抹茶茶碗おすすめ9選 萩焼や備前焼などの種類、選び方も紹介

自宅でも楽しめる趣味としておすすめの茶道。 お茶を美味しく点てるためには、自分に合った使いやすい抹茶茶碗を選ぶことが大切です。 抹茶茶碗には信楽焼や備前焼など様々な種類があり、選び方に迷う人も多いかもしれません。 この記事では抹茶茶碗の種類、形や重さといった選び方、通販で手軽に買えるおすすめ商品も紹介します。 お茶を始めたばかりの人や、これから始めてみたい人もぜひ参考にしてください。

美味しいお茶を点てる抹茶茶碗の選び方とは

奥が深い抹茶茶碗の世界。 お茶会は茶碗を見て楽しむ場でもありますが、茶碗の品評会ではなく「お茶を美味しく飲むこと」が一番の目的です。 特に抹茶茶碗の扱いに慣れていないうちは、お茶を点てやすく、飲みやすいかどうかを基準に選ぶのがおすすめ。 本記事では信楽焼や萩焼といった抹茶茶碗の種類はもちろん、形などの選び方を紹介します。 美味しいお茶を嗜むために、自分に合った使いやすい一品を見つけましょう。

抹茶茶碗の焼き物の種類

古くから、優れた焼き物を称する言葉として伝えられてきた「一楽二萩三唐津」。 抹茶茶碗の格付けを表すもので楽焼、萩焼、唐津焼を指します。 まずは一楽二萩三唐津を含む抹茶茶碗の特徴をおさえましょう。

備前焼(びぜんやき)

岡山県備前市を産地とする備前焼は、赤みの強い色合いと独特な模様が特徴。 古墳時代の須恵器の製法を受け継ぎ、良質な陶土を一点ずつ成形して乾燥させます。 備前焼は絵付けや光沢を出すために吹きかける釉薬(ゆうやく)を行わずに焼き上げるため、土の質感を楽しめるのも魅力です。

信楽焼(しがらきやき)

タヌキの置物で有名な滋賀県の信楽焼。 中世から現代まで続く代表的な六つの窯「日本六古窯」の一つで、耐火性があるため大物づくりに適しています。 ケイ石や長石が混ざった粗い肌が特徴で、粘性もあるため小物づくりも可能。 信楽焼は様々な大きさ、色合いの陶器を作ることができる優れた焼き物の一つです。

唐津焼(からつやき)

楽焼、萩焼とともに格付けの上位に挙げられる佐賀県の唐津焼。 固くざっくりとした粗い土を使い、素朴な風合いが楽しめます。 日本ではじめて絵付けが施されたとされる唐津焼は装飾技法が高いのもポイント。 焼き上がりは深みのある灰色で、火の状態や鉄分によって色の変化を楽しめるのも唐津焼の魅力です。

萩焼(はぎやき)

山口県の萩市で作られている萩焼。 大道土を低めの温度でじっくりと焼き上げるのが特徴で、吸水性の高い茶碗に仕上がります。 釉薬が薄いためわずかな割れ目からお茶が染みこみ、使うごとに色合いが変化する「萩の七化け」も有名。 使いこむことで味わいが出る萩焼は、シンプルな中に気品が感じられる優れた茶陶です。

楽焼(らくやき)

京都を産地とする楽焼は、釉薬の色で赤楽、黒楽、白楽の3種類に分けられる軟質陶器。 千利休の指導を受け、作家の楽長次郎が製作した技法が受け継がれています。 その技法は電動のろくろを使わずに手捏ねで成形し、低温で焼き上げるというもの。 お椀にわずかな歪みと厚みがあり、あたたかみのある風合いが楽しめます。

清水焼(きよみずやき)

京都の清水へ続く参道の五条坂界隈に多くの窯元を構える、京都を代表する焼き物。 現代では京都市東山区や山科区、宇治市で作られる焼き物もまとめて清水焼と呼んでいます。 都のあった京都に選りすぐりの作家が集まったことから、様々な技法が反映されているのも清水焼の魅力です。

抹茶茶碗のおすすめの選び方

ここからは形や手触り、重さなど、抹茶茶碗の選び方のポイントを紹介します。 通販サイトで購入する場合は、口コミも参考にしながら自分に合った抹茶茶碗を見つけましょう。

見込みが広い抹茶茶碗の形を選ぶ

抹茶茶碗の代表的な形に井戸茶碗、筒茶碗、平茶碗があり、底から真ん中までの広さを指す「見込み」で区別できます。 井戸茶碗は控えめな丸みがあり見込みが広く、お茶を点てやすい抹茶茶碗。 真ん中の胴部がまっすぐ伸びている筒茶碗は冬に最適で、口径よりも底が広いのが特徴です。 平茶碗は飲み口が広く浅い形で、素地が薄手のため夏にぴったり。 初心者には茶せんが振りやすく扱いやすい井戸茶碗がおすすめです。

飲み口の形状をチェックする

飲み口の形は内向き、真っすぐ、外向きの3種類があります。 初心者にもおすすめなのが内向きで、お茶の戻りが良いためこぼれにくいのがメリット。 抹茶茶碗を床に置いた時にもお茶が垂れて畳などを汚す心配がありません。 外向きはお茶の流れが良いため飲みやすいのが利点で、一方で戻りが遅くこぼれやすい点に注意しましょう。 飲み口が真っすぐ伸びたものはごはん茶碗に近く、口触りや釉の感触を純粋に楽しめるのが特徴です。

ざらざら・ぼこぼこ・つるつるの素材を避ける

抹茶茶碗がざらざら、ぼこぼこしている素材だと、お茶を点てる時に茶せんが引っかかってしまい十分に撹拌できないことも。 釉薬をかけずに素焼きする備前焼など、ざらざらとした手触りの抹茶茶碗はハードルが高く上級者向きです。 また、つるつるすぎる抹茶茶碗も茶せんが滑りすぎてしまうためきれいな泡が立ちづらいのが難点。 通販サイトなどで購入する時は口コミも参考にして選んでみてください。

割れ欠けしにくいものは長く使える

内向きの抹茶茶碗は、縁が他の抹茶茶碗や食器に当たっても欠けにくいのがメリット。 縁が丸く、少し厚手だとより割れ欠けしにくいでしょう。 外向きの抹茶茶碗は内向きに比べて割れやすいのが難点。 どうしても外向きを使いたい時は縁が丸みを帯びていて厚いもの、少しでも内向きになっているものを選ぶのがおすすめ。 そうすることで大切な、お気に入りの抹茶茶碗を長く使うことができます。

片手で楽に持てるサイズ、重さを選ぶ

抹茶茶碗は片手で持てるサイズ、重さだと安心。 茶道には洗った水を捨てる時に片手で茶碗を持つ動作があるため、片手で扱いやすい大きさであることも重要です。 重さは品格にもつながるため軽すぎる、薄すぎるものは避けましょう。 軽すぎる抹茶茶碗はお茶を点てにくく、倒れやすいのもデメリット。 お茶の熱で茶碗が持ちづらくならないよう、適度な厚みも必要です。 購入する前にサイズと重量も確認するようにしましょう。

高台が安定するものだと安心

高台(こうだい)とは、抹茶茶碗の底の足部分を指します。 基本的に茶道は畳の上で行うため、高台が安定しない茶碗ではお茶が点てづらく倒してしまうことも。 高台の選び方のポイントは、大きくしっかりしていること、ゆがみがなく平行なもの、持ちやすいものであることです。 抹茶茶碗を持った時に高台に指がフィットすると扱いやすいため、高台の形や大きさにも注目してみてください。

茶碗の正面が分かりやすいものに注目する

抹茶茶碗には決まった正面があり、正面が最も茶碗が美しく見えるように作られています。 判別の仕方は、茶碗の裏側にある作家のハンコを見た時に上側に来るのが正面です。 初心者は正面に異なる色が入っているものか、メインとなる絵柄が描かれた抹茶茶碗がおすすめ。 一色のものや、絵柄がない抹茶茶碗は上級者向きです。 茶会でお客様に抹茶茶碗を差し出す時も、正面を間違えないように気を付けましょう。

有名な作家、好きな作家の作品にこだわる

有名な作家、好きな作家にこだわって抹茶茶碗を選ぶのもおすすめです。 有名な作家の抹茶茶碗を使えばお茶会で注目され、話も弾むでしょう。 人間国宝とされている萩焼や唐津焼の有名作家など、焼き物の種類と合わせて覚えておくと知識も深まります。 好きな作家に絞ってから自分が使いやすい、お茶を点てやすい抹茶茶碗を選ぶのも一つの方法です。

通販で買える抹茶茶碗おすすめ9選

楽天やamazonなどの通販サイトで購入できるおすすめの抹茶茶碗を紹介。 選び方のポイントも参考にしながら、サイズや価格、口コミを比較してとっておきの一品を見つけましょう。

備前焼 柴岡信義作 抹茶碗 抹茶茶碗 信義-08

日本伝統工芸展で入選した備前市出身の作家・柴岡信義の抹茶茶碗です。 一点ずつ手捏ねで作られているため、備前焼特有の土味がしっかりと感じられるのが大きな魅力。 使いこむほどに備前焼の表面の繊細な凹凸が取れていき、落ち着いた味のある茶碗に変化していきます。

  • 外形寸法 幅12cm 奥行12cm 高さ8cm
  • 種類 備前焼

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丸伊製陶 へちもん 信楽焼 明山窯作 抹茶碗 緑釉 3-2702

粗い肌と粘性が特徴の信楽焼の抹茶茶碗。 「へちもん」は丸伊製陶のオリジナルブランドで、信楽の職人言葉で「風変りなもの」という意味があります。 淡い緑釉の光沢が美しく、素朴な風合いが楽しめる一品。 口コミでは「抹茶に合う色」「色合いが素敵」と、釉薬の仕上がりが高い評価を獲得しています。

  • 外形寸法 幅13.5cm 奥行13.5cm 高さ8cm
  • 種類 信楽焼

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今屋静香園 茶道具 抹茶茶碗 唐津焼き 一珍 紅白結び 武村利左エ門作

縁起の良い紅白結びのデザインがかわいい唐津焼の抹茶茶碗。 江戸時代から歴史のある窯元の作家・武村利左衛門の作品で、見込みが広く初心者も扱いやすい井戸茶碗です。 リボンが描かれているため正面が分かりやすいのも魅力で、土を活かした落ち着いた色合いと質感が楽しめます。

  • 外形寸法 幅13cm 奥行13cm 高さ7.1cm
  • 種類 唐津焼

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今屋静香園 抹茶茶碗 萩焼き 割高台 姫萩または荒萩 萩玉作

今屋静香園から販売されている萩焼の抹茶茶碗で、シンプルな姫萩と深みのある荒萩から選べます。 使いこむことで色が変化していく風情ある萩焼で、長く使うほど味わいが出るのも魅力。 やや小ぶりながらしっかりとした高台で、見込みが広い井戸茶碗のため初心者にもおすすめです。

  • 外形寸法 幅12.4cm 奥行12.4cm 高さ6.9cm
  • 種類 萩焼

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芳香園 茶道具 楽茶碗 抹茶碗 抹茶茶碗 黒楽茶碗 上 佐々木松楽作 07-500-01

京都の亀岡を窯元とする作家・佐々木松楽の黒楽茶碗。 釉薬を施した茶碗を高温で焼き上げた後、温度を急激に下げることで黒く発色させています。 ろくろを使わずに手捏ねとヘラで仕上げた一品で、飲み口はお茶の戻りが良い内向き。 美しい黒の光沢が目を引く、趣のある抹茶茶碗です。

  • 外形寸法 幅12cm 奥行12cm 高さ8.2cm
  • 種類 楽焼

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ほんぢ園 茶道具 美濃焼 しだれ桜 抹茶茶碗 抹茶碗 M-1422

桜のデザインが華やかな美濃焼の抹茶茶碗。 美濃焼は岐阜の東濃地方で生産されている焼き物で、土岐市は日本最大の陶磁器の産地として有名です。 300g程度の重さで、片手でも持ちやすい少し小さめのサイズ感。 淡いクリーム色の茶碗が、お茶の緑をより美しく引き立ててくれます。

  • 外形寸法 幅11.5cm 奥行11.5cm 高さ7.5cm
  • 重量 303g
  • 種類 美濃焼

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松韻堂 京焼 清水焼 ピンク織部縁抹茶茶碗 林山 771

京都・三年坂の松韻堂で販売されている清水焼の抹茶茶碗。 リーズナブルな価格ながら安定感のある高台と洗練されたデザインが魅力です。 ピンク色の釉薬からかけ流れた織部釉がポイントで、釉薬を得意とする作家・林山が手がけた一品。 食洗機と電子レンジに対応しているため、頻繁に抹茶碗を使う人にもおすすめです。

  • 外形寸法 幅11.5cm 奥行11.5cm 高さ7.5cm
  • 重量 300g
  • 種類 清水焼

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松韻堂 京焼 清水焼 ガラス織部抹茶茶碗 林山 1307

こちらも松韻堂の抹茶茶碗で、淡い緑色の織部釉が美しい一品。 みずみずしいデザインで、ほんのり土の色が透ける淡い若草色にお茶の濃い緑が映えます。 自宅で抹茶を楽しみたい人、気軽に試せるリーズナブルな抹茶茶碗を探している人に最適です。

  • 外形寸法 幅11.5cm 奥行11.5cm 高さ7.5cm
  • 種類 清水焼

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松韻堂 京焼 清水焼 ピンク刷毛目抹茶茶碗 林山 333

先に紹介した松韻堂の商品と同じ作家が手がける清水焼の抹茶茶碗。 光沢をおさえたアイボリーの釉薬にピンクの刷毛目が巻かれたデザインで、洗練された色合いが魅力です。 口コミでは「落ち着いた優しい色合いが素敵」「とても上品」と、デザイン性が高く評価されています。

  • 外形寸法 幅11.5cm 奥行11.5cm 高さ7.5cm
  • 重量 500g
  • 種類 清水焼

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抹茶茶碗のおすすめの手入れ方法

まず使う前に抹茶茶碗を水かぬるま湯で洗い、傷がないか確認しましょう。 洗い桶などに数時間浸け、十分に水を含ませることで熱湯を注いだ時に割れるのを防ぎます。 使用後はたわしやスポンジを使わずに、ぬるま湯を染みこませた布巾などで拭き洗いすることが大切。

特に汚れやすい茶溜まりや飲み口、高台を中心に洗いましょう。 また、抹茶茶碗にとって湿気は大敵。 よく乾燥させてから、布に包むなどして保管するのがおすすめです。 長く抹茶茶碗を愛用するためには丁寧な手入れを怠らないようにしましょう。

まとめ

備前焼や信楽焼、萩焼といった有名な焼き物、様々な作家の抹茶茶碗を紹介しました。 初心者の人は、見込みが広いものや片手で持てるサイズ、質感など、選び方のポイントを参考にしてみてください。 通販サイトで気になる商品をいくつか選んで、口コミや価格を比較するのがおすすめ。 自分に合った使いやすい抹茶茶碗を見つけて、お茶を味わう有意義な時間を楽しみましょう。

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