【がんこな襟汚れに】古い黄ばみの落とし方 ワイシャツやしまっておいた服も白く
ワイシャツなどの白い服についた古い黄ばみ汚れに悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
今回は、時間が経った黄ばみの落とし方について紹介。
重曹や酸素系漂白剤、スチームアイロンなど、いろいろなアイテムを使った落とし方があります。
しまっておいた服が黄ばんでいた場合はぜひ本記事を参考にして、きれいに落としていきましょう。
しまっておいた服に黄ばみがついていたら
衣替えの時にしまっておいた服や古いワイシャツを出したら、黄ばみ汚れがついていた経験がある人も少なくないはずです。
時間が経ったことでがんこになった古い黄ばみも、汚れの原因や正しい落とし方を知ることで、きれいにすることができます。
古い黄ばみの原因とは
ワイシャツなどの古い黄ばみは、付着した皮脂や汗が酸化したことが原因です。
特に皮脂は洗濯しても繊維の奥に残ってしまうことが多いため、時間が経つと黄ばみが目立ってしまいます。
また、洗濯洗剤も必要以上使うことで黄ばみにつながる場合があります。
そのほか、制汗スプレーを使いすぎるとその成分によって黄ばむことがあるので注意しましょう。
【襟や脇】がんこな黄ばみの落とし方
襟や脇についたがんこな古い黄ばみの落とし方を紹介していきます。
重曹や酸素系漂白剤などを使った落とし方できれいになるので、ぜひ試してみてください。
重曹やセスキ炭酸ソーダ
アルカリ性の重曹やセスキ炭酸ソーダは、皮脂汚れを落とすのに効果的です。
重曹やセスキ炭酸ソーダと食器用洗剤を1:1の割合で混ぜてペースト状にし、黄ばみに塗って10~15分ほど放置します。
その後、重曹ペーストがついた衣類をそのまま洗濯機で洗いましょう。
酸素系漂白剤
酸素系漂白剤も黄ばみ落としに扱いやすいアイテム。
粉末の酸素系漂白剤は、重曹とぬるま湯に混ぜたペーストを黄ばみに直接塗ると、がんこな汚れも落としやすくなります。
市販のスプレータイプ漂白剤は、襟や脇の汚れにもダイレクトにかけることができ、汚れ部分以外の洗濯ダメージを軽減できるでしょう。
食器用洗剤
皮脂が原因で黄ばみや黒ずみになっている時は食器用洗剤を使う落とし方もおすすめです。
襟や脇などの黄ばみをぬるま湯で濡らし、原液のままの食器用洗剤を垂らして手で揉み洗いします。
その後ぬるま湯で洗い流して、通常通り洗濯機で洗いましょう。
歯ブラシを使うと効果的
重曹ペーストや食器用洗剤を襟や脇などの部分的な黄ばみに塗布する時は、歯ブラシを使うと効果的です。
歯ブラシでこすることで、繊維の奥まで洗剤が届きやすくなります。
こする方向をこまめに変えるのがうまく落とすコツです。
あわせてスチームアイロンを使う方法も
酸素系漂白剤はスチームアイロンと併用すると効果的です。
重曹と混ぜたペーストを黄ばみに塗ったらスチームアイロンを当てます。
酸素系漂白剤と水が混ざり発生した過酸化水素が、加熱により水と酸素に分解されると同時に、黄ばみも分解する仕組みです。
そのため、熱と水分を同時に加えられるスチームアイロンが役立ちます。
【白い服など】全体的な黄ばみの落とし方
白い服などの全体が黄ばみ汚れになっている時の落とし方を紹介します。
効果的な方法は、酸素系漂白剤によるつけおき洗いです。
ワイシャツなどの白い服を洗面器に入れ、黄ばみに酸素系漂白剤を直接かけたら約50°Cのお湯を入れます。
2時間ほど経ったら取り出して通常通り洗濯機で洗いましょう。
しまっておいた服の古い汚れなど、がんこな黄ばみが落ちない場合は、鍋に水を入れて粉末の洗濯用洗剤と酸素系漂白剤を少し入れ、火にかけます。
洗剤が溶けたらワイシャツを入れて30分ほど煮ます。
その後火を止めて1日ほど放置。
取り出したら水を切って、そのまま洗濯機で洗いましょう。
黄ばみ汚れを落とすときの注意点
黄ばみ汚れを落とす時は、洗濯表示を必ず確認しましょう。
水洗い不可や漂白剤不可などの表示がないか注意してください。
洗濯表示通りにしないと衣類が傷んでしまう恐れがあります。
また、黄ばみは時間が経ったものほどがんこ汚れになって落としにくくなります。
黄ばみを見つけたらなるべく早く手入れするようにしましょう。
そして、黄ばみを洗う時は強くこすりすぎないように気をつけてください。
特に歯ブラシなどを使う場合は、強くこすることで衣類が傷むだけでなく、汚れが繊維の奥まで入り込んで落としにくくなるおそれがあります。
【ワイシャツにも】黄ばみが付く前に対策
黄ばみは予防してつきにくくすることが大切です。
特に黄ばみが気になりやすいワイシャツなどは、事前に対策しておきましょう。
重曹スプレーを振りかける
頻繁に洗濯しない白い服などは、重曹小さじ2杯と水200mlを混ぜた重曹スプレーをかけておくのがおすすめ。
着用後に重曹スプレーをかけておくと皮脂が分解されるので、黄ばみを抑えることができます。
また、臭い対策にも役立つでしょう。
洗濯のりで服をカバー
洗濯のりは衣類をコーティングする効果があり、生地の表面が覆われて皮脂汚れが繊維の奥まで入り込みにくくなることが期待できます。
ワイシャツなどにアイロンをかける時に洗濯のりのスプレーをしておくと、パリっとした仕上がりになる上に黄ばみ予防にも役立つでしょう。
汗を服につけない
汗をワイシャツなどの服になるべくつけないように工夫することも、黄ばみ防止に役立ちます。
服を着用する前に襟や脇などにベビーパウダーをつけておくと、汗や皮脂を吸収するため、衣類に付着するのを防げます。
また、吸汗インナーなどを使うことでも汗や皮脂が直接ワイシャツなどに付きにくくなるため、黄ばみ防止に役立ちます。
洗濯方法の見直し
黄ばみはなるべく早く洗うことが大切です。
もし、洗濯頻度が数日に1回のようであれば、こまめに洗うように見直して黄ばみの原因となる汚れを早く落としましょう。
また、酸素系漂白剤を普段の洗濯で使うようにすることでも、皮脂を落として黄ばみ防止ができます。
時間が経った黄ばみにおすすめアイテム5選
それではここで、時間が経った黄ばみを落とすのに役立つアイテムを紹介します。
紹介した黄ばみ汚れの落とし方を参考にしながら、必要なアイテムをチェックしてください。
東邦 ウタマロ石けん
白いワイシャツの白さを取り戻す 部分洗い用固形洗濯せっけん
ウタマロ石けんは、部分洗い用におすすめの洗濯せっけん。
生地や水に馴染みやすいせっけん成分が襟や脇の黄ばみ汚れもしっかり落としてくれます。
白い服やワイシャツが洗濯を繰り返すことで失いがちな白さを配合された蛍光増白剤が取り戻す、がんこ汚れ向きのせっけんです。
- 容量 133g
- 成分 純石けん分(脂肪酸ナトリウム)、蛍光増白剤
アイメディア(AIMEDIA) クリーニング屋さんのエリそで洗剤 浸透力1.4倍 徳用
クリーニング業界でも使われている浸透力の高い部分洗い用洗剤
こちらはクリーニング業界でも実際に使われている襟袖の汚れ落とし用洗剤。
酵素の力が皮脂やタンパク質を分解しやすくしています。
浸透力が高く、汚れに塗った後は5分ほど置くだけで効果を発揮。
塗ったあとは洗濯機に入れるだけで、しまっておいた服のがんこな汚れも落とします。
- 容量 175g
- 成分 界面活性剤(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、脂肪酸アルカノールアミド)、安定剤(グリコール系溶剤)、アルカリ剤、酵素、pH調整剤
グラフィコ オキシクリーン マックスフォース スプレー
さまざまな汚れを酵素の力で分解するシミ落としスプレー
こちらはオキシクリーンのシミ落とし用スプレーです。
襟袖の皮脂汚れのほか、汗ジミや食べこぼし、油汚れなどを落とすのに役立ちます。
洗浄成分と3種の酵素の力がさまざまな汚れを分解。
汚れに直接吹きかけて揉みこみ、5~10分置いたらそのまま洗濯するだけなので簡単です。
- 容量 354mL
- 成分 界面活性剤(ポリオキシエチレンアルキルエーテル、両性界面活性剤)、酵素、安定化剤、アルカリ剤、香料
アレスヘルスケア(ARES Health Care) 国産重曹
掃除や洗濯はもちろん料理にも使える食品グレードの重曹
こちらの重曹は、大容量が嬉しい5kg。
弱アルカリ性の重曹は酸性の皮脂汚れを落とすのに役立ちます。
ワイシャツの黄ばみ汚れには、粉末の酸素系漂白剤とぬるま湯で混ぜ、ペースト状にしたものを塗布する使い方がおすすめです。
食品グレードなので、掃除や洗濯だけでなく、ベーキングパウダーとして料理にも使えます。
- 容量 5kg
- 成分 炭酸水素ナトリウム
地の塩社 酸素系漂白剤 過炭酸ナトリウム
つけおき洗いやスチームアイロンとの併用で黄ばみを落とせる酸素系漂白剤
皮脂汚れによる黄ばみを落とすのに役立つ酸素系漂白剤です。
つけおき洗いやスチームアイロンを使った落とし方にも使えるので、時間が経った黄ばみにもおすすめ。
汚れ落としだけでなく加齢臭や生乾き臭を抑える効果もあり、洗濯のほか洗濯槽のカビ取りにも使えて便利です。
- 容量 500g
- 成分 過炭酸ナトリウム(酸素系)
まとめ
今回は、ワイシャツなど白い服についた古い黄ばみの落とし方について紹介しました。
時間が経った黄ばみは、洗濯で落としきれなかった皮脂汚れなどが原因です。
そのため、重曹や酸素系漂白剤、食器用洗剤などを使って皮脂汚れを落とすことで黄ばみがきれいになります。
紹介した落とし方やおすすめ洗剤を使って、白い服の黄ばみをきれいにしていきましょう。