部屋に充満した焦げた匂いを消す方法 料理ミス?家電?原因や対処法を徹底解説
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部屋の中が焦げた匂いがすると感じたことはありませんか。
これには、調理時のミスだけでなく、ほこりや電気回りでのトラブルなど、いくつかの原因があります。
本記事では、部屋の中の焦げ臭さの原因と、その焦げた匂いを消す方法を詳しく解説します。
部屋やレンジの焦げ臭い匂いの取り方に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
部屋が焦げ臭い!焦げた匂いの原因は?
部屋が焦げ臭いと感じるときの原因には、どんなものがあげられるのでしょうか。
ここからは、考えられる原因を1つずつ詳しく見ていきます。
コンセント
焦げた匂いは、コンセントに溜まったほこりや髪の毛などの異物によるショート・発火が原因かもしれません。
また、コンセントの老朽化によって差し込み口とプラグが接触不良を起こして、焦げた匂いが発生しているケースもあります。
家中のコンセントから煙が出ていないか、焦げたりしていないか確認しましょう。
ガスコンロ
部屋の焦げ臭さの原因として1番多いのが、ガスコンロの消し忘れです。
調理中の鍋が焦げて煙が出ていたり、お湯を沸かしていることを忘れて、空焚きになっていたりする場合があります。
また、ガスコンロ周りの壁が熱せられて焦げることで、焦げ臭い匂いを帯びることもあるのでよく注意しましょう。
ブレーカー
意外なところかもしれませんが、焦げ臭さはブレーカーが原因かもしれません。
ブレーカーの老朽化により、内部の接続ネジが緩んで発熱し、焦げている場合があるのです。
火災につながるおそれがあるため、ブレーカーに異常がないかどうか、分電盤を開けて確認しましょう。
電球
電球にほこりやテープが付いていた場合、電球の熱がそれらに伝わり焦げてしまい、匂いの発生につながります。
特に、蛍光灯は発熱しやすいです。
蛍光灯のシーリングライトやデスクライトを使用している人は、焦げ付いていないかどうかチェックしてください。
調理時のミス
調理中に鍋が焦げてしまったり、魚焼きグリルの中で魚が焦げたりした場合も、臭い匂いが発生します。
また、鍋やコンロ・グリルに付いた汚れは、加熱されることで炭化し、ますます焦げ臭くなります。
コンロやグリルに飛び散った汚れはこまめに掃除するようにしましょう。
レンジ
レンジの焦げ臭さは、温めた際にこぼれた食べ物や飲み物が原因です。
ラップをせずにレンジで料理を温めると、油分が飛び散ってレンジ内が汚れてしまいます。
汚れを放置しておくと、レンジを使う度に焦げ臭くなってしまうので、レンジの汚れはこまめに拭き取りましょう。
ストーブ
ストーブの近くに衣類や布団、ペットの毛などを置いておくと、ストーブの熱によって焦げてしまい、匂いの原因になります。
この場合、火事の危険性があるので、日頃からストーブの周りに燃えやすいものを置かないよう注意してください。
エアコン
エアコンの故障も焦げ臭い匂いの原因の1つです。
電気系統のショート・内部に溜まったほこりの焦げつき・モーターの不具合などで焦げ臭い匂いが発生する場合があります。
部屋のエアコンだけでなく、室外機から焦げ臭い匂いがしたり、煙が出ていたりすることもあります。
火事のリスクがあるので、よく確認しておきましょう。
鼻や神経の病気で焦げた匂いがする場合も
火元や電気のトラブルがないにもかかわらず、焦げ臭いと感じる場合は、鼻や神経系に原因があるかもしれません。
錯覚で焦げ臭い匂いを感じてしまう「異臭症」という名前の病気です。
鼻の奥から焦げ臭い匂いがする・タバコの煙みたいな匂いがする・日中発作的に起こるなどの条件があります。
心当たりのある人は耳鼻科に行き、相談しましょう。
部屋の焦げた匂いの取り方・対処法
部屋が焦げ臭いままだと、匂いが気になって快適に過ごせないものです。
そこで、焦げた匂いを消臭するおすすめの方法を紹介します。
身近にあるものでも消臭できるので、ぜひ試してみてください。
窓を開けて換気
換気は一番簡単にできる消臭方法です。
窓を開けて風通りをよくし、焦げ臭い匂いを外に追い出しましょう。
換気は、部屋の空気を入れ替えて、湿気を除く効果もあります。
湿度が高いと匂いがこもりやすくなるので、換気により湿気も逃して、匂いがこもらないようにしましょう。
焦げた匂いがついた部屋の衣類を洗濯
換気をしてもまだ焦げ臭い匂いが部屋の中に残っている場合は、布製品に染み付いていないか確認しましょう。
焦げ付いた匂いが衣類からする場合は、洗濯することで消臭が可能になります。
洋服はもちろん、カーテン・寝具・テーブルクロス・クッションカバーも洗濯することで消臭できます。
換気扇や扇風機を使う
換気扇や扇風機の活用は匂いを消す方法としておすすめ。
窓を開けて換気をしていても、部屋の中の空気の循環が悪いと、まんえんした匂いはなかなか消えません。
換気扇があれば空気のもう1つの出口になるので、きれいな空気が循環しやすくなります。
扇風機も空気の循環に役立つので、換気と扇風機を併用するとより効果的に消臭できます。
空気清浄機を活用した焦げた匂いの取り方
空気清浄機を使って、部屋の焦げ臭い匂いをとる方法もあります。
空気清浄機だけでも効果は見込めますが、20分程度換気した後で使うと、より効果が出るのでおすすめ。
自宅に空気清浄機がある人は、換気と併用しての方法を試してみてください。
拭き掃除をする
拭き掃除をするのも効果的な匂いの取り方です。
焦げ臭い匂いは天井、窓、壁、床に染みついている場合も。
そのため匂いを取るときは、部屋全体を拭き掃除する必要があります。
拭き掃除をする際に、中性洗剤や専用の掃除クリーナーなどを使用すると効果的に消臭できます。
消臭効果のあるものを設置
焦げ臭い匂いが気になると、いい香りのする芳香剤で誤魔化したくなります。
しかし、まずは匂いの原因となるものを除去することが大切。
備長炭や消臭剤のように消臭効果のあるものを部屋に置くことで、消臭効果が期待できます。
備長炭を使用する際は、10分ほど熱湯で煮沸し、風通しのいい場所で1日ほど陰干しすると消臭効果が上がります。
消臭効果のあるおしゃれな墨のインテリア
茶葉やコーヒーかすを再利用
茶葉やコーヒーかすを使用した匂いの取り方もあります。
茶葉はフライパンで煎り、コーヒーかすは乾燥させます。
その後、ガーゼ袋などの袋に入れて部屋に吊るしたり置いたりすることで、消臭効果が得られます。
ただし、長期間放置するとカビが生えることがあるので注意が必要。
また、茶葉をフライパンで焦がして煙を充満させて、部屋の焦げた匂いをごまかすこともできます。
焦げた匂いが取れない場合は?
いろいろな匂いの取り方を試しても、まだ匂いが気になる場合は、消臭業者に依頼する方法もあります。
特に、匂いの原因となるすすが部屋の細かい部分に入り込むと、焦げ臭さを完全に消すのは難しいです。
消臭業者は専用の機械や消臭剤を使用して完全に匂いを消すので、一度相談してみましょう。
まとめ
ここまで、部屋が焦げ臭い原因や、匂いを消す方法について説明してきました。
焦げ臭い匂いは、料理のミス、コンロやレンジからだけでなく、コンセントや電球などからも発生します。
まずは焦げ臭い匂いの原因を突き止めて、それに合う匂いの取り方を考えてみましょう。
こまめな掃除はもちろん、茶葉やコーヒーかすなど、捨てるものを再利用してできる消臭方法も試してみてください。