カーテンの長さ・丈が足りないときはどうする? 長さ調整方法や対策グッズも
購入したカーテンが短かったという経験がある人も少なくないはず。
そんな時、短い丈や横幅をうまく調整できると買い直しせずに済みます。
そこで今回は、カーテンの長さが足りない時の対策方法を紹介。
カーテンフックやクリップで調整するなど、いろいろな対策があるので、短いカーテンで困った時の参考にしてください。
買ったカーテンが短かった
引っ越しや模様替えのために新しく買ったカーテンの丈や横幅が短かったら大変です。
自分で寸足らずのカーテンの長さ調整ができないか考える人も多いでしょう。
カーテンの長さが足りない時にできる高さ調整対策方法もあります。
せっかく買ったカーテンが無駄にならないように長さ調整してみましょう。
カーテンが短いとどうなる?
カーテンの丈や横幅が窓よりも短いと、部屋の見栄えが悪くなります。
10cm短いだけでも窓をしっかり覆えず、丈が足りない隙間から冷気が入って断熱効果が下がるところも懸念点です。
また、カーテンが短いと朝日が漏れてまぶしくなったり、夜の照明の明るさが外に漏れてプライバシーが気になったりもします。
カーテンの長さ・丈が足りない時の対策
カーテンの長さや丈が足りない時の対策について紹介します。
10cm足りないか30cm足りないのか、継ぎ足しが必要な丈の長さで対策は異なります。
さまざまな高さ調整対策を試してみてください。
アジャスター付きのカーテンフックで高さ調整
アジャスター付きのカーテンフックなら、フックを動かして多少の長さ調節が可能です。
レールを見せるタイプのAフックとレールを隠すタイプのBフックがあり、Aフックがついている場合は1cm程度、Bフックがついている場合は3~4cm程度長さを継ぎ足して足りない丈の高さ調整ができます。
フルネス (Fullness) アジャスターフック K6052
カーテンの丈が足りない時に長さ調整ができるアジャスターフック
ほとんどのカーテンには元からカーテンフックが取り付けられていますが、昔ながらの金属製フックの場合は、丈の高さ調整ができません。
そんな時の付け替え用としてこちらのアジャスターフックがおすすめです。
アジャスターフックならカーテンの丈が短い時に数cmの高さ調整ができます。
- 対応サイズ 75mm
- 8本入り
カーテンリングやクリップを使う
装飾タイプのカーテンレールを使っている場合はランナーとしてカーテンリングが使われています。
このカーテンリングを直径の大きいものに変えると、その分カーテンを下げられるので足りない丈を継ぎ足しできます。
また、カーテンクリップを使って吊るすことでもクリップの長さ分、カーテンを長くできます。
平安伸銅工業 (HEIAN SHINDO) 大型カーテンリング ジャッキタイプ用 RWO-42
短いカーテンの丈の高さ調整に役立つ縦に長さのあるカーテンリング
こちらは大きいサイズのカーテンリングです。
縦に長さのある形をしているので、一般的な正円のカーテンリングよりもカーテンの長さを出すことができます。
また、ポールの段差に引っ掛かりにくい構造をしているので、突っ張り棒にカーテンを吊るす時にも使いやすいです。
ポッシュリビング (POSH LIVING) カーテンクリップ 63095
カーテンを挟んで吊るすことで丈の寸足らず対策になるカーテンクリップ
こちらはクリップ付きのカーテンリングです。
クリップ部分でカーテンの上部を挟んで吊るすので、フックをリングに引っかけるよりもカーテンを下に下げられるため、寸足らずの対策に役立ちます。
アンティーク調のおしゃれなデザインも魅力です。
裾を出す
カーテンには裾に10cmほど折り返し部分がついているので、その分を使って長さを継ぎ足しすることができます。
裾を一旦ほどき、長さ調整して新しい折り返しを作ります。
折り目にアイロンをかけて折り返した部分を縫い直すか、アイロンテープで貼り付けたらきれいに寸足らずカーテンの丈を継ぎ足しできます。
継ぎ足しアレンジ
折り返し部分の裾を出してもカーテンが寸足らずになるようであれば、カーテンの裾に布を継ぎ足してアレンジする対策方法もあります。
レースやフリンジなどあえて違う布を使うことで、おしゃれに見せられて違和感も少なく自然に継ぎ足すことができるでしょう。
カーテンの横幅が足りない場合はどうする?
購入したカーテンの横幅が短かった場合の対策を紹介します。
ひだを解いたり、3枚目のカーテンを設置したりして、短い横幅の長さ調整をしましょう。
カーテンのひだを解く
カーテンの上部は2つ山や3つ山のひだに縫われていることが多いので、この部分をほどくことで横幅が足りない分の長さ調整ができます。
すべてのひだを解くのではなく、カーテンの真ん中のひだを解くことが左右のバランスも取りつつ横幅の足りない分を補うポイントです。
インテリアで隠す
カーテンの横幅が足りない場合は、インテリアで隠す対策方法もあります。
大型の観葉植物で目隠ししたり、本棚などの家具をカーテンの前に置いたりすることで、横幅が寸足らずになっているのを自然とカモフラージュすることができるでしょう。
ブラインドを設置する
窓の内側にカーテンを吊るし、外側にブラインドを設置することで足りない横幅をカバーすることができます。
ブラインドが隙間をカバーするので、外からの視線や直射日光のまぶしさなどを抑えることが可能です。
カーテンレールに吊るせるタイプのブラインドなら、カーテンと一緒にレールに取り付けられるでしょう。
3枚目のカーテンを設置する
カーテンの横幅が短かった場合は、3枚目を購入して吊るす対策方法もおすすめです。
既製サイズであれば、1枚入りのカーテンを購入すると無駄なく継ぎ足しできます。
既に設置しているカーテンと同じものを選んで、違和感のないようにすることが大切です。
寸足らずのカーテンを買わないために注意すること
丈や横幅の合わない寸足らずのカーテンを買わないためにも、事前に確認しておきたいポイントをまとめました。
丈が短かった、横幅が合わないといった事態にならないように注意しておきましょう。
カーテンのサイズの決め方に注意
カーテンサイズの決め方をしっかり確認しておきましょう。
横幅はカーテンレールの両端にある固定ランナー同士の間を測ります。
固定ランナーは動かない部分のランナーです。
測った横幅に1.05をかけてゆとりを持たせた寸法が横幅の仕上がりサイズ。
丈の決め方は窓のタイプにより変わるため、下の表もチェックしてください。
窓の種類 | 丈の目安 |
---|---|
掃き出し窓 | 固定ランナーから床までの長さ-2cm程度 |
腰窓 | 固定ランナーから窓下までの長さ+15cm~20cm |
出窓 | 固定ランナーから窓台までの長さ-1cm程度 |
今使っているカーテンを採寸しない
カーテンの丈や幅の正しい計測は、カーテンレールを基準にします。
カーテンレールにかけた状態で測る仕上がりサイズと実際の生地の総丈は異なり、カーテンフックがAかBかによってもカーテンレールを隠す分の布の長さが変わるためです。
今使っているカーテンを採寸してもサイズが合わない場合が多いので注意しましょう。
フックの種類に注意
カーテンフックは、主にレールを見せるAフックと隠すBフックの2種類です。
Aフックのカーテンもフックを動かして調整することで、レールを隠せます。
しかし、カーテンが上に持ち上がってしまうので、寸足らずにならないよう注意が必要です。
購入前にカーテンフックの種類も確認してください。
既製サイズが合わない窓もある
カーテンには既製サイズも豊富にありますが、横幅・丈ともに既製サイズでは合わないこともよくあります。
その場合はオーダーメイドのカーテンを注文すると、きれいに合わせることが可能です。
既製サイズは各メーカーでほとんど同じになっているので、先に確認しておきましょう。
カーテン選びの案内人 カーテン 遮光 裏地付き
サイズの種類が豊富でぴったりな長さを見つけやすい既製サイズカーテン
裏地付きの遮光カーテンです。
既製サイズの種類が豊富で、一般的な一間窓用の横幅100cmタイプなら、丈の種類を10cm~15cm刻みで11種類も展開しています。
横幅も他に125cmと150cmがあるので、既製サイズで手頃に揃えたい時に欲しいサイズが見つかりやすいでしょう。
- サイズ
- 幅100cm 丈90cm~200cm
- 幅125cm 丈135cm~200cm
- 幅150cm 丈135cm~200cm
- 材質 ポリエステル
まとめ
カーテンの長さや横幅が短かった時の対策方法について紹介しました。
カーテンフックやカーテンクリップで高さ調整したり、ひだを解いて足りない横幅の長さ調整したりして、短いカーテンを使えるようにすることができます。
もし購入したカーテンが短かった場合は、ご紹介した対策法を参考に、長さの継ぎ足しができるか試してみてください。