電気コンロおすすめ9選 卓上で便利なコンロを紹介、IHとの違いも比較
ちょっとした料理に使いやすい、卓上の「電気コンロ」。
日常使いするイメージの少ないアイテムですが、実は底の丸い土鍋やアルミのフライパンも使えます。
さらに、燻製までできる優れものです。
そこでこの記事では、電気コンロの長所やIHコンロとの違い、使い方や電気代、そして選ぶ時のポイントなどを解説します。
イズミや石崎電機、東芝などの、おすすめの電気コンロも多数紹介するので、ぜひ参考にしてください。
賃貸でも設置できる電気コンロとは
ガスコンロと違って火を使わない電気コンロは、火事など事故のリスクが少ないのが魅力です。
さらにガスコンロより温度調整がしやすく、一定の温度を保ちやすいというメリットもあります。
また、電気コンロは1人暮らしの人にもおすすめです。
例えばワンルームの賃貸アパートなどでキッチンにコンロがない時も、卓上の電気コンロがあれば手軽に料理が出来ます。
IHコンロとの違いや電気代を比較
電気コンロの中には一見IHコンロに似ているものもありますが、構造や加熱の仕組みは違います。
そのため、かかる電気代についても差が出てくるので注意が必要です。
ここで違いを比較してみましょう。
卓上電気コンロ
電気コンロの仕組みは、ニクロム線などの熱源に電気を通して熱を発生させるというものです。
熱源が露出しているものと、プレートで覆われたものがあります。
電気コンロの最大のメリットは何といっても「幅広い調理器具が使える」ということです。
一方、熱効率があまりよくない点はデメリットといえます。
時間あたりの電気代は安いものの、加熱に時間がかかるため、使い方によっては電気代が割高になるケースも考えられるので気を付けましょう。
卓上IHコンロ
IHコンロは、磁力によって鍋底に「渦電流」を発生させ、その電気抵抗による熱で鍋を温めるという仕組みです。
熱源に鍋底が常に接している必要があり、しかも使える鍋は鉄やステンレスなど磁力を通すものに限られます。
食材を直接加熱できないので、炙りなどもできません。
しかし、電気コンロよりもすばやく加熱できるので、時間あたりの電気代はやや高いものの実際にかかる電気代は抑えられます。
電気コンロの使い方いろいろ
ガスコンロやIHコンロにはない利点を持つ電気コンロ。
その利点を活かしてどんな使い方ができるのか、例を見てみましょう。
土鍋(鍋)料理におすすめ
上でも述べたように、電気コンロの最大の長所は「鍋を選ばない」ということ。
IHと違い、熱源に鍋底が接していなくても加熱できるので、五徳があれば底が平らでない土鍋なども使えます。
普段ガスコンロに使っている鍋をそのまま電気コンロに使えるというのは、大きなメリットです。
IHが使えないフライパン調理も可能
電気コンロならフライパン調理も可能です。
IHでは使えない、アルミや銅などのフライパンも使えます。
しかし、フライパンで炒め物などをする場合、温まるのに時間がかかるので注意しましょう。
1000Wや1200Wなど、消費電力が高めの電気コンロを選ぶのがおすすめです。
燻製用としても最適
ここ数年静かなブームになっている「燻製」も、燻製鍋と電気コンロがあれば簡単に作れます。
ガスコンロと比較して一定の温度を保ちやすい電気コンロは、燻製料理に最適です。
アウトドアブランドの本格的な燻製器には手を出しにくい人でも、電気コンロでの燻製なら気軽に楽しめるでしょう。
使用時の注意点
SNSではメーカーが禁止している方法で電気コンロを使用している人も少なくありません。
やってみたい調理方法がある人は、メーカーHPなどで取り扱い説明書を一読して、禁止されていないかチェックしておきましょう。
例として石崎電機製作所の電気コンロでは以下の使用方法を禁止しています。
- 肉や魚など、油や塩分が落ちやすい食品の網焼き
- 五徳を立てない状態での鍋の使用
- コンロへの炭の直置き
- 燻製器中での電気コンロの使用(燻製鍋の使用はOK)
電気コンロの種類を比較
電気コンロは大きく3種類に分けることができます。
それぞれについて、簡単に違いを説明するので比較してみましょう。
ニクロムヒータータイプ
コイル状に巻いたニクロム線に通電して熱を発生させるタイプです。
価格が手頃で、温度が上がるのが比較的早いのがメリット。
しかし、コイルが露出しているため、耐久性がやや低いのが弱点です。
ポットのお湯やスープの保温など、軽めの用途に向いています。
シーズヒータータイプ
コイル線を絶縁物質で包み、金属パイプに入れた「シーズヒータータイプ」。
ニクロムヒータータイプより耐久性が高いのが特徴です。
煮物の汁が吹きこぼれても、コイルが損傷しにくいのが嬉しいポイント。
ヒーター部分の掃除もニクロム線タイプより手軽にできます。
プレートタイプ
熱源をガラスなどの平らなプレートで覆った「プレートタイプ」は、手入れしやすいのが特徴。
汚れても表面を拭けばきれいになるので、長く快適に使えます。
高火力で細かな温度調整ができるものも多く、やや高価ですが用途の広いタイプです。
卓上電気コンロの選び方
熱源のタイプ以外にも、電気コンロを選ぶポイントがいくつかあります。
使いやすさに関わってくる部分なので、買う前にチェックして比較しておきましょう。
火力はW数で確認
最初にチェックしたいことは「火力の強さ」です。
電気コンロの火力を知るには、「最大消費電力」をチェックしましょう。
安価なニクロムヒーターの場合、最大消費電力は600Wほどが主流です。
ポットや鍋の保温、網焼きなどちょっとした加熱ならこれで十分。
しかし、もう少し手の込んだ料理に使いたい場合は、1000W以上のシーズヒーターやプレートヒーターの方がおすすめです。
火力が細かく調節できるもの
大半の電気コンロには、火力の強さを調整する機能がついています。
価格の安いモデルでは、外側300W・内側300W・全面600Wの3段階調整が一般的です。
価格が上がるにつれて細かい火力調整ができるようになります。
また、「切り忘れ防止機能」がついているものがおすすめです。
時間が経った時や一定の温度を超えた時に自動停止するため、火事などの事故を防げます。
掃除しやすいかどうか
安全に使い続けるためには、適切な手入れが必要です。
熱源がプレートで覆われている「プレートタイプ」は、表面を拭くだけでいいので掃除が簡単。
また、シーズヒーターやニクロムヒーターは、熱源や熱源を入れたパイプに沿って拭く必要があります。
特にニクロムヒーターはコイルが完全に露出していて、細かいすき間に入った汚れが取りづらいので注意しましょう。
コードの長さにも注目
選ぶ上で意外な盲点となるのが「電源コードの長さ」です。
商品によっては通販の販売ページにコードの長さも載っているので、確認しましょう。
コードが短いものを、コンセントに届くギリギリの場所で使用していると、手足を引っ掛けるなどした時に思わぬ事故につながる危険があります。
使う場所をあらかじめ想定して、コンセントまでの距離を測っておくとよいでしょう。
電気コンロおすすめ9選
通販で購入できる、おすすめの電気コンロを紹介します。
イズミや石崎電機製作所、東芝など人気メーカーのものを中心に、いろいろなタイプを集めてみました。
マクセルイズミ (IZUMI) 電気コンロ IEC-105
レトロでかわいい、手頃な価格の電気コンロです。
シンプルで誰でも使いやすい一品。
3段階の火力調整機能と付属の五徳を組み合わせて、6通りの使い方が可能です。
また、お湯の保温などはもちろん、土鍋料理や燻製などにも活躍します。
コードの長さは1mと短めなので、延長コードがあるとよいでしょう。
- 外径寸法 幅28.5cm 奥行22cm 高さ9.5cm
- 消費電力 600W
石崎電機製作所 シュアー電気コンロ SK-65S
1974年の発売以来、モデルチェンジを重ねつつ今も支持され続けているロングセラーの電気コンロです。
ステンレスを使用した本体はすっきりしたデザインで、汚れなども拭き取りやすいのがポイント。
こちらも3種類の火力切り替えが可能です。
耐荷重5kgのため鍋料理や煮込み料理にもおすすめ。
- 外径寸法 幅29cm 奥行22cm 高さ8.5cm
- コード長 1.8m
- 消費電力 600W
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東芝 (TOSHIBA) 電気こんろ HP-635
大手メーカー東芝の電気コンロです。
シンプルな外観に、必要最低限の機能を備えた一品。
こちらも3段階の火力切り替えと五徳の組み合わせで、全部で6通りの使い方が可能です。
餅焼きや土鍋料理、燻製などさまざまな料理が楽しめます。
- 外径寸法 幅28.9cm 奥行20.8cm 高さ9.3cm
- コード長 1.7m
- 消費電力 600W
ラドンナ (LADONNA) トフィー (Toffy) 卓上電気こんろ K-SV1
レトロでおしゃれな生活雑貨や家電を手がける「ラドンナ」の電気コンロです。
ニクロムヒーター型は消費電力600Wが主流ですが、こちらは800Wで火力も高めなのが嬉しいポイント。
くすんだパステルカラーも魅力です。
コードは1mでやや短めなので、使う時は引っ掛けなどに注意しましょう。
- 外径寸法 幅28cm 奥行23.4cm 高さ9.8cm
- コード長 1m
- 消費電力 800W
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Atyhao ミニ電気ストーブ 卓上ヒーター 20210326170635-01442
コンパクトなシーズヒーター型電気コンロです。
最大消費電力1000Wと高火力なので、加熱がスムーズに行えます。
5段階の火力切り替えで、土鍋料理や揚げ物などさまざまな料理に幅広く対応。
本体の温度が一定以上になると、自動的に電源オフになる「過熱防止装置」付きです。
コストパフォーマンスが高くおすすめ。
- 外径寸法 幅21cm 奥行21cm 高さ7.5cm
- 消費電力 1000W
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石崎電機製作所 シュアークッキングヒーター SK-1200S
手入れが簡単なステンレス製のシーズヒーター型電気コンロ。
1200Wのハイパワーで熱の立ち上がりが素早く、忙しい人にもおすすめの一品です。
ヒーターの下に汁受け用の着脱式トレイがついているので、煮汁が吹きこぼれた時も安心。
長く清潔に使うための工夫が光る商品です。
- 外径寸法 幅30cm 奥行32.2cm 高さ10cm
- コード長 1.8m
- 消費電力 1200W
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Nitrip ミニヒーター 卓上ヒーター
ポットの湯沸かしや1人分の味噌汁、スープなどの加熱にぴったりのミニヒーターです。
鋳鉄製のプレート状の熱源に、鍋などを直接載せて加熱します。
熱源部は着脱が可能で、掃除がしやすいのもポイント。
コンセントプラグが米国仕様なので、別途変換プラグが必要になる点には注意しましょう。
- 外径寸法 幅13.5cm 奥行10cm 高さ7.5cm
- 消費電力 500W
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アイテック (AITEC) プレートヒーター IT-1037
熱源を平らなガラスプレートで覆った、掃除の簡単なプレートタイプの電気コンロです。
最大消費電力は1200Wと、立ち上がりの早いセラミックヒーター採用で、スピーディーにいろいろな料理が作れます。
温度が無段階に調節ができるので、微妙な火加減にも対応。
収納にも場所をとらず気軽に使えるのも魅力です。
- 外径寸法 幅23cm 奥行25cm 高さ9cm
- コード長 1.2m
- 消費電力 1200W
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三化工業 プレートヒーター SPH-131S
こちらは卓上ではなく、ミニキッチンなどに設置して使うプレートタイプの電気コンロ。
電源ランプや火力調整つまみを上面に設置していて、見やすい設計が特徴です。
最大1300Wのハイパワーで、フライパンでの炒め物にも適しています。
安全に使用するために、設置は業者へ依頼するようにしましょう。
- 外径寸法 幅32cm 奥行33.4cm 高さ11.7cm
- コード長 0.6m
- 消費電力 1300W
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まとめ
電気コンロの選び方や使い方、IHコンロとの違い、そしておすすめの商品を紹介しました。
ガスコンロと違い火を使わずに料理ができて、土鍋からアルミのフライパン、燻製器まで幅広く使える電気コンロ。
加熱に時間がかかるなどの特性を理解して上手に使えば、いろいろな場面で活躍してくれるでしょう。
記事を参考に、自分のライフスタイルに合った一品を見つけてください。