雪国で欠かせないおすすめのかんじき7選 履き方や自作かんじきの作り方も紹介

雪の積もった山道の写真
出典:Pixabay

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雪国での生活には欠かせない輪かんじき。
泥の上や雪の上など不安定な場所も、輪かんじきを使えば足が沈むことなく安全に歩けます。

この記事では、かんじきの選び方や雪山登山や雪国旅行に適した商品を紹介。
また、昔ながらのかんじきの作り方や、履き方も説明します。
かんじきを自作したい人や、雪国へ旅行に行きたい人は、ぜひ参考にしてみてください。

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雪国で靴に装着するかんじきとは 漢字で書くと?

かんじきとは輪かんじきとも呼ばれ、雪国の道や、山に踏み入るときに靴の下に装着する、木を輪にした民具です。
漢字では「橇」と書きますが、この漢字は、かんじきが雪に沈まないことから派生して「そり」と読むこともあります。
降雪量の多い雪国では、一般の靴で雪の上を歩くと足が雪に取られ進みづらいことも。

かんじきを付けると雪に触れる面積を増やせるため、圧力が分散され、雪の中に足が埋もれることなく歩けます。
雪深い雪国では、かんじきは生活に欠かせないものですが、雪山登山を楽しむアウトドア派にも人気のアイテムです。
最近では、輪かんじきを略して「ワカン」と呼ばれることが増えています。

昔ながらのかんじきの作り方

アウトドア商品として、金属製のかんじきも販売されています。
しかし、雪国では昔ながらの作り方で、かんじきが自作することも珍しくありません。
作り方は、伐採した木を鍋で茹でて皮をむき、細い枝や節を取ったら、専用の型に木を押し当ててU字に形を付けます。

次にしっかりと型が付いたら滑り止めの爪を挟んで前後を針金で固定し、1足のかんじきになるよう輪を作ってください。
爪を挟み込んだあたりから、かんじきの側面に橋を渡すように縄をくくり付けて完成です。

自作かんじきの履き方

かんじきとは、一般的な靴とは履き方が異なります。
かんじきの履き方は特殊で、少しコツが必要です。
慣れるまで時間がかかりますが、練習して履き方に慣れると短時間で装着できるようになります。

  1. かんじきの緒の下に紐をくぐらせ輪を作り、中央に靴を履いた足を置きましょう。
  2. 次に、輪につま先を通し、そのまま後ろの紐をかかとでクロスさせます。
  3. 足の前に紐をもってきてから、再度足首にまわしてください。
  4. 先にクロスしたかかとの紐の内側をくぐらせ、後ろ側へきつく引っ張り足をかんじきに固定します。
  5. 最後は残った紐を足の前で結んで完了です。

雪山や泥の中も歩ける輪かんじきの種類と選び方

履き方や作り方を説明したところで、ここからは輪かんじきの種類や選び方を紹介。
輪かんじきがあれば、雪だけでなく泥の中も無理なく歩けます。

木製やアルミ製など素材で選ぶ

輪かんじきは木製やアルミ製など、さまざまな素材でできた商品が販売されています。
木製のかんじきは、価格も手頃なものが多く、凍っていない雪道なら問題なく歩行可能。
もともとは木製のかんじきが主流なこともあり、雪国の生活に溶け込むようなデザインが魅力です。

一方、アルミ製のかんじきは、軽量なため長時間の歩行に向いています。
また、滑り止めに爪がついていることも多く、安全に雪山登山を楽しめるのがメリットです。

ベルト式かラチェット式か紐式か

靴とかんじきの固定方法はベルト式とラチェット式の2種類あります。
ベルト式とは、自作かんじきの履き方のように、紐やナイロンテープをクロスさせ固定する方法です。
ベルト式は装着後、緩みにくいのがメリット。

ラチェット式とは、歯車のようなギザギザの付いたベルトをバックルに通し、ちょうどよい位置に歯車をかませて固定する履き方です。
履き方はベルト式よりラチェット式のほうが簡単なため、初心者におすすめ。

フレームの形で選ぶ

フレームの形は、ベントフレームとフラットフレームの2種類に分かれます。
ベントフレームとは、先端が反りあがっていて、急斜面の上り下りに向いています。

フラットフレームとは、自作のかんじき同様に角度がなく、裏面すべてが平らに作られたもの。
アイスバーン用に、アイゼンという靴底に装着する金属製の爪がありますが、フラットフレームはアイゼンとの併用も可能です。

おすすめのかんじき7選

雪山登山や雪国での生活におすすめのかんじきを紹介します。
素材や靴との固定方法などをチェックし、使いやすいものを探してみてください。

エキスパートオブジャパン (EX’PERT OF JAPAN) HSスノーシューズM SN20

持ち運びやすい軽量設計&急斜面に対応のベントフレーム式かんじき

ピッケルやステッキ、アイゼンなど、登山用品を取り扱うエキスパートオブジャパンのかんじきは、本格的に雪山登山を楽しみたい人におすすめ。
かんじきの前後にそりがあるベントフレーム式のため、急斜面にも対応可能です。

爪とデッキベルトの間に装着されたプロテクターリングがベルトの摩耗を防ぎ、部品の交換回数やメンテの回数を減らしてくれます。
軽量で持ち運びもしやすいため、軽登山に行く際もリュックに入れておくと安心です。

  • 外形寸法 幅18.2cm 奥行41cm 高さ4.9cm
  • タイプ ベントフレーム式

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コンパル (COMPAL) アルミ スノーシュー L-58

初心者におすすめの軽量なアルミフレーム、着脱が楽なラチェット式

コンパルから販売されている、かんじき「スノーシュー L-58」。
軽量で歩きやすい、アルミフレームが採用されています。
着脱が簡単なラチェット式で、初心者におすすめの商品。
持運びや保管に便利な、収納袋がついているのもうれしいポイントです。

  • 外形寸法 幅21cm 奥行58cm
  • タイプ ラチェット式



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オクトス (oxtos) アルミわかんラチェット式 OX-012

アイゼンと併用できるフラットタイプ&中芯入りで高い強度も魅力

自作のかんじきや、ベルト式のかんじきでは、紐の結び方が難しいという人におすすめなラチェットタイプのかんじきです。
靴との着脱が簡単でサッと装着できるだけでなく、途中で締め付けを調整したいときにも便利。

前後のパイプの継ぎ目に強度を増す中芯が入っていて、安定した歩行ができるのも特徴です。
フラットフレームのため、アイゼンと併用したい人にもおすすめ。

  • 外形寸法 幅19cm 奥行43cm
  • タイプ フラットフレーム式



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コンパル (COMPAL) 雪国かんじきワンタッチ式

ワンタッチで着脱できるしなやかな籐製のかんじき

履き方が難しいイメージの木製のかんじきが、ワンタッチで靴と着脱できるように工夫されている便利な商品。
自作できる人ならメンテナンスも自分でしやすく、長く使えるでしょう。
素材に使われている籐には、しなやかさがあり歩きやすいのが魅力です。
手頃な価格のもや、コンパクトに持ち運べるサイズ感のかんじきを探している人におすすめ。

  • 外形寸法 幅24cm 奥行34.5cm
  • タイプ フラットフレーム式

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フチオカ アルミ製軽量かんじきかんじき丸 OD-1001

丈夫で軽いアルミ合金製、サビに強いステンレス製バックルで着脱も簡単

アルミ合金を使用し、丈夫さと軽さを備えたかんじきです。
靴との着脱はバックルを使用する簡単タイプのため、紐の扱いが苦手な人におすすめ。
視認性の高いフレームカラーは、万が一、雪のなかではずれてしまっても見つけやすい点がメリット。
バックル・丸カン・スパイクは全てステンレスでできていて、サビに強いところもおすすめポイントです。

  • 外形寸法 幅20cm 奥行40cm
  • タイプ フラットフレーム式

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キャプテンスタッグ (CAPTAIN STAG) スノーシュー UX-950

初心者向けのラチェット式、持ち運びやすいキャリーバッグ付きスノーシュー

アウトドア用品を販売する、キャプテンスタッグのスノーシュー「UX-950」。
赤と黒のシンプルなデザインがおしゃれな商品です。

持ち運びに便利なキャリーバッグがついているのも、魅力の一つです。
ベルト式より履き方が簡単な、ラチェット式(バックル式)が採用されているため、初心者にもおすすめできる一品です。

  • 外形寸法 幅21cm 奥行56.5cm
  • タイプ ラチェット式


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コンパル (COMPAL) 雪国かんじき ひも締め

しなやかな藤製。30cmの靴まで対応できるひも締めタイプのかんじき

藤でできたシンプルな雪国かんじき。
適度にしなり、歩きやすさを重視する人にぜひ履いて欲しい一足です。
締め具はロープのため、実際に雪道を歩く前には、靴としっかりフィットさせられるよう、履き方を練習しておくと安心。

また、靴底に当たるロープはしっかり編み込まれているため、30cmの靴まで対応可能です。
雪深い場所へ旅行に行った際、自作で作ったかんじきと雪国かんじきを履き比べするのも楽しいでしょう。

  • 外形寸法 幅24cm 奥行34cm
  • タイプ フラットフレーム式

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まとめ

雪国の暮らしの知恵が詰まった輪かんじき。
今回は選び方や履き方、漢字の書き方など、さまざまな視点でかんじきを解説しました。

かんじきは材料を揃え、作り方が分かれば自作することも可能です。
傾斜のある山道を歩く場合は、滑りにくい爪の付いたかんじきや、アイゼンを併用しましょう。
ぜひ、この記事を参考にお気に入りのかんじきを身に付けて、安全に雪山登山を楽しんでください。

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※本記事はIECOLLECTION編集部の調査結果に基づいて作成しています。

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