鏡餅にカビが生えた時の対処法 カビの防止や捨て方を解説

餅つきの写真
出典:Pixabay

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鏡開きの際に鏡餅をおろすと、カビが生えていた経験がある人は少なくないでしょう。
カビが生えてしまった鏡餅は食べても大丈夫なのか気になるものです。
そこで今回は、鏡餅にカビが生えた時の対処法やカビ防止対策について紹介します。
また、鏡餅を処分する場合の正しい捨て方も解説するので、ぜひ参考にしてください。

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正月に鏡餅を飾る理由とは

鏡餅は新年の神様である年神様への供物です。
年神様の依り代となる鏡餅は、年神様をお迎えし、おもてなしするために正月に飾ります。
一般的には12月13日以降に飾り、松の内が開けた1月11日におろすことが多いです。
鏡餅には年神様が分け与えてくれる魂が宿るとされています。

また、稲の霊が宿るとされている餅は、ハレの日の食べ物です。
そのため、鏡餅を雑煮にして食べることで年神様から分けてもらった魂をいただき、生命力が与えられると考えられています。
また、鏡餅には歯固めの意味もあり、固くなった餅を食べることで丈夫で健康な歯になるようにという願いも含まれています。

おろした鏡餅にカビが生えてても食べられる?

鏡餅をおろす時にカビが生えていたら、食べていいのか疑問に思うことでしょう。
基本的にカビが生えている鏡餅は、食べないようにしてください。
鏡餅の一部分にだけカビが付着している場合は、その部位だけを取り除けば食べられると思うかもしれませんが、おすすめできません。

カビは人や動物に有害な種類もあり、アレルギー反応を起こすこともあるとされています。
鏡餅に付着しているカビが有害か無害かは見た目だけでは判断できません。
また、カビの菌糸が表面だけでなく内部に広がっているケースや、加熱しても毒素が死滅しない場合もあります。
そのため、鏡餅をおろす時にカビを発見したら食べないようにしましょう。

鏡餅のカビ対策・防止方法

鏡餅を安全に食べるには、カビ防止の対策をすることが大切です。
処分しないで食べ切るために、カビを防止する方法をいくつか紹介します。

鏡餅の乗せ方を工夫する

鏡餅のカビは上下が重なっている部分に発生しやすいです。
そのため、鏡餅を乗せる時に通気性をよくしておくとカビの防止対策になります。
鏡餅の土台や1段目と2段目の間に爪楊枝や折った竹串などを置けば隙間ができ、通気性を確保できます。
餅とり粉もカビの発生原因になるので、なるべく払い落してから重ねることもポイントです。

焼酎を塗る

clear and white spray bottle

鏡餅の表面に焼酎を塗ってカビを防止する方法もあります。
焼酎のアルコール成分で殺菌するのが目的なので、アルコール度数の高い焼酎を使うようにしましょう。
また、焼酎が手元にない場合は、食品用エタノールを使うのもおすすめです。
食品用エタノールなら口に入れても無害なので気になりません。
霧吹きを使って鏡餅全体に吹きかけると簡単です。

置き場所に気を付ける

カビは温度と湿度が高い場所を好みます。
そのため、鏡餅は温度と湿度が低い場所に飾るのがおすすめです。
暖房や加湿器がついている場所だと、カビも生えやすくなるので注意しましょう。
また、どうしても温度や湿度が高い場所に飾りたい場合は、新年を迎えたタイミングで温度と湿度が低い場所へ移すのも1つの対策方法です。

早めに食べる

シンプルにカビ対策をするなら、やはり早く食べるのが1番です。
カビが生えてしまうと食べられなくなるので、その前に食べてしまうと安心できます。
鏡餅をおろすのは本来鏡開きである1月11日ですが、手作りの鏡餅だとその日までにカビが生えてしまうことも多いです。
そのため、作った鏡餅は早めに食べ、市販のパック鏡餅を鏡開き用にするといいでしょう。

カビが生えた鏡餅の捨て方・処分方法

カビが生えた鏡餅は食べずに捨てるようにしましょう。
縁起物である鏡餅の捨て方について紹介するので、カビが生えて処分する時の参考にしてください。

お清めして捨てる

塩の画像

鏡餅を自宅で処分したいなら、お清めする捨て方がおすすめです。
半紙、白紙、新聞紙を敷いてその上に鏡餅を置いたら手を合わせ、鏡餅の左、右、真ん中の順に塩を振って清めます。
そのあと敷いていた紙でそのまま鏡餅を包みましょう。
新しいゴミ袋を用意し、包んだ鏡餅を袋に入れて塩を再度振ります。
他のゴミと一緒にせず、再度手を合わせてからゴミ袋を閉じ、普通のゴミとして捨てるようにしましょう。

お焚き上げする

鏡餅を捨てるのに抵抗がある場合は、お焚き上げする捨て方がいいでしょう。
どんど焼きをしている神社へ持って行って、焚き上げで処分してもらうと安心です。
どんど焼きは小正月に行われ、1月15日頃に催している神社が多いです。
近くでどんど焼きをしている場所を確認しておきましょう。
鏡餅以外の正月飾りがある場合も、まとめて処分してもらえます。

カビないガラス製・木製鏡餅もおすすめ

毎年鏡餅をおろす時にカビが気になる人は、カビが発生しないガラス製や木製の鏡餅を用意するのもおすすめです。
カビの心配がないので衛生的に飾ることができます。
また、捨てることなく繰り返し使うことができ、インテリア性が高いのも魅力です。
カビが生えた鏡餅を処分するのにためらってしまうようであれば、ガラス製や木製の鏡餅を検討してみてもいいでしょう。


まとめ

いかがでしたか。
今回は、鏡餅にカビが生えた時の捨て方やカビ対策の方法について紹介しました。
鏡餅をおろす時にカビが生えていたら食べることはできません。
そのため、カビを防止するのが大切です。
鏡餅は乗せ方に気を付けて、通気性のいい場所に置くようにしましょう。
また、食べられなくなって捨てる鏡餅はお清めやお焚き上げをし、年神様に失礼のない捨て方をすると安心です。

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