洗濯機の下にキャスターはおすすめしない? デメリットや置き台との違いを解説
洗濯機の底上げをする置き台は、一般的なタイプのほかにキャスター付きもあります。
一見、とても便利に使えるキャスタータイプの置き台ですが、実はデメリットもあるのです。
この記事では、洗濯機下の底上げ台にキャスターがおすすめしない、必要ないと言われる理由を解説。
またふんばるマンなど、買って後悔しないおすすめの底上げ台も紹介します。
洗濯機の底上げ台とは
洗濯機の底上げ台は、洗濯機の下にスペースを作りたい時などに使います。
まずは、底上げ台を使うメリット・デメリットを紹介します。
底上げ台のメリット
底上げ台のメリットは、防振効果・防音効果があること。
特に振動を吸収するゴム製の置き台は、洗濯機を回す時の音が気になる、アパートやマンションにおすすめです。
また、洗濯機を底上げすることでホースが取り付けやすくなります。
さらに洗濯機裏の掃除をしやすくなる、カビの発生を防げるなど、底上げ台の活用にはさまざまなメリットがあります。
後悔する人も? 底上げ台のデメリット
底上げ台を使うデメリットを知っておかないと、後悔する人も出てきます。
底上げ台は洗濯機を持ち上げてその下に敷く必要があるため、設置が難しいのがデメリット。
設置のために洗濯機のコードやホースを外したり再び取り付けたりするのが苦手な人にはおすすめしないです。
また底上げ台を使った場合、洗濯機のメーカー保証外になる可能性がある点もデメリットです。
洗濯機下にキャスターはおすすめしない?
キャスター付きの底上げ台は便利ですが、危ないなどの理由でおすすめしないと言われることも。
購入してから後悔しないよう、デメリットもチェックしてください。
キャスターのメリット
キャスター付き底上げ台のメリットは、なんといっても掃除がしやすいところ。
高さがあれば、下にワイパーや掃除機をかけることも可能です。
また洗濯機の下にものを落としたとしても、長い棒などを使って簡単に取れます。
洗濯機下にキャスターをつけることで、力に自信がない人や女性でも動かしやすく、洗濯ホースの設置もしやすいです。
危ない? キャスターのデメリット
キャスターのデメリットは、洗濯機稼働時や地震の時に大きく揺れて危ないこと。
動くことで、床や防水パンが傷付きやすいのもおすすめしない理由です。
またキャスターに限らず、洗濯機の底上げが危ないと言われるのは、底のモーターが剥き出しになっているから。
実際、幼児が剥き出しのモーターを触り指を切断する事故が発生しており、子供がいる家庭では危ないです。
洗濯機下の置き台の選び方
洗濯機下の置き台の後悔しない選び方を紹介します。
まず第一に、自宅の洗濯機と防水パンの形に合うものかどうかを確認しましょう。
ドラム式には使えないものもあるため、必ずチェックしてください。
それから、置き台にどのような機能を求めているかも考えてみましょう。
また、洗濯機は容量やタイプによって重さが異なるため、耐荷重も確認しておきます。
耐震性や防音性を重視するならゴム製など、素材による違いもよく考えて選んでください。
置き台が必要ない洗濯機とは
中には、置き台が必要ない洗濯機もあります。
例えば、洗濯機を防水パンなどに設置した時点で、すでに適切な高さにある場合は必要ないでしょう。
そうでなくても、現状洗濯機の排水が正常に行われているのであればわざわざ設置する必要はありません。
また、洗濯機の振動や揺れが気にならない場合も置き台は必要ないでしょう。
おすすめの洗濯機の底上げ置き台はこちら
最後に、おすすめの洗濯機の底上げ置き台を紹介します。
後悔しないよう、自宅の洗濯機に合うものを選びましょう。
日立 (HITACHI) 全自動専用設置台 UP-D2
防水パンが合わない時にも便利な、メーカー公式の洗濯機底上げ台
こちらは日立の全自動洗濯機専用の底上げ台です。
洗濯機の高さ上げとして使うだけではなく、洗濯機の脚を防水パンから出して設置する時に便利。
洗濯機に対して防水パンが小さい時や、水栓と干渉する時などにおすすめです。
- 対応サイズ 洗濯乾燥機(BD-V9500L/R、S7500L/R、V5500L/Rを除く)とボディ幅56cm以上の洗濯機用
WEIFU 洗濯機底上げ台
縦型・ドラム式のどちらにも対応する設置しやすい洗濯機底上げ台
四隅に洗濯機の揺れを防止してくれるゴムパッドが付いた底上げ台です。
高さは7cm~10cmの幅で調節できるので、排水も楽になります。
脚はジャッキになるため、しっかりと締めればさらに安定感が増すのもメリットです。
- 対応サイズ 幅43cm~68cm 奥行43cm~68cm 高さ10cm~13cm
- 耐荷重 350kg
東芝 (TOSHIBA) 高さ調節板 TW-AS3
東芝のTW-2500VC/2000VC対応の高さ調節板
東芝製のドラム式洗濯乾燥機に使えるおすすめの高さ調節板です。
こちらひとつで1.5cm高さを上げられて、2枚まで重ねて使うことが可能。
また、排水口が洗濯機の真下になる場合は、別売の真下排水用パイプと一緒に使えば真下への排水もできます。
かさあげーる 洗濯機かさ上げ台 12.5cm
耐荷重1000kgで大きな洗濯機の下にも配置できる置き台
テーブルやベッド、こたつの嵩上げにも使えるかさあげーるです。
ひとつで高さを14.5cmアップできるため、洗濯時の排水がスムーズに。
底面には滑り止め加工が施されており、ピタッと止まるので防震・防音効果も期待できます。
- 外形寸法 幅15.5cm 奥行15.5cm 高さ14.5cm
- 耐荷重 1000kg
コズライフ (CozLife) 洗濯機 嵩上げ
30日返品保証付き、洗濯機の稼働音が気になるマンションにおすすめ
頑丈な三重構造で安心して洗濯機をのせられる置き台です。
こちらの嵩上げ台を使うことで、不快な振動や周りへの迷惑にもなる騒音を防ぐことができます。
デザインはモノトーンとブラックの2種類で、白や黒の洗濯機に合わせると馴染みます。
- 外形寸法 高さ4cm、7.3cm、10.5cm
- 耐荷重 300kg
Cheria インテリアコーディネーター監修 洗濯機 台 かさあげ 防振マット
2段重ねが可能 高さ8cmまで嵩上げができる洗濯機置き台
洗濯機を前後に傾けるだけで簡単に設置できる底上げ台です。
格子状の特殊構造で作られていて、洗濯機の振動を床に伝えないので驚きの防音効果を発揮します。
底面には1.3cmもの厚さのゴムが取り付けられており、滑りも起こりにくいです。
- 外形寸法 幅18.9cm 奥行9.7cm 高さ19.7cm
- 耐荷重500kg
テクノテック (TECHNOTECH) 洗濯機かさ上げ台イージースタンド D105
定期的な高圧洗浄の際にも便利 メンテナンスしやすい置き台
あらゆるメーカーの防水パンに対応する洗濯機のかさ上げ台です。
防水パンの上に設置することで、洗濯機下に10cmものスペースが生まれます。
こちらは粘着テープで接着できるため、ずれたり揺れたりする心配がないのもポイント。
- 外形寸法 幅15.7cm 奥行15.7cm 高さ10.5cm
関東器材 洗濯機用かさ上げ台 かさあげくん LKD-60
シンプルな白色で目立たない、排水ホースのスペースを確保できる底上げ台
防水パンがない場所にも簡単に設置できる洗濯機のかさ上げ台です。
落ちたものやゴミが取りやすいだけでなく、湿気の溜まりやすい洗濯機の底の通気性をよくしてくれます。
さらに底面には滑り止めシートが付いているため、安心して設置できるでしょう。
- 外形寸法 幅10.5cm 奥行10.5cm 高さ6.4cm
因幡電工 (INABA DENKO) 洗濯機用防振かさ上げ台 ふんばるマン OP-SG600
防水パンの角に合わせてきれいに設置できるかさ上げ台
独自の内部構造で振動の伝達を減らしてくれる底上げ台が、因幡電工のふんばるマン。
2ヶ所の切り欠きにより水たまりを防止してくれるのが、ふんばるマンとほかとの違いです。
また本体にはリブが付いており、洗濯機のズレ落ち防止にも役立ってくれます。
- 外形寸法 幅10cm 奥行10cm 高さ6.2cm
- 耐荷重 300kg
まとめ
今回は、キャスター付き底上げ台をおすすめしない理由や、なぜ危ないと言われるのかについて解説。
底上げ台の後悔しない選び方と、必要ないケースなども細かく説明しました。
便利な底上げ台ですが、小さな子供がいる家では、子供が洗濯機の下に手を入れると危ないので注意しましょう。
おすすめの洗濯機の置き台も参考に、自宅で使いやすいものを見つけてください。