カッパの洗濯方法 洗濯機で洗うと危険?ゴアテックスレインウェアの洗い方も

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出典:Pixabay

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傘と同じく雨の日に活躍するカッパ。
お手入れ方法がわからず、そのままにしている人やよくわからないまま洗濯機などで間違った洗い方でだめにしてしまっている人も多いのでは。
今回は、カッパの正しいお手入れ・洗濯方法や、ゴアテックス素材のレインウェアの洗い方まで解説します。
雨の日にカッパをよく使う人や、カッパの洗濯方法を知りたい人は必見です。

目次

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カッパやレインウェアの洗濯は必要?

カッパやレインウェアは洗濯する必要がないと思っている人も多いのではないでしょうか。
カッパやレインウェアは洗濯せずに干すだけでは、汗や皮脂汚れや雨の水滴に含まれる埃やゴミ・汚染物質などが付着したままの状態です。
それらは、撥水性の低下やカビの発生を引き起こしてしまいます。
そのため、普通の衣類のように使うたびに洗濯するのが理想的です。

レインウェアに使われるゴアテックス素材とは?

レインウェアを探す際に、「ゴアテックス」という素材を耳にしたことがある人も多いのでは。
レインウェアに使われるゴアテックス素材とは、ゴア社が取り扱っている防水透湿性素材を指します。
防水性と透湿性を兼ね備えた膜で、レインウェアなどの表地と裏地の間の中間層に配置されます。
水ははじき、水蒸気のみを通す特徴があるため、「濡れずに、蒸れない」を実現しています。

ゴアテックス生地は手入れをしないとどうなる?

優れた機能をもつゴアテックスですが、正しくお手入れをしないとその機能は低下し、効果を発揮できなくなったり、カビが発生したりしてしまいます。
ゴアテックスのお手入れ不足が引き起こす問題を解説します。

撥水性・防水透湿性の低下

ゴアテックス生地に洗濯やお手入れをせずそのまま放置すると、表面についた汚れや水分が、撥水性や防水透湿性の低下を引き起こし、すぐだめになってしまいます。
レインウェアの撥水性が低下すると、表生地に水が浸透し膜を作ります。
このような状態になると、生じた膜で湿気が抜ける孔が塞がり、生地の内側で結露を起こし、蒸れる原因となってしまいます。

水分でレインウェアが重くなる

撥水性の優れたレインウェアは水分をしっかりはじくため、雨に濡れても中の生地に水分が入り込むことはありません。
しかし撥水性が低下すると、ウェアの表面生地が水分を含むようになるため、レインウェア全体の重さが含んだ水の分重くなってしまいます。
重たいウェアを着続けて作業などを行うのは、疲労にもつながります。

冷えやすくなる

撥水性が低下したレインウェアが水分を含んだ状態になると、含んだ水分が体の冷えの原因になります。
水分は熱を伝えやすい特性があるため、レインウェアが濡れていることで、着ている人の体温を外に放出してしまいます。
そのため、体の冷えを引き起こし、寒いと感じる原因になってしまいます。

裏地のシームテープが剥がれる

レインウェアの裏地には、縫い目に防水処理を施している「シームテープ」と呼ばれる部分があります。
レインウェアのお手入れを怠ると生地が劣化し、シームテープが剥がれを引き起こします。
シームテープがだめになると再接着は難しく、買い換えなければならない可能性が高いです。

カッパを洗濯機で洗うと危険?壊れる?

カッパやレインウェアを洗濯機で洗う場合は、洗濯前に必ず洗濯表示を確認しましょう。
洗濯機マークがあれば、洗濯機で洗うことが可能です。
しかし、洗濯機の脱水機能を使った場合、カッパやレインウェアの撥水性や防水透湿性により水抜けが悪く、排水溝が詰まって洗濯機が壊れる危険性があります。
そのため、洗濯機の脱水機能の使用は避けましょう。

カッパの洗濯に使う洗剤はどうする?

カッパやレインウェアを洗濯する際は、洗剤選びも重要なポイントです。
では、普通の洗剤じゃだめなのか、どのような洗剤を使用するのがいいのか解説します。

エマールなどのおしゃれ着用の中性洗剤を使う

通常の洗濯洗剤でも汚れを落とすのは可能ですが、エマールなどのおしゃれ着用洗剤がおすすめです。
エマールのようなおしゃれ着用の中性洗剤は、レインウェアの撥水性を保ち、素材に負担をかけにくいです。
また、ゴアテックス素材専用の洗剤も販売されているので、ダメージをより軽減したい方は専用洗剤を選びましょう。

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レインウェアから大事な服まで幅広く使える オシャレ着洗剤エマール

花王から発売されているおしゃれ着洗剤エマールは、お気に入りのデニムやスカートからレインウェアまで幅広く使えるアイテムです。
衣類のダメージは抑えながら、汚れや匂いはしっかり落とします。
フレッシュグリーンの香りがほのかに香ります。
手洗いにも洗濯機で洗う場合にも使えます。

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撥水性能を甦らせる効果も ゴアテックスにも安心して使える洗濯洗剤

洗剤成分をウェアに残さず、大事に洗い上げる非合成洗剤です。
レインウェアのもつ元々の撥水性能を復活させる効果もあります。
ゴアテックス素材のレインウェアにも使用可能です。
合成界面活性剤不使用で環境にもやさしく、洗濯機で洗う場合でも手洗いにも使えます。

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柔軟剤を使うのはだめ?

レインウェアを洗濯機で洗う時、柔軟剤や柔軟剤入りの洗剤を使ってしまうと、柔軟剤の成分がカッパやレインウェアの撥水性や防水透湿性を低下させ、だめにしてしまう危険があります。
そのため、 柔軟剤の使用は避け、万が一使ってしまった場合は水洗いして柔軟剤の膜を洗い流しましょう。

カッパやレインウェアの洗い方

カッパは間違った洗い方で洗濯機が壊れる事態になったり、カッパ自体をだめにしたりしてしまう可能性もあります。
ここでは、カッパやレインウェアを長持ちさせる正しい洗い方を紹介します。

洗濯機

レインウェアを洗濯機で洗う場合、まずファスナーやボタンは洗濯中に壊れる危険性があるので、洗濯機に入れる前にすべて閉じておきましょう。
次に、生地への負担を減らすために洗濯ネットに入れ、弱水流モードか手洗いコースで洗濯します。
レインウェアに洗剤が残った状態だと、撥水性や防水透湿性が低下するため、すすぎは通常のすすぎ時間の2倍に設定し、よくすすぐようにしましょう。
先述したように、洗濯機の脱水機能を使用すると洗濯機が壊れる危険性があるため、脱水機能の使用は控えましょう。

手洗い

レインウェアを手洗いする場合は、洗面器に40°C以下のぬるま湯を用意します。
洗剤を少々入れ、洗剤を泡立てるようにして、レインウェア全体をやさしく洗います。
この時、レインウェアを強くもむような洗い方すると生地を傷める危険性があるので注意しましょう。
15分程度つけ置き洗いを行った後、泡が出なくなるまで洗面器のお湯を変えながら2回以上すすぎます。
洗剤のすすぎ残しがあるとカッパの撥水性や防水透湿性が低下する可能性があります。

洗濯後の脱水方法と干し方

レインウェアを手洗いや洗濯機で洗った後は洗濯機の脱水機能は使用せず、バスタオルでやさしく水気を拭き取って脱水しましょう。
そのあとは、ハンガーにかけて風通しのいい場所で陰干しします。
乾燥機で乾燥する場合は、洗濯表示に乾燥機の使用に対応している旨の記載があるか必ず確認しましょう。

カッパの収納前にしたい手入れ方法

洗濯後のカッパを収納する前に一手間加えることで、レインウェアの撥水性や防水透湿性を復活させ、さらに長持ちさせる方法があります。

アイロンをかける

レインウェアの撥水性や防水透湿性は熱処理を加えることで復活します。
乾燥機が使えるレインウェアであれば、乾燥機の熱を利用できます。
乾燥機を使わない場合は、当て布を当てて、低温でアイロンかけましょう。
この時、洗濯表示で適正温度や処理方法を必ず確認してください。
ファスナーやボタン部分は、アイロンの熱で溶けて壊れる危険性があるので避けましょう。

撥水スプレーで仕上げ

熱処理ができないレインウェアの場合や、熱処理後も十分に撥水性や防水透湿性が復活しない場合は、撥水スプレーを使用するのがおすすめです。
レインウェアを乾燥させた後に、20cmほど離れた距離から、ウェアがしっとり濡れる程度までスプレーをまんべんなくふきかけます。
風通しのいい場所で30分ほど乾燥させたら仕上げ完了です。

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さっと吹きかけ撥水性と光沢感のある仕上がり 使いやすい撥水剤スプレー

洗濯後のレインウェアにスプレーして、撥水性をアップさせるニクワックスの撥水剤スプレー。
ハンディタイプで扱いやすく、十分な撥水性を保ちます。 程よい光沢感で見た目も綺麗に仕上がるのも魅力です。

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カッパやレインウェアの保管方法

洗濯後のカッパやレインウェアは、折りたたむと折り目の部分が劣化してしまうため、ハンガーにかけて保管しましょう。
レインウェアへのダメージ軽減のため、直射日光や高温多湿の場所をさけましょう。
また湿気のある場所だと、レインウェアにカビが生えてしまう危険があるため、風通しのいい場所に吊るしておきましょう。

もしもカビが生えてしまったら

カビ予防のためにも洗濯や保管方法は正しく行うべきですが、もしレインウェアにカビが生えてしまった時は、歯ブラシを使ってカビを落としましょう。
40~50度くらいの厚めのお湯に漂白剤を混ぜ、レインウェアを5分ほど浸してから、歯ブラシでこすります。
漂白剤が使用できるかは、事前に洗濯表示を確認しておきましょう。

まとめ

今回は、カッパやレインウェアの正しい洗い方について解説しました。
エマールなどのおすすめの洗剤や、柔軟剤は使えるかどうか、手洗い・洗濯機で洗う正しい洗い方、カビの落とし方など役立つ情報も紹介。
間違った扱い方や洗い方でお気に入りのレインウェアをだめにしたり、洗濯機が壊れる事態になったりします。
今回の記事を参考に正しいお手入れ方法で、長く大事に使ってください。

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※本記事はIECOLLECTION編集部の調査結果に基づいて作成しています。

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