電子レンジ掃除でやってはいけないこと・使ってはいけないもの5選を紹介
食品による汚れや臭いが気になる電子レンジですが、正しい掃除の仕方がわからない人もいるでしょう。
今回は手軽にできる掃除の仕方と、電子レンジ掃除でやってはいけないこと、使ってはいけないものについて詳しく解説。
あわせて便利な掃除グッズも紹介します。
日常的に手入れする習慣をつければ、いつでも電子レンジが衛生的に使えます。
電子レンジの汚れが気になったら、ぜひこの記事をチェックしてみてください。
電子レンジ、どうやって掃除する?
電子レンジの掃除において、やってはいけないことがいくつかあります。
知らず知らずのうちにやってはいけないことをしたり、使ってはいけないものを使ったりすると、電子レンジにダメージを与えるほか、焦げ付きや臭いが取れにくくなってしまうことも。
電子レンジはどうやって掃除したら良いのでしょうか。
電子レンジ掃除でやってはいけないこと
電子レンジ掃除でやってはいけないことを紹介します。
正しい掃除の知識で、庫内の焦げ付きや臭いを落としましょう。
庫内が冷めていない状態での掃除
電子レンジを使ったあと、庫内がまだ冷めていない状態での掃除は、やけどの危険があるため避けたほうが良いでしょう。
電子レンジの中の電気が消えていても注意が必要です。
電子レンジの掃除は、庫内が冷めたことを確認してから行うようにしてください。
スプレー式の洗剤を直接レンジに吹きかける
スプレー式洗剤を電子レンジに直接吹きかけるのは、やってはいけないことのひとつです。
スプレーの洗剤が細部に入り込み、発火する可能性があるため危険です。
スプレー式の洗剤を使うときは、電子レンジにかけるのではなく、ふきんにかけてから掃除してください。
洗剤の拭き残し
電子レンジ掃除をするときは、洗剤の拭き残しがないようにしましょう。
洗剤の拭き残しがあると、さらなる汚れや臭いの原因に繋がり、食品衛生上の問題が懸念されます。
ふきん等に洗剤をかけて掃除したあとは、しっかり仕上げ拭きしてください。
電子レンジ掃除に使ってはいけないもの
電子レンジの掃除は、適切な掃除道具を使用するのも大切です。
メラミンスポンジや合成洗剤など、電子レンジ掃除に使ってはいけないものを紹介します。
メラミンスポンジ
焦げ付きを落とすのに便利なメラミンスポンジ。
研磨作用で焦げ付きを落とすメラミンスポンジも、電子レンジ掃除では使ってはいけないものに該当します。
なぜならメラミンスポンジを使うことで、電子レンジの内部に傷が付き、故障の原因になる恐れがあるため。
金属たわし掃除も同様の理由で、使ってはいけないもののひとつです。
合成洗剤
住居用の洗剤や、クレンザーのような合成洗剤を使った掃除も、電子レンジでやってはいけないことのひとつ。
合成洗剤を使った電子レンジ掃除によって庫内が傷つき劣化すると、故障の原因になりかねません。
また、庫内は洗剤を拭きとるしかできず、衛生的にも不向きです。
汚れごとに有効な掃除方法
電子レンジの掃除は、メラミンスポンジのように使ってはいけないものがありますが、反対に、使えるものは何でしょうか。
汚れごとに有効な掃除方法と、掃除に使えるものを紹介します。
【油分】セスキ炭酸ソーダ
油分の掃除にはアルカリ性のアイテムが有効で、セスキ炭酸ソーダが使えます。
耐熱容器に200ml程度のぬるま湯を入れ、大さじ1のセスキ炭酸ソーダを溶かします。
電子レンジに入れて扉を閉めて5分加熱したあと、15分程度放置したら、庫内の油分が取れやすくなります。
ふきんに、セスキ炭酸ソーダが溶けたアルカリ性のお湯をつけながら油分を拭きとれば終了です。
【水垢】クエン酸
水垢はアルカリ性なので、クエン酸などの酸性のアイテムが有効です。
耐熱容器に水100mlを入れて、小さじ1のクエン酸を溶かします。
油汚れのセスキ炭酸ソーダのときと同様に、電子レンジに入れて扉を閉め、5分加熱した後、15分程度放置したらふきんにクエン酸水を付けながら水垢を拭きとります。
仕上げに水拭きしたら完了です。
【焦げ付き】重曹・歯磨き粉
セスキ炭酸ソーダでも焦げ付きはある程度落ちますが、それでも落ちなかった頑固な焦げ付きには、重曹や歯磨き粉が有効です。
不要な歯ブラシに歯磨き粉や重曹を付けて、焦げ付きを優しくこするようにして落とします。
力を入れると庫内が傷つく恐れがあるので注意しましょう。
仕上げに、ふきんで重曹や歯磨き粉を拭きとり、水拭きすると終了です。
【臭い】レモンやミカン
電子レンジの中の臭いが気になるときには、水垢対策で使ったクエン酸や重曹がおすすめ。
クエン酸や重曹以外では、レモンやミカンなど柑橘類の皮も臭い対策に使えます。
レモンやミカンの皮の内側を電子レンジの内部に押し当てるようにしてこすると、臭いが消されて庫内がすっきりするでしょう。
仕上げにふきんで水拭きします。
レンジ外の汚れ
電子レンジの外側に付いた汚れは、キッチン用の中性洗剤の使用がおすすめです。
中性洗剤をふきんに染み込ませて拭き、最後に水拭きすれば終了です。
庫内で使用できるセスキ炭酸ソーダや重曹、クエン酸などは、外側の掃除にも使えます。
電子レンジにダメージを与えるメラミンスポンジや金属たわしは、レンジ外の汚れであっても使ってはいけません。
日頃から汚れを防ぐためには
電子レンジの焦げ付きや臭いは、放置すると取れにくくなるため、すぐに対処するのがおすすめです。
適切な使い方を守り、温めの際はラップや蓋で汁が飛ぶのを防いで使いましょう。
こまめに掃除できるよう、セスキ炭酸ソーダ水やクエン酸水など、便利な掃除グッズを用意しておくほか、シリコンマットなどで汚れを防止するのもおすすめです。
1日1回や2週間に1回など、定期的な掃除を習慣づけると良いでしょう。
電子レンジ掃除に使えるアイテム8選
電子レンジ掃除の便利アイテムを紹介します。
セスキ炭酸ソーダや重曹などのほか、電子レンジの頑固な焦げ付きや臭い対策ができる便利なグッズが販売されています。
Magicfour 電子レンジ庫内汚れ防止シート
はさみで簡単にカットできる!食洗機対応のシリコンマット
庫内に敷いて使う汚れ防止マット。
はさみでカットでき、電子レンジの大きさに合わせて使えます。
こちらはシリコン製でサッと拭くだけで汚れが取れ、丸洗いできていつでも衛生的。
フック穴付きのため、使わないときは吊るしておけばかさばりません。
- 外形寸法 幅31cm 奥行28.5cm 厚さ0.1cm
- 素材 シリコン
- 耐熱温度 -40°C~230°C
アレスヘルスケア (ARES) 重曹
チャック付きのアルミ袋で保存性抜群!安心の食品グレード
電子レンジの掃除で活躍してくれる重曹です。
国産かつ食品グレードの商品なので、電子レンジの掃除に使っても安心です。
もちろん電子レンジだけでなく、シンクや風呂掃除などにも使えます。
またチャック付きのアルミ袋入りのため保存も楽です。
- 容量 5kg
- 素材 炭酸水素ナトリウム(重曹)
日本ガーリック (NICHIGA) 無水クエン酸
無水タイプでいつでもサラサラ!掃除から飲用まで使える
ISO22000を取得した工場で作られている、トウモロコシ由来の無水クエン酸です。
無水クエン酸はサラサラとした粒感が特徴。
1kg入りで、電子レンジ掃除や電気ポッド洗浄のほか、紫蘇ジュースなど飲用にも使えます。
- 容量 1kg
- 素材 無水クエン酸
日本ガーリック (NICHIGA) セスキ炭酸ソーダ アルカリ洗浄剤
消臭効果あり!なかなか落ちない頑固な汚れにもおすすめ
重曹よりアルカリ性が強いセスキ炭酸ソーダは、落とし切れない頑固な電子レンジの汚れに悩む人におすすめです。
また価格も手頃で、コストを掛けずに電子レンジの掃除がしたい人にもぴったり。
セスキ炭酸ソーダなら電子レンジの消臭効果も期待できます。
- 容量 950g
- 素材 セスキ炭酸ソーダ(セスキ炭酸ナトリウム)
フェースアップ (FACE UP) ミスターシェフ (MISTER CHEF)
キュートなデザインに注目!液体を量らず使える便利な容器
目盛り通りに水やお酢、レモン汁などを入れ、チンして使う電子レンジ掃除グッズです。
目盛り通りに入れるだけなので、分量を量らず使えるのが便利なポイント。
高さがあるため、購入前に庫内の大きさを確認しておくと安心です。
サンベルム ビストロ先生 キッチン万能ふきん
ありそうでなかった黒色ふきん!極細繊維が汚れに密着
三角形の極細繊維でできたマイクロファイバーふきん。
繊維が汚れをしっかりかきだし、庫内についた頑固な汚れの拭き掃除に便利に使えます。
水拭き・空拭き問わず使えて、さらに黒色なので、汚れが目立ちにくいのも嬉しいポイント。
- 外形寸法 幅30cm 奥行20cm
- 容量 2枚
- 素材 ポリエステル、ナイロン
レック (LEC) 激落ちくん Ba水の激落ちシート 電子レンジ&冷蔵庫
日常の手入れに!使い勝手の良い掃除用ウェットシート
アルカリ電解水使用のウェットシートは、柔らかく扱いやすいため、庫内の隅々まできれいに掃除できます。
汚れと臭いが同時に対策もできる点もおすすめできる理由。
二度拭き不要で、時間がないときや毎日の手入れでも手軽に使えます。
- 外形寸法 幅30cm 奥行20cm
- 容量 20枚
- 素材 レーヨン、ポリエステル、水、エタノール、アルカリ電解水、pH安定剤、除菌剤
ウエキ (UYEKI) Oh!レンジDEふくだけキレイ
汚れと臭いに使える便利なシート!忙しい人の時短家事に
重曹やオレンジオイルなどを染み込ませたシートは、電子レンジで30秒温めるだけですぐに使えます。
掃除に使う液体類を量らず使えるため、時短にもおすすめ。
温めのあとは、そのまま拭き取りシートとして使えるため無駄がありません。
- 容量 5包
- 素材 乳酸ナトリウム、エタノール、グリセリン脂肪酸エステル、重曹、オレンジオイル、精製水
まとめ
すぐに汚れや臭いなどが付きがちな電子レンジも、日々の手入れをしておけば、掃除に時間がかかることはありません。
ただし、掃除の際はやってはいけないことや、メラミンスポンジのように使ってはいけないものもあるため、基本情報を知っておくことは大切です。
便利グッズを取り入れながら、きれいな電子レンジをキープしてください。