【材料は?】アメリカンフラワーの作り方 ディップアート用ディップ液やワイヤーも

夕日と花の写真
出典:Pixabay

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華奢でフェミニンな雰囲気が美しい造花「アメリカンフラワー」がアクセサリーやインテリアとして注目を集めています。
アメリカンフラワーはガラス細工のような透明感と繊細さが魅力で、材料を揃えれば簡単に自作することができるのが魅力。
この記事では、アクセサリーやインテリアとしてアメリカンフラワーを製作したい人に向けて、おすすめの材料と作り方を紹介します。
この機会にぜひチャレンジしてください。

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アメリカンフラワーとは

アメリカンフラワーとは、ワイヤーで作った花を合成樹脂のディップ液に浸して膜を形成させた造花のこと。
ディップフラワーとも呼ばれていて、ガラス細工のように透明感があり、繊細な姿が美しいパーツです。
アメリカンフラワーはインテリアやアートとしてはもちろん、アクセサリーのパーツとしても人気。

発祥はアメリカですが、樹脂を半透明に美しく仕上げるための技術は日本で発展し、広まりました。
ディップ液などの材料が揃えば簡単にオリジナル作品が作れるため、ハンドメイド作家やアメリカンフラワーの愛好家も増えています。

アメリカンフラワー作りに必要な材料

ハンドメイドでアメリカンフラワーを製作するときに、まずは揃えておきたい基本の材料について解説します。

ディップ液

ワイヤーで作った輪を浸して膜を作る合成樹脂液。
アメリカンフラワーがディップフラワーと呼ばれるのは、この液にディップして作ることに由来します。
ディップ液は、絵の具のように色を混ぜ合わせて好きな色を作ることが可能。
各色にクリアー(透明)のディップ液を混ぜて、透明感のある色合いに仕上げることもできます。

強化液

ストレンスナーとも呼ばれ、ワイヤーをディップ液に浸して作った膜を強く丈夫にするための液です。
水性と油性があり、ディップ液と混ぜて使用することはできません。
ディップ液を乾かした後に使用し、繰り返し浸すほど膜が強く丈夫になります。
強化液が乾かないうちにビーズやラメを配置してくっつけることも可能です 。

ワイヤー

ワイヤーは、太さや種類、長さ、色など、豊富なバリエーションがあります。
作品の雰囲気に合わせて色や太さを変えるのもいいでしょう。
例えば結婚式のアクセサリーには、華やかな雰囲気のメタリックカラーがおすすめ。
細めのワイヤーは、グラスビーズなども通せて、アレンジ用にぴったりです。

フラワーゲージリング

花びらや葉の形を作る際に、ワイヤーを巻き付けて基本の輪を作るためのパイプ。
パイプには数種類のサイズがあるため、作りたい花や葉の大きさに合わせて使い分けます。
作りたいパーツの直径と同じくらいであれば、ボールペンやマジックでも代用可能です。

フローラルテープ

茎や額部分のワイヤーに巻き付ける、柔らかく伸縮性に富んだテープのこと。
伸ばすと色が薄くなり、粘着力が強くなるという特性があります。
色は緑のほか、白や茶系など植物の色を表現するアースカラーなどもおすすめです。

そのほかあると便利な材料

基本の材料に加えて、あると便利でよりアメリカンフラワーの完成度を高める材料を紹介します。

ペップ(花芯)

グラスビーズ

うすめ液

着色スプレー

スタイロフォーム

ディップ液を乾かしたり、スプレーで着色したりするときはスタイロフォームがあると便利。
また、濃くなったディップ液を調節するうすめ液や、花びらや葉に吹きかける着色スプレーがあれば、理想的な仕上がりに近づきます。
ペップ(花芯)やグラスビーズなどで装飾すれば、さらに作品のクオリティがアップするでしょう。

アメリカンフラワーの材料10選

ここからは、繊細で可憐なアメリカンフラワーをハンドメイドで製作できる、おすすめの材料10選を紹介します。

トウペ (TOHPE) ディップアート アメリカンフラワー ディップ液No,1~No,18

透明感のあるアメリカンフラワーの製作におすすめのディップ液

塗料で培ったノウハウを応用して造花用の樹脂液を製造している、トウペのディップ液。
ガラス細工のような透明感あるアメリカンフラワーの製作に最適で、初心者からハンドメイド上級者まで幅広い層の人に使われています。
カラーは28色とバリエーション豊富。
さらに、混ぜ合わせて好きな色を作ったり、クリアー(透明)のディップ液を混ぜて淡い色を作ったりもできます。

  • ディップ液
  • 容量 160ml

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トウペ (TOHPE) ディップアート アメリカンフラワー ストレンスナー 油性

アクセサリーを本格的に仕上げられるディップ液

こちらはディップ液で作ったアメリカンフラワーの膜を強く丈夫にさせる強化液。
長くディスプレイしたいハンドメイドの造花や、アクセサリーを美しく本格的に仕上げるために用いられます。
強化液は変色・劣化を防いでくれる役割を担うアメリカンフラワーの必須アイテム。
ディップ液が乾いた後に、この液に浸したり塗ったりすることで作品を長い期間楽しめます。

  • 強化液
  • 容量 700ml

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ワイヤークラフト アーティスティックワイヤー 2mm

大きい作品におすすめのコスパの良いアーティスティックワイヤー

メタリックカラーの9色展開でハンドメイドアレンジの幅が広がる、直径2mmのアーティスティックワイヤーです。
発色もよく、アメリカンフラワーの花や葉、アクセサリーの雰囲気に合わせて色を選べるのがうれしいポイント。
10m巻とたっぷり使えてコスパもよいため、大き目の作品や、たくさんのアメリカンフラワーを作りたい人にもおすすめです。

  • ワイヤー

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アメリカンフラワー G-PIPE ゲージパイプ

ワイヤーをまとめやすくする溝がついたゲージパイプ

アメリカンフラワー製作で、花びらや葉の形を作るときに基本となる輪を作るために使用するゲージパイプ。
こちらはワイヤーをまとめやすくする溝がついています。
直径1cmから6cmまで9本がセットになっているため、花びらや葉のサイズに強弱をつけたい人や、様々な作品をたくさん作りたい人に最適。
もちろん、きれいに手際よく作品を作りたい初心者にもおすすめです。

  • フラワーゲージリング

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フローラテープ

色ムラや色落ちの心配がないよく伸びるフローラテープ

自然で上質に仕上がる、アメリカンフラワーなどの造花に欠かせないフローラテープです。
クレープ状でよく伸び、色ムラ、色落ちがありません。
質感は滑らかで、耐水性にも優れているため、体に身につけるアクセサリー作りにも最適。
伸ばしながら貼ると粘着力が高まる上にナチュラルな色味になり、貼って剥がしても跡が残らないのが特徴です。

  • フローラルテープ

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フラワーペップ 花芯 メタリック

メタリックカラーが上品な、華やかな雰囲気を演出するフラワーペップ

華奢なアメリカンフラワーにリアルさと可憐さをプラスしてくれる、フラワーペップ(花芯)です。
単色でも3色ミックスでも注文できるのがうれしいポイント。
メタリックなカラー展開で、どれを使用しても上品かつ華やかな雰囲気を演出してくれます。
ブーケなどの造花を作る際や、より完成度が高いアメリカンフラワーを作成したい人にぴったり。

  • ペップ

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アメリカンフラワー グラスビーズ 小

用途によって使い分けられるデコレーションにおすすめのグラスビーズ

花についた水滴の表現やデコレーションにおすすめの、極小粒で透明なグラスビーズ。
ガラスを砕いたような不揃いな形状と透明感のあるつや感が特徴です。
強化液に浸した後、ビーズをつけたい部分にビーズをパラパラとまぶすだけで、みずみずしい生花のような印象に仕上がります。
中粒、大粒とサイズもいくつかあるため、用途によって使い分けてもいいでしょう。

  • ビーズ

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トウペ (TOHPE) アメリカンフラワー ディップアート用 うすめ液

凹凸やムラをなくすための専用薄め液

アメリカンフラワーに欠かせない、ディップ液の粘度調節に使用する専用うすめ液。
色を薄くするための液ではなく、 ディップ液が固まってきたときに元の濃さに戻すために使用します。
凹凸やムラのない、透明感のあるアメリカンフラワーに仕上げるために、あると便利な一本です。
アメリカンフラワーに慣れていない初心者はもちろん、作品をより美しく仕上げたい人にもおすすめ。

  • うすめ液
  • 容量 250ml

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アメリカンフラワー ファンシーカラースプレー

作品をより深みある色合いに仕上げられるカラースプレー

こちらはアメリカンフラワーなど、ディップ液で作った作品に吹きかけるスプレー式着色剤。
カラーは16色展開で、スプレーすると内側は濃いめに、外側は薄めに着色されます。
花や葉の色を地の色と重ねたいときや、ぼかして自然なグラデーションにしたいときに便利です。
作品をより深みのある色合いに仕上げたい人におすすめ。

  • 着色スプレー

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スタイロフォーム 182cmx91cmx20mm

ディップ液乾燥の台座におすすめな断熱材

断熱材としておなじみのスタイロフォームは、ディップ液や強化液に浸したワイヤーの花を刺し、乾燥させるのに便利なアイテム。
発泡スチロールよりも目が詰まっているため、挿した花が倒れることなく、きれいに乾燥できます。
ディップ液に浸したものはスタイロフォームに、強化液に浸したものは発泡スチロールに。
刺し分けることで手順を間違うことなく作品を作れます。

  • スタイロフォーム

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アメリカンフラワーの作り方

材料を準備したところで作り方も見ていきましょう。

1. ワイヤーで花びらの形の輪を成形。
ディップ液を付けてからは形が変えられません。
フラワーゲージリングなどを使い、この段階でしっかりと整えてください。
乾かすとき、まとめるときのためにも、持ち手となるワイヤーの長さは余裕をもって作りましょう。

2. ワイヤーをディップ液に浸し、乾かす。
先ほど作ったワイヤーの輪の部分をディップ液に漬け、引き上げると膜が張られます。
発泡スチロールや断熱材の台座に持ち手部分を刺し、膜に触れないように乾かしてください。

3. 乾かし終わったら、花びらのパーツやペップをまとめて花の形に成形。

4. フローラテープを巻いてワイヤーの先が刺さらないように整えたら、完成です。

好みで乾かしきる前にグラスピーズを載せたり、乾かした後に葉脈や色をペンやスプレーで付けることも可能。
オリジナリティあふれる作品にすることができます。
作ったアメリカンフラワーをアクセサリーにアレンジするのもおすすめです。

アメリカンフラワーを使ったアクセサリーの作り方

バラのピアスの作り方を紹介します。

  1. ワイヤーを1cmのゲージに3回巻き付けて根元をねじったものを2個、1.5cmのゲージに2回巻き付けて同じく処理したものを4個作る。
  2. ワイヤーにうねりをつけて、自然な花びらの形に形成する。
  3. 花びら部分をディップ液に浸してすぐに持ち上げ、スタイロフォームに刺す。
  4. 約10分後、乾いたら強化液に浸けて、再びスタイロフォームに刺して乾燥させる。
  5. 花びら3枚のパーツの根元をフローラテープで巻きつつ、周りに花びら2枚のパーツを2個づつ巻き付けて花を組む。
  6. 最後にもう一度強化液に浸けて乾かす。
  7. 根元でワイヤーを切り、接着剤でピアスの金具に花をつけて完成。

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まとめ

今回は、アメリカンフラワーの基本の材料と、あるとアレンジの幅が広がる便利な材料も紹介しました。
職人が作ったような精巧なアクセサリーや造花をハンドメイドしてみたい人は、アメリカンフラワーがおすすめ。
基本のアクセサリーの作り方や材料の使い方を参考に、プレゼントや身の回りのアイテム、インテリア雑貨などを作成してください。

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※本記事はIECOLLECTION編集部の調査結果に基づいて作成しています。

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