キャンプにおすすめの手斧9選 人気のハスクバーナ製の手斧や薪割りのやり方も紹介

キャンプで焚火をする際、市販の薪を購入する人も多いでしょう。
しかし、そのまま使うには少し太すぎて、火が付くまでに時間がかかることも。
また、火起こしの際に使う焚き付けを用意したいのに、近くにちょうどいい枝がない時。
手斧をひとつ持っていれば、市販の太い薪をちょうどいいサイズに割って焚き付けることができて非常に便利です。

今回はキャンプにおすすめの手斧の紹介と、手斧を持ち歩くと銃刀法違反に当たるのかなどを解説していきます。
人気のスウェーデンのハスクバーナ製の他にも使いやすい商品をたくさん紹介しているので、キャンプで薪割り用の手斧が必要な人はぜひこの記事を参考にしてください。

キャンプに薪割りの手斧は必要? ちょうどいい薪にするのにあると便利

手斧とは普通の斧に比べて柄と刃が短く、片手でも扱いやすいような小ぶりの斧のこと。
キャンプなどのアウトドアシーンでは、主に薪割りのための道具として使います。
キャンプでは丸太から薪を割り出すようなことはあまりありませんが、市販の薪をもっと細かいサイズにしたい場合や枝打ちしたい場合に便利です。

手斧は小さな力で薪を割ることができ、小ぶりで持ち運びやすいというメリットがあります。
薪を使って焚火をする場合にはぜひとも手斧を用意しておきましょう。

薪割りする場合の手斧の使い方

手斧を使って薪割りする時は、手斧の重さを利用することが大切。
薪の割り方はいくつかありますが、基本的には薪割り台に薪を乗せ、木の繊維に沿って割ります。
腕に力を入れて割るのではなく、遠心力で手斧の荷重を薪に乗せるイメージです。
振りかぶる必要もありません。

初心者の人なら、薪割り台の上に寝かせた薪に斧を当ててから割っていく方法がおすすめ。
打ち損じても怪我をするリスクが少なくなります。
薪割りで必要以上に振りかぶったり、力を入れて薪を割ろうとすると、自らのひざやすねに手斧が直撃することもあり大変危険です。
他にも割った薪のトゲで手を怪我しないように、軍手や滑り止めの手袋をしておくことも大切なポイントです。

手斧の選び方

まずは手斧の選び方を解説しましょう。
手斧は商品によって重さや持ち手の長さがさまざまで、薪割りのしやすさに影響します。
また、持ち手の形状によっても握りやすさに差があるため合わせてチェックしましょう。

手斧の持ち手の長さで選ぶ

手斧の持ち手の長さは、女性でも扱いやすい小ぶりのものから、両手で持って使用する長めのものまでさまざま。
持ち手が40cm前後のタイプが片手でも使えて持ち運びしやすく、はじめて手斧を購入する人にもおすすめです。
手斧の持ち手の長さは薪割りのしやすさにつながるため、自分の体に合った扱いやすいサイズを選ぶようにしましょう。

持ち手の握りやすさで選ぶ

手斧の持ち手は、手の形に添った握りやすい形状になっているものや、滑りにくいように加工されたものなどがあります。
持ち手は木製のものが多いため、手になじみやすい素材かどうかも選ぶ基準にしましょう。
持ち手の太さと手の大きさが合っているかも大切なポイント。
木製の場合は自分の手に合うように削ってアレンジできるのも魅力です。

手斧の重さで選ぶ

薪を割る時に重要なのが手斧の重さです。
振り下ろした時の手斧の荷重を使って薪を割るため斧が重いほど太い薪を割れますが、キャンプ用の手斧としてはふさわしくありません。
あまりに持ち上げにくい重量だとかえって扱いづらくなってしまうため、自分が振り上げられる程度の重さの手斧を選ぶことが大切です。
重さがあまりなくても、持ち手が長ければその分荷重をかけやすいため、重量と持ち手の長さの両方を考えて選ぶといいでしょう。

安全に使うには日々のメンテナンスが重要

手斧を安全に使うために、メンテナンスや点検を忘れずに行いましょう。
使用する前には刃先と柄の接続部分を確認し、ぐらつきがないかチェックしておきます。
同時に持ち手にささくれや割れがないか、刃先にサビや刃こぼれがないかも確認しましょう。
使用後は定期的に刃を研いだり、長期間保管する場合は刃に油を塗ったりなどのサビ防止のためのメンテナンスも欠かさずに。

手斧を持ち歩く際の注意 銃刀法違反にはならない?

手斧は銃刀法では「刃物」に分類されます。
所持することに自体に問題はなくても、持ち歩きする場合には厳しい決まりがあるため注意が必要。
銃刀法では刃の長さが6cmを超える刃物については正当な理由なく携帯することを禁じています。

例えばキャンプで使用するためにその道中で携帯していたということであれば、正当な理由といえます。
ただし、すぐに使用できる状態で携帯したり、キャンプ後に車に放置している場合は正当な理由とみなされないため、銃刀法違反に当たる可能性が。
キャンプで手斧などの刃物を使い終わったらなるべくすぐに片付けるよう心掛けましょう。

キャンプにおすすめの手斧9選

それではここで、キャンプで使える手斧のおすすめを紹介していきます。
人気のハスクバーナやハルタホースの手斧をはじめさまざまなタイプがあります。
使いやすいものを見つけましょう。

ハルタホース (HULTAFORS) オーゲルファン ミニ ハチェット AV08417600

スウェーデンの老舗工具メーカーであるハルタホースのこの手斧は、全長23.5cmとバッグの中にも入れやすいサイズ。
ハルタホースの中で最も小さいモデルのうえ、重厚な革製のカバーが付属しているので携帯も安心です。
持ち手はアメリカンヒッコリーという木材で、強靭で衝撃吸収に強いことが特徴。
スウェーデンの職人による伝統的な製法でつくられた手斧です。

• 外形寸法 刃長7.5cm 全長23.5cm
• 重量 775g

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エストウィング (ESTWING) 手斧 スポーツマンズ アックス レザー (SPORTSMAN’S AXE LEATHER) E24A

エストウィングはアメリカの工具メーカーです。
こちらの手斧はヘッドと柄が高炭素鋼で一体成型になっていて頑丈なつくりなので、ぐらつくことなく安心して使えます。
付属のナイロン製のヘッドカバーは刃先をしっかりと覆う形になっているので安全性もばっちり。
持ち手はレザーワッシャで、使えば使うほどに手になじんできます。

• 外形寸法 刃長8.3cm 全長34.3cm
• 重量 890g

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ロスコ (ROTHCO) コンパクト コマンドー アックス (Compact Commando Axe) 組み立て式 手斧

ロスコはアメリカのミリタリーウェアやアウトドア用品を手掛けるブランドです。
こちらの手斧はパイプをねじ込んで組み立てるタイプ。
キャンバス地のポーチが付属し、コンパクトに収納しておけるため持ち運びやすいというメリットがあります。
刃付けがされていないため、キャンプへ持っていく前に刃を研いでおくことをおすすめします。

• 外形寸法 全長34cm
• 重量 約718g

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ハスクバーナ (Husqvarna) ハチェット H900

ハスクバーナはスウェーデンの大手メーカーでチェーンソーなどの農林・造園機器を中心に手掛けています。
こちらのハスクバーナの手斧は軽い繊維強化プラスチックで持ち手が作られていて、ヘッドに重心があるので楽に薪割りをすることができます。
また、滑りにくいグリップ素材で握りやすいのも特徴。
刃にはテフロン加工を施しているためサビにくいというメリットがあります。

• 外形寸法 全長34cm
• 重量 900g

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バーコ (BAHCO) 手斧 HGPS-0.6-360

こちらの手斧はスウェーデンの工具メーカーであるバーコのもの。
人口科学に基づいた手斧のため、全長が36cmと持ちやすい大きさでありながら刃渡りが大きく、軽い力でも薪割りがしやすくなっています。
重量バランスがよく、小さめの薪割りをする際でも扱いやすいと口コミでも好評で、薪割りだけでなくガーデニングや園芸などの普段使いにも役立つ手斧です。

• 外形寸法 刃長11cm 全長36cm
• 重量 800g

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ミューラー (MULLER) 手斧 544414

ミューラーは斧をはじめ鍛造品をつくり続けるオーストラリアの老舗メーカー。
こちらの手斧は重量が600gと軽量で女性にも扱いやすく、持ち運びにも便利です。
ほかの商品のようにしっかりしたカバーが付属ではないので、別でカバーを用意するのがおすすめ。
最初は自分で刃を研ぐ必要がありますが、自分好みに仕上げられるのも魅力のひとつです。

• 外形寸法 幅15cm 奥行3cm 全長36.3cm
• 重量 600g

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ハスクバーナ (Husqvarna) キャンプ用斧 38cm

キャンパーの中でも人気があるハスクバーナの斧。
その中でも特にこちらの手斧は多くの人に愛用されているタイプです。
ヒッコリー材で作られた柄は弓なりの形状で手にフィットしやすく、スウェーデンの職人により鍛造された刃は切れ味に定評があります。
とにかくカッコいい、握りやすく振りやすいなど、見た目と性能のバランスの良さが口コミでも好評です。

• 外形寸法 全長38cm
• 重量 500g

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ハルタホース (HULTAFORS) オールラウンド AV02850000

こちらのハルタホースの手斧は、全長が44cm、重量が1010gとしっかりとした大きさのもの。
口コミでは、重みがあり、スローヒットで薪が割れてちょうどいいとの声もあるため、パワフルに使えそうです。
ヘッドには高品質なスウェーデン鋼が使われていて、職人による伝統的な製法で鍛造され、丈夫な手斧に仕上がっています。

• 外形寸法 全長44cm
• 重量 1010g

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中モデル・薪割専用手斧 革製保護カバー付

こちらは手斧というより大きなサイズの薪割り専用の斧。
焚き付けなど木を細く切り出すよりも、自分で薪を用意したり、太めの薪を割りたい時に適しています。
薪に節やコブがあっても少しの力で楽に割れるように設計されていて、割り方のマニュアルも付属しているため、力に自信のない人でも安心して使い始められるでしょう。

• 外形寸法 幅20cm 刃長14cm 全長69cm
• 重量 1800g

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まとめ

キャンプにおすすめの手斧を紹介しました。
ハスクバーナやハルタホースなど、スウェーデン製の人気の手斧をはじめ、さまざまな種類の商品が販売されています。
重さや長さなどをチェックし、自分にあった使いやすいものを選びましょう。
持ち手の形状や刃の素材もあわせて確認して、楽に薪割りができる手斧を見つけてください。
使用後は銃刀法違反に当たらないよう、速やかに片づけましょう。