【湿気が多い家の特徴】湿度70%は危険? 家の湿気がひどい原因やカビ対策も
梅雨から夏にかけて、気になるのが家の湿気です。
中には、マンションなのに湿度70%もある、新築一戸建てなのに一階の湿気がひどいというケースも。
今回は、湿気が多い家の特徴と、なぜ家の湿気がひどいのかその原因について解説。
カビや家の湿気がひどい時の対策方法とおすすめアイテムも細かく紹介するので、ぜひチェックしてください。
家の湿気がひどいのはなぜ?
湿度70%以上になると、家の湿気がひどいことで不快感を感じたり、カビが心配になったりする人は多いでしょう。
そうならないためには湿気が多い家の特徴や原因を追求し、対策することが大切です。
湿気が多い家の特徴・原因
湿気が多い家の特徴・原因を解説します。
なぜか家の湿気がひどいと感じる人は、当てはまることがないか確認してください。
マンション
窓が少なく機密性が高いためマンションは、水分を逃す隙間がなく湿気が多い家の特徴に当てはまります。
さらに鉄筋コンクリート造の場合、木造住宅とは違って調湿性も低いです。
また、コンクリート自体が保有する水分が蒸発するのにも10年ほどかかります。
そのため、新築マンションは湿気が多い家になりやすいと言われているのです。
新築・一戸建ての一階
マンションのほか、新築や一戸建ての一階も、家の湿気がひどい場所のひとつ。
その原因は新築一戸建ての基礎に使われることが多い、コンクリート。
コンクリートの水分は10年ほどかけて放出されるため、その間は湿気がひどくなりやすいです。
また一戸建ての一階は地面に近く湿気が上がってきやすいことから、湿気が多い家になる可能性があります。
古い家
古い家は、建物の劣化により湿気が多い家になってしまうことも。
歪んで窓や玄関に隙間ができる、外壁や屋根の防水性能が落ちるなど、古い家には湿気が入り込む要素がたくさんあります。
また古い家の特徴として、なぜか北西の湿気が溜まりやすい部屋に押し入れがあることも。
そうすると、押し入れにしまっている布団がカビるということも考えられます。
室内の適切な湿度とは
では、室内の適切な湿度とは何%くらいなのでしょうか。
基本的には、湿度70%以上を超えないようにしましょう。
湿度40%以下 | 乾燥を感じる
湿度40%以下になると、乾燥を感じることが増えてきます。
喉や鼻が乾燥して違和感を感じる、目はドライアイになるなどさまざまな症状があらわれます。
また、インフルエンザや風邪といった感染症にも感染しやすくなるため注意が必要です。
湿度40%~60% | 快適に過ごせる
40%~60%は、人が一番快適に過ごせる湿度と言われています。
湿度40%~60%の環境では、乾燥感も少なく、じめじめした湿気も感じにくいです。
季節に合わせて調節するのがベストですが、この湿度より高すぎても低すぎても人にとっては良くありません。
湿度70%以上 | カビの原因になる
マンションや新築一戸建ての一階、古い家が湿度70%以上だと、カビの原因になります。
また湿度70%以上は、ダニが活発になりだしたり、人が不快感を感じたりする湿度でもあります。
湿度70%以上はさまざまな不調の原因になるため、できるだけ湿度40%~60%を保ちましょう。
家の湿気がひどい時の対策
家の湿気がひどい時の対策を紹介します。
マンションや新築一戸建ての一階、古い家の湿気が気になる人は要チェックです。
原因を取り除く
カビが気になる場合は、なぜ湿気が上昇しているのかその原因を取り除くのが大切です。
家をおしゃれにしてくれる観葉植物は湿気の元なので置きすぎないようにしましょう。
また、その日着た衣類もカビの原因になるため、一度乾かしてからクローゼットやタンスに入れてください。
毎日換気する
湿気やカビ対策として、毎日家の換気をすることも大切。
対角線上の窓を開けて風の通り道を作り、湿気の溜まるクローゼット、押し入れまで開けて換気しましょう。
ちょっと雨が降っている日でも換気をするのがおすすめです。
除湿機・エアコンを使う
こまめに除湿機・エアコンのドライ機能を使うのもおすすめです。
さほど気温が高くない日や洗濯物がない日だと電気代がもったいなく感じますが、カビ対策としては適切です。
湿度70%以上にならないように気をつけましょう。
乾燥剤を使う
マンションや新築一戸建ての一階など、湿気が溜まりやすい場所には乾燥剤を使うというアイデアも。
室内は除湿機で、押し入れやクローゼット、靴箱などに乾燥剤を入れて除湿するのがおすすめです。
新聞紙や炭なども吸湿性があるため、乾燥剤代わりに使えます。
部屋干しを避ける
家の湿気がひどい場合、部屋干しを避けるのも大切です。
しかし梅雨や夏場は雨が続くため、どうしても部屋干しする機会が増えます。
そんな時は、エアコンのドライ機能を使ったり、除湿機を使ったりして湿度を上げないようにしましょう。
部屋の温度差を減らす
暖房をつける場合は、閉め切ったままにせず使わない部屋にも暖房が均一に行き届くようにします。
なぜかというと、部屋の温度差があると通気性が悪くなり、湿気の逃げ場がなくなってしまうから。
意外に思えますが、部屋の温度差を減らすことも室内の湿気対策につながります。
家具を壁から離す
家具を壁から離すのも、部屋のカビ対策としてぴったりです。
壁と家具の間は通気性が悪く、湿気や結露が溜まって壁や家具本体にカビが生えてしまうことも。
引越しの時に気付くのでは遅いので、日頃からチェックしておきましょう。
ものを詰めすぎない
クローゼットや押し入れに、ものを詰め込みすぎないのも大切。
なぜなら、ものが詰め込まれすぎていると湿気が逃げず溜まってしまうからです。
押し入れは後ろにスペースを開けて使う、すのこを敷くなどの工夫が必要です。
湿気が多い家の湿気対策おすすめ4選
最後に、マンションや新築一戸建ての一階、古い家の湿気を取り除きたい人におすすめの湿気対策アイテムを紹介します。
カドー (cado) 除湿機 DH-C7200
梅雨の時期の憂鬱さを吹き飛ばしてくれるようなおしゃれな除湿機
長方形のシンプルな見た目がおしゃれな、カドーの除湿機です。
アルミハンドルとキャスターがついているため移動しやすく、湿度調節も部屋干しも楽にできます。
また適切な湿度になると自動で送風に切り替わるなど、複数のモードで便利に使えます。
- サイズ 幅32.7cm 奥行20.7cm 高さ68.2cm
- 対応畳数 50Hz/60Hzコンクリート住宅16畳、木造住宅8畳/コンクリート住宅19畳、木造住宅9畳
- タンク容量 3.5L
- 重量 12kg
アイリスオーヤマ (IRIS OHYAMA) サーキュレーター衣類乾燥除湿機 IJD-I50
1年中季節に合わせて使える コスパ抜群な衣類乾燥除湿機
こちらは使い勝手抜群なアイリスオーヤマのサーキュレーター衣類乾燥除湿機。
除湿機・衣類乾燥機とサーキュレーターの2つの機能を備えたアイテムです。
部屋干しにはもちろん、夏場は部屋の湿気取り、冬場は結露対策にも使えておすすめです。
- サイズ 幅28.7cm 奥行23.4cm 高さ64cm
- 対応畳数 木造6畳、プレハブ10畳、鉄筋コンクリート13畳
- タンク容量 2.5L
- 重量 7.8kg
出雲屋炭八 イエノLabo. 炭八ビギナーセット
湿気が気になる箇所に置くだけ 半永久的に使える除湿剤
出雲屋炭八とイエノLabo.が共同開発した、炭八ビギナーセットセットです。
炭八本来の吸湿性はそのままに、見た目をおしゃれな北欧グレーにしているためおしゃれな印象。
こちらはタンス、押し入れ、ミニ、大きいサイズのセットで、家中の湿気対策ができます。
- サイズ
- タンス用 幅12cm 奥行22cm 高さ5cm
- ミニ(2個セット) 幅8cm 奥行21cm 高さ3cm
- 押入れ用 幅12cm 奥行45cm 高さ7cm
- 3L 幅35cm 奥行28cm 高さ5cm
ベルカ (Belca) 押入れ収納キャリー OUC-RG
押し入れの湿気が気になる人に最適なキャスターつきのすのこ
押し入れやクローゼットの湿気対策におすすなすのこです。
キャスターつきのため、引き出す時も楽で腰に負担がかかりにくいのが魅力。
大きな布団や重たい本など、取り出すのがおっくうになるものを収納しておくのにぴったりです。
- サイズ 幅37cm 奥行78cm 高さ10cm
- 耐荷重 30kg
まとめ
ここまで、マンションや新築一戸建ての一階、古い家の湿気がひどいのはなぜかを解説してきました。
部屋が湿度70%以上になるとさまざまな問題が発生します。
湿気逃しはもちろん部屋の空気を入れ替えるという意味でも、毎日こまめに換気することが大切です。
梅雨時期は除湿機やエアコンのドライ機能を適切に使い、部屋の湿度を調節しましょう。