おしゃれな寝室レイアウト 4畳半~8畳の広さごとのレイアウトを紹介
KEYWORD
一日の終わりには、おしゃれで居心地の良いベッドルームでゆっくり過ごしたいものです。
おしゃれな寝室を作るには、家具選びやカラーコーディネートと同じくらい「レイアウト」も大切なポイント。
そこでこの記事では、ベッドルームのレイアウトのコツを4畳半から8畳まで広さ別に解説。
収納付きベッドや布団を使った寝室、和室にベッドのレトロな寝室など、インスタグラムで見つけた実例も紹介していきます。
おしゃれな寝室レイアウト
モデルルームのようなおしゃれなベッドルームは居心地も良く憧れです。
しかし、いざ自分でやろうとしても、ベッドやサイドテーブル、ファブリックや照明などどんなものをえらべばいいのか、どのように配置すればいいのか分からなくなってしまうことも。
おしゃれな雰囲気を作るには、レイアウトにもちょっとしたコツやポイントがあります。
この記事を参考に、自分でも簡単にできるレイアウト変更から始めてみましょう。
寝室のレイアウトで大事なポイント
寝室のレイアウトを考えるうえで大切なポイントとは何でしょうか。
おしゃれなレイアウトは、実は意外にも「使いやすいレイアウト」につながっています。
具体的に解説していきましょう。
部屋のサイズ
部屋作りをする上で、まずはベッドと寝室のサイズを確認することが重要。
それぞれのサイズを把握することで、ベッド以外の家具を置きたいときにも参考になるからです。
6畳や7畳、8畳の寝室ならベッドの他にデスクやドレッサーなどが置けます。
4畳半や5畳のコンパクトな寝室だと、ベッドの他に小さなサイドテーブルやサイドランプを置くのが良いでしょう。
一人暮らしや夫婦など使用人数
もちろん、寝室を利用する人数も考えなければなりません。
1人で使うなら、シングルかセミダブルのベッドを1台。
夫婦や親子など2人で使う場合はシングルベッド2台か、ダブルサイズやクイーンサイズなどの大きめのベッドが必要。
ちなみに夫婦2人であれば、ダブルサイズよりクイーンサイズの方がゆったり眠れるため、7畳や8畳など広さのある寝室にはおすすめです。
動線の確保
ベッドの周辺には、人が通れる空間を残しておくようにしましょう。
最低でもベッドの片側に、幅は50cm~60cmくらいの通路ができるようにレイアウトするのがおすすめ。
起き上がってから部屋を出るまでの動線を確保するだけで、部屋の圧迫感が軽減します。
また、ドアやクローゼットの扉を開閉するためのスペースも、忘れずに用意しておきましょう。
寝室・ベッドルームのレイアウト実例 | 1人
おしゃれで快適な寝室のレイアウト実例を、4畳半から8畳まで広さ別に紹介していきます。
1人用の寝室から寝室のレイアウトを見てみましょう。
4畳半×シングルベッドの中央配置は動線に注意
4畳半程度の小さな寝室でも、1人用のシングルベッドは置けます。
ただ、もし中央に配置したい場合は、ベッドの少なくとも片側に幅60cmくらいの空間がとれるように、家具の大きさを考えましょう。
家具の高さも低めにした方が、部屋が広く感じられるためおすすめです。
4畳半×収納付きシングルベッドの角置きでスペースに余裕を
4畳半の部屋だと、シングルベッドを角に寄せて置けば、十分な空間は取れます。
さらに収納つきのベッドを選び、そこに服などをしまえば大きなチェストやクローゼットなどが不要になるためおすすめ。
部屋が狭く引き出しの開閉スペースがない場合は、跳ね上げ式の収納ベッドも検討してみましょう。
5畳×すのこベッドとシングルサイズのマットレスを角置きで広見せ
こちらはベッド派にも布団派にも使えるテクニック。
少し幅が広いすのこベッドの上に、シングルマットレスを載せています。
あえてマットレスの側面からすのこを見せることで、5畳の寝室もゆとりのある雰囲気に。
お気に入りの本や、枕元で使う小物を載せたトレイなどを置いておくこともできます。
6畳×シングルサイズのローベッドで開放的に
6畳もあれば、1人用の寝室の広さとしては十分。
デスクやテレビ、本棚を置いても十分に動線を確保できます。
ただし広いからといって、大きな家具をぎっしり配置するのはおすすめしません。
ベッドをロータイプにするなど、高さを抑えて圧迫感を減らす工夫をしましょう。
寝室・ベッドルームのレイアウト実例 | 2人
次に夫婦や親子が使う、2人用寝室のレイアウト実例を紹介していきます。
ベッドが占める空間が大きくなるため、圧迫感を出さないための工夫を考えてみましょう。
4畳半×ドアの位置に注意してダブルサイズを使用
4畳半くらいの小さな寝室にダブルベッドなどを置く場合、ベッド以外の家具はなるべく少なくしましょう。
また注意したいのが、ベッドとドアの位置関係です。
ベッドの真正面にドアがあると、見張られているような感覚を覚える人もいます。
親子や夫婦2人で落ちついて眠るためには、ベッドをドアの真正面に置くのは避けた方がよいでしょう。
5畳×クイーンサイズを1台置いて広さを確保
夫婦2人で使うなら、ダブルよりもクイーンサイズの方がゆったり眠れておすすめ。
4畳半でもクイーンのベッドを置くことは可能ですが、空間の余裕は少なくなります。
5畳の寝室に角置きであれば、クイーンサイズでもある程度ゆとりができるでしょう。
サイドテーブルなどは小さなものを選びましょう。
5畳×ヘッドレスタイプのシングルベッド2台で狭く見せない
ヘッドボードのないタイプのベッドは、夫婦2人で使ってもコンパクトですっきりした印象になります。
シングルベッドを2台並べても圧迫感が出にくく、小さめのベッドルームにも最適。
ただ窓の下にヘッドレスタイプのベッドを置くと、頭部が寒く感じることがあります。
眠りの妨げにならないように、ベッドを置く位置は注意しましょう。
6畳×ダブルベッドは奥行の浅いものを
6畳の寝室の奥にダブルベッドを横置きすると、ベッドの足元と壁との間隔が狭くなり圧迫感の原因に。
さらに「手前の人に移動してもらわないと奥の人がベッドから出にくい」という事態も考えられます。
足元には無理なく通れる空間ができるよう、少し奥行きが短いベッドを選ぶと良いでしょう。
7畳~8畳×シングルベッド2つの縦置きで空間を贅沢に使う
7畳や8畳といった広さのある寝室なら、シングルベッド2台を並べて縦置きにしても十分余裕があります。
7畳や8畳あればベッドの他に、デスクやチェストなど大きめの家具を置くこともできるでしょう。
ただ、落ちついた空間を7畳や8畳で作るためには、あまり沢山ものを置きすぎず適度に空間を残すことを意識しましょう。
寝室をおしゃれに! インテリアアレンジ
インテリアを使うことで寝室にアクセントを付けることができます。
ポイントを抑えて、寝室をおしゃれにアレンジしてみましょう。
サイドテーブルに植物を添えてアクセントを
シンプルな寝室にアクセントをつけたい時は、花や観葉植物を置くのが良いでしょう。
おしゃれでこなれた雰囲気を演出できます。
ただし水の入った花瓶を常に寝室に置いておくと、湿気が上がりカビなどの原因になる可能性も。
鉢植えやフェイクグリーンなどを飾るのもおすすめです。
間接照明を使ってムードを演出
ゆったりした雰囲気を出すために、照明の使い方も工夫してみましょう。
光源が直接見えない「間接照明」なら、柔らかい光でベッドルームにぴったり。
部屋を広く、奥行きのある空間に演出することができます。
小さめの間接照明をいくつか配置するとさらに印象がアップ。
光の色は温かみのある「電球色」がおすすめです。
家具と同系色の寝具で統一感を出す
インテリアのセンスにあまり自信がない人は、まず部屋全体の色のトーンを揃えてみましょう。
ベッドやサイドテーブルなどの家具と、カーテンやシーツ、布団カバーなどのリネン類を同系色でまとめることで統一感が出ます。
さらに広さを演出したい時は、白やパステルなど淡い色のリネンを選ぶと良いでしょう。
ヴィンテージ家具で和室にも応用可能
和室もおしゃれなベッドルームになります。
和室の落ちついた雰囲気には、天然木を使ったシンプルなベッドと相性が良いです。
そしてサイドテーブルなどの家具や照明などの雑貨には、ヴィンテージ風のものを選ぶと畳によく合います。
和洋がうまくミックスされたインテリアを使って、レトロでおしゃれな空間を仕上げましょう。
思い切って布団にしてみるのもおしゃれ
ベッドを置くと、どうしても圧迫感を感じてしまう人は布団がおすすめです。
すのこを敷いた上に布団を敷けば、ローベッドよりもさらに目線が下がり、広さを感じさせる寝室に。
和室でなくてもほんのり和風テイストの、新鮮なベッドルームが完成します。
通気性確保のために、必ずすのこを使いましょう。
寝室レイアウトの注意点と改善方法
今まで見てきたように、おしゃれな寝室のレイアウトに欠かせないポイントのひとつは「適度な余白」です。
和室や洋室にかかわらず、空間にある程度の余白を作ることによって移動しやすく、圧迫感を軽減することができます。
寝室に収納するものを厳選し、家具の高さを抑えて抜け感のある空間にしましょう。
どうしても収納したいものが多くて難しい場合は、隠す収納を増やしたり家具やファブリック類の色を統一したりすると良いです。
目に入ってくる色数を減らすことですっきりとした部屋を見せることができます。
また、ポイントになる雑貨を少しだけ飾ると、メリハリのあるおしゃれな部屋が作れるでしょう。
まとめ
おしゃれな寝室作りのコツや、さまざまなインテリアの実例を紹介しました。
4畳半や5畳といった小さな寝室なら特に、収納するものを厳選して空間に余白を作る工夫が大切。
6畳や7畳、8畳などでスペースに余裕がある場合でも、大きな家具を増やしすぎないよう意識するとよいでしょう。
記事を参考に、あなたならではのおしゃれな寝室を作ってください。