一人暮らし用土鍋は5号で足りる? おすすめのサイズやおしゃれな鍋も紹介
寒くなってくると食べたくなる鍋料理。
一人暮らしに適した一人前用の鍋の素の種類も増えて、より手軽に調理できるメニューのひとつになっています。
今回は一人暮らしにおすすめのおしゃれな一人用の土鍋を紹介。
サイズの目安や商品の選び方、手入れの注意点も解説します。
5号や6号などサイズ選びで迷っている人、土鍋をはじめて買う一人暮らしの人もぜひ参考にしてください。
一人暮らしに適した土鍋のサイズは?
まずは一人暮らし用の土鍋に適したサイズをチェック。
食べる量や使い方をイメージして、無駄のない、使いやすい土鍋のサイズを選びましょう。
あまり食べないなら5号
1人向けの5号はスープや雑炊、グラタンなどの一品料理に適した小さめサイズ。
鍋料理を楽しむには少し小さく、一人暮らしであまり量をたくさん食べない人におすすめです。
具だくさんのスープなどを作る場合は、5号の中でも深さのあるものを選ぶと安心。
作るメニューや収納スペースも考えて、コンパクトな一品料理用の土鍋として活用するのが良いでしょう。
たくさん食べるなら6号
一人暮らしの鍋料理には6号の土鍋がおすすめ。
1人用としては少し余裕のあるサイズでたくさん食べる人にも適しています。
深型など、商品によってはご飯の1.5合炊きが可能なものも。
多く炊く分には冷凍できるので、一人暮らしで土鍋ご飯を楽しみたい人にもぴったりです。
具だくさんの鍋や、2人用でしっかりと食べるなら7号サイズが良い場合もあるため用途に合わせて選びましょう。
来客時やパーティーには7号以上
2人用の鍋や来客、パーティーの時に出す土鍋には7号以上のサイズが便利。
人数によって適したサイズが異なり、一般的に号数×3cmが土鍋の直径とされています。
サイズの目安は下記の通りです。
5号 約15cm
6号 約18cm
7号 約21cm
8号 約24cm
9号 約27cm
10号 約30cm
商品にもよりますが、来客が4人以上なら9号サイズだと安心。
一人暮らしで、人を招いて鍋をすることが多い人は7号以上の土鍋も候補に入れましょう。
大容量の土鍋はこちらで紹介しています。
鍋の材質について
鍋の構造は、具材や出汁をいれる本体と、蓋ということは共通していますが材質は様々なものがあります。
鍋選びに迷ったら材質で鍋を選んでみても良いでしょう。
陶器
土を練って形にして焼かれたいわゆる土鍋です。
目に見えないほどの細かな穴があるので、はじめて使う時は目止めを行いましょう。
のちほど注意点のところで取り上げるので、はじめて土鍋を使う人は参考にしてください。
よく乾燥させる必要があり、温まるまでに時間がかかる性質がありますが、反対に冷めにくいことがメリットです。
磁器
陶器に似ていますが、石をくだいたものを土に混ぜています。
食器全般に使われる材質です。
つるっとした表面で水分をはじきやすく手入れがしやすいのが特徴です。
過熱するとすぐに温まりますが、冷めやすい点が陶器との違いです。
アルミ
軽くて錆びにくく、価格も低価格なのが魅力のアルミ。
熱が非常に伝わりやすく、温まるのが早い反面、焦げ付きやすい特徴があります。
また、柔らかい材質のためキズがつきやすいデメリットもあります。
近年はステンレスと合わせた多層構造のものも増え、電磁調理器で使えるなど機能的なものが揃ってきています。
鍋の表面をフッ素樹脂加工したものは焦げ付きにくく、料理初心者にもおすすめです。
ホーロー
ガラス質の釉薬を鉄の表面に焼き付けた光沢と強度がある材質です。
臭いがつきにくく、酸性の食品でも安心して使えます。
オーブン料理にも使えて、料理の幅を広げてくれるでしょう。
底面が平らであれば、電磁調理器でも使えるものもあります。
ガラス
ガラスは非常に安定した材質なので、鉄鍋などと違い金属物質などが溶け出す心配がありません。
透明なので中の状態を確認しやすく、卓上で鍋を囲む時には具材の彩りが見え、楽しくおしゃれな演出にもなります。
強度が高い商品も増えているものの、他の材質に比べると落とした時の衝撃で破損しやすい欠点があります。
一人暮らしにおすすめな土鍋の選び方
サイズの目安がわかったところで、次は一人暮らし用土鍋の選び方をチェック。
IHなどの加熱方法、デザインなどのポイントを参考に選んでみてください。
直火?IH?加熱の方法をチェック
鍋を選ぶときは使用する調理器具がガスコンロなのか、IHコンロなのかを確認しましょう。
土鍋は直火専用が多いものの、IH対応の土鍋も続々と増えています。
直火専用の中には電子レンジやオーブンにかけられるものもあり、温め直しに便利です。
その一方で、土鍋は熱伝導率が良いため、商品によっては直火注意と表記されている場合も。
購入前に加熱方法を必ずチェックして、使いやすい土鍋を選びましょう。
好みのデザインを選ぶ
一人暮らしで土鍋料理を楽しむならデザインもこだわりたいところ。
食卓が明るくなる白や赤などのカラー、黒のモダンデザイン、かわいい花柄など好みに合うものを選びましょう。
ガラス蓋で中が見やすいもの、取っ手がゴムで持ちやすいものなど機能性の高いデザインもおすすめ。
おしゃれで使いやすい土鍋を選んで鍋料理を楽しみましょう。
土鍋を使う際の注意点
土鍋は小さな穴が空いているのが特徴。
水漏れやヒビ割れを防ぐために、使いはじめに目止めが必要です。
まず土鍋を水洗いして乾燥させたら水を8分目まで入れ、小麦粉などのでんぷんを2割ほど入れましょう。
弱火で1時間ほど加熱して、土鍋が完全に冷めたら水洗いして目止め完了です。
長持ちさせるためには使用後の手入れも重要で、焦げを落とすなら重曹がおすすめ。
焦げた部分を埋めるように水を入れ、重曹と混ぜたら加熱します。
安全な食用重曹を使うのもポイントです。
10分ほど沸騰させ、完全に冷めたら焦げを剥がしましょう。
焦げ付いた食品がきのこなどのアルカリ性の場合は、重曹の代わりに酢を使う方法もあります。
一人暮らしのために厳選した5選を紹介
一人暮らしに適した土鍋のサイズや選び方を踏まえて、続けて商品を比較してみましょう。
手入れのしやすさにも注目して、使いやすく、好みのデザインの一人暮らし用土鍋を選んでみてください。
萬古焼 銀峯 土鍋 6号 花三島
菊模様がかわいい印象を与える定番の一人用土鍋
伝統ある土鍋ブランド銀峯の1~2人用鍋。不変のデザインと耐久性の高さで親しまれています。
鍋料理はもちろん、ご飯もおいしく炊けます。
- 外形寸法 幅 19.0cm 奥行 21.2cm 高さ 11.0cm
- 重さ 980g
- 容量 900cc
- 素材 鍋本体 耐熱陶器 蓋 陶器
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萬古焼 三鈴陶器 一珍トクサ 土鍋 (6号)
昔ながらのトクサ模様が味わい深い一人用土鍋
三重県で作られる萬古焼に、シンプルな柄を手描きで絵付けしています。
深さがあるので、出汁をたっぷり使う鍋におすすめ。
鍋の内側が白色で、食材の見栄えも良いですよ。
- 外形寸法 幅 22.5cm 奥行 19.5cm 高さ 11.5cm
- 重さ 1200g
- 容量 800cc
- 素材 耐熱陶器
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セラミックジャパン (Ceramic Japan) do-nabe 190 ブラック
モダンなキッチンにぴったりのデザイン性の高い土鍋
蓋がフラットで、両サイドにある持ち手も鍋本体に内側に凹ませ、デザイン性に優れた土鍋です。
電子レンジやオーブンでも使えるので、一年を通じて使えそうです。
- 外形寸法 幅19.0cm 奥行19.0cm 高さ 9.0cm
- 重さ 1050g
- 容量 1300cc
- 素材 耐熱陶器
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キントー (6号) KAKOMI IH 土鍋 1.2L 6号 ホワイト
シンプルな白い鍋はおしゃれな土鍋を探している人におすすめ
一見土鍋には見えないスタイリッシュな高耐熱陶器鍋です。
IHと直火、電子レンジやオーブンにも対応している万能型。
見た目が美しいので料理が映え、視覚でも鍋料理を楽しめます。
付属のすのこを使えば鍋だけでなく、ヘルシーな蒸し料理も食べられます。
本体は吸水率が低いので匂いが移りにくく、連日の使用でも味に影響がありません。
- 外形寸法 幅26cm 奥行19.5cm 高さ12cm
- 容量 1200cc
- 素材 耐熱陶器
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コンパクトホーロー鍋 卓上用 HB-4874
IHなら匂い移りや割れの心配がないホーロー鍋もおすすめ
匂いや色が移りにくいホーロー製で、表面はガラス質なので洗いやすいです。
ガラス製の蓋で、鍋の中をみながら調理できます。
どんな熱源にも対応できる点も魅力です。
- 外形寸法 幅 24.0cm 奥行 18.0cm 高さ 10.0cm
- 容量 1100cc
- 素材 本体 ほうろう用鋼板 蓋 強化ガラス(つまみ 天然木)
- IH対応
まとめ
気になる土鍋はありましたか。
寒い日でも、一人暮らしの一人分でも体を温めてくれる鍋料理。
収納しやすく使いやすいサイズ、IHなどの加熱方法を踏まえて検討すると、失敗しない土鍋選びができます。
はじめて土鍋を使う人は、紹介した注意点や手入れ方法も参考にしてください。
好みのデザイン、使いやすいサイズの土鍋を取り入れて、一人暮らしの鍋料理を楽しく味わいましょう。