昆虫標本箱おすすめ9選 標本箱はどこに売ってる?便利な昆虫標本キットも紹介
大切な昆虫を保管するのに必要になるのが、昆虫標本箱。
また標本箱は昆虫好きだけでなく、アンティーク風インテリアとの相性も抜群です。
今回は、昆虫を長くきれいな状態で保管できる昆虫標本箱の選び方や、Amazonなどで購入できるおすすめの標本箱、標本箱の作り方などをまとめて紹介します。
シーラケース製やバードウィング製、標本の作り方付きのセット商品やキットなども登場するので購入の参考にしてみてください。
昆虫の標本に必須の標本箱
標本箱とは、昆虫採集で捕まえた昆虫や、飼育したあとの昆虫をきれいな状態のまま保存したいときに使う箱のこと。
専門的な標本箱は、長期の保管に耐えられるように作られていて、長く保管して鑑賞することができます。
一時的な保管や子どもの夏休みの自由研究用としてなら、自作するのも良いでしょう。
Amazonなどでは作り方の手順や必要な道具がセットになった、標本制作セットも販売されています。
標本箱はどこで売ってる?
昆虫採集の趣味を始めたばかりの人は、標本箱がどこで販売されているのか分からないこともあるかもしれません。
標本箱や標本制作セットは、身近にあるホームセンターやAmazonなどの通販で販売されています。
インターネット通販なら、場所や時間を問わずに購入できて便利です。
昆虫標本箱の材質・種類
ホームセンターでも買える昆虫標本箱は、材質が特定されているわけではありません。
ここでは一般的に使用される昆虫標本箱の材質とその特徴を紹介します。
初心者におすすめのボール紙製
初心者や子どもの自由研究用なら、ガラス蓋付のボール紙製の標本箱がおすすめです。
ボール紙製は軽くて持ち運びしやすく、手頃な価格も嬉しいポイント。
ただし、湿気に弱いことが難点で、長期保存したいときは、保管場所や保管方法に気を付ける必要があります。
昆虫を長くきれいな状態で保存できるように、できるだけ密閉性の高いものを選びましょう。
丈夫なプラスチック製やシーラケース
プラスチック製のケースにガラスの蓋付の標本箱もおすすめです。
プラスチック製のケースは丈夫で保管がしやすく、価格が本格的な標本箱よりも控えめな点がメリット。
なかでも昆虫用品を手掛けるシーラケース社製のものは密閉性に優れ、格調のある見ためで、シーラ箱と呼ばれています。
シーラケース製の標本箱は、大きなカブトムシも余裕で収まる、ゆったりとした深さがあるのが特徴です。
防虫効果や高級感のある桐製
抗菌効果や防虫効果が高い、桐製の昆虫標本箱もあります。
ケースが桐でできているため調湿作用にも優れていて、昆虫を長期間きれいな状態で保管したい人に最適。
桐製は大概ケースと蓋の内寸が同サイズに作られた印籠構造になっていて、ホコリや汚れ、虫の侵入からしっかりと昆虫を守ってくれます。
高級感のある外観もおすすめポイントです。
本格派のドイツ型標本箱
昆虫標本を本格的な趣味にしたい人や研究用に使う人には、ドイツ型と呼ばれるホオ製の標本箱がおすすめです。
ドイツ型は専用のオープナーがなければ開封できないほど、蓋がしっかりと閉まるように作られているのが特徴。
ドイツ型の価格はほかのものと比べても高価ですが、一生物の昆虫標本箱が欲しい人にはぴったりです。
昆虫標本箱を選ぶポイント
ケースの素材だけでなく、標本箱を選ぶポイントはほかにもあります。
ここからは、昆虫標本箱を選ぶポイントを紹介します。
標本にする昆虫の数・大きさに合ったサイズ
標本箱は、入れる昆虫の数や大きさに合うサイズのものを選びましょう。
昆虫の大きさは、縦横のサイズだけでなく、厚みも確認しておくのがポイントです。
サイズが合わないケースに無理に入れると、標本が壊れたり傷付いたりする可能性があるため、角がある昆虫なら角の高さも重要。
隙間ができると虫や湿気が入りやすくなる点も注意が必要です。
じっくり観察したいなら両面ガラス張りがおすすめ
プラスチック製やドイツ型の標本箱には、両面ガラス張りになった商品もあります。
一般的な標本箱は観察する向きが限られていますが、両面ガラス張りのケースは、自由にあらゆる角度から観察できるのがメリット。
そのため飾るだけでなく、観察を目的としている場合は両面ガラス張りが特におすすめです。
昆虫を傷めないように、UVカット機能付きのものも良いでしょう。
昆虫標本キットやセットなら手軽に作れる
初めての標本作りや、子どもの自由研究用なら、必要な道具がセットになった標本制作セットやキットがおすすめです。
作り方や難易度は商品によって異なりますが、作り方がわかりやすく記されていて、失敗しにくいのがポイント。
作る数によっては、道具を一式買い揃えるよりも手頃な価格で済むこともあります。
昆虫標本箱おすすめ7選
ホームセンターに行かずとも、通販で手軽に買えるおすすめの昆虫標本箱を紹介します。
シーラ箱やドイツ型なども厳選したので、ぜひ購入の参考にしてください。
志賀昆虫 (shigakon) ボール紙製硝子蓋標本箱 小型 20409
上質なボール紙製のケースとガラス蓋のついた昆虫標本箱です。
軽量で持ち運びしやすく、見ためがきれいなので価格ほどチープに見えません。
エキゾチックレザー調の落ち着いたデザイン枠で、和洋どちらのインテリアにも合わせやすく、飾りやすい標本箱です。
- 外形寸法 幅15cm 奥行12cm 高さ4.8cm
- 材質 ボール紙、ガラス蓋
志賀昆虫 (shigakon) ボール紙製硝子蓋標本箱 大型 20407
同じくボール紙製の昆虫標本箱ですが、こちらは大型の標本箱を探している人におすすめのアイテム。
箱の深さはあまりありませんが、厚みのない大型昆虫や、複数を並べたいときに使えます。
紙製なので、サイズが大きくなっても軽く、価格が控えめな点が嬉しいポイントです。
- 外形寸法 幅27.2cm 奥行20.5cm 高さ4.8cm
- 材質 ボール紙、ガラス蓋
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シーラケース シーラ箱 ブラック 昆虫 標本用品 標本箱
シーラケース製の昆虫標本箱は、黒いペフ板と横板がどこかアンティーク調で、高級感のある見ためが特徴的。
底面にはべニア板が入れられていて、飾りやすいだけでなく、耐久性にも優れています。
シーラケースの標本箱は機能性と価格のバランスが良く、初めての標本箱にもおすすめです。
- 外形寸法 幅28cm 奥行20.8cm 高さ7.2cm
- 材質 ガラス、プラスチック、発泡ポリエチレン、ベニヤ
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amazonで見る3,360円
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シーラケース シーラ箱 両面ガラスタイプ 昆虫 標本用品 標本箱
昆虫を細部までしっかり観察したい人におすすめの、両面がガラス張りになった昆虫箱です。
枠が木目調のデザインで、インテリア性が高く、観ると飾るの両方で昆虫標本が楽しめます。
両面テープで付くペフ板付きのため、標本をしっかり固定できるのも魅力です。
- 外形寸法 幅28cm 奥行20.8cm 高さ7.2cm
- 材質 ガラス、プラスチック
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amazonで見る4,000円
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志賀昆虫 (shigakon) インロー硝子蓋式標本箱 中型 20403
調湿性や防虫性に優れた桐製の標本箱は、昆虫を長く保管できる箱が欲しい人におすすめです。
箱と蓋は印籠式のためしっかりと閉まり、安心感があります。
コルクの中敷のため、しっかりピンが刺さるのも魅力。
- 外形寸法 幅31.5cm 奥行22cm 高さ6cm
- 材質 桐、コルク、ガラス蓋
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バードウィング製 ドイツ型標本箱 BWミニ
バードウィング社は、老舗の高級昆虫箱メーカーです。
昆虫好きの人にも好んで使う人が多く、ドイツ型らしく保管性に優れているのがポイント。
外観がとても美しいため、採取した昆虫が一段と見映えします。
ただし蓋の向きを変えると壊れやすくなるので注意が必要です。
- 外形寸法 幅25cm 奥行20cm 高さ5.5cm
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バードウィング製 ドイツ型標本箱 BW60
国内外の博物館や大学などでも採用されている素材を使った、高級感のある標本箱です。
バードウィング製のドイツ型で、蓋がしっかりと閉まるため、一生物の標本箱が欲しい人やプレゼントにもぴったり。
6cmと深いので、大型の昆虫用のケースを探している人にもおすすめです。
- 外形寸法 幅50.7cm 奥行41.8cm 高さ6cm
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昆虫標本セット・昆虫標本キットおすすめ2選
ここからは、簡単に始められる便利な昆虫標本セットや昆虫標本キットを紹介します。
フジコン (Fujikon) 標本コレクターズケースS Y027
真横からも観察できる標本箱は、虫好きな子どもにおすすめの商品です。
虫ピンとコルクボードがセットになっていて自由研究にもぴったり。
ケースは積み重ねてもへこむことなく、保管場所に限りがある人にも最適です。
昆虫だけでなく、ミニカーのコレクションにも使えます。
- 外形寸法 幅14cm 奥行7cm 高さ6cm
- セット内容 標本ケース、コルクボード、虫ピン
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フジコン (Fujikon) 標本LABO Y010
標本ケース付きの昆虫標本キットは、昆虫標本作りにチャレンジしたい人や子どもの趣味としてもおすすめ。
必要な機材や作り方の説明書など、セット内容が充実していて、簡単に美しい昆虫標本が作れます。
手頃な価格なので、お気に入りの虫のためにいくつか揃えるのも良いでしょう。
- キット内容 標本ケース、標本台、コーティング剤、コーティング用パック、ピンセット、名前シール
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標本箱の作り方
短期的な保存用の標本箱は、ホームセンターなどで購入できるポスターフレームと木材で自作が可能。
自作すれば、箱のフレームのデザインをアンティーク調に色付けしたり、壁掛けタイプにアレンジしたり、好みの飾り方ができる標本箱が作れます。
作り方は、桐の集成材板で底板や横板を作り、蓋のない箱状に組み立てます。
底面には、カラーボードなどで中板を作ってはめると見映えも良いでしょう。
裏板をはずしたポスターフレームを蓋にして蝶番で箱と接続させたら完成です。
まとめ
昆虫標本箱があれば、大切な昆虫の姿を美しく保管しつつ、ディスプレイして楽しめます。
ただし、標本箱の素材によって特徴が異なるため、好みや保管期間などによって使い分けるのがおすすめ。
昆虫標本作りというと、難しいイメージがあるかもしれませんが、簡単な作り方でケースの付いたセット商品も販売されています。
虫好きの人や子供がいる家庭は、手作りにもぜひチャレンジしてみてください。