炭や灰はどうするの? 火鉢の使い方 通販で買えるインテリアやめだかの飼育におすすめの火鉢、ミニ火鉢も紹介
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火鉢は暖房や湯沸かしなどに使われる器具で、昔はどの家庭にも必ずあった冬の道具です。
現在はガスコンロなどが普及して必需品ではなくなりましたが、インテリアや骨董品として今なお注目を集めています。
火鉢は火おこしの他に、めだかや金魚の飼育鉢としても使いやすく、インスタグラムなどでおしゃれな火鉢をよく見かけます。
和モダンや北欧インテリアとの相性も良いので、気軽に取り入れられておしゃれな空間が作れます。
この記事では、本来の火鉢の使い方に加え、通販で買えるめだかや金魚の飼育鉢、インテリアとしてもおしゃれな火鉢、ミニ火鉢など様々なおすすめ火鉢を紹介します。
火鉢が気になっている人は、ぜひこの機会にお気に入りを探してみてください。
おしゃれな暖房 火鉢とは
火鉢は陶磁器や金属、木材などでできた暖房器具で、その中に灰や炭を入れて燃焼させ、暖をとったり鉄瓶でお湯を沸かしたりするのが本来の使い方です。
部屋を完全に暖めることはできませんが、火鉢があるだけで温もりを感じられます。
火鉢は素材によって、いくつかの種類があります。
木製火鉢は表面に蒔絵が施されていたり引き出しがついているなど、面白い工夫や様々なデザインがあります。
陶器製火鉢は、低コストで大量生産できるので、馴染みがある人もいるかもしれません。
表面に鮮やかな絵付けや装飾が施されているものも多く、デザインを楽しめる火鉢の種類です。
金属製は鉄製、銅製、真鍮製などで、繊細で美しい装飾が施されているものが多く、骨董品やアンティーク好きな人におすすめです。
火鉢では練炭は使えない
火をおこす方法として、練炭を使う方法もありますが、普通の火鉢では練炭は使えません。
練炭を使うには、練炭専用の練炭火鉢が必要です。
(画像のものが練炭火鉢です。)
普通の火鉢や七輪で練炭を使おうとすると、大量の一酸化炭素が発生したり不完全燃焼を起こすことがあるので危険です。
一酸化炭素は人体に有害で、最悪の場合、一酸化炭素中毒で死に至ることもあるので、必ず練炭専用の火鉢を使いましょう。
また、火鉢や七輪など道具の種類に関係なく、炭火を扱う際は必ず換気が必要です。
昔の日本家屋は風通しがよく、空気の通り道がありましたが、現代の住宅は密閉性が高いので、常に換気扇はONにして、窓を開けておくようにしましょう。
灰や火箸、灰ならしなど炭以外に必要なもの
火鉢には炭以外にも必要な道具や小物があります。
・灰…炭から火鉢本体への熱伝導を抑制する。 炭にかけて消火する。
・火箸…炭をつまむ金属製の箸。 鉄、銅、真鍮製がある。
・灰ならし…灰の表面をならすためのヘラ。 歯がついていて日本庭園のような文様を描く楽しみもある。
・火おこし鍋…炭を入れて着火するための鍋。
また、あると便利な火鉢道具は、インテリアとしても非常に絵になります。
・五徳…鉄瓶を載せる。
・鉄瓶…お湯を沸かす。
・火消し壺…炭を入れて空気を遮断し、火を消す。
火鉢の使い方
次に、火鉢の使い方を紹介します。
基本的には炭に火をつけて火鉢に入れるだけの作業ですが、コツを押さえないとうまく火がつきません。
注意すべき点もあるので、しっかりと手順通りに行いましょう。
火おこしの方法
まず火おこし鍋に炭を立てて入れます。
火力は中火~弱火で、約5分火にかけつづけていると、炭の端が白くなってきます。
約10分後には炭の1/3ほどが徐々に赤く光ってきますので、火鉢に炭を移します。
火おこし中は必ず換気を行いましょう。
窓や扉を開けたり、換気扇を回したりして、空気がとどまらないように循環させることが大切です。
また、炭に楽に火をつけたいからと言って、カセットコンロを使ってはいけません。
炭と同時にボンベも過熱され、爆発するおそれがあるので絶対に使わないようにしましょう。
炭の置き方
火箸を使って、赤くなった炭を火鉢へ移します。
この時、灰が入っていない火鉢に火のついた炭を入れると、木製の火鉢が燃えたり、陶器製の火鉢にはひびが入る場合があるので、必ず灰をくべてから炭を入れてください。
灰の量の目安は火鉢の上面から6~8cmほどが最適です。
炭を置く際は、間隔を詰めすぎず程よい空間をつくりましょう。空気が通りやすくなり、燃焼を助けてくれます。
炭を置きすぎると空気の通り道が少なくなるので、燃え加減を見ながら徐々に足していきましょう。
お湯の沸かし方
火鉢でお湯を沸かす時は、灰の中に五徳を置き鉄瓶を乗せます。
五徳を置くことで鉄瓶に均等に火があたり、お湯を沸かせます。
鉄瓶と五徳はインテリアとしても楽しめ、おしゃれなデザインのものが多くあります。
鉄瓶で沸かしたお湯で淹れたお茶はまろやかで甘みがあるので、ぜひ火鉢と鉄瓶でお湯を沸かしてお茶を味わってみましょう。
使い終わりには
火の消し方は、主に二通りあります。
火鉢のそばを離れる時などは、炭全体を覆うように灰をたっぷりとかけることで火を消せます。
また大きい炭に火を点けて灰をかけておくと、灰の下で朝まで燃え続けるので、寝ている間部屋を暖かく保てて、翌朝すぐに火鉢が使えます。
完全に火を消したい場合は、火消し壺に炭を移すと自然に火が消えていきます。
消した炭は火種として再利用可能で、次に火鉢を使う時にすばやく火を起こせます。
火鉢で金魚やめだかを飼うのもおしゃれ
火鉢は暖房としてだけでなく、金魚やめだかの飼育鉢にも適しています。
インスタグラムなどでは、おしゃれな火鉢でビオトープを楽しんでいる人も多く見られます。
金魚やめだかを飼う以外にも、睡蓮などの植物の育成にもおすすめです。
一般的な水槽と同じように砂利や水草、カルキを抜いた水を入れれば、立派な水槽になります。
火鉢を飼育鉢に使用する場合は、重さに注意が必要です。
火鉢自体が重く、小石や水を入れるとさらに重量が増すので、火鉢を置く場所を決めてから、水や小石などを入れて、飼育環境を整えましょう。
通販で買えるインテリア雑貨としても魅力的な火鉢
それでは、通販で買えるおすすめ火鉢を紹介していきます。
インテリア雑貨としても魅力的なデザインが多いので、暖房以外の使い方として、めだか・金魚の飼育鉢やプランターなど色々な用途で使ってみてください。
火鉢 信楽焼 生子
伝統色ながら洋風のインテリアにも合うシンプルでおしゃれな火鉢
こちらは、信楽焼の生子火鉢です。
伝統色であるシンプルで鮮やかな濃紺の美しさは、ナチュラルな北欧インテリアや和モダンインテリア、白を基調としたインテリアとの相性も抜群です。
インテリアとして部屋に飾っても、金魚やめだかの鉢としても映えます。
少ない炭で熱を伝えられるので、ローコストでありながら、寒い日に手足を温めるのに重宝します。
- 外形寸法
- 10号 直径30cm 高さ22cm
- 11号 直径33cm 高さ25cm
- 13号 直径39cm 高さ27cm
- 15号 直径45cm 高さ29cm
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火鉢 信楽焼 白砂火鉢
飼育鉢や睡蓮鉢にしたい、昔ながらの味わい深い火鉢
こちらも信楽焼伝統の火鉢で、表情豊かな土の質感を存分に出した風合いが特徴です。
五徳と鉄瓶を使ってお湯を沸かせば、部屋の暖房と加湿が1度に叶います。
火鉢としてはもちろん、植物を植えるプランターや睡蓮鉢、飼育鉢にも最適で、風情があります。
上から眺めれば、炭火の煌々と燃える美しさや花の成長、めだかや金魚の動きが感じられ、味わい深い時間を満喫できるでしょう。
- 外形寸法
- 10号 直径30cm 高さ22cm
- 11号 直径33cm 高さ25cm
- 13号 直径39cm 高さ27cm
- 15号 直径45cm 高さ29cm
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火鉢セット 信楽焼
冬の暖房として使いたい、光の当たり加減で表情が変わる火鉢セット
こちらの信楽焼火鉢は、見る角度や光の当たり加減で表情の変わる深い色合いが魅力です。
専用の五徳、火箸、灰、焼杉台付きなので、はじめて火鉢に挑戦する人におすすめ。
インテリアとして玄関や庭に飾ったり、飼育鉢やプランターに使っても渋くておしゃれです。
網を載せて餅を焼いたり、煮物などの調理に使ってもおいしく出来あがります。
- 外形寸法 直径30.5cm 高さ21cm
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火鉢 水鉢 蛸唐草
伝統模様である蛸唐草が全面に描かれた日本らしい火鉢
こちらの和モダンな火鉢は、染付けの絵が美しい、蛸唐草模様が魅力です。
白地に鮮やかな青が映え、窓辺や卓上にインテリアとして飾っても、プランターカバーにしてもおしゃれです。
両手に収まるスープボウルほどのコンパクトさで、高級感がありながらも非常に手頃な価格。
本格的な火鉢は値段が高くて購入を悩んでいるという人におすすめです。
- 外形寸法
- ミニミニ 直径13cm 高さ10cm
- ミニ 直径20cm 高さ14cm
- 深火鉢 直径21cm 高さ20cm
火鉢 水鉢 黄底
雑貨のように和モダンな雰囲気がおしゃれなかわいい火鉢
こちらは黄色に藍色の花模様が鮮やかできれいな和モダン火鉢です。
アンティーク感がありつつとても明るく、どんなテイストの部屋にも合います。
ミニサイズと大サイズがあるので、暖房代わりの卓上火鉢やプランター、鉢カバー、飼育鉢など、自分に合った用途で使えます。
水鉢として睡蓮や浮草を浮かべて庭のインテリアにしたり、窓辺で観葉植物を育ててもきれいです。
- 外形寸法
- 小 直径13cm 高さ10cm
- 大 直径19cm 高さ14.5cm
火鉢 金魚鉢 見守り猫
金魚鉢を猫がのぞいているようなデザインのかわいいミニ火鉢
火鉢の枠に中を覗き込んでいる猫がついているかわいらしいミニ火鉢です。
めだかや金魚を育てたり、グリーンを入れた火鉢を、猫が見守っている姿が愛らしくて癒されます。
ワインや冷酒のボトルを入れてクーラーとして食卓に飾るのもおすすめです。
アンティーク感がありつつもカジュアルでかわいいので、プレゼントにも喜ばれるでしょう。
- 外形寸法 幅26cm高さ15cm
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増田屋桐の箱火鉢
火鉢やテーブルとして年中長く使える桐製の箱火鉢
こちらは桐製の箱型火鉢です。
釘やビスなどは使わず、木材のみで組まれていて、温度の変化に強いのが特徴。
また炉にはステンレスを採用しているので、錆びにくく長く使えます。
小物が入れられる引き出しが付いていたり、未使用時にふたを閉めてテーブル代わりに使えるなど、使い勝手の良さもおすすめポイントです。
網を載せて干物を焼いたり、五徳に鉄瓶を載せてお湯を沸かしても様になる、和の空間にぴったりの火鉢です。
- 外形寸法 幅32cm 高さ29cm
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まとめ
火鉢は通販でも気軽に手に入りおしゃれなものが多いので、インテリアとしてもおすすめのアイテムです。
部屋全体を暖める暖房ほどの機能はありませんが、お湯を沸かしたり手を温めることができ、火鉢の存在自体が空間を温かい雰囲気にしてくれます。
めだか・金魚などの飼育鉢やプランターなどにも使えて、使用用途が幅広いのも魅力です。
換気など使い方には注意しながら、火鉢を生活に取り入れて、おしゃれなスローライフを楽しんでみましょう。