【絞り袋がない】絞り袋の代用方法を紹介 口金なしでも絞れる方法も

お菓子作りの最中に、生クリームやチョコソースの絞り袋がなくて焦った経験がある人は多いのではないでしょうか。
絞り袋は、ラップやクッキングシート、ジッパーバッグなど、身近なキッチンアイテムで代用できます。

今回は、絞り袋や絞り器がないときの代用方法について紹介。
代用品使用の際の注意点や口金なしでも絞れる方法など、おすすめの代用品とともに紹介します。
これからお菓子作りをする予定の人は、ぜひチェックしてみてください。

絞り袋がない! 代用方法は?

ケーキやシュークリームなどのお菓子作りに欠かせない生クリームの絞り袋。
実は家にあるもので代用できるのを知っていますか。

あるはずの絞り袋や絞り器がなかったとき、家の近くで製菓用品が手に入らないときなどは、代用方法を知っていると便利です。
以下では、絞り袋の代用例と作り方を紹介します。

【ラップで代用】絞り袋の作り方

生クリームやソースなどの絞り袋は、食品用ラップで代用できます。
30cm幅のラップを40cmほど出してカットし、ラップの左(または右)端から10cm程度の場所に生クリームを乗せます。
下半分を上半分に折りたたんで重ね、中心を指で押さえながら扇状に巻いてまとめます。
絞り袋と同じ形に整え、生クリームが逃げないよう上部をねじって止め、ラップの先端をカットすれば完成です。

【ジッパーバッグで代用】絞り袋の作り方

ジップロックなどの食品用ジッパーバッグも、絞り器の代用品にぴったり。
ジッパーバッグに生クリームを保存しておけば、絞るときに改造して使うこともできます。

ジッパーバッグの底の片方の角は、絞り器の先端として使えます。
袋が三角形になるよう、端から1cmずつ斜めに折りこんでテープで止めたら、先端を切って口金をセットします。
三角になったジッパーバッグに生クリームを入れ、空気を抜いてジップを閉めたら完成です。

【ポリ袋で代用】絞り袋の作り方

ポリ袋で代用する方法もあります。
絞り袋の代用に使う場合は、やや厚手のポリ袋がおすすめ。
ポリ袋の底の角を絞り袋の先端として使います。

反対側の角から1cmずつ斜めに折りこみ、真ん中まできたらテープで止めます。
生クリームを詰めて袋の上部を閉じ、先端をはさみで切れば完成です。
ポリ袋は破れやすいため、優しく扱ってください。
口金を付けるなら生クリームを入れる前に、周囲をテープで補強することをおすすめします。

【クッキングシートで代用】絞り袋の作り方

クッキングシートはアイシング用の絞り袋の代用に最適。
クッキングシートを少し長めに出して対角線でカットし、直角三角形にします。
長辺の中心を押さえて端からくるくると円錐状に巻き、最後を折り込んで固定したら絞り袋の完成です。

このような円錐状の絞り袋はコルネと呼ばれます。
コルネは口金をつけるよりも細い線を絞ることができ、アイシングに使えて便利。
クッキングシートの長さを調整すれば、クリームの量に合わせられます。

代用品の使いどころは?

ラップは薄くて破れやすいので注意が必要ですが、少し粘度のあるジャムやチョコソース、ホイップクリームに使えます。
ジッパーバッグは口金がつけやすいため、ホイップクリームやクッキー生地、シュー生地などにおおすすめ。

ポリ袋はアイシングやチョコソース、口金を付けてクッキー生地などに使えます。
またクッキングシートは、クリーム、アイシング、チョコペンの絞り器としておすすめです。

絞り袋を代用する際のポイント

代用品に口金を付けて、クッキー生地やアイシングの絞り器、チョコペンの代用に使えることがわかりました。
ジッパーバッグやポリ袋、クッキングシートなど、代用品を使う際はいくつか注意点があります。

衛生面に注意

ジッパーバッグやポリ袋などを絞り器の代用に使う際には、衛生面に注意しましょう。
直接食品に触れても問題のない、清潔なものを使うことが大切です。
特に生クリームやチョコソースなど、火を通さずに食べるものは要注意です。

絞り袋に入れる量に注意

絞り袋に入れるクリームの分量も気を付けたほうが良いでしょう。
多すぎると、絞っている最中にクリームが上からあふれ出てしまいます。
絞り袋にクリームやお菓子の生地を入れるときは、袋の2/3までを目安にするのがおすすめです。

絞り袋の持ち方にも気を付けよう

上手に絞り袋を扱いたい人は、絞り袋の持ち方に気を付けてみましょう。
絞り袋は利き手で持つのが基本で、反対の手は下に軽く添えます。
力を入れるのは利き手だけで、反対の手は、絞り袋の高さや角度の調整として使います。

クリームや手の温度にも注意

絞り器の中に入れるものによっては、手の温度で状態が変化するものがあります。
生クリームやクッキー生地などは、手の温度でぼそぼそになったり、バターが溶けて生地がゆるくなったりします。
作業は手早く進め、体温が高い人は手を冷やしながら作業するのがおすすめです。

口金なしでもOK! 絞り袋の切り方

クッキーやシュー生地などは口金できれいに絞るのが一般的ですが、代用品は口金が付けにくいものもあります。
口金なしで美しく絞れる絞り袋の切り方を紹介します。

バラ口金風

クッキングシートやラップなどで作った絞り袋の先を斜めにカットしてください。
カットした短い方を上に向け、左右に揺らしながら絞るとフリル状に絞れます。
バラの花びらを作ったり、ホールケーキにリボン状の飾りをつけるのに便利です。

星口金風

絞り出しクッキーの定番である星口金も、代用品のカットの仕方で再現できます。
クッキングシートやジッパーバッグで作った絞り袋の先端を縦に2回折り、左右から中央が高くなるように斜めにカットすれば、星口金が作れます。
長く絞ってチュロスを作るのもおすすめです。

木の葉口金風

アイシングのアクセントにもなる木の葉型も、カットの仕方で再現できます。
絞り袋の先端を縦半分に折り、斜めにカットしたら、先がとがっている方を上に向けて絞ります。
少しコツが必要ですが、絞り袋を寝かせるようにして絞るときれいに成形できます。

絞り袋の代用アイテム5選

ラップやジップ袋など、絞り袋の代用品と使えるアイテムを紹介します。
もちろん本来の用途としても使えるため、ストックしておくといざというときに便利です。

クレハ (KUREHA) NEWクレラップ レギュラー 30cm×50m

ハリとコシで扱いやすい!クリームの量に合うサイズが選べる

不器用な人でもカットしやすいクレハのラップは、サイズの調整がしやすく、絞り袋の代用品として便利に使えます。
ハリとコシがあるため、扱いやすいのも魅力。
3サイズ展開で、クリームやチョコソースの分量に合うものを選べば無駄もありません。

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旭化成ホームプロダクツ (AsahiKASEI) ジップロック (Ziploc) イージージッパー M 25枚入

保存もできる!丈夫な素材で絞り袋の代用品として優秀

丈夫なフィルムでできている、旭化成のジップロック。
チョコやアイシングなどはもちろん、クッキー生地など少し硬めのものを絞りたいときにもおすすめです。
スライドするだけでしっかり封ができるジッパー付きで、保存にも最適です。

• サイズ 幅20cm 高さ17.7cm

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日本サニパック (sanipak) スマートキッチン保存袋 箱入り 200枚 KS20

衛生面で安心感が高い食品用のポリ袋!間口が広く扱いやすい

1枚ずつ取り出しやすい箱入りのポリ袋です。
食品保存のために作られているため、衛生的に使いたいときにぴったり。
湯せんにも使える強度があり、日常用や絞り袋の代用として便利に使えます。
間口が広いため、クリームなどが入れやすいのもポイントです。

• サイズ 幅25cm 高さ35cm

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コモライフ (COMOLIFE) 湯せんもできる食品用ポリ袋 80枚 厚手

厚手で安心!お菓子作りや調理、災害など幅広い用途におすすめ

お菓子作りや家事の時短、災害用品などさまざまなシーンで活躍するポリ袋。
0.015mmとやや厚手なので、アイシング用のクリームやチョコペンの絞り袋などに代用できます。
食品衛生法適合商品のため、火入れしない生クリームにも安心して使えるでしょう。

• サイズ 幅26cm 高さ36cm

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旭化成ホームプロダクツ (AsahiKASEI) クックパー クッキングシート Lサイズ 30cm×15m

クッキー作りにおすすめ!シリコーン加工でくっつかない

こちらは両面にシリコーン加工が施されているクッキングシート。
絞り袋に引っ付いてしまうような、粘度が高い材料も安心して入れられます。
これ1つで焼き菓子を作るときの絞り袋と、オーブンの天板に敷くシートの2WAYで使えて便利です。

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まとめ

ケーキのデコレーションや、クッキーにアイシングをしたいときに絞り袋がない。
そんな時でも絞り袋が見つからなければ、日常で使っているキッチンアイテムが代用品として活躍してくれます。
ただし、代用品は素材との相性があるため、代用品の特徴を知っておくのがポイント。

今回は絞り袋の代用アイテムや作り方、口金なしでの絞り方も紹介しました。
生クリームなど火入れしない素材を入れるときは、代用品の衛生面に気を付けて、安全に使えるものを選んでください。