中華包丁おすすめ7選 利点や選び方、研ぎ方、中華包丁におすすめの研ぎ石も紹介
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大きくて厚みのある長方形の刃が便利で、本格的に料理を楽しみたい人に人気の「中華包丁」。
骨付き肉や魚もスパッと大胆に切れる上、野菜の「千切り」や「飾り切り」、にんにくや生姜を「叩く」「潰す」などもこなせる万能包丁です。
1本あれば重宝する中華包丁は、中華料理のジャンルを超えて、プロや料理好きにも愛用者が多数。
そんな中華包丁に興味があるけれど、いざ購入となるとサイズ感や重量、使い勝手がイメージできず踏み切れないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は中華包丁の魅力と、使い勝手の良い中華包丁の選び方、おすすめの売れ筋中華包丁を紹介します。
家庭用にもぴったりのマイベスト中華包丁を選んで、料理のバリエーションを広げましょう。
意外と便利な中華包丁の使い勝手を解説
中華包丁は中華料理専用というだけでなく、野菜の千切りから肉切り、骨付き肉のぶつ切りまでできる万能さが魅力。
平たい刃を使ってニンニクなどの食材を叩き潰したり、刃の裏側を使えば肉の骨を粉々に砕けるほどの力強さもあります。
コツを覚えれば、大きな刃から想像できないような繊細な野菜の飾り切りなども作ることが可能。
1本で調理のバリエーションが広がるため、中華料理の枠にとらわれず、料理好きやプロに好まれる便利な包丁です。
重くて女性には扱いづらいイメージがありますが、コンパクトながら機能性も高い中華包丁もたくさん作られており、家庭用として人気です。
中華包丁の使い方
重みのある中華包丁の持ち方は、出刃包丁などと同様に、安定感があり力が入りやすい「押さえ型」が基本です。
親指、中指、薬指、小指で柄を包み込み、人差し指を刃に沿えて持ちます。
刃がブレないようにしっかり力を入れて、食材を固定して切りましょう。
こうすることで力が入りやすく、筋のある肉や硬い繊維、多少の小骨も楽に切ることができます。
重みと切れ味の良さで、千切りなどもリズミカルに軽く手を動かすだけできれいに仕上がります。
中華包丁の選び方
使い方のコツを覚えれば三徳包丁のように万能に使える中華包丁ですが、使う人や用途によって適切なサイズや重さ、素材は異なります。
ポイントを押さえて、使い勝手の良い中華包丁を選びましょう。
中華包丁の重さで選ぶ
中華包丁は「重さの衝撃で切る包丁」ともいわれ、刃にある程度重量があるほうが扱いやすく、和包丁と比べるとかなり重めに作られています。
重量を左右する刃の厚みは3種類で、薄刃、中厚刃、厚刃があります。
厚刃はプロの料理人向けの、肉の塊や魚の骨も砕けるような本格派。
家庭用なら薄刃か、硬めの食材にも対応できる中厚刃がおすすめです。
また、オールステンレスになると重さも増します。
女性なら300g前後のものが扱いやすいでしょう。
中華包丁の刃渡りで選ぶ
中華包丁の刃は、使う人や食材に合わせた長さ選びが重要です。
切りたい食材のサイズに対して長すぎても扱いづらく、短すぎると1度で切れず、使いにくさでお蔵入りになることも。
家庭用なら、刃渡りは180mm前後のものが食材との相性も良く、扱いやすいのでおすすめです。
もともと刃が大きい中華包丁は、長くなると更に通常の包丁収納アイテムには収まりにくくなります。
中華包丁が入る広めの包丁スタンドがあると便利ですが、ない場合は専用ケースに入れて収納しましょう。
オールステンレスの中華包丁は手入れの簡単さを重視したい人におすすめ
刃や柄の素材は包丁選びの重要なポイントで、包丁の刃の素材は主に鋼かステンレスです。
鋼は硬くてずっしりと重みを感じる本格派好み。
切れ味が良い反面錆びやすいため、きちんと手入れしながら使える人におすすめです。
ステンレス製の刃は鋼と比べると軽く、錆びにくいのがメリットです。
柄の素材は木製またはプラスチック製のものが一般的ですが、オールステンレスの中華包丁は刃と柄の間に汚れが入りにくく、洗いやすいのが魅力です。
オールステンレスになると重みも増すので、使う人の好みや使い勝手の良さを考えて素材を選びましょう。
中華包丁の研ぎ方
中華包丁は研ぐことで切れ味を保ち、長く愛用できます。
動画や下記の手順・ポイントを参考にしながら挑戦してみましょう。
砥石を用意し、使用前に10分ほど水に浸けて、よく水を含ませておきます。
15度くらいの角度で中華包丁の刃を砥石の上で滑らせ、刃全体を満遍なく研ぎます。
しばらくすると「カエリ」が刃先にできるので、裏返して同じように研ぎ、カエリが出たらまた裏返して軽く研いでカエリを取ります。
刃欠けがある場合や刃形を整えたい場合は、研削力の高い荒砥用のダイヤモンド砥石やセラミック砥石を使って調整します。
研ぎ終えたら刃を水でよく流し、布巾でしっかり水気を取ります。
しばらく使わないときはシリコンスプレーを刃全体に吹きかけて保管すると、錆びずに長持ちします。
以下におすすめの砥石を紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
キング砥石 キング ハイパー標準 砥石 中仕上用 #1000
家庭用としてもよく売れている、基本の包丁用砥石です。
「中砥」と呼ばれるこのタイプは、包丁を研ぐ時に使うメインの砥石で、家庭用ならこれ1本で仕上げまで済ませてしまうことも多いスタンダードな砥石。
中でもキング砥石の#1000は売れ筋で、初心者からプロまで幅広く使われています。
先ほどの動画の中でもこの砥石で形を整えながら研いでいます。
- 外形寸法 幅20.5cm 奥行7cm 厚み3.4cm
- 粒・硬度 #1000
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藤原産業 SK11 両面ダイヤモンド砥石 両面タイプ 粒度150/600
従来の砥石ではできなかった、セラミックや超硬金属製の硬い包丁の研ぎも可能なダイヤモンド砥石を紹介。
刃欠けしてしまった包丁の荒砥ぎや修正には、硬さのあるダイヤモンド砥石が便利です。
また、使いこむと凹凸や曲面が出てしまう一般砥石の面直しにも使用されます。
荒砥用として一般砥石と使い分けたり、砥石の面直し用に持っておくのもおすすめです。
- 外形寸法 幅20.4cm 奥行6.5cm 厚み0.7cm
- 粒・硬度 #150/#600
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シャプトン (shapton) セラミック 砥石刃の黒幕 荒砥石 厚さ15mm モス #220 K0706
セラミックの抜群の研削力で、荒研ぎから仕上げ研ぎまで幅広く使われる「砥石刃の黒幕」。
持ち運びに便利な収納ケースは、研ぎ台としても使用できて便利です。
「普通の砥石の半分くらいで研げます」という研削力。
動画では仕上げ研ぎに使用していますが、少し包丁の形がおかしくなってきた時に刃型の修正をしたいときにも使えます。
- 外形寸法 幅21cm 奥行7cm 厚み1.5cm
- 粒・硬度 #200
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中華包丁おすすめ7選
ここからは、家庭でも使いやすい、おすすめの売れ筋中華包丁を紹介します。
サイズ感、重量感、使用感、手入れ方法などの参考にしてください。
杉本 中華包丁 薄口 6号 4006
ケア次第で長く使える杉本刃物の中華包丁
伝統の和包丁だけではなく西洋包丁や中華包丁もいち早く製造を始めた、東京築地の「杉本刃物」。
永く使い続けてもらうことを考え創業時と変わらぬ製法で職人が鍛え上げ、一丁一丁手研ぎで仕上げています。
そんな杉本の薄口中華包丁は、純度の高い和鋼を使用。
硬度の高い鋼を粘りのある鉄が保護しているため、研ぎやすく耐久性に優れています。
- 外形寸法 刃渡り22cm
- 材質 白紙2号(高炭素鋼割込鍛造品)
- 重量 430g
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直澄 朱丹柄 中華包丁 220mm
程よい重さで使いやすい、料理好きにおすすめの中華包丁
刃物の町・関市の刃物ブランド「直澄」から、ずっしりとした鋼の重みと切れ味がプロの料理人や料理好きに人気の中華包丁を紹介します。
全鋼の包丁は、こまめな手入れができる人、自分好みに調整しながら長く愛用したい本格派の人におすすめ。
使いやすくて切れ味の良い「直澄」の中華包丁は、プレゼントとしても喜ばれます。
- 外形寸法 刃渡り22cm 厚み0.3cm
- 材質 日本鋼SK-4(全鋼)
- 重量 400g
- 両刃
正広作 中華包丁 TS-103
錆びにくく使い勝手のよい中華包丁ははじめての1本に
刃物の町・関市で70年以上、世界品質の包丁を作り続けてきた「正広」のステンレス製中華包丁を紹介します。
こちらの中華包丁シリーズは、料理の特徴を十分に研究し、コックのニーズにもこたえる本格仕様。
その中でも女性でも扱いやすい軽さ、ステンレス製の錆びにくさで、家庭でも扱いやすいと人気の中華包丁です。
- 外形寸法 刃渡り19.6cm 厚み0.16cm
- 材質 ステンレス
- 重量 290g
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杉本 中華包丁 小型 CM4030
老舗の「杉本刃物」から、女性や手の小さい人でも便利に使える小型の中華包丁を紹介します。
口コミによると「普通の中華包丁よりほんのすこし小さいぐらい」「重さもちょうどいい」と、使いやすいサイズ感が好評。
サビにくい特殊合金製は、手入れも楽です。
軽量で小型、かつしっかり本格派の鋼包丁を探している人におすすめ。
- 外形寸法 刃渡り19cm
- 材質 鋼(クロームモリブデン合金鋼)鋼単一式(全鋼製)
- 重量 320g
ヴェルダン (Verdun) オールステンレス 中華包丁 180mm OVD-172
フラットなフォルムが美しい下村工業のブランド「ヴェルダン(Verdun)」の中華包丁。
伝統の三条刃物鍛冶に由来する加工技術への信頼も高く、程よい重さと切れ味、持続性がユーザーから好評です。
刃と柄が一体となったオールステンレスは洗いやすく衛生的で、食器洗浄機に対応しているのもおすすめポイントです。
- 外形寸法 刃渡り18cm 厚み0.25cm
- 材質
- 刀 モリブデン鋼
- ハンドル 18-8ステンレス
- 重量 375g
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藤次郎 (Tojiro) 登龍門中華包丁 平柄 FG-68
燕三条の伝統的な熟練の技と先進技術を駆使した「藤次郎(Tojiro)」の中華包丁「登竜門」です。
男女を問わず扱いやすい適度な重さで、切れ味も良く、中華包丁ははじめてという人にもおすすめ。
リーズナブルな価格でも「豪快に切れるので気持ちいい」「想像以上に使いやすい」と好評です。
- 外形寸法 刃渡り17.5cm
- 材質
- 刀 ステンレス刃物鋼
- ハンドル ローズウッド
- 重量 305g
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貝印 (Kai Corporation) 関孫六 匠創 中華包丁 165mm
美濃の刀匠の伝統技術を受け継ぐ「貝印」関孫六シリーズの中華包丁は、ハンドル内部まで刀身を通した貝印の独自の設計で、刀身のバランスの良さと抜群の耐久性を実現。
オールステンレスで食洗機も対応しているので、衛生面でも安心です。
刃の表面の溝加工は、カットした食品が張り付かずスムーズに調理できます。
- 外形寸法 刃渡り16.5cm 厚み0.2cm
- 材質
- 刃 ハイカーボンステンレス刃物鋼
- ハンドル 18-8ステンレススチール
- 重量 220g
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まとめ
1本あれば様々な食材や用途に対応できる、頼もしく便利な中華包丁。
その万能さは魅力ですが、大きくて重いからと購入をためらっている人も多いはず。
この記事では、女性にも使いやすいものから、家庭でも本格的に使えるものまで、幅広く紹介しました。
こまめに手入れしながらでも使いたい魅力たっぷりの中華包丁、記事を参考にお気に入りの1本を選んでください。