バッテリー比重計おすすめ10選 デジタルやプラスチック製の商品、使い方や比重の原理も紹介

車のボンネットを開けた写真
出典:Pixabay

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車のバッテリーの充電状態や交換時期を見極める上での指標になる「バッテリー比重計」。
業務で使う人はもちろん、一般家庭でも突然のバッテリーの不具合を防止するために持っておきたいアイテムです。
この記事では、バッテリー比重計の原理や使い方を解説。
シンプルなアナログタイプから迅速に数値を測定できるデジタルタイプまで、おすすめのバッテリー比重計を紹介します。
原理や使い方を踏まえて確認していきましょう。

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そもそも比重とは?その原理も紹介

日常生活では聞きなれない「比重計」の原理を解説します。
まず、液体の比重とは「水と比較したときの密度の比」、つまり同じ体積で「液体の重さが水の何倍か」を示します。
比重計の浮ひょう(浮き測り)が浮いたとき、液面に位置する目盛を読んで比重を知ることが可能。
このときの浮き沈みを密度目盛りにして表したものを「密度浮ひょう」といいます。

比重計の原理も密度浮ひょうと同じで、目盛りで比重を表します。
比重浮ひょう、重ボーメ度浮ひょう、日本酒度浮ひょうが存在し、それぞれ比重計の目盛りには比重目盛、重ボーメ度目盛、日本酒度目盛が使われます。
カーバッテリーの比重計は、比重目盛を使用しています。

車のバッテリー液の比重を測るには比重計が必要

カーバッテリーは、ライトやエアコンなど車の電装品に電気を供給する「車の心臓部分」で、二つの電極と硫酸(バッテリー液)でできています。
バッテリー自体の寿命は一般的に2年~3年といわれていて、年数が経つとさまざまな不備が生じて、突然バッテリー上がりを起こすこともあります。

突然の不調を防ぐためには、比重計でバッテリー液の比重を測ることで充電状態を把握し、加えて定期的な点検が必要。
電解液温度が20°Cで比重が1.25~1.28以内であれば正常で、それより低い濃度なら過放電の可能性があり、補充電や点検の必要性が出てきます。
定期的に点検し、安全に車を管理しましょう。

バッテリー比重計の使い方

比重計内の液体は希硫酸を含むことから、手を保護するゴム手袋などを着用して測ります。
また液温20°Cでの計測が好ましいため、走行後などはエンジンを切り、時間を置いてから測定しましょう。
使い方は、バッテリー上部の液栓をすべて外し、液体をスポイトなどで吸い込みます。

アナログタイプは、比重計を真横から見たときに目盛りのどの部分に液体が位置するかで充電状態を確かめてください。
デジタルタイプはバッテリー液を所定の位置に垂らし、出た数値を確かめます。
比重確認後は液栓を閉め、もし液体がこぼれていたら拭き取ります。
各機器ごとの使い方を説明書などで確認し、適切にメンテナンスしましょう。

バッテリー比重計の選び方

デジタルやアナログタイプ、製品の素材や目盛りなど、バッテリー比重計の種類や選び方を紹介します。

デジタルかアナログかでバッテリー比重計を選ぶ

バッテリー比重計は大きく分けてアナログタイプとデジタルタイプに分かれます。
電池などを使わないアナログタイプは、スポイトでバッテリー液を吸い上げて、目盛りで測るシンプルなタイプ。
デジタルタイプは、アナログに対して価格は高くなりますが、バッテリー液の充電状態以外にも冷却水の凍結温度などが測定できるものもあります。

プラスチックやガラスなど、バッテリー比重計の材質で選ぶ

バッテリー比重計で使用される素材には、ガラスやプラスチックがあります。
プラスチックは、丈夫で壊れにくく洗いやすい点や、手頃な価格が特徴。
一度しか使わない場合などに気軽に購入できます。
透明度の高いガラスは、中の目盛りがはっきりと読み取りやすく、長い期間使用しても黄ばみなどの劣化が起きにくい点が魅力です。

バッテリー比重計の比重測定範囲や最小目盛りで選ぶ

バッテリー比重計の測定範囲や目盛りは、製品によって異なります。
満充電で良好な状態のバッテリー液比重は1.28程度で、アナログ比重計の比重測定範囲は1.10から1.30程度のものが販売されています。
デジタル比重計の中には、比重測定範囲が1.00から1.50まであるものや0.01や0.001が最小目盛りのものもあり、そちらはより詳細に測定できます。

おすすめバッテリー比重計10選

原理や使い方が簡単なアナログタイプから、さまざまな数値を迅速に測定できるデジタル比重計など、おすすめのバッテリー比重計を紹介します。

シグネット (SIGNET) バッテリーハイドロメーター 47257

こちらは手頃な価格かつ、原理も使い方もシンプルなアナログ式バッテリー比重計。
スポイト部分でバッテリー液を吸い上げるとボールが浮き上がり、その目盛りを読み取ります。
比重が低いとボールが浮かばず、バッテリー交換時期の目安です。
プラスチックの軽量タイプでコンパクトなため場所を取らず、簡易測定用には十分な機能を持つ比重計でしょう。

  • 外形寸法 幅20.5cm
  • アナログ

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エーモン (AMON) 比重計 B651

自動車用品の製造、販売を行うエーモンから、人気の日本製アナログ比重計を紹介。
スリムなサイズ感のため、限られた保管スペースで収納が可能。
本体同様プラスチックのケース付きで、汚れや破損を予防します。
またガラス製と比較して壊れにくく、汚れても洗いやすいなどメンテナンスの簡単さも魅力。
アナログタイプは原理がわかりやすく、初めて比重計を使う人にもおすすめです。

  • 外形寸法 幅21cm
  • アナログ

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ストレート (STRAIGHT) バッテリー比重計 15-749

ガラス製比重計の中でも手頃な価格で購入できるアナログ比重計。
クリアな本体で目盛りを読み取りやすく、破損に注意して使用することで長い期間きれいな状態で使用できます。
プラスチック製と比較して、長年使用する上で黄ばみなどが起こりにくい点も魅力。
バッテリー交換の目安として、比重計を常備しておきたい人にもおすすめです。

  • 外形寸法 幅23.5cm
  • 比重測定範囲 1.10~1.30
  • アナログ

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アストロプロダクツ (AP) バッテリーハイドロメーター 2001000001255

工具や整備用品の販売を行うアストプロダクツから、はっきりとしたゲージカラーで確認しやすいアナログ比重計を紹介。
ガラス部分とゴム部分を組み立てて使用するタイプで、使い方は簡単。
届いてすぐに使用できます。
バッテリーの比重が低いと浮きが浮かばず、交換時期をすぐに確認できる、素人にも使いやすいアイテムです。

  • 外形寸法 幅29cm
  • 比重測定範囲 1.10~1.30
  • アナログ

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エスコ (ESCO) バッテリーハイドロメーター EA771A-2

工場やオフィスなどで使用する工具や備品の製造販売を行うエスコから、温度計付きのバッテリー比重計アナログタイプを紹介。
見やすい温度計のため、電解質の比重をより正確にした上での測定が可能になります。
しっかりした作りながらコスパの高い商品で、測定値の正確性を求めたい人におすすめ。
使用後はきれいに水ですすいで保管しましょう。

  • 外形寸法 幅34cm
  • 比重測定範囲 1.10~1.30
  • アナログ

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デンゲン (DENGEN) Y型 比重計 吸込式 バッテリー用SGM-Y

自動車用バッテリー充電器メーカーであるデンゲン。
溶接機や計測機器なども幅広く手掛ける、自動車整備機器製造のプロフェッショナル企業です。
高い技術を持つこちらのY型比重計は、バッテリー液まで到達する長い吸い込み筒や見やすい目盛り、手になじむしっかりした作りで人気の商品。
Y型比重計は楽な姿勢で測定できるため、日常的に比重計を使用する人におすすめです。

  • 外形寸法 幅42.5cm
  • アナログ

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オアシスプラス (OASIS PLUS) バッテリー比重計 フロート T-03

こちらは、バッテリー比重計に入れる浮ひょうの交換用部品です。
アナログタイプのバッテリー比重計「B-TOMO」に適応する浮ひょうで、視認しやすい色分けされたメモリ付き。
B-TOMOを使用している人は、浮ひょうのみの交換がお得です。
B-TOMOはプラスチック製で耐久性抜群の比重計で、落としても割れにくくバッテリーの確認作業に役立ちます。

  • 外形寸法 幅11.7cm
  • アナログ
  • プラスチック製

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ストレート (STRAIGHT) バッテリークーラントテスター 比重計 15-746

こちらの比重計は、光の屈折によりクーラント液(冷却水)の凍結限界温度、バッテリー液の比重、充電状態などを一度に検査が可能。
使用前に行う校正用のドライバーやスポイト、蒸留水、メンテナンス用クロスも付属し、届いてそのまま使用できます。
さらに、クッション入りのしっかりした箱入りで、繊細な機器の保管も安心。
測定後は水を含ませた布で清掃して保管しましょう。

  • 比重測定範囲 1.15~1.30
  • 最小目盛り 0.01
  • デジタル

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天衡商事 クーラントバッテリーテスターポケット型 IP67 (JIS IPX7) 防水設計 デジタル 車用 屈折計 比重計 TGAR702

バッテリーや電解液の状態をわずか1秒で高精度測定できる、コンパクトなデジタル比重計。
世界初のリチウム電池内蔵タイプで、屋外使用時も安心の防水設計です。
1回の満充電で35000回以上の測定が可能な上に、温度表示や温度自動補正機能付きの便利な商品です。
使い方に関しては日本語の取扱説明書付きで、初めてデジタル比重計を使用する人も安心です。

  • 外形寸法 幅11.5cm 奥行5.8cm 高さ3cm
  • 比重測定範囲 1.000~1.500
  • 最小目盛り 0.001
  • デジタル

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天衡商事 車用デジタル屈折計比重計 クーラントバッテリーテスター PAR702

専門的な測定計器を幅広く取り扱う天衡商事の車用デジタル比重計。
持ち運びにも便利なポケット型で、単4アルカリ電池1本で10000回以上測定できます。
こちらはバッテリー、プロピレングリコール、エチレングリコール、凍結温度など4本の高精度スケールが可能。
1秒で簡単迅速な測定ができることから、業務用としてもおすすめです。

  • 外形寸法 幅11.6cm 奥行6.2cm 高さ3.1cm
  • 比重測定範囲 1.000~1.500
  • 最小目盛り 0.001
  • デジタル

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まとめ

バッテリー比重計は、アナログやデジタルなどのタイプや目盛りの範囲などさまざまな違いがあります。
使用シーンや使用頻度によって適したタイプを選びましょう。
また、比重計の原理はシンプルですが、誤った使い方で使用すると故障やケガの原因にもなりかねません。
比重計の原理や使い方を確かめて使用し、トラブルの予防、交換時期の把握をするようにしましょう。

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※本記事はIECOLLECTION編集部の調査結果に基づいて作成しています。

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