ブックスキャナー9選 本を裁断しない非破壊式や自動めくり機能付きもおすすめ
ブックスキャナーがあれば、本をスキャンしてデータ化、すなわち自炊することが可能。
大量の本の収納場所に困ったときに便利なアイテムです。
しかしブックスキャナーには自動めくりなどさまざまな機能を備えたものがあり、選び方に迷ってしまうことも。
そこで今回はブックスキャナーのおすすめを紹介。
本を裁断しないブックスキャナーや自作についても解説します。
ブックスキャナーは据え置きが便利?
本をスキャンしてデータにできるブックスキャナーには据え置き型とハンディ型のものがあります。
本の全てのページをスキャンするには据え置き型がおすすめ。
据え置きのブックスキャナーには、ページを分解してスピーディーにスキャンできるシートフィード型などがあります。
ほかには本を裁断しない非破壊式のフラットベッド型や、スキャンが手軽にできるオーバーヘッド型も。
また、据え置き型の中にはページの自動めくり機能を搭載した業務用モデルもあります。
自分に合った機能かどうかチェックしましょう。
据え置き型ブックスキャナの選び方
ブックスキャナーの選び方について解説します。
本を裁断しない非破壊タイプや自動めくり機能など、どんな種類があるのかチェックしましょう。
裁断しない非破壊のスキャナーなら本を傷つけない
スキャンするために本を裁断しなければならないスキャナーも多々あります。
大切な本を裁断しないでスキャンしたい人には、非破壊タイプのブックスキャナーがおすすめ。
フラットベッド型とオーバーヘッド型は本のままスキャンができる非破壊タイプです。
しかし1ページごとに読み込むため作業時間がかかったり、影が映ったりといったデメリットもあります。
対応サイズを確認
ブックスキャナーを選ぶときは対応サイズも確認が必要です。
いざスキャナーを買ってサイズが合わなかったということもしばしば。
文庫本などはA4サイズ対応で十分ですが、雑誌や絵本をスキャンしたいときはA3サイズに対応した大きいものを選びましょう。
自動めくり機能など付加機能にこだわる
ブックスキャナーにはスキャン以外にもさまざまな機能があります。
画像のゆがみが補正できるものや手が写ってしまったときに消せるもの、自動めくり機能などが充実。
業務用に多く搭載されている自動めくり機能は、ページを自動でめくるため手間がかからないのがメリットです。
軽めのものなら持ち運びしやすい
ブックスキャナーの本体重量は製品によって異なります。
軽量なものなら持ち運びしやすいので、仕事先で必要な場合にも対応が可能。
また自宅で使う場合でも収納場所へ楽に出し入れできるので、ブックスキャナーを出しっぱなしにしたくない人にもおすすめです。
価格が安くコスパが良いものを選ぶ
ブックスキャナーでスキャンした画像の精度にこだわらなければ、価格が安いものもおすすめです。
精度が高いものほど高価格になる傾向がありますが、中には低価格でも機能に優れたコスパのいいモデルも。
どの程度の性能が必要か考えながら価格をチェックしましょう。
読み取りセンサーの種類や解像度もチェック
ブックスキャナの読み取りセンサーは2種類に分かれ、読み取りが早くて精度の高いCCDと小型で低価格なCISがあります。
精度の高さは解像度を確認することで判断でき、解像度の数値が高いほど精密なスキャンが可能。
文字のみのスキャンなら300dpi、写真などもスキャンするなら600dpiほどあると安心です。
ニーズに合った保存形式かどうか
ブックスキャナは製品によって保存できるファイル形式が異なります。
一般的な保存形式はPDFファイルですが、中にはWordやExcelファイルにできるものも。
スキャンしたデータの使い方に適した保存形式であるかチェックしておきましょう。
本のスキャン速度にも注目
本をスキャンするときの速度はブックスキャナの種類によってさまざまです。
本を裁断して読み込むシートフィード型は高速でのスキャンが可能。
非破壊タイプならページをめくる手間を考えると、オーバーヘッド型の方が読み取り速度が速いです。
スキャンしたい本が多い場合は、作業時間がかかることも考えてなるべく早くスキャンができるものを選びましょう。
ブックスキャナーは自作も可能?
ブックスキャナは自作することも可能です。
自作スキャナーには、スマホで本を読み取ってデータにするタイプなどがあります。
本をスキャンする頻度が少ない人や、低価格で抑えたいという人は自作のブックスキャナを検討してもいいかもしれません。
また据え置きタイプのブックスキャナを置くスペースがない場合も、自作ならコンパクトなものを用意できるでしょう。
シートフィード型ブックスキャナーおすすめ
エプソン(EPSON) スキャナー DS-571W
エプソンのブックスキャナーは、シンプルな操作性が特徴の無線LAN接続、USB接続対応モデル。
シートフィード型なので本をスキャンする場合は裁断が必要です。
1分あたりに最大35枚の読み取りが可能で、異なるサイズの原稿もスキャナーが自動で判別してくれます。
またガラス汚れ検知機能もついており、汚れが原因による縦筋対策もばっちり。
本以外にもさまざまな使い道ができるのは嬉しいポイントです。
- 外形寸法
- トレー収納時 幅29.6cm 奥行16.9cm 高さ17.6cm
- トレー全開時 幅29.6cm 奥行61cm 高さ31.9cm
- 最大対応サイズ A4
- 重量 4.54kg
- センサーの種類 カラーCIS
- 解像度 300dpi
- スキャン速度 約35~70枚/分
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富士通 (FUJITSU) ScanSnap iX1500 FI-IX1500
ScanSnapシリーズのiX1500モデルはタッチパネル搭載で操作しやすいのが特徴です。
読み取り設定をアイコンに登録しておけるので、スキャンするときもスムーズに行えます。
また読み取ったデータの整理も簡単。
シンプルなホワイトの本体デザインはインテリアにもなじみやすく、普段から頻繁にスキャンする人におすすめです。
- 外形寸法
- トレー収納時 幅29.2cm 奥行16.1cm 高さ15.2cm
- トレー全開時 幅29.2cm 奥行49.4cm 高さ29.3cm
- 最大対応サイズ A3
- 重量 3.4kg
- センサーの種類 カラーCIS
- 解像度 600dpi
- スキャン速度 8枚~30枚/分
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富士通 (FUJITSU) ScanSnap iX1600 FI-IX1600
ScanSnapのiX1600モデルはiX1500の後継モデルです。
1分当たりに最大40枚のスキャンが可能に。
同じ速度のiX1400はUSB接続専用モデルとなっていることと、タッチパネルがないのが異なるポイント。
iX1600ではWi-Fi接続も可能で、クラウドに直接連携ができるためスキャンしたデータをクラウドへ自動保存できます。
スキャンからデータの整理まで便利にできるフラッグシップモデルです。
- 外形寸法
- トレー収納時 幅29.2cm 奥行16.1cm 高さ15.2cm
- トレー全開時 幅29.2cm 奥行49.4cm 高さ29.3cm
- 最大対応サイズ A3
- 重量 3.4kg
- センサーの種類 カラーCIS
- 解像度 600dpi
- スキャン速度 10枚~40枚/分
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オーバーヘッド型ブックスキャナーおすすめ
サンワダイレクト (SANWA DIRECT) スタンドスキャナー 400-CAM073
こちらは1800万画素の高画質が特徴の、オーバーヘッド型ブックスキャナー。
高精度のスキャナが欲しい人におすすめです。
専用ソフトを使えばゆがみ補正などもできるので、読みやすいデータとして保存できます。
PDFやJPEGファイルのほか、WordやExcelのテキストデータとしても保存が可能。
自動連続撮影モードではページをめくると自動でカウントダウンが始まるので、ページ数が多いときも楽に作業できます。
- 外形寸法
- 折りたたみ時 幅8.5cm 奥行7.5cm 高さ35.5cm
- 展開時 幅8.5cm 奥行26.6cm 高さ33.5cm
- 最大対応サイズ A3
- 重量 0.7kg
- センサーの種類 CMOS
- 解像度 4912dpi
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iOCHOW ドキュメントスキャナー S3
本や立体物まで、置くだけでスキャンできるスタンド型スキャナー。
スキャン時は、専用のマットの上に資料などを置くだけと手軽なのもポイントです。
また最大A3まで対応しているので、マットの上に複数枚、資料を用意してすることも可能。
自動トリミングやテキスト化など、さまざまな機能が揃っているので、高機能なスタンドスキャナーを探している人におすすめです。
- 外形寸法 幅8.5cm 奥行7cm 高さ36.1cm
- 最大対応サイズ A3
- 重量 0.75kg
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シーザー (CZUR) シャインウルトラ プロ (Shine Ultra Pro) ブックスキャナー
A3サイズに対応しているシーザーのブックスキャナー。
すっきりした見た目のオーバーヘッド型で、分厚い本を読み取りたい人におすすめのタイプです。
最大で2400万画素の高解像度でスキャンできるため、カラー写真などを高画質でデータ化したい場合にも最適。
また、手元の本をモニターに映しながら、テキストを入力したり、画面上で線を引いたりすることもできます。
- 外形寸法
- 折りたたみ時 幅15.8cm 奥行11.7cm 高さ33.5cm
- 展開時 幅15.8cm 奥行33.0cm 高さ33.5~41cm
- 最大対応サイズ A3
- 重量 1kg
- センサーの種類 CMOS
- 解像度 320dpi(A3)、440dpi(A4)
- スキャン速度 60枚/分
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フラットベッド型ブックスキャナーおすすめ
キャノン (CANON) CanoScan LiDE 400
こちらはキャノン製のフラットベッド型ブックスキャナー。
CISセンサーの低価格なモデルで、軽量かつコンパクトなのがメリットです。
省スペースに収納でき立てた状態でスキャンすることもできるので、デスクの上にもぴったり。
スキャンしたPDFファイルにはテキストデータも添付されるため、キーワードによる検索ができ本の内容を調べたいときに便利です。
- 外形寸法 幅25cm 奥行36.7cm 高さ4.2cm
- 最大対応サイズ A4
- 重量 1.7kg
- センサーの種類 CIS
- 解像度 25dpi~19200dpi
- スキャン速度 1.7msec~25.4msec/line
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エプソン (EPSON) スキャナー GT-X830
こちらはエプソンのフラットベッド型ブックスキャナー。
CCDセンサー搭載のモデルで、色の再現力が高いのが特徴です。
カラーの画像もノイズを抑え、高精細なデータを保存できます。
写真集や絵本など、カラーの画質にこだわってスキャンしたい場合におすすめです。
LEDライトを2つの方向から当てることでページのしわによる影を抑え、クリアにスキャンできるのも嬉しいポイント。
- 外形寸法 幅28cm 奥行48.5cm 高さ11.8cm
- 最大対応サイズ A4
- 重量 4.1kg
- センサーの種類 α-Hyper CCD II オンチップマイクロレンズ付12ラインカラーCCD
- 解像度 50dpi~6400dpi、9600dpi、12800dpi
- 保存形式 JPEG、TIFF、Multi-TIFF、BMP(WindowsRのみ)、PICT(Macintoshのみ)、PDF
- スキャン速度 1.8msec~21.3msec/line
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サンワダイレクト (SANWA DIRECT) A3対応スキャナー 400-SCN057
こちらはA3サイズもスキャンできる、フラットベッド型のスキャナーです。
本を裁断しない非破壊タイプなので、A4サイズの雑誌なども見開きの状態でスキャンできます。
分厚い本もスキャンしやすいように可動式カバーを搭載することで、約2.4cmの厚さまで挟むことが可能に。
シンプルなボタンで操作ができるので、本を押さえる場合でも簡単にスキャンできます。
- 外形寸法 幅56.5cm 奥行39.4cm 高さ5.4cm
- 最大対応サイズ A3
- 重量 4.3kg
- センサーの種類 CIS
- 解像度 1200dpi
- 保存形式 BMP、PNG、JPEG、PDF、TIF、Multi-page PDF、Multi-TIFF
- スキャン速度 8秒/ページ
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まとめ
今回は本の内容をスキャンしてデータ化、自炊するブックスキャナーを紹介しました。
ブックスキャナーは種類によってメリットやデメリットが異なり、価格もさまざま。
自動めくり機能などさまざまな便利機能を搭載したモデルもあり、価格を抑えたい場合は自作も可能です。
どれくらいの冊数をスキャンしたいのか、精度はどの程度がいいのかなどを考えながら選びましょう。