羽根ペンおすすめ9選 作り方や通販で買えるボールペンタイプの商品も紹介
5世紀頃ヨーロッパで生まれた羽ペンは、当時の人々にとって馴染み深いアイテムでした。
そんな羽ペンから感じられる古き良き時代の空気は、忙しない毎日に落ち着きとぬくもりを与えてくれます。
今回は、現在でも手に入る羽ペンから厳選したおしゃれなデザイン9選と、羽ペンの選びのポイントを紹介します。
これを機に羽ペンを手に取り、アンティークならではのミステリアスな雰囲気を感じてみませんか?
インテリアとしても楽しめるミステリアスな羽ペン
鷲や雁(ガン)など、大型の鳥の羽にインクをつけて使う羽ペン。
その歴史は長く、起源は5世紀頃まで遡ります。
ギリシャで使われはじめたものが改良され、5~6世紀には羽ペンとして一般に広く普及。
18~19世紀頃まで、1000年以上もの長い年月の間、人々の主な筆記具として活躍しました。
「ハムレット」や「ロミオとジュリエット」など、世界的有名作品を残したシェークスピアも使用していたそうです。
当時の羽ペンは軸の部分を書きやすい形に削っただけでしたが、現在の羽ペンはペン先があるものがほとんど。
羽ペンが持つアンティークな雰囲気を残しながら、現代人が書きやすいようになっています。
そんな羽ペンは、机の上やベッドサイドなどに飾ると、ミステリアスな空気が漂います。
インテリアをアンティーク調でそろえれば、まるで中世のヨーロッパやファンタジーの世界にいるような、時空を超えた不思議な雰囲気を感じられるでしょう。
インクをつけて一文字ずつ丁寧に書いた文字には、書き手の想いが宿ると言われています。
大切な人への手紙やはがきなどを書く際に使用してみてはいかがでしょうか。
羽ペン選びのポイント
アンティーク品のようなデザインが魅力的な羽ペンは、選ぶ際にチェックすべきポイントがあります。
これから紹介するポイントをチェックして、自分に合う羽ペンはどんなタイプなのかを考えてみましょう。
ペン先の種類
羽ペンのペン先は、つけペンのようにいくつか種類があり、それぞれ見た目や線の太さ、書き味が異なります。
見た目重視なら、ペン先のデザインで気に入ったものを選びましょう。
書き味や線の太さなどの実用面を重視するなら、レビューや商品ページを確認、あるいは実際に試し書きをして確認するのがおすすめです。
最近では、羽ペンの雰囲気を手軽に楽しめるよう、ペン先がボールペンになっているタイプもあります。
インクをつけたりお手入れが面倒な人は、ボールペンタイプを選んでみてはいかがでしょうか。
軸の長さと太さ
軸にこだわることで、書きやすく自分の手にフィットするペンを選ぶことができます。
細身の軸はボールペンに近い持ち心地。
太い軸は持ち疲れしづらく、しっかりと持ちたい人におすすめです。
軸の長短に関しては、長すぎると書きづらく、短すぎると持ちづらさがあります。
書きやすいものを探すなら、試し書きが手っ取り早い手段ですが、オンラインショップなど実際に手に取ることができない場合は、自分の手の大きさを考えながら最適な長さを選んでみてください。
インテリアに映えるデザイン
ボールペンやシャープペンとは異なる存在感を放つ羽ペン。
インテリア性の高いデザインが多く、使わないの時はオブジェとしてデスクやシェルフの上、ベッドサイドなどに飾っておくとおしゃれです。
アンティークインテリアと相性が良いですが、羽の色がパステル系ならフェミニンな女性向けインテリアにも合うでしょう。
ペン立てに立てた状態の方がより映えるので、選ぶ際にはペン立て付きのものがおすすめです。
使い方とお手入れ方法
羽ペンの使い方はつけペンと同様で、まずはペン先をインクに浸します。
この時、たっぷりとインクをつけてしまうと紙の上に余分なインクが垂れてしまうので、インク瓶の縁にペン先をあてて余分なインクを拭ってください。
書く時は、ペン先を少し寝かせて書くのがポイントです。
書き続けているとインクが少なくなるので、ある程度文字を書いたら最初のようにペン先にインクを浸しましょう。
書き終わった時やインクを変えたい時には、容器に入れた水にペン先を浸し、軽く振ってからインクを落とします。
インクが落とせたら、柔らかい布やティッシュを使用して優しく水分を取りましょう。
別のインクを使用する場合はそのまま続けて使うことができます。
使用をやめる場合は、良く乾かしてペン立て、もしくは収納ボックスに収納してください。
おすすめの羽ペン9選
ここからは、インテリアに映えるおしゃれで魅力的な羽ペンを紹介します。
選び方を参考にしながら、お気に入りの羽ペンを見つけてみてください。
DLLAITTI(ダライッティ) ショート羽根ペンセット ピンク
ミステリアスな雰囲気の羽ペンとインクのセット
天然の羽根を使用した、ダライッティのショート羽根ペンセットです。
一つ一つが手作り、そして天然素材を使用しているので、それぞれが違う表情を持っています。
インクがセットになっており、ケースも付いているのでプレゼントにもおすすめ。
カラーには、ピンクのほかにセピア、青があるので、お好きなカラーを選びましょう。
- 外形寸法 全長17cm
- 線の太さ 細
ハリー・ポッター ホグワーツ羽根ペン
魔法ファンタジーの定番「ハリーポッター」の羽根ペン
世界中に多くのファンがいる「ハリー・ポッター」。
こちらは、その劇中でホグワーツの生徒が使っていた羽根ペンのレプリカです。
使えばまるでホグワーツの生徒になったかのような高揚感が味わえるでしょう。
ホグワーツの紋章が入ったペン立てとインクもセットなので、すぐに使い始められます。
RUBINATO(ルビナート) 羽ペンセット
アンティークな雰囲気が魅力のペン立て付き羽ペン
天然の羽根を使用した、ルビナートの羽ペンセットです。
無駄のないシンプルなデザインは、クラシカルな魅力が光る逸品。
4色から羽の色を選ぶことができますが、3色のペン先とインクの色はランダムなので、届いてからのお楽しみ。
軸が細く短いので、手が標準~やや小さい人におすすめです。
ダークトーンのウッド製のペン立てが、クラシックさをより引き立てるでしょう。
- 外形寸法 全長18cm
RUBINATO(ルビナート) 羽ペン+10ccインクセット
同じくルビナートの羽ペンセットです。
こちらも天然の羽根を使用しており、シルバーカラーが涼しげなピューター製ペン軸が特徴。
その細やかな装飾には、気品が感じられます。
羽根のカラーは、ブラックやホワイトといったベーシックなものはもちろん、目を惹く鮮やかなターコイズなど5色展開。
ペン軸はボリュームがあり、かつ長めなので、持ち疲れしにくいでしょう。
- 外形寸法 全長27cm
- 線の太さ 細
DLLAITTI(ダライッティ) デコレーション羽根ペン パーフェクトセット
マットなシルバーカラーがアンティークさをより感じさせる、ダライッティの羽根ペンパーフェクトセット。
ボルドーカラーの羽根とシルバーのバランスが絶妙な逸品です。
太めのペン軸にはペン立ての装飾に合う細かな装飾が施されているので、使用しない時はぜひペン立てに立てて飾りましょう。
インク、替えのペン先、ブロッターも付いた豪華セットなので、作家を目指している人へのプレゼントに選んでみてはいかがですか?
- 外形寸法 全長28cm
Nash 羽ペン アンティーク インクボトルセット
クラシックな見た目が美しい、Nashの羽ペンセットです。
ペン軸の彫りが美しいアンティーク調。
太さの違う替え芯が5本付いているので、カリグラフィのようなデザインに仕上げることもできます。
羽ペンの見た目も大切にしたいと思っている人におすすめの一品です。
- 外形寸法 全長23cm
羽根ペン&ペンスタンドセット ピンクグラデーション
天然の羽根を色とりどりのパステルカラーで染めた、かわいい羽根ペンです。
こちらはボールペンタイプなので、お手入れが必要なく手軽に使うことができます。
ペンスタンドは軸と同じゴールドカラーで、上品な仕上がり。
やわらかい発色なので、フェミニンなインテリアやパステル系の色でそろえた部屋と相性が良いでしょう。
- 外形寸法 幅5cm 奥行1cm 高さ23cm
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FETHER PEN 羽根ペン&ペンスタンドセット スパッタリングホワイト
ゴールドの箔を散らしたような、ゴージャスなデザインがおしゃれな羽根ペンです。
軸と同じ艶やかなゴールドカラーのペンスタンドが付属しているので、インテリアとして寝室やリビングにも気軽に飾ることができます。
ガチョウの羽根を使用したボールペンタイプは、すぐに書き始められるので玄関先でのサイン用にもおすすめです。
ホワイトがベースなので、ウェディング会場などの受付に使用するのも素敵でしょう。
- 外形寸法 幅5cm 奥行1cm 高さ23.5cm
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フェザーペン・スタンドセット
柄のある部分と白い部分のコントラストが美しい、天然の羽根を使用したフェザーペンです。
シルバーカラーの軸とペンスタンドには中世の気品を感じます。
作り込まれた繊細な装飾が輝き、置くだけで品のある空間を演出してくれるでしょう。
ボールペンとは思えないような本格的な造りで、替え芯も一本付属しています。
- 外形寸法 全長26cm
挙式などで活躍! 羽根ペンの作り方
ここからは、結婚式の受付などでも役立つ手作り羽根ペンの作り方について解説していきます。
材料は羽根、リボン、ネイル用ステッカー、黒と白のペン、セロテープ、両面テープ、ボンド、ハサミです。
まずはペン先と本体を分解し、外した本体部分に筆などの細い棒状のものを入れて、ペン尻を押し出します。
ペン先を戻して、ペン尻をカットしたら、そこに羽根を挿してセロテープで固定しましょう。
次に、両面テープを本体部分に巻き付けて、その上からリボンを巻き付けていきます。
本体と羽根のつなぎ目をデコレーションしたら出来上がりです。
まとめ
いかがでしたか?
長く人々に寄り添っていた羽ペンは、そのアンティークな雰囲気が感じられるデザインが魅力的。
羽が持つ繊細で軽やかな魅力は、時代を問わず多くの人を惹きつけます。
ボールペンタイプで気軽にその美しさを楽しむのも良し。
本物の羽ペンに触れて、文字を書く楽しさを堪能するのも良いでしょう。
この記事を読んで羽ペンに魅了された人は、ぜひ一度手に取ってみてください。