日焼け止めが服についた時の落とし方 黒い服や黄ばみ、ピンク色、応急処置も

日焼け止めを手に取っている写真
出典:Pixabay

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日焼け止めは服に付くと黄ばみ汚れなどの原因になってしまいます。
そこで今回は、服についた日焼け止めの落とし方を紹介。
外出先での応急処置や、時間がたった日焼け止め汚れのクリーニング方法などを解説します。
日焼け止めを落とす便利アイテムもピックアップしました。
ピンク汚れや、黒い服についた日焼け止めの落とし方を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。

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日焼け止めが服についたらどうなる?

いつの間にか服についた黄ばみやピンク汚れは、日焼け止めが原因かもしれません。
また、日焼け止めが黒い服についたら白くなるので要注意です。

黒い服についたら白くなる

日焼け止めクリームが黒い服についた場合、服が白く変色することがあります。
黒い服が白くなるのは、日焼け止めに使われている色素や成分が肌から剥がれて服につくことなどが原因。
黒い服が白くなるのを防ぐには、肌に塗った日焼け止めが完全に乾いてから服を着るなどの工夫が必要です。
とはいえある程度付着するのは仕方がないので、黒い服を着た後はしっかり洗濯するのがおすすめです。

時間がたったら黄ばみになる

服についた日焼け止めクリームは、時間がたつと黄ばみ汚れのように変色してしまいます。
日焼け止めに限らず、服についた汚れは時間がたったものであればあるほど繊維に沈着して落ちにくくなってしまうため、黄ばみ汚れは見つけ次第早急にクリーニングを行うことが大切です。
ただし、ピンクのシミの発生を防ぐために塩素系漂白剤を使うのは避けましょう。

塩素系漂白剤で落とすとピンクに

一般的には、時間がたった黄ばみ汚れは塩素系漂白剤を使えばクリーニングできます。
しかし、その黄ばみが日焼け止めによるものだった場合は要注意です。
塩素と日焼け止め成分が反応することで黄ばみ汚れがピンク色に変色し、お気に入りの洋服を台無しにしかねません。
服の黄ばみ汚れが見つかった時は、塩素系漂白剤以外の方法でクリーニングするのがおすすめです。

服についた日焼け止めの落とし方

ここからは、服についた日焼け止めの落とし方を紹介。
クレンジングオイルなど身近なアイテムを使った落とし方で服をクリーニングしましょう。

クレンジングで落とす

服についた日焼け止めクリームは、肌につけた日焼け止めと同様にメイク用クレンジングで落とすことができます。
特に、襟元など汚れが広範囲に広がっている場合はクレンジングオイルやジェルを使う落とし方がおすすめ。
歯ブラシにクレンジングを塗布し、汚れの裏から叩き出すような落とし方だと効率的でしょう。
一方で小さなシミは、クレンジングシートを日焼け止め汚れに馴染ませる落とし方が手軽です。

食器用洗剤で洗う

自宅で服に日焼け止めがついた場合は、食器用洗剤を使った落とし方もおすすめです。
落とし方としてはまず、日焼け止めがついた部分を水で少し濡らして、食器用洗剤を少量垂らします。
汚れた部分をつまみ洗いしながら汚れを叩き出し、シミが完全に消えたら水で洗い流してください。
お湯よりも水のほうが汚れ落ちが良いのでおすすめです。

クリーニングに出す

痛みやすい生地やブランドものなど、自宅では洗えない服についた日焼け止め汚れは、クリーニングに出すことも検討してください。
少しコストはかかりますが、シミ抜き技術を持ったプロのクリーニング業者に任せれば安心です。

外出先での応急処置の仕方

日焼け止めが服についたことに外出先で気づいた時は、すぐに応急処置を行うのがおすすめ。
外出先でもできる応急処置としては、メイク用のクレンジングシートやハンドソープなどを使った落とし方があります。
時間がたった服の汚れは落ちにくくなるため、外出先であっても汚れに気づいたらすぐに応急処置を行うことが大切です。

時間がたった黄ばみの落とし方

時間がたった日焼け止めの黄ばみ汚れは、正しい落とし方でクリーニングすれば綺麗に落とすことができます。
酸素系漂白剤や洗浄力の高い液体洗剤を数十分~2時間ほどつけおき洗いすると黄ばみがすっきり落ちやすくなります。
ただし、ハイターなど塩素系漂白剤は黄ばみ汚れがピンク色に変色する可能性があるため、避けましょう。

ピンクになった日焼け止めの落とし方

black magnifying glass on white and brown marble table

塩素系漂白剤を使用して黄ばみからピンクに変色してしまった日焼け止めの落とし方を2パターン紹介します。

ケイ酸塩入り固形石鹸で落とす

ピンクに変色してしまった日焼け止め汚れは、油汚れに強いケイ酸塩入りの固形石鹸で洗うのがおすすめです。
落とし方としては、変色した洋服をぬるま湯の中に浸け、石鹸を泡立てて揉み洗いした後にピンクの変色が落ちるまでしっかりつけ置きします。
ピンクの変色が完全に落ちたら、その他の洗濯物と一緒に洗濯機で洗ってください。

洗濯用洗剤で落とす

ケイ酸塩入りの固形石鹸が手元にない場合は、いつもの洗濯で使う洗濯用洗剤を使った落とし方を試してみてください。
液体洗剤は薄めず原液のまま、粉末洗剤は少量の水で溶きペースト状にして使います。
洗剤をシミの部分に乗せて約10分置いたあと、揉み洗いしてすすぎます。
この時、ピンク汚れが落ちるまで繰り返し洗うことが大切です。

日焼け止めを落とす際の注意点

服についた日焼け止めを落とす際の注意点を解説します。
服の日焼け止めを落とす際は参考にしてください。

洗濯表示を確認する

服の日焼け止め汚れを自宅で落とす際は、服の洗濯表示タグを確認してから作業を開始しましょう。
服によっては自宅での洗濯ができない素材であったり、洗濯の際に注意すべき事柄が書かれていたりします。
表示を見ても自宅でシミ抜き洗いできるか分からない場合は、無理やり洗うのではなくプロのクリーニング店に依頼するのもひとつの手です。

ベンジンを使う時は換気や手袋着用を忘れない

洗浄力の高いベンジンは、ピンクや黄ばみに変色した日焼け止め汚れにも有効な洗剤。
その一方で、使用の際は注意が必要です。
まず、服の生地が傷む可能性があるため、初めて使う時は目立たない場所で試し洗いを行ってください。
また、体調不良を予防するため、ベンジン使用時はゴム手袋の着用や部屋の換気なども忘れずに行いましょう。

服についた日焼け止めを落とすアイテム5選

応急処置に使えるクレンジングや洗濯洗剤など、服についた日焼け止めを落とす便利アイテムを紹介します。

熊野油脂 (KUMANO COSME) ディブ (Deve) オリーブ&アルガンクレンジングオイル

天然成分配合で服にも肌にも優しいクレンジングオイル

オリーブオイルやアルガンオイルなどの天然成分を配合した、服にも肌にも優しいクレンジングオイル。
ポンプタイプで中身を出しやすいため、小さなシミから広範囲の汚れまでしっかりとクレンジングを広げることができます。

  • 成分 ミネラルオイル、イソステアリン酸PEG-8グリセリル、グリセリン、水、ジメチコン、アルガニアスピノサ核油、オリーブ油、ホホバ種子油、スクワラン、クエン酸、エチルパラベン、香料
  • 内容量 200ml

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コーセー (KOSÉ) ソフティモ (softymo) メイク落としシート オイルイン

外出先での応急処置にも使えるクレンジングオイル入りシート

クレンジングオイルをひたひたに含んだクレンジング用コットンシート。
弱酸性の肌に近い配合で、手が荒れにくい点が魅力です。
シートタイプで汚れにくいため、外出先での日焼け止め汚れを落とす際の応急処置としても活躍します。

  • 成分 水、エタノール、BG、ミネラルオイル、DPG、ジカプリン酸PG、トリエチルヘキサノイン、アスコルビン酸、アルガニアスピノサ核油、オリーブ果実油、キラヤ樹皮エキス、トコフェロール、EDTA-2Na、アクリル酸アルキルコポリマー、トリメリト酸トリトリデシル、ミリスチン酸イソプロピル、ラウリル硫酸Na、水酸化Na、水添ポリイソブテン、フェノキシエタノール、メチルパラベン
  • 容量 52枚入

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CAPIC ブルースティック石鹸 横須賀

黄ばみ汚れやピンクの変色も落とすスティックタイプの石鹸

ブルースティック石鹸は、強力な汚れ落とし石鹸。
日焼け止めの時間がたった黄ばみ汚れやピンクの変色汚れにも使用可能。
スティックタイプで扱いやすいため、服の汚れた箇所にピンポイントで石鹸を塗布することができます。

  • 成分 界面活性剤、脂肪酸ナトリウム、その他の界面活性剤、脂肪酸アルキロールアミド、LAS、除菌剤、ケイ酸塩、香料
  • 正味量 150g


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地の塩社 (CHINOSHIO) 酸素系漂白剤 過炭酸ナトリウム

ピンクに変色させずに黄ばみ汚れが取れる酸素系漂白剤

過炭酸ナトリウム100%配合の酸素系漂白剤。
服の繊維を傷める心配なく黄ばみ汚れを落とし、塩素系漂白剤のようにピンクに変色しません。
日焼け止め汚れのほか、洗濯槽のカビ取りやコップの茶渋の漂白、調理道具の除菌・消臭にも使えます。

  • 成分 過炭酸ナトリウム
  • 容量 500g

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グラフィコ (GRAPHICO) オキシクリーン (OXICLEAN)

服についた日焼け止め汚れから室内の大掃除まで使える洗剤

洗濯や掃除など幅広い場所で使えるオキシクリーンの大容量タイプ。
過炭酸ナトリウム配合で、洗える衣類の幅が広いため服の黄ばみやピンク汚れを落とすのに最適です。
また食器の茶渋落としや室内の大掃除など、洗濯以外の用途でも便利に使えます。

  • 成分 過炭酸ナトリウム(酸素系)、アルカリ剤(炭酸ナトリウム)
  • 容量 1500g

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まとめ

今回は、服についた日焼け止めの落とし方を紹介しました。
日焼け止め汚れは時間がたったものは黄ばみに変化し、塩素系漂白剤を使用するとピンクに変色してしまいます。
そのため酸素系漂白剤や洗濯洗剤など、ピンク汚れに変化しない落とし方で洗うことが大切です。
また、黒い服についた日焼け止めが白くなるケースも、早急に対処することで落ちやすくなります。
日焼け止めが服についてしまったら、今回紹介した方法でお気に入りの服を長く楽しみましょう。

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