く使っていると、ピンク汚れだけでなく劣化も目立ってきます。
ピンク汚れはしぶとく、簡単に落ちないこともあるため、代わりがあるなら思い切って捨てるのもおすすめです。
タオルが赤くなるのを防ぐには
タオルが赤くなるのを防ぐにはどうすればよいのでしょうか。
タオルを長くきれいに使いたいなら、日頃の使い方も重要です。
湿気を避けて保管する
タオルをきれいに使いたいなら、湿気を避けて保管するのが大切です。
湿気が溜まりやすい脱衣所に置くよりは、通気性がよく湿気の少ない場所に保管するのがおすすめ。
また防湿剤などを使うのも、ピンク汚れをつけないポイントです。
使用後は早めに乾燥させる
タオル使用後は早めに乾燥させるようにしましょう。
使い終わったフェイスタオルやバスタオルは重ならないようにかけて、風通しのよい場所で乾燥させます。
また乾燥後は、できるだけ早く洗剤で洗濯するのがおすすめです。
定期的につけ置きする
白いタオルならハイターで、色柄ものならオキシクリーンでのつけ置きを定期的に行います。
洗剤では落ちない汚れがどんどん溜まっていくので、リセットする意味で定期的につけ置きするのがおすすめ。
ハイターやオキシクリーンでのつけ置き以外に、ピンク汚れ予防として重曹水で煮沸してもよいでしょう。
洗濯機を掃除する
タオルにつくピンク汚れや赤くなるのを防ぐために、洗濯機を掃除することも重要です。
洗濯機自体が汚れていると、洗っても洗ってもタオルに雑菌がついてしまい、皮脂をエサにどんどん繁殖します。
洗濯槽は月1回程度洗い、清潔な状態を保ちましょう。
タオルのピンク汚れを落とすおすすめアイテム
タオルのピンク汚れを落とすおすすめアイテムを紹介します。
落ちないからと捨てる前に、重曹やオキシクリーンなどの洗剤を使った洗い方を試してみてください。
ニチガ (NICHIGA) 国産重曹 1kg 東ソー製 食品添加物
重曹水で煮沸することで、ピンク汚れの原因になる雑菌をしっかり除去できる
ニチガの国産重曹は、そのまま飲むことができる食品添加物グレード。
調理用の鍋でタオルを煮沸したあとも、安心して料理に鍋を使えます。
重曹は煮沸消毒以外に、気になるキッチンの油汚れなど掃除にも便利に使えるのでおすすめです。
- 内容量 1000g
花王 (kao) アタックZERO 大サイズ 本体 580g
抗菌、ウイルス除去、洗濯槽のカビまで防ぐおすすめの濃縮洗剤
アタック液体史上最高の清潔力を誇る、花王のアタックZEROです。
落ちにくい汚れや気になるにおいなどをしっかり除去してくれるので、普段使いにもぴったり。
塩素系漂白剤と日焼け止めの反応によるピンク汚れにもおすすめです。
- 内容量 580g
オキシクリーン (OXICLEAN) オキシクリーン 1500g
黄ばみや汗じみ、血液などもきれいにしてくれる酸素系漂白剤
オキシクリーンは、白いタオルだけでなく色柄もののタオルにも使える酸素系漂白剤。
雑菌によるピンク汚れを落としたい時、つけ置きするのにおすすめです。
1500gと内容量は多めに感じますが、洗濯以外にも食器の茶渋落としや、お風呂掃除などさまざなな使い道があります。
- 内容量 1500g
花王 (kao) ハイター 衣料用漂白剤 1500ml
白いタオルや衣類を本来の色に戻してくれる塩素系漂白剤
花王のハイターは、木綿や麻、ポリエステルといった素材に使える塩素系漂白剤。
白いタオルをきれいに漂白・除菌することができるため、ピンク汚れを落としたい時に便利です。
水に対して少量希釈してつけ置きするタイプなので、一本で長期間使えます。
- 内容量 1500ml
まとめ
ここまで、タオルのピンク汚れの原因と落とし方を解説。
おすすめの濃縮洗剤やハイター、オキシクリーンといった漂白剤も紹介しました。
タオルはできるだけ湿気のないところで保管し、濡れたらすぐに乾かしましょう。
また、定期的に洗濯機本体の汚れなどを落とす、つけ置きや煮沸でタオルの繊維にとどまる汚れを落とすのも大切です。