部屋に置きたいおしゃれな行灯11選 和紙を使ったデザインの行燈や手作り行灯の作り方も紹介
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突然ですが「昼行燈(ひるあんどん)」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
昼行燈どころか「行燈」自体がなにか分からないという人も多いかもしれません。
近年、部屋のインテリアにこだわる人が増え、行燈はおしゃれな和風インテリアとして人気を集めています。
本記事では、行燈の種類や選び方、通販で買えるおすすめの商品、オリジナル行燈の作り方を幅広く紹介していきます。
店の看板や部屋の照明としても使われる行燈とは 昼行燈の意味も解説
行燈は、江戸時代ごろに普及した照明器具です。
当時は燃料の油を入れた皿を和紙で囲み、木綿やイグサを中で燃やして灯りをとるものでした。
現在では電球が使われますが、和紙を通して広がる優しい光には昔を思わせる情緒があり、くつろぎたい時の灯りとして根強い人気を誇っています。
ちなみに「昼行燈」という言葉は、昼についている行燈ということから「役に立たない人」という意味。
時代劇などの影響で「昼行燈」は褒め言葉だと勘違いしている人も多いですが、本来は人をののしる言葉です。
冬の風物詩として人気の忠臣蔵では、昼行燈と呼ばれていた大石内蔵助がリーダーとして見事な活躍を果たすことで有名です。
行燈の選び方
「行燈を家で使ってみたいけれど、種類が多すぎて選べない」という人もいるのではないでしょうか。
選ぶ時に意識しておくとよいポイントをいくつか紹介します。
手持ちか部屋置きかなど種類で選ぶ
もともとは持ち運ぶ照明として使われていた行燈。
江戸時代より、床に置くものや壁にかけるものなど、用途に応じてさまざまなタイプが普及しました。
現在はコンセントに挿して使う「置き型」が主流ですが、乾電池式で持ち手がついた「手持ち型」もあります。
電池切れの心配をせずに使いたい場合は置き型、いろいろな場所に持ち運びたい場合は手持ち型がおすすめです。
インテリアに合うデザインのものを選ぶ
行燈をインテリア照明として取り入れるのであれば、部屋の雰囲気に合うデザインを選びましょう。
今は伝統的な和風デザインの行燈だけでなく、洋室に置けるモダンなもの、エスニックな雰囲気のものなど、通販ではさまざまなタイプが販売されています。
行燈がある暮らしを想像して、楽しみながら好みの商品を探してみましょう。
オリジナル行燈を自作するのもおすすめ
行燈は安い材料で自作することもできるので、ものづくりが好きな人は手作りするのもおすすめ。
自作なら、シェード部分に好きな絵を描いたり、和紙の色を変えてみたり、思いのままにオリジナルのデザインを楽しめます。
小さなものをたくさん手作りして並べても面白いでしょう。
簡単な作り方を後に紹介するので、ぜひ参考にして下さい。
行燈を使ったインテリア実例
行燈を使ったおしゃれなインテリアの実例を見てみましょう。
モダンなインテリアにもよく似合うのが行燈の魅力のひとつ。空間にほんのり和の風情を加えてくれます。
床置きで玄関先を明るくおしゃれに
殺風景になりがちな玄関の演出に行燈はぴったりのアイテムです。
雰囲気のある行燈をひとつ置いておけば、ほかに装飾品がなくても玄関がおしゃれな空間に生まれ変わるでしょう。
床置きにして低い位置に灯りを持ってくると、よりリラックス効果が高くなります。
リビングの間接照明としてもおすすめ
もちろん、リビングの隅に置いて間接照明として使うのもおすすめ。
柔らかな行燈の光はまぶしさを感じさせないので、落ち着いた安らぎの空間を演出してくれます。
大きさの違う行燈をいくつか置けば、部屋の空間に奥行きが出て複雑な表情が生まれます。
和モダンな部屋のテーブルランプとして
小さめサイズのものは、床に直接置くほかにテーブルランプとしても便利に使えます。
ベッドのサイドテーブルや枕元に置いて、夜の読書のお供にいかがでしょうか。
目に優しい柔らかな光が、快適な眠りにいざなってくれそうです。
和紙から透ける優しい光は植物とも相性抜群
行燈はもちろん単体でもおしゃれですが、植物などと組み合わせるとより雰囲気のあるディスプレイになります。
手持ちのグラスや花瓶にお気に入りの植物を生けて、行燈と並べてみましょう。
行燈の灯りに照らされた植物が壁に影を作り、趣のある空間をつくります。
通販で購入できるおしゃれな行燈11選
部屋をおしゃれに彩ってくれる、おすすめの行灯を紹介します。
昔ながらの和のデザインのものからモダンなデザインのもの、電池式の手持ちタイプまで、幅広く集めてみました。
テーブルランプ HDスタンド Lサイズ
シンプルさが魅力の行灯。
スタイリッシュなデザインは純和風の部屋にも和モダンな部屋にも似合います。
和紙素材の入った塩ビシートを使用し、柔らかな風合いを残したまま丈夫に仕上げてあるのがポイント。
ほどよい大きさでフロアランプとして使っても充分な存在感があります。
- 外形寸法 幅17cm 奥行17cm 高さ42.5cm
- タイプ 部屋置き
奏 (SOU) 七宝柄
ころんとしたフォルムがサイコロのような、かわいいデザインの行燈。
貼られた和紙には七宝柄の透かし模様が入っており、灯りをつけると上品。
少し華やかな雰囲気にもなります。
木材と本物の和紙で作られた行灯は、しっとりと優しい表情。
寝室などで使うのにぴったりの一品です。
- 外形寸法 幅18cm 奥行18cm 高さ20cm
- タイプ 部屋置き
奏(SOU) ストライプ
上と同じ「奏(SOU) 」シリーズの、横ストライプ柄のデザインです。
こちらは七宝柄と比べるとシンプルなデザインで、さりげない灯りが好みの人におすすめ。
木の骨組みの組み立てから和紙張りまで、熟練した職人が手作りしている一品です。
七宝やストライプ柄のほかに、無地や花柄も用意されています。
- 外形寸法 幅18cm 奥行18cm 高さ20cm
- タイプ 部屋置き
LEDランプ式京行灯 屋外用行灯看板 Mandon-h505-100v
昔ながらの旅館のような風情が漂う行灯。
スチールと乳白色アクリル板を使用しており、玄関先や庭など屋外でも使える頑丈な作りです。
寿命の長いLED電球を使うので、経済的なのもポイント。
アクリル板に文字や柄など、好みのデザインを入れることができるオプションもあります。
- 外形寸法 幅25cm 奥行25cm 高さ50.5cm
- タイプ 部屋置き
楽天市場で見る
amazonで見る
Yahoo!ショッピングで見る
フロアスタンドライト ギオン
アジアンテイストの照明や雑貨を扱うショップ「アイランドスタイル」の行灯です。
シンプルでモダンな雰囲気なので、和室にはもちろんアジアンリゾート風、北欧風などいろいろなインテリアに似合います。
通常の電球も、LED電球も両方使えます。
- 外形寸法 幅23cm 奥行23cm 高さ50cm
- タイプ 部屋置き
フロアライト 行灯 清 A514 sei Sサイズ
どこか粋で、爽やかな雰囲気のある行灯。
静岡の職人がひとつひとつ手作りしていて、天然素材と手作りのならではの温もりにほっこりする商品です。
内側に貼られているのは「ワーロン紙」という、和紙を樹脂でラミネート加工した素材。
丈夫で、和紙そのままの優しい表情が魅力的です。
LED電球を使えるのもポイント。
- 外形寸法 幅17cm 奥行17cm 高さ32.5cm
- タイプ 部屋置き
置行灯 行灯 縞 高岡銅器
「鋳物の街」として有名な富山県高岡市のメーカーが作った行灯です。
高級感のあるアルミ鋳物は、高岡銅器の伝統技術で製作されています。
フレームの縞模様からこぼれる灯りは柔らかく、優しい表情です。
小ぶりで上品なサイズ感も魅力的です。
ギフトにぴったりのおしゃれなラッピングもできるので、贈り物にもおすすめ。
- 外形寸法 幅13.8cm 奥行13.8cm 高さ22.5cm
- タイプ 部屋置き
博鳳堂 炭谷三郎商店 置行灯 麻の葉
上の行灯と同じ高岡銅器のシリーズで、こちらは華やかな「麻の葉」柄。
縞柄よりもやや古典的なイメージで、和風の雰囲気が強い商品です。
アルミ鋳物の表面には「御影石」のような落ちついた模様があしらわれており、細部にもこだわりを感じます。
飽きのこない定番のデザインなので、長く使えるものが欲しい人にもおすすめです。
- 外形寸法 幅13.8cm 奥行13.8cm 高さ22.5cm
- タイプ 部屋置き
唐草 ショート 和風 行灯
丸みのある唐草模様がかわいい行灯。
チェリー、ウォールナットなどの天然木の突板を使っていて、美しい自然の木目を楽しめます。
中の灯りにはUSB端子のついたLED電球を使用。
コンセントがない場所でも、モバイルバッテリーにつなげば使えるのが便利です。
- 外形寸法 幅14cm 奥行14cm 高さ37cm
- タイプ 部屋置き
林工芸 フォレス (Fores) 道行灯 RIN-25 ひし
70年の歴史を誇る和紙メーカー「林工芸」の、手持ち型の「道行灯」。
和紙漉きから提灯張りまで、すべて岐阜県美濃の工場で和紙職人が手作りしています。
本物の美濃和紙を使った行灯は、凛とした存在感が魅力的。
持ち運べるので好きな場所で灯りを楽しめます。
- 外形寸法 幅17cm 奥行17cm 高さ19cm
- タイプ 手持ち
林工芸 フォレス (Fores) 道行灯 RLN-22 のっぽ
こちらも上と同じ「フォレス」の行灯。
灯りをつけると、和紙を通して柔らかな光がこぼれます。
シンプルな金属製の取っ手と和紙の組み合わせがおしゃれ。
手作りならではの素朴さと和の情緒、そして現代的な雰囲気が不思議に溶け合った、魅力的なシリーズです。
- 外形寸法 幅12cm 奥行12cm 高さ34cm
- タイプ 手持ち
100均グッズと和紙を使った手作り行燈の作り方
手作りで行燈を自作する作り方はとても簡単です。
障子紙とろうそく型のミニLEDライト、小さめのプラ製コレクションボックスを用意します。
ボックスの透明なフタを外し、表面にでんぷんのりをつけて障子紙を貼っていきます。
フタの側面と上面に障子紙を貼って乾かします。
乾いたら、余分な部分をハサミで切るか内側に折りこむなどして整えます。
LEDライトをつけてボックスの台に乗せ、上から障子紙を貼ったフタをかぶせたら完成です。
この作り方のほかにも、例えば角材を四角に組んで和紙を貼るなど、さまざまな方法で行燈を自作できます。
好きな作り方で、世界に一つの行燈を自作してみて下さい。
通販サイトの最新ランキングも参考にする
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、行燈の選び方やインテリアの実例、通販で買えるおすすめ商品、自作行燈の作り方、昼行燈の言葉の意味など、幅広く紹介しました。
古風なインテリアとして印象が強い行灯ですが、モダンなものや華やかなものなど、個性豊かなラインナップがそろっています。
行灯をおしゃれに取り入れることで、部屋の空間がぐっと洗練された雰囲気になるでしょう。
暗く寂しい空間に、ほっと和やかな灯りを付け足してくれる行灯。
本記事を参考に、ぜひお気に入りを見つけてください。