室外機の音を静かにする方法9選 うるさいと言われた時の対策も解説

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出典:Pixabay

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エアコンの室外機の音がうるさいと気になったことはありませんか。
音が気になって眠れない日があったり、隣人からうるさいと言われたりした人は対策が必要です。

今回は室外機の音がうるさくなる原因や、「ブーン」や「カラカラ」などの音別の騒音の原因について解説します。
室外機の音を静かにできる方法や、隣人トラブルになってしまった時の相談窓口も紹介するので、参考にしてください。

目次

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エアコンの室外機がうるさい原因

ここからは、エアコンの室外機がうるさくなってしまう原因について押さえておきましょう。
室外機に負荷がかかっていたり、汚れていたりすることで音が出てしまうようです。

設定温度と外気温との差が大きい

室外機1

エアコンの設定温度と外気温の差が大きいと、室外機の音がうるさくなります。
例えば、真夏の暑い時間帯に冷房を使ったときに生じやすくなります。
室内外の熱交換の役割がある室外機は、室内外の気温差が大きいと負荷がかかるため、稼働音が大きくなってしまいます。

室外機のファンやフィルターなどが汚れている

室外機内部の汚れが騒音の原因となることもあります。
カバーに付着した汚れは取り除けますが、内部に入り込んだ枯れ葉や砂埃がフィンという熱交換器に当たって異音が出る場合も。

また、吹き出し部分のファンやフィルターが砂埃や細かな汚れで目詰まりすると、動作異常を起こして異音が発生しやすくなります。

室外機の周りが汚れている

外に置く室外機は、枯れ葉やクモの巣などで汚れています。
室外機のカバーに付いた汚れは箒などで取ることができますが、砂や埃などの細かい汚れは内部に溜まってしまいます。
このように汚れが詰まってしまうと、排気の妨げとなってモーターに負荷がかかり、異音を出す原因になります。

室外機が上手く設置されていない

室外機を不安定な場所に設置すると、稼働時の振動で壁や周囲のものにぶつかって異音の原因になります。
また、室外機と壁が近すぎると、稼働音や異音が壁に反響することも。
設置して年数が経ち、土台のねじが緩んでしまった際も振動や周囲のものにぶつかって異音が出るため注意が必要です。

室外機の経年劣化や故障

エアコンの寿命は10年前後といわれています。
ファンやフィン、モーターなどの部品が経年劣化したり故障したりすると、室外機から異音が出やすくなるでしょう。
寿命に近くなった室外機から異音がする場合は、経年劣化や故障の可能性が高いと考えられます。

うるさくて眠れない! 室外機の騒音の種類

室外機の異音の原因が特定しづらい場合は、騒音の種類から原因を探ってみましょう。
「ブーン」や「ガタガタ」などの音別に、騒音の原因を解説します。
うるさくて眠れない、隣人から言われたなどして困っている人は必見です。

「ブーン」という音

室外機の「ブーン」という音は、コンプレッサーの稼働音であり、故障による異常音ではありません。
特に暖房時はコンプレッサー、冷房時はファンの回転音がします。
暖房をパワフル運転にしていると稼働音が大きく感じられることがあります。

「キーン」と聴こえる高い音

室外機から「キーン」という高音が聞こえるときは、コンプレッサーが故障している可能性が高いです。
コンプレッサー内部の冷媒ガスが経年劣化によって漏れている可能性も考えられます。
冷媒ガス漏れの場合、冷暖房の効きにくくなるため、本体の稼働もあわせてチェックしてみるとよいでしょう。

「キュルキュル」「ガラガラ」と鳴る金属音

室外機から「キュルキュル」「ガラガラ」といった金属音が聞こえることもあります。
ファンモーターに不具合があるか、または室外機の中の部品が破損していると考えられるでしょう。
破損は経年劣化による場合が多いため、静かにする対策をとるよりも修理や買い替えを検討する必要があります。

「ガタガタ」という振動音

設置台やブロックの状態が悪く、不安定な状態で室外機が設置されていると、振動によって「ガタガタ」という音がします。
平らな場所に正しく設置しているけれど振動音がする場合は、専門業者に原因を調査してもらう必要があります。

「ブシュー」「シャー」「ピシッ」という音

「ブシュー」「シャー」といった気体が吹き出すような音は、冷媒ガスが切り替わるときに聞こえる稼働音で、故障ではありません。
また、霜取り運転をしているときに「ピシッ」という音が鳴ることがありますが、これも正常な稼働音です。

「カラカラ」という周期的な音

室外機から周期的に「カラカラ」または「カタカタ」という音が出るときは、コンプレッサーの振動によることが多いです。
もしくは、ファンに巻き込まれた異物が当たっていることが原因となるケースもあります。
異物を取り除いても音がする場合は、ファンやコンプレッサーの不具合を起こしている可能性が高いです。

エアコン室外機の音を静かにする方法9選

騒音が気になるエアコン室外機の音を静かにする方法を紹介します。
修理や買い替えを検討する前に試してみてください。

エアコンの設定温度を変える

室温とエアコンの設定温度の差が大きいと、冷暖房運転時によりパワーが必要となり、本体の稼働音や室外機のファンの回転音が大きくなります。
「パワフル運転」などのようにエアコンに負荷がかかることはできる限り避けるのがおすすめ。
温度を控えめに設定することで室外機の騒音を解消できるでしょう。

エアコンを再起動する

室外機のファンなどが動作不良を起こして音がうるさいとき、エアコン本体を再起動することで改善することがあります。
室外機には操作盤やリセットボタンがありません。
エアコン本体の電源を切ってからコンセントを抜き、1分~2分後に本体のコンセントを挿して再起動してください。

室外機本体や周辺を掃除する

外側のクモの巣や埃は箒などで払い、雑巾で拭きます。
吹き出しグリルや水抜き穴は、歯ブラシを使うと溜まった汚れが落としやすいです。

裏側にあるフィンという網目状の金属板は、ブラシを付けた掃除機で大きな埃を吸い取り、歯ブラシで優しくこすります。
金属板は薄いため、破損しないよう力加減に注意してください。

室外機の設置場所を整える・変更する

室外機の前後200mm以上、左側面は100mm以上、右側面は350mm以上は障害物から離し、設置場所を整えます。
風通しがよくなり室外機の負担が減るため、反響音を軽減するほか節電にも効果的です。
設置場所を直射日光や雨、強風が当たらない場所に変更する方法も、室外機の負担軽減に効果があります。

室外機を防音シートで囲む

工事中の建物を覆うような防音シートや吸音材で室外機を囲うと、室外機の音を低減できます。
防音シートや吸音材を貼り付けた室外機カバーを室外機に被せるとよいでしょう。
ただし、これは根本的な解決方法ではありません。
室外機に負担がかかったり故障したりしている場合は、原因を見つけて適切な対策をとってください。

土台を変える・防振ゴムを敷く

室外機2

室外機の土台の部分が不安定で振動による異音が大きくなる場合は、室外機の足と地面の間に防振ゴムを挟む方法が効果的。
防振ゴムとは機器の振動を和らげるマットで、ホームセンターやAmazonなどの通販サイトでも購入できます。
室外機を持ち上げるときは配管を傷つけないよう注意してください。

室外機のパーツが緩んでいないか確認

室外機のファンカバーなどのパーツが緩み、振動でぶつかりあっていないか確認してください。
ドライバーなどの工具で締められるものは締めましょう。
ネジがない部分はテープなどで固定するだけでも、音が静かになることがあります。

室外機の修理・交換をする

室外機の経年劣化が原因と考えられる「キュルキュル」「ガラガラ」といった異音がするときは、修理や部品交換が必要です。

保証期間内であれば、メーカーまたは購入した店舗に修理や部品交換を依頼しましょう。
エアコンが寿命に近ければ、せっかく修理をしても別の箇所が故障する可能性もあるので、買い替えするのがおすすめ。

エアコンクリーニングの専門業者へ依頼する

室外機内部の送風ファンやフィンは自分で掃除ができないため、エアコンクリーニングの専門業者に依頼しましょう。
室外機のクリーニングの頻度は2年~3年に1回程度が目安です。
定期的に掃除を依頼することで、室外機の部品の劣化具合をチェックしてもらえるため、室外機を長持ちさせることができます。

隣人から音がうるさいと言われた時の対策

隣近所の人から室外機の音がうるさいと言われたときの対策を紹介します。
騒音のトラブルは近隣の人にとっても大きな問題となるため、注意が必要です。

騒音レベルを確認

まずは騒音計や騒音測定アプリなどで騒音レベルを確認しましょう。
住宅地の騒音基準は、昼間で55デシベル以上、夜間で45デシベル以上です。
室外機の目安は50デシベルで、比較的音を出すものだと考えておいた方がいいでしょう。
そのため、騒音トラブルが起きないように気を付ける必要があります。

賃貸の場合は管理会社へ連絡

賃貸住宅でうるさいと言われた際は、個人間で解決しようとせず、必ず管理会社に相談しましょう。
苦情への対応も管理会社の業務の1つなので、隣人トラブルが起きないように対応してくれます。
備え付けのエアコンの修理や交換をしてくれる場合もあります。

戸建ては自治体の公害相談窓口に相談

戸建てで室外機の騒音トラブルがあったときは、自治体の公害相談窓口に相談しましょう。
デシベル値を計測したり、トラブルが大きくならないように対処してもらうことができます。
騒音対策をしているのに隣の人からうるさいと言われた場合や、隣人の室外機がうるさい時に対応してもらえない場合も相談してください。

弁護士や警察へ相談する

管理会社や自治体に相談しても解決が難しそうであれば、弁護士への相談や民事調停なども検討してください。
弁護士に騒音トラブルを相談する場合は費用も高額になるため、慎重に検討しましょう。
騒音トラブルから傷害事件に発展するおそれがある時は、警察に相談するようにしてください。

室外機の音がうるさい・静かなメーカーはある?

室外機3

どのメーカーの室外機が静かなのかを知りたい人も多いでしょう。
室外機の音はメーカーごとに特徴があります。
しかし、人によって音の感じ方が異なるため、どのメーカーの室外機が静かなのかを断定することはできません。
高くても防音機能がある機種や、広めの畳数に対応する機種を選ぶのがおすすめ。

まとめ

今回は室外機の音が以前よりうるさい、眠れない、賃貸の隣人からうるさいと言われたときなどに試したい対策や方法を紹介しました。

室外機の異音の原因は、「ブーン」や「ガタガタ」など音の種類によって異なります。
また、音の対策や解決方法も原因によって違うため、自分で解決できる場合と業者に相談が必要な場合があります。
室外機の音がうるさくて困っている人は、今回の記事を参考にして静かにする方法を試してみてください。

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