【時間が経ったらどうする】服の油染みを落とす方法を紹介 色物についても解説
なかなか落ちないTシャツの油染み。
時間が経った汚れは特に落としにくいため、落とすのを諦めてクリーニングに出すことも多いでしょう。
そこで今回は、服の油染みの落とし方について解説。
時間が経った油染みや色物の油染みの取り方など、ケース別に解説します。
さらに、記事後半では重曹をはじめとする服の油染み落としアイテムも紹介。
なかなか落ちない油染みに頭を悩ませている人は、ぜひ参考にしてください。
油染みってどんな汚れ?
油染みとは脂溶性の汚れによってついたシミのこと。
カレーやマヨネーズなど油分の多い食品の他、化粧品や機械油などの汚れも油染みになります。
脂溶性の汚れは水に溶けにくいため、水洗いではなかなか落とせないのが特徴。
洗濯用洗剤を使っても、洗濯機で普通に洗っただけではなかなか落ちません。
油染みの種類によって取り方も異なるので、それぞれ適切な落とし方を覚えておくと良いでしょう。
油染みがついた服を洗う前の確認事項
Tシャツなどについた油染みを落とすときは、洗う前に洗濯表示を確認しておきましょう。
服の素材によっては生地を傷めてしまうこともあるため、上限温度や洗濯機洗いの可否などをチェックしておくことが大切です。
また洗濯機が使えない場合は、無理に落とそうとせずクリーニングに出すのがおすすめです。
軽度な油染みの落とし方
軽度な油染みであれば、取り方は比較的簡単。
食器用洗剤を使い、歯ブラシやブラシでTシャツをこすって対処するのがおすすめです。
5分程度ぬるま湯に浸けておくことで、汚れがゆるくなり落としやすくなります。
落とし方は以下の通りです。
- 油染みにぬるま湯を染み込ませる
- 食器用洗剤をつけ、押し洗い
- 歯ブラシやブラシでこする
- すすいで洗濯機へ
時間が経った油染みの落とし方
お湯と洗剤を使う
時間が経った油染みは、お湯と食器用洗剤で叩くようにして洗い、汚れを浮かせましょう。
その後、重曹とオキシクリーンを溶かしたお湯で1時間程度浸け置きすることで、効果的に油染みを落とせます。
落とし方の手順は以下の通りです。
- お湯と食器用洗剤を使って叩くようにして洗う
- 重曹とオキシクリーンを溶かしたお湯で浸け置き
- すすいで洗濯機へ
クレンジングオイルを使う
メイク落としに使うクレンジングオイルも、時間が経った油染みを落とすのに効果的。
クレンジングオイルの主成分は油分なので、油染みに馴染んですっきり落とせます。
水に触れると乳化して洗浄力が落ちてしまうため、乾いている状態で使用しましょう。
落とし方の手順は以下の通りです。
- クレンジングオイルを油染みに馴染ませる
- 5分ほど置く
- ぬるま湯ですすいだら洗濯機へ
機械油による油染みの落とし方
作業着などについた機械油の油染みには、作業着専用洗剤を使用します。
機械油は粘度が高く落としにくいため、まずはお湯に浸けて油を緩ませるのがポイント。
汚れが緩んだら歯ブラシでこすり、ある程度汚れを落としておきましょう。
落とし方の手順は以下の通りです。
- お湯に浸け油を緩ませる
- 歯ブラシで油染みをこする
- 作業着用洗剤を使って洗濯機で洗う
綿や麻などに付いた油染みの取り方
耐熱性の高い綿のTシャツや麻素材の服は、煮洗いして対処するのがおすすめ。
オキシクリーンと粉せっけんを入れて煮洗いすることで、油染みを落とせるだけでなく殺菌・消臭効果も得られます。
落とし方の手順は以下の通り。
- 鍋にオキシクリーンと粉せっけんを入れる
- 10-15分煮洗いする
- 油染みが落ちたか確認
- すすいで洗濯機へ
外出先で油染みができた場合は?
外出先で油染みができた場合も、取り方を覚えておけば安心です。
まずはティッシュなどで油汚れを移すように拭き取ってから、石鹸と水を含ませたティッシュで汚れた部分をたたくように落とします。
乾いたティッシュを下にあて、汚れが広がらないよう中心に向かってたたくのがポイント。
落とし方の手順は以下の通りです。
- 油染みが広がらないよう拭き取る
- 石鹸と水を含ませたティッシュで拭き取る
- つまんで水で流す
色物の油染みの落とし方
色物に油染みがついた場合も、上記の取り方で油染みを落とすことができます。
ただし、色物は使う洗剤によっては色落ちする可能性があるため注意が必要です。
まずは目立たないところに洗剤をつけてみて、色落ちしないかどうかを確認しましょう。
酸素系漂白剤のオキシクリーンなら、色物に使っても塩素系洗剤のように色落ちの原因になることはありません。
油染みが落とせない場合はクリーニングへ
ここまで時間が経った油染みの取り方を紹介してきましたが、中にはどうしても落ちない油染みもあるでしょう。
自宅で落とせない油染みがある場合は、クリーニングに出すのがおすすめ。
無理に落とそうとすると、かえって汚れが広がったり生地を傷めたりすることもあるので、プロのクリーニング店に依頼した方が賢明です。
服の油染み落としアイテム8選
重曹やオキシクリーンなど、服の油染み落としアイテムを紹介。
時間が経った油染みや色物に使えるもの、油染みを落とすのに役立つものをセレクトしました。
東邦 (TOHO) ウタマロ キッチン 300ml
洗浄力がありながら手肌と環境にやさしいポンプタイプの食器用洗剤
食器洗い用洗剤ウタマロキッチン。
便利なポンプタイプで使いやすく、頑固な油汚れもしっかり落とせます。
主洗浄成分はアミノ酸系洗浄成分で、手肌と環境にやさしいのもポイント。
高い洗浄力がありながら手肌の潤いはしっかりキープしてくれるので、肌の弱い人も安心して使えます。
ファンケル (FANCL) マイルドクレンジングオイル 120ml
洗浄力の高さが魅力の無添加にこだわったクレンジングオイル
ファンケルのマイルドクレンジングオイルは、メイク落ちの良さが特徴。
防腐剤、香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤を一切使用していない無添加のクレンジングオイルです。
とろみのあるテクスチャーで洗浄力が高く、時間が経ったTシャツの油染みを落とすアイテムとしてもおすすめです。
シャボン玉石けん (Shabondama Soap) 洗濯用せっけん 粉石けんスノール紙袋 1kg
高い洗浄力とふんわりやわらかな洗い上がりが特徴の無添加の粉せっけん
無添加せっけんで知られるシャボン玉石けんの洗濯用せっけん、粉石けんスノール。
純石けん分99%で洗浄力が高く、ふんわりやわらかく洗い上がるのが特徴です。
Tシャツや麻素材の服の煮洗いにも最適ですが、もちろん毎日の洗濯にも使えます
マルゴ (marugo) 国産 重曹 粉末 1kg 食品添加物グレード 掃除・消臭にも
油染み落とし以外の用途でも幅広く使える純度99%以上の国産重曹
純度99%以上の国内生産の重曹。
酸素系漂白剤などと組み合わせて使用することで、効果的に油染みを落とせます。
衣類の油染み落としの他、水回りの掃除などにも幅広く使えて便利。
食品添加物なので、もちろん料理やお菓子作りにも使えます。
グラフィコ (GRAPHICO) オキシクリーン 1500g Oxn211272
油染みを落として除菌・消臭できる色物にも安心の酸素系漂白剤
洗濯にも掃除にもマルチに活躍する酸素系漂白剤オキシクリーンです。
こちらは色物に使っても色落ちさせることなく、汚れだけをしっかり落とす優れもの。
煮洗いや浸け置きなど、汚れ方や素材に合わせてさまざまな使い方ができます。
油染みを落とせるだけでなく、除菌・消臭効果が期待できるのもポイントです。
アイメディア (AIMEDIA) 作業着の油汚れ落としスプレー150ml
作業着や調理服の頑固な油染みを落とすスプレータイプの作業着用洗剤
ガソリンスタンドでも使われている油汚れ専用の油汚れ落としスプレー。
作業着はもちろん飲食店の調理服など、頑固な油染みがついた衣類におすすめです。
振って油染みに直接スプレーするだけなので使い方も簡単。
市販の洗濯洗剤や柔軟剤と一緒に使用でき、他の洗濯物と一緒に洗っても問題ありません。
小林製薬 (Kobayashi Pharmaceutical) しみとりーな 携帯用
原因別に対処できる携帯しやすいティッシュタイプのシミ抜き剤
服についたシミを原因別に対処できる、小林製薬のしみとりーな。
シミの原因別に2種類がそれぞれ2包ずつ入っているので、汚れの種類に合わせて使い分けできます。
携帯に便利なティッシュタイプで、外出先での食事にもおすすめ。
バッグやポーチに入れておけば万が一のときも安心です。
リベルタ (Liberta!) 洗技 携帯もできるシミ抜きペン 2.8ml
洗いからすすぎまで1本で完結できる携帯に便利なシミ抜きペン
1本でしっかりシミ抜きできるリベルタ洗技シリーズのシミ抜きペン。
洗いからすすぎまでできる2剤式なので、1本で対処できてシミ跡も残りません。
使いやすいペンタイプで、外出先での使用にも便利です。
かさばらずに持ち歩けるシミ抜きアイテムを探している人におすすめです。
まとめ
時間が経った油染みも、適切に対処すれば落とすことが可能です。
その際は必ず洗濯表示を確認し、油染みの取り方の手順に沿って行いましょう。
また、色物は色落ちする可能性があるため注意が必要。
目立たないところに洗剤をつけ、色落ちしないか確認してから落としましょう。
どうしても落とせない油染みは、クリーニング店に依頼するのがおすすめです。
大切なTシャツを長く着られるよう、服についた油染みは早めに対処しましょう。