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和風でおしゃれなスポークチェアのデザイナー豊口克平の椅子 和室や和モダンインテリアにおすすめ

まるで畳で寛いでいるような安心感と落ち着きを感じられ、和室にもマッチする低い座面が特徴のスポークチェア。 和モダンなインテリアや、和室に合う椅子を探している人なら、きっと惚れ込んでしまうデザイナーズチェアです。

今回は、座り心地にこだわった、日本人のため、日本の暮らしのための椅子ともいえる豊口克平の椅子の魅力とは、スポークチェアの生みの親「豊口克平」とはどんな人物なのか、椅子とデザイナーについて紹介します。

床座と椅子座の良いとこ取り「中座」を唱える豊口克平の椅子

畳の上での生活が基本であった日本には、床に直接座る床座(ゆかざ)が定着していました。 やがて椅子が輸入され、椅子の上に座る椅子座が広まりましたが、現在でも床に直接座って寛ぐ習慣は多くの家庭で続いています。 豊口克平が生み出したのは、床座と椅子座のあいだである「中座」を唱えるもの。まさに日本人の暮らしに寄り添った画期的な椅子です。

日本の生活デザインの礎を築いてきた工業デザイナー「豊口克平」

1905年に秋田県に生まれた豊口克平(とよぐちかっぺい)は、メーカーやその他のデザイナーと共に共同作業で家具を作り上げていくスタイルで、数々の名作家具を生み出しました。 家具をはじめ工業製品のデザインまで幅広く手掛け、日本のデザイナー業界を牽引してきた一人でもあります。

中でも豊口克平は西洋の後追いではなく、靴を脱いで上がるという日本特有の生活スタイルに合った椅子を提唱し続けたデザイナーです。 測定機器がない時代、座り心地の良さを追求するために雪の上で人型をとるなど、家具作りに対してとても熱心でした。 1991年にこの世を旅立った豊口克平ですが、現在も彼のデザインした家具の数々は愛され続けています。

日本特有の生活スタイルに合った座り心地

豊口克平がデザインした椅子は全て、日本特有の生活スタイルに合った座り心地を追及しています。 腰や脚への負担が少ない椅子に座りながら、床に座る時のような心地のよさを得ることができる、そんな椅子です。

まさに「中座」を意識した、座高が低く座面の広いデザインが特徴。低い位置に座ることで空間を広く感じることができ、心も落ち着きます。 豊口克平がデザインする椅子は、まさに現代の生活スタイルに合ったデザインです。

別名「あぐら椅子」とも呼ばれる座面の広い椅子「スポークチェア」

豊口克平自らが欲しい椅子を手掛けたというスポークチェア。 広く低い座面によりあぐらをかくことも可能なことから、別名「あぐら椅子」と呼ばれています。 このあぐら椅子は多くの人に愛されるロングセラー商品となり、豊口克平の代表作となりました。

ちなみにスポーク(spoke)とは、車輪にある中心から放射線に伸びる線のこと。 それに似た背もたれをしていることから、スポークチェアという名がつけられています。

畳に座っているような安定感と安心感があり、足を投げ出して座ることも可能なスポークチェアは、まさに日本人のための椅子といえるでしょう。

天童木工 スポークチェア S-5027NA-ST

靴を脱いで床で寛ぐ日本の生活スタイルに合うよう、座面は低く広く設計。 座面であぐらをかくこともできれば、膝を立てて座ることもできる快適な座り心地を実現し、足を前に伸ばして寛いでも負担がありません。 スポークチェアの細い棒で作られた背板は、17世紀後半に誕生したイギリスのウィンザーチェアを思わせ、このような海外の椅子の様式をうまく融和させたデザインが和風な中にも、モダンな雰囲気をを漂わせています。 カラーバリエーションとファブリックの種類が豊富なところも魅力。 合皮、布、本革を使用し、赤、黒、黄、青、緑、白と、張地には様々な色調があり、空間に合わせて選択することができます。 和室や和モダンなインテリアによく合う座り心地の良い豊口勝平の名作です。

  • 外形寸法 幅81.0cm 奥行68.7cm 高さ83.0cm
  • 座面高 34.0cm
  • 素材 ナラ材

amazon.co.jp 楽天市場 TABROOM

リビングダイニングチェアの元祖といわれる椅子、「トヨさんの椅子」

「トヨさんの椅子」は秋田県出身の豊口克平が、秋田県庁の応接室の椅子をデザインしたもの。 座面は低く、座布団に腰かけているような安定感があり、長い時間座りづけてもお尻が疲れない徹底された設計が魅力です。 スポークチェアと同じく天童木工が販売していましたが、一度廃盤になってしまったトヨさんの椅子。 その後、この椅子のファンであった工業デザイナー秋岡芳夫(あきおかよしお)創設の、モノ・モノにより復刻されました。 豊口克平は秋岡芳夫のことを“アキさん”と呼んでいたことから、秋岡芳夫は敬意を込めてこの椅子に“トヨさんの椅子”と名付けました。

モノ・モノ (モノモノ) トヨさんの椅子

現在は豊口克平と親交のあった秋岡芳夫創設のモノ・モノにより販売されているトヨさんの椅子。 復刻以来35年ぶりにマイナーチェンジされ、カラーバリエーションが10色に増え、背もたれが少し高くなり腰のサポート力がアップしました。 マイナーチェンジ後も座面は低いまま、そして広く、あぐらもかけるゆったりとした設計です。 秋田県庁の応接室用にデザインされたこともあり、体への負担を減らす座り心地への追求がなされています。 丸みを帯びた温かみのある和風なフォルムは、和室や和モダンなインテリアにはもちろん、北欧風のリビングにリビングチェアとして置いてみても良いかもしれません。

  • 外形寸法 幅60.0cm 奥行62.0cm 高さ73.0cm
  • 座面高 37.0cm
  • 素材 ナラ材

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軽くて丈夫、一生使えるラタン製の安楽椅子「アームレスチェア」

職人技が光るラタン家具の製造・販売を行うYMK長岡は、豊口克平、渡辺力など日本を代表する工業デザイナーと共にラタン家具の数々を生み出してきました。 竹でも木でもない、柔軟性があり軽快で、耐久性の高いラタンはヤシ科の植物です。 YMK長岡はラタンを使って、豊口克平と一生ものの安楽椅子を作り上げました。 それが「アームチェア」。 豊口克平ならではの和風な暮らしに合ったデザインに仕上がっています。

ワイエムケー (YMK) アームレスチェア C-115

YMK長岡が製造・販売を行い、豊口克平がデザインを手がけたアームレスチェアは、ラタンのしなやかさを活かした扇状に広がる背もたれが特徴的。 座面が低く、和室に置いても違和感のないデザインが豊口克平らしいです。 木や竹では難しい丸みを綺麗に帯びたのびやかな形状は、ラタンならではの仕上がりといえます。 日本人職人のよる手作りの家具で、職人とデザイナーの思いが詰まった温もり溢れるラタン家具。 接地面積が広く畳を傷つけないため、和室に設置しても安心です。

  • 外形寸法 幅80.0cm 奥行75.0cm 高さ68.0cm
  • 座面高 28.0cm
  • 素材 ラタン (藤)

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まとめ

日本の工業デザインの礎を築いたデザイナーのひとりである豊口克平。 和モダンなインテリアをお探しの人、和室に合うおしゃれな家具を求めている人にとっては外せないデザイナーの一人です。座り心地、デザイン、コンセプト全てにおいて追及しつくされた和モダンなインテリア。これを機にぜひチェックしてみてください。