【使い方も解説】トレース台おすすめ8選 A3サイズや安いトレス台も
トレース台(トレス台)は、原稿に触れることなく他の紙に複写や清書ができるとても便利な道具で、アナログで絵を描く人におすすめです。
一昔前だと、トレース台は高価な道具でプロの漫画家やイラストレーターが使っていたイメージがありましたが、最近はかなり安いモデルもたくさん登場しています。
そこで、この記事ではトレース台の機能や使い方と併せて、安い価格帯のおすすめトレース台も紹介します。
トレース台の国内シェアNO.1のトライテック「トレビュアー」を初め、各メーカーから様々なサイズや機能のトレース台が出ているので、興味のある人はぜひ参考にしてみてください。
アナログで絵を描く人におすすめのトレース台(トレス台)とは
トレース台(トレス台)とは、絵や図面の下描き原稿を転写するときに使う台のこと。
台の上に原稿(転写元)と紙(転写先)の2枚を乗せ、照明の明るさで原稿を透かして紙に描き写せる仕組みです。
トレース台があれば簡単に転写ができるので、きれいな線画を起こすことができます。
また、デジタルなら簡単にイラストの配置をずらせますが、アナログでは消しながらでないと調節できません。
うまく描けた線画を消す悲しさはアナログ愛好者であれば一度は体験しているでしょう。
そんな時トレース台があれば、原稿の位置を変えるだけで簡単に描き直しができます。
アナログで絵を描くなら、ぜひ持っておきたいおすすめのアイテムです。
トレース台(トレス台)の使い方
ここからは、便利なトレース台の使い方を見ていきましょう。
トレース台の使い方1.絵を転写・複写する
原稿(下描き)をトレース台の上に敷き、その上に清書する紙を重ねます。
トレース台の照明で原稿が透けて見えるので、なぞります。
自分で絵を描いた場合もこの作業を挟むことで、迷い線や消しゴム跡のない綺麗な線画を用意できます。
トレース台の使い方2. スクリーントーンを貼る
アナログで漫画を描く人は、スクリーントーンも手で貼らないといけません。
スクリーントーンを台紙ごと紙の上に重ねて、トレース台で光を当てることで原稿がはっきりと見え、スクリーントーンが切りやすくなります。
トレース台の使い方3. デッサンの確認
描いた絵を反転することでデッサンの狂いを発見できます。
絵を裏返して光に透かし、デッサンのおかしいところを修正するのにおすすめです。
トレース台(トレス台)の選び方
自分に合うトレース台を見つけるには、トレース台のサイズや光の強さ、傾斜角度、重さや厚み、どんな場所で使うかなどを考えて条件に合うものを探しましょう。
A3、A4など用途に合わせたサイズのトレース台を選ぶ
トレース台のサイズは幅広く、A4~A1までどんな原稿サイズにも対応できるようになっています。
原稿用紙のサイズよりもやや大きいサイズのトレース台だと、原稿を回転させやすいのでおすすめです。
大きければ大きいほど用途は広がりますが、価格も上がり机上のスペースもとります。
また、大きすぎると持ち運びも不便になので、本格的な製図や制作に使う場合でもA2やA3サイズがおすすめです。
ロゴやイラストを描く場合はA4やB4くらいのサイズが使いやすいでしょう。
薄くて明るいLEDライトがおすすめ
複写する紙が厚いほど下の原稿は見えにくくなるので、明るさの強いものを選びましょう。
また、部屋の暗さに合わせたい・目の負担を軽減したいときは、明るさ調節できるものがおすすめです。
最近のライトはほとんどが薄いLEDなので、チラつきや発熱は全くと言って良いほどありません。
しかし、目が疲れやすい人はブルーライトカットメガネを併用したり、紙を1枚足したりして明るさを調節しましょう。
使いやすい厚さのトレース台を選ぶ
薄型のトレース台は引き出しやカバンにも収納しやすく、机の高さもほとんど変わらないのがメリットです。
普段と同じ描き心地を重視したい人は、できるだけ薄いトレース台がおすすめ。
また、傾斜やスタンドがついていると首や背中の負担も軽減され、より描きやすくなります。
ただし、描く時の角度や描き心地は個人差があるので、自分にとって自然な姿勢で描けるトレース台を選ぶことが重要です。
トレース台の電源やケーブルを確認
トレース台の電源は、電池タイプとケーブルタイプがあります。
電池タイプはコードレスなので、電源を探す必要がなくどこででも使えるのがメリットです。
持ち運びする人なら電池タイプが使いやすいでしょう。
電池交換が煩わしい人にはACアダプターやUSB接続がおすすめです。
こちらの場合は、付属のケーブルがお気に入りの作業スペースまで十分届く長さか確認しておきましょう。
作業台ギリギリだといつも通りの姿勢で作業ができません。
トレース台(トレス台)おすすめ8選
それでは、おすすめのトレース台を紹介します。
それぞれのメーカーの特徴を踏まえて、サイズや用途、機能など、目的に合ったものを選んでください。
トライテック (Trytec) 薄型LEDトレース台 トレビュアー (TREVIEWER) A2-450
角度調節&調光可能。A2サイズの薄型LEDトレース台
トライテック(Trytec)のベストセラートレース台「トレビュアー」のA2サイズです。
A3用紙が2枚並べて置ける大きさで、製図や制作現場でも活躍するプロ仕様になっています。
調光は7段階で、厚い紙2枚を重ねてもしっかりと原稿が見えるほど明るくできます。
その他、角度も3段階に調節できるスタンドやインテリア性の高いデザインやエッジもおすすめポイント。
電源ボタンと調光ボタンが別々の場所にあるなど、痒い所に手が届く仕様になっていて使いやすさも抜群です。
- 外形寸法 幅65.4cm 奥行51cm 厚み1cm(スタンド込2.6cm)
- 適用用紙 A2
- スタンド 3段階調節
- ライト LED(7段階調光)
- 電源 ACアダプター(コード2m)
amazonで見る22,800円
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トライテック (Trytec) 薄型LEDトレース台 トレビュアー (TREVIEWER) A3-400
縦置き対応。10段階調光機能付き&厚み1cm未満の薄型トレース台
トライテックの「トレビュアー」のA3サイズは、オフィス規定サイズのA4用紙が横に2枚並べられる大きさです。
本体は8mmという超薄型で、机の上で描いている感覚が狂いません。
10段階の調光機能で、自分好みの明るさに調節できます。
傾斜角度も3段階に調節でき、スタンドの場所を付け替えれば縦置きにもできます。
スタイリッシュなデザインでインテリア性も高いのが魅力です。
- 外形寸法 幅47.3cm 奥行34.9cm 厚み0.8cm(ゴム足0.2cm、スタンド2cm)
- 適用用紙 A3
- スタンド 3段階調節
- ライト LED(10段階調光)
- 電源 ACアダプター(コード2m)
アズワン (AS ONE) アクセル (AXEL) LEDトレースボード A3型 2-5097-03
原稿を傷めにくいフラット設計&ずれにくい差し込み式のLEDトレース台
アズワン(AS ONE)のトレース台は、LED光源のため光のチラつきもなく、発熱せず薄くて使い勝手抜群。
明るさを落としたい場合はバックライトフィルムを台に差し込むことで、3段階の調光ができます。
また、原稿も同じ場所に差し込んで固定できるため、マステやマグネットで固定する場合よりずれにくいのが魅力的。
台に段差がないので原稿を傷めず、書道の練習や写経、漫画、イラスト何にでもおすすめです。
- 外形寸法 幅47cm 奥行35cm 厚み1.1cm
- 適用用紙 A3
- スタンド 高さ調節用吸盤
- ライト LED(3段階調光)
- 電源 USBケーブル/ACアダプター
amazonで見る19,500円
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ホルベイン画材 (holbein) マクソン (MAXON) トレーサー LED LD-A3
着色用画用紙を使う人にもおすすめ。傷に強いコーティングのトレース台
透明水彩愛好者にはお馴染み、ホルベイン画材(holbein)のトレース台です。
300g/m2厚の水彩紙でも十分に透過できるため、着色用の画用紙を使う人におすすめの一台。
フレームとの段差がないフラット仕様で原稿の引っ掻かりもありません。
また、トレース面はアクリルコーティングされていて傷に強く、筆圧を気にせず使用できます。
口コミでも「他のメーカーの商品に比べて、光量、薄さ等気に入っている」と、作業面での使いやすさが好評です。
- 外形寸法 幅48cm 奥行35.7cm 厚み1.2cm
- 適用用紙 A3
- スタンド 無し
- ライト LED
- 電源 ACアダプター
amazonで見る17,600円
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トライテック (Trytec) 薄型LEDトレース台 トレビュアー (TREVIEWER) B4-500
イラストや漫画の作業に。電源と調光を分けて操作できるトレース台
こちらはトライテックの薄型トレース台B4サイズで、イラストや漫画の作業におすすめの大きさです。
電源ボタンと調光ボタンが別になっているため、ワンタッチで操作できます。
また、ボタンがフレームより凹んでいるため、作業中に手が当たっても電源が切れる心配がありません。
LEDなのでトレース面が全く熱くならず、スタンドで好きな傾斜角度に調節できるので、長時間の作業でも首や肩に負担がかかりにくいのがポイントです。
- 外形寸法 幅41.8cm 奥行31.3cm 厚み0.8cm(スタンド込2.5cm)
- 適用用紙 B4
- スタンド 3段階調節
- ライト LED(7段階調光)
- 電源 ACアダプター(コード2m)
amazonで見る8,980円
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トライテック (Trytec) 薄型LEDトレース台 トレビュアー (TREVIEWER) A4-500
誤操作を防げるボタン設計&A4サイズの薄型トレースボード
同人誌漫画原稿やイラストにおすすめの、トライテックの薄型トレース台A4サイズ。
他のサイズと同様、電源ボタンと調光ボタンが分かれていて操作しやすく、誤操作防止のため凹んでいます。
スタイリッシュなカラーでインテリア性もあり、タブレットのように手軽に持ち運びできます。
別売りの保護シートを使用することで、インク落ちやカッターの傷などからトレース面を保護できます。
- 外形寸法 幅35cm 奥行26.2cm 厚み0.8cm(スタンド込2.5cm)
- 適用用紙 A4
- スタンド 3段階調節
- ライト LED(7段階調光)
- 電源 ACアダプター(コード2m)
amazonで見る6,980円
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LED トレース台 A4 バックライト U-1019
手頃な価格も魅力。持ち運びやすい軽量&0.4cmの超薄型トレース台
こちらのトレース台は、厚さわずか4mmという驚きの薄さ。
LEDライトで光にムラもなく、目に負担をかけません。
軽くて薄くて値段も安いので、絵を始めた初心者に特におすすめです。
好きなイラストを真似したり、写真をイラストに起こしたりと用途は様々。
ファイルボックスや机の引き出しなど、どこにでもしまえるコンパクトなサイズで持ち運びも楽々です。
- 外形寸法 幅33.5cm 奥行23.3cm 厚み0.4cm
- 適用用紙 A4
- スタンド 無し
- ライト LED
- 電源 USBケーブル
サンワダイレクト (SANWA DIRECT) LEDトレース台薄型タイプ
漫画のコマ割りに便利な目盛り付き。A4サイズの超薄型トレース台
サンワダイレクト(SANWA DIRECT)のA4サイズトレース台は、厚さ4mmの超薄型。
本棚やファイルボックスなど、どこにでも収納できるコンパクトさが特徴です。
トレース面はフラットで、サイドには目盛りがついているので漫画原稿でのコマ割りにおすすめ。
その他、写真や写経、ネガの確認などあらゆる使い方ができます。
電源ボタンを1回タッチでオンオフが切り替わり、長押しすることで無段階に明るさが調節可能です。
- 外形寸法 幅36cm 奥行27cm 厚み0.5cm
- 適用用紙 A4
- スタンド 無し
- ライト LED(無段階調光)
- 電源 USBケーブル(コード2m)
amazonで見る4,570円
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まとめ
トレース台の機能や使い方、トライテックなど安い価格帯のおすすめトレース台も紹介しました。
アナログで漫画を描く人、絵を描き始めたばかりの人、デッサンの勉強をしたい人にとって、トレース台は非常に便利なアイテムです。
デジタルと違ってやり直しがきかないアナログでも、トレース台があればもう一度同じ線画を用意できます。
作品の完成度を上げるきっかけにもなるので、練習のためにもぜひ一台手に入れてみてはいかがでしょうか。