低温調理器のおすすめ8選 ローストビーフなどの本格レシピを楽しめる家庭用の低温調理器具

最近話題の低温調理器とは
最近話題になってきている「低温調理器」ですが、一体どんなものかご存知でしょうか。 まずは、どのような食材に、どのような料理におすすめなのか、低温調理器のメリットなどにについて紹介していきます。
食物を柔らかく調理できる低温調理器
低温調理器とは普段使っている鍋に水を入れ、鍋の縁にセットして操作することで、自動で水温を設定した温度に保ってくれる便利な家電です。 この水温の温度調節を活かした、いわゆる湯煎で調理を行うことです。
ガスを使った高温加熱ではタンパク質が変化し、旨味(水分)が飛んで肉や魚が硬くなりがちですが、低温調理なら素材の旨味を損なわずじっくり火を通すことができるので、レストランでいただくような柔らかくジューシーな肉や魚を作ることができます。
最近では、0.1°C刻みで細かく温度設定できるものや、スマートフォンと連携しているハイスペックなものなど、今ではさまざまな家庭用低温調理器が発売されています。
低温調理器を使うメリット
低温調理器を使うメリットとしては、食材を美味しく仕上げるために理想的な温度を自動で保ってくれることや、火を使わないことが挙げられます。 実際に鍋で湯を沸かし、自分で一定の温度を保つのはとても難しいこと。 しかし、低温調理器ならはじめの設定を済ませればその後は、水温調節を勝手に行ってくれるのでキッチンを離れることも可能です。 また、電源があればどこでも使用できる低温調理器は、火を使わずに調理ができるので比較的安全なことも大きなメリットといえます。
低温調理器を使ってできるメニュー
ローストビーフ
低温調理の定番と言えば、ほんのり肉の赤色が残った柔らかいローストビーフ。 フライパンではどうしても焼き加減にむらが出てしまいがちですが、低温調理器なら均一に中までじっくり火を通すことができるため、旨味たっぷりの色美しいローストビーフを楽しめます。
温泉卵
白身と黄身の固まる温度が異なることから、鍋で作るのは難しい温泉卵。 低温調理器を使えば、トロッとまろやかな温泉卵を簡単に作ることができます。
ブリの照り焼き
下処理をしたブリに焼き目をつけ、煮詰めたタレと一緒にフリーザーパックに入れて低温調理すれば、ふっくらジューシーな定食屋の味を楽しめます。 焼き過ぎるとパサついたり、タレが焦げつきやすいブリの照り焼きも簡単です。 低温調理が完了した後、数分焼き目を付けることで照り焼き特有のタレの香ばしさをより楽しむことができます。
サーモンのムニエル
安売りで買った鮭も、低温調理器を使えば高級レストランのようなサーモンムニエルに仕上がると評判。 表面が焦げやすいムニエルも、低温調理器なら焦げ付くことなく、箸で簡単にほぐすことができるほど中までフワッと仕上がります。
低温調理器の選び方
それでは低温調理器の選び方について選び方や注意点を紹介していきます。 特に低温調理器は海外製のものが多いので選び方には注意が必要です。
求める機能で選ぶ
低温調理器はanovaや BONIQなど、様々なメーカーから販売されていますが、機種によって温度設定や調理時間の範囲には少し差があります。 そのため、低温調理器は求める機能で選ぶことが大切です。
大容量で調理したい場合は、それに対応した加温水量や消費電力などの機種を選ぶようにし、調理中にその他の作業をしたい方は、タイマー時間の設定や調理開始の予約ができるスマートフォンとの連携機能を持ったものもおすすめ。 小さな子供やペットがいる場合は、静音設計も魅力的です。
また、低温調理器の取り付け方法には「クリップ式」と、少々手間がかかるがほとんどの鍋に対応し安定感のある「ねじ式」があります。 鍋によっては対応しない場合ものもあるため、こちらも事前に確認が必要です。
海外製を購入するときの注意点
もともと低温調理器は、フォアグラのテリーヌを作るためにフランスで生まれた真空調理法に基づいて生まれたものです。 その為か、市販されている低温調理器のなかには海外製のものが多く、購入前には知っておきたい注意点があります。
例えば、海外製の為、「説明書に日本語表記が一切ない」「日本のコンセントに対応していない」ということも珍しくありません。 また、複雑な機能の機種だと使いこなすのが難しい場合もあり、購入時は日本語の説明書の有無や、機能の使いやすさを確認しておくと安心です。 日本のコンセントに対応していない場合は、変換プラグを一緒に購入しておけば手間が省けます。
料理をよりおいしく作れる家庭用低温調理器おすすめ8選
ここからは、低温調理器の先駆者的ブランドの「anova」や、日本メーカーの「BONIQ」など、様々なメーカーからおすすめの家庭用低温調理器を紹介します。
アノーバ (Anova) New Anova Culinary
低温調理器メーカーでは有名な、海外製のアノーバ(Anova)社の製品です。 日本語の説明書は無く、電源プラグの交換が必要ではありますが、低温調理器の人気に火をつけた先駆者的ブランドであるため、憧れている方は多いでしょう。 こちらの機種はスマートフォンと連動しており、Bluetooth接続で水温の遠隔操作ができます。 洗濯や掃除をしながら・ソファで寛ぎながらなど、ながら調理ができる便利な機能です。
- 外形寸法 高さ32.5cm
- 商品重量 2.1kg
- 機能
- 温度範囲 0°C~92°C
- 加温水量 8リットル/分
- Bluetooth機能
OMorc 低温調理器 真空調理器 Sous Vide
OMorcは日本製ではないものの、低価格で低温調理器が購入できるとあって人気のあるブランドです。 シンプルな機能のため、海外製でも安心して使えるでしょう。 1万円以下で買えるお手頃価格ながら、温度の誤差は0.1°C、10分~72時間のタイマー設定が可能。 850Wと高速回転で水流を循環させることで正確に均等に火を通すことができます。
- 商品重量 1.8kg
- 機能
- 消費電力 850w
- 温度範囲 35.0~92°C
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葉山社中 ボニーク (BONIQ) 真空低温調理器 BNQ-01W
海外製が多いなか、日本メーカーで支持を集める低温調理器ボニーク(BONIQ)。 日本に低温調理の美味しさを広めるべくクラウドファンディングを通して誕生しました。 温度調整は0.5°C単位で行うことができ、公式サイトでは低温調理のレシピも紹介しています。 また、同ブランドでは別売りで専用の収納スタンドも販売されているため、収納にも困りません。 シンプルな機能性や、分かりやすい説明書は口コミでも多数の評価を得ています。 メーカー保証付きで万が一のときも安心。 サポート面が充実しているため、はじめて低温調理器を購入する方にもおすすめです。
- 外形寸法 幅10cm 高さ37cm
- 商品重量 1.2kg
- 機能
- 消費電力 800W
- 温度範囲 5~99°C
- 電圧 100V
- 加温水量 5~15L
- 設定時間 1分~99時間59分
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スタイラックス (STYLUX)グルーディア (GLUDIA) 低温調理器 GLU-INM01
キッチン家電を数多く販売する国内メーカータイラックス(STYLUX)の家電シリーズグルーディア(GLUDIA)という低温調理器です。 こちらは許容水量が多く1200Wとハイパワーで、パーティー用の大きめの調理にもおすすめの機種です。 高い調理性能でありながら、公式サイトで「業界トップクラスの電気代の安さ」と謳うほど省エネに力を入れているところも大きな特長。 お手入れは分解要らずで簡単ですが、ハイパワーなだけあって、本体のサイズも他製品より大きめなので、収納場所があれば大変魅力的な機種です。
- 外形寸法 幅7.5cm 奥行13.2cm 高さ40.7cm
- 商品重量 1.7kg
- 機能
- 消費電力 1200W
- 温度範囲 最大95°C
- 電圧 100V
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Wancle 低温調理器 Sous Vide M300
Wancleの低温調理器は手頃な価格で購入できることで定評があります。 こちらの機種は1万円を切る安さです。 本体のトップに持ち手がついているデザインは意外となく、持ち運びでの扱いやすさもポイント。 0.1°Cごとの温度調整や、温度変化を教えるお知らせ音、3D流路設計による均一な循環、湿気にくい液晶など、低価格ながら十分な性能が魅力的です。 また、こちらの機種は取り付ける鍋の深さに合わせてある程度クリップの調整ができるところも大きな特徴です。
- 外形寸法 幅20.5cm 奥行11cm 高さ35cm
- 商品重量 2.1kg
- 機能
- 消費電力 850W
- 温度範囲 25°C~99.9°C
- 電圧 100V
- 設定時間 最長99時間59分
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Surfit Sous Vide 低温調理器 ITC001
SurfitのSous Videは欧米で人気なスタイリッシュでシンプルなデザインがおしゃれで、0.7kgと軽量設計なため扱いやすい低温調理器です。 Wi-Fi接続によるスマートフォンとの連動で、調理予約や温度調整が簡単に行えます。専用アプリはレシピも搭載しています。 最大1100wまで出力可能なため、高速スピードで水温を加熱し、料理の効率アップも期待できます。 また、海外製ですが日本語の説明書もついているほか、メーカー保証もついているなど安心して使用できます。
- 外形寸法 幅6.98cm 奥行6.98cm 高さ37cm
- 商品重量 0.7kg
- 機能
- 消費電力 1100 W
- 温度範囲 20°C~95°C
- 電圧 100~120V
- Wi-Fi機能
モダンデコ (MODERNDECO) 低温調理器 Soiree
おしゃれなインテリアからデザイン家電までが揃うモダンデコの低温調理器Soiree。 家電や小物で溢れるキッチンスペースにも、スタイリッシュに収まるコンパクトなデザインが特徴です。 リーズナブルな価格ながら、操作性の良さが魅力。 0.5°C単位で温度調整でき、タイマーは1分毎に設定可能です。 扱いやすいクリップ式のほか、長すぎない1.2mコードなど実用性の高さも十分です。 高い防水性や安全性を示す規定のIPX7もクリアしており、安心して低温調理を行えます。
- 外形寸法 幅8cm 奥行8cm 高さ31cm
- 商品重量 1kg
- 機能
- 消費電力 1000W
- 温度範囲 0~90°C
- 電圧 100V
- 設定時間 0~99時間59分
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カイハウス (KaiHouse) The Sousvide Machine 低温調理器 DK-5129
調理専用の袋やシーラーなどがセットになっているため、必要なものがこれ一式で全て揃う便利な低温調理器です。 その為、はじめて低温調理器を使用する人にもおすすめです。 専用スタンドも付属しているため、収納場所にも困りません。 国内メーカーなので日本語による分かりやすい説明書付きです。 また、消費電力は1000W、最大20Lまで対応するため、一気に調理したい家族の多い家庭用や来賓時のパーティー用としてもおすすめです。
- 外形寸法 幅19cm 奥行7.7cm 高さ31cm
- 商品重量 2kg
- 機能
- 消費電力 1000W
- 温度範囲 1.0°C~95.0°C
- 電圧 100V
- 加温水量 最大20L
- 設定時間 1分~99時間59分
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まとめ
スイッチを入れて温度を設定し、スタートボタンを押すという簡単な操作性で本格的な料理を楽しめる家庭用低温調理器。 ローストビーフや煮込み料理などレシピの幅も広がりそうです。 また、調理中はほとんど手を加える必要がないため、キッチンに立つ時間を家族との時間や、自分の自由時間に当てられるのも魅力。 いつもの食事や暮らしがワンランクアップする低温調理器をぜひ試してみてはいかがでしょうか。