鍋敷きの代用方法 タオルやダンボールなど代わりになるものや代用品の作り方も
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熱くなった鍋からテーブルなどの天板を保護する鍋敷き。
ない場合はまな板などで代用できますが、鍋敷きに適さないものもあるため注意が必要です。
この記事では鍋敷きを代わりのもので代用するときの注意点や、最適な代用品について解説します。
また、ハンドメイドで鍋敷きを手作りしたい人に、鍋敷きの作り方も紹介します。
おしゃれで実用的な鍋敷きも厳選したので、最後までチェックしてみてください。
鍋敷きの代用方法が知りたい
鍋敷きには、熱い鍋で調理台やテーブルを傷めないよう保護する役割があります。
鍋敷きは布製や木製、コルク製やシリコン製など種類が豊富です。
また家にあるもので簡単に手作りできるため、ハンドメイドや代用品を使う人もいます。
ただし、手作りや代用する場合は、鍋敷きの基本的な役割を果たせるものを選ぶことが大事です。
鍋敷きの代用品を使うときの注意点
鍋敷きの代用品を使う場合は、「耐熱温度」と「厚さ」の2点に注意が必要です。
それぞれについて詳しく解説します。
耐熱温度に注意
鍋敷きの代用品は、耐熱温度の高い素材を選ぶことが重要です。
「布」「紙」「木」は耐熱温度が高く鍋敷きの素材として使われているため、代用品としても安心。
布製鍋敷きの耐熱温度は約180°C、紙製は約200°C、木製は約200°Cです。
なお、どれも直火では燃えるため、火には近づけないよう注意しましょう。
厚さに注意
鍋敷きの代用品は、耐熱温度が高い素材であることに加えて厚さも重要です。
どんなに耐熱温度が高くても、薄すぎると熱が伝わり天板や作業台を炒める恐れがあります。
鍋敷きの代用品として使うなら、1cm~1.5cmほどの厚さは必要です。
1枚では厚さが足りない場合は重ねて使うとよいでしょう。
鍋敷きの代わりになるものを紹介
鍋敷きの代用品は「耐熱温度」と「厚さ」の2点をクリアするものであることが重要です。
鍋敷きの代わりになるタオルやまな板などをピックアップして紹介します。
ダンボール
適度な厚さがあり、間に空気の層があるダンボールは、熱が伝わりにくいため鍋敷きの代わりとして使えます。
汚れたら交換したり、厚みが減ってきた場合は重ねたりできるので、資源回収に出すダンボールがあれば鍋の大きさに合わせて何枚か切っておくのがおすすめ。
お気に入りの布を貼ってハンドメイドで鍋敷きをつくるのもおすすめです。
タオル
タオルは耐熱性があるため、鍋敷きの代わりとしても使えます。
また、折りたたんだり重ねたりすれば手軽に厚さを出すことが可能です。
なお、濡れたタオルでは料理の温度が下がるため、乾いた状態で使いましょう。
新聞紙
新聞紙を鍋敷きの代わりに使うと、汚れてもそのまま捨てることができます。
ただし、熱で溶けたインクが鍋底や天板に移ると落ちないことがあるため注意が必要。
鍋底が濡れたままの状態で使う、鍋を長時間置きっぱなしにするのは避けましょう。
インク移りを避けるなら、鍋底が触れる部分にふきんやキッチンペーパーをかませるのもおすすめです。
雑誌
厚みのある雑誌は重ねることなく鍋敷きの代わりとして使えます。
雑誌を鍋敷きにする場合は、新聞紙と同様でインク移りに注意が必要です。
心配な場合はふきんやキッチンペーパーを挟むとよいでしょう。
鍋つかみ・ミトン
鍋つかみは耐熱性が高い布製やシリコン製が多く、鍋敷きの代用品として使えます。
鍋つかみにはミトン型などさまざまな形がありますが、鍋敷きの代わりに使う場合は大きなものがよいでしょう。
鍋底よりコンパクトなものや指先で挟むタイプは安定感がなかったり、熱で天板を傷つけたりすることがあるため避けましょう。
牛乳パック
牛乳をよく飲む家庭であれば、牛乳パックも鍋敷きの代わりに使えます。
ただし、1枚を鍋敷きとして使うには薄いため、折りたたんだり、鍋に合わせてカットしたものを重ねたりするのがおすすめです。
後の見出しで紹介する牛乳パックを編む鍋敷きの作り方も参考にしてみてください。
まな板・カッティングボード
まな板は厚さやサイズの面でも鍋敷きの代わりに適しています。
カッティングボードであれば、鍋敷きに使ってもおしゃれ。
ただし、材質は木製のものに限ります。
プラスチック素材のまな板や、塗装やコーティング加工されているまな板は熱に弱いため、鍋敷きの代わりに使うのは避けましょう。
ランチョンマット
布製のランチョンマットであれば、鍋敷きの代わりに使えます。
ビニール製や樹脂製のランチョンマットは熱に弱いため、避けましょう。
1枚では薄いので、折りたたんだり数枚重ねたりして厚みを出しましょう。
台拭き
ふきんや台拭きも鍋敷きの代わりに使えます。
ただし、1枚では厚さが足りないため、数枚重ねる必要があります。
また、鍋の温度が下がらないよう、乾いた状態のものを使いましょう。
【キャンプでも】鍋敷きの代用方法
キャンプなどアウトドアで調理をする際にも鍋敷きが必要になることがあります。
キャンプなど野外で鍋敷きの代用品として使えるものを紹介します。
耐熱グローブ
キャンプサイトでは、焚き火やバーベキューなどで使う耐熱グローブを鍋敷きに代用できます。
焚き火で燃えないように作られているため耐火性も高く、熱い鍋やスキレットを置いても安心です。
ただし、焚き火で使っているときは鍋敷きにできないので、別の代用品を探す必要があります。
薪
焚き火に使う薪を鍋敷きの代用品にすることもできます。
鍋敷き代わりに使う場合は、できるだけ大きさを揃えておくのがポイント。
薪を準備する際に、鍋敷き用の薪を作っておくとよいでしょう。
ブッシュクラフトを楽しみたい人は、その場にある薪で手作りするのもおすすめです。
【ハンドメイド】鍋敷きの作り方
鍋敷きは身近な材料で手作りできます。
代用品ではなくおしゃれな鍋敷きが欲しい人は、ハンドメイドにチャレンジしてみましょう。
ハンドメイド鍋敷きの作り方を3つ紹介します。
紐を編んで手作り
ナチュラルなドーナツ状の鍋敷きの作り方です。
100均で手に入る材料で作れます。
- サプリメントのボトルなどに麻紐を巻き付けて芯をつくる
- 1の数ヵ所を麻紐で縛って丸い形に整える
- 長くとった麻紐を半分に折り、芯に麻紐を通して編むように巻き付ける
- 編み終えたらかぎ針などで糸始末をして完成
折り紙を使って手作り
こちらはA4またはB4用紙を蛇腹に折る鍋敷きの作り方です。
動画を参考にして紙を細かな蛇腹構造に折り、最後に厚紙で両端を補強して完成です。
紙製ですが意外と丈夫に手作りできて、好きな折り紙や包装紙などで作るとおしゃれに仕上がります。
牛乳パック・チラシで編み込む
牛乳パックやチラシで編み込む鍋敷きの作り方です。
牛乳パックは開かずカットして輪状にし、チラシは細く折ったものを交差させて編み込みます。
牛乳パックの鍋敷きは、最後の横パーツを付けるときに縦パーツを引き出しておき、互い違いに差し込んで固定します。
チラシの鍋敷きは、飛び出した外側を編み目に差し込んで固定してください。
おすすめの鍋敷き4選
ナチュラルなハンドメイド風やモダンなシリコン製など、キッチンやアウトドアでも活躍するおしゃれなおすすめ鍋敷きを紹介します。
山崎実業 (Yamazaki) タワー (TOWER) シリコン鍋敷き タワー 丸型
重量のある鍋にも スタイリッシュなラウンド型シリコン鍋敷き
そのまま食卓に出してもスタイリッシュな、山崎実業の鍋敷きです。
耐熱温度は200°Cと熱に強く、しっかりした厚みがあるため、重量のあるホーロー製やステンレス製の鍋も安心して置けます。
鍋底にぴったりのラウンド型で面積をとらず、作業台やテーブルもすっきり。
ひっかけ収納ができる穴付きです。
- 外形寸法 幅16cm 奥行1cm 高さ16cm
- 材質 シリコン
田中箸店 (TANAKA HASHI) コルク鍋敷き 050522
軽くて熱に強く、価格も手頃。水洗いもできるコルク製鍋敷き
軽くて断熱性に優れている、使い勝手のよいコルク製鍋敷きです。
熱くなった鍋やフライパンも安心して置け、汚れたら水洗いできます。
またこちらは薄型サイズのため、使わないときは隙間に立てて収納可能。
値段が安いのもうれしいところで、ナチュラルな素材なのでどんなキッチンにもなじみます。
- 外形寸法 幅19cm 奥行0.7cm 高さ19cm
- 材質 コルク
釜敷き なべしき 鍋敷き 藁の鍋敷き
ナチュラルテイストにキッチンに。軽くて柔らかい亜麻草の鍋敷き
ナチュラルなぬくもりで料理や食卓の雰囲気がよくなる、亜麻草のハンドメイド風鍋敷きです。
亜麻草は藁よりも手触りが柔らかく、テーブルの天板を傷つける心配がありません。
また滑り止め付きなので安定感があり、耐久性もあります。
使わないときはナチュラルなキッチンの見せる収納として飾るとおしゃれです。
- 外形寸法 幅20cm 奥行2cm~4cm 高さ20cm
- 材質 亜麻草
ダルトン (DULTON) グラットンポットホルダー (GLUTTON POT HOLDER)
キッチンやアウトドアで大活躍。鍋敷きとして使えるかっこいい鍋つかみ
ダルトンのGLUTTONシリーズから、鍋敷きとしても使えるポットホルダーを紹介します。
こちらは耐熱温度が180°Cあるため、熱々の鍋を置いても安心。
1枚あればアウトドア用の鍋つかみや鍋敷きとして活躍します。
またかっこいい6色展開で、使わないときはループにひっかけて見せる収納も楽しめます。
- 外形寸法 幅18.5cm 奥行1cm 高さ25cm
- 材質 綿、クロロプレンゴム
通販サイトの最新ランキングも参考にする
各通販サイトの売れ筋ランキングもぜひ参考にしてみてください。
まとめ
この記事ではまな板や牛乳パックなど、キッチンやキャンプサイトでも手に入る鍋敷きの代わりになるものを紹介しました。
家に鍋敷きがない場合はほかのもので代用するほか、ハンドメイドが好きな人は、身近な材料で手作りするのもおすすめ。
その際は「耐熱温度」と「厚さ」に注意して選ぶことが大事です。
ぜひ、紹介した鍋敷きの作り方やおすすめ商品も参考にしてみてください。