洗濯した黒い服に付着する白い汚れが取れない 正体は? 落とし方と予防法も
洗濯したはずの黒い服になぜか白い汚れが残っていて、がっかりしたことはありませんか。
どうして白い汚れがついてしまうのかが分かれば、事前に対処することが可能です。
この記事では、取れない白い汚れの原因について解説します。
また、汚れ別に対処法もご紹介しているので、白い汚れを取る方法を知りたい人はぜひ参考にしてください。
取れない?洗濯後に黒い服につく白い汚れとは
洗濯後に黒い服につく取れない白い汚れの種類を紹介しています。
汚れの原因が分かることで、それぞれの汚れに対処することができます。
白いシミや粉は洗剤残り
白い粉や白いシミが残っている場合に考えられるのが石けんカスです。
粉洗剤などを入れすぎたり、洗濯槽のお手入れを怠っていると、洗濯槽に溜まった粉洗剤が残りカスとして黒い服に付着します。
そうすると、取れない白いシミとして黒い服に残ってしまうことが考えられます。
糸くずのような白いゴミは繊維
細かい糸くずが黒い服についている場合は、他の洋服の繊維が付着したものと考えられます。
特に新品の白いタオルやパイル地の衣類と洗った時などは白い繊維が付きやすくなります。
繊維を出している衣類と一緒に洗濯していないか確認しましょう。
久しぶりに出した洋服に付着したものは白カビ
長い間使っていなかったコートなどの衣類についている取れない白い汚れは、白カビだと考えられます。
通気性の悪い場所や、頻繁に掃除をしない場所に長期間衣類を保管しておくと、カビが好む高温多湿の環境を作り出してしまうことに。
洗った時の洗剤カスや、洗い残された皮脂などからカビが繁殖する場合もあります。
ズボンやパンツ、コートの白い汚れを取る方法
ズボンやパンツ、コートについた取れない汚れを取るための方法を紹介します。
汚れ別に対処法が異なるので、参考にしてください。
洗剤残りにはクエン酸を使う
粉洗剤などの取れない白い汚れにはクエン酸で対処しましょう。
洗い桶などに水を張り、少量のクエン酸を溶かします。
洗剤残りの白い汚れがついている黒い服を、クエン酸を溶かした水にしっかり浸します。
数分浸した後、綺麗な水ですすぎ、洗濯機で脱水すれば完了です。
クエン酸には、黄ばみを防いでくれる効果も期待できます。
シャボン玉石けん (Shabondama Soap) クエン酸 300g
洗剤残りを落としてくれて、掃除にも使える万能アイテム
洗剤残りの汚れにはクエン酸を使うのが便利。
衣類が黄ばんでしまうことや臭うことの予防にもなるため、洗剤残りの対処以外でも役立ちます。
また、石鹸洗濯のすすぎで使うと洗剤残りの防止に。
クエン酸は水回りの掃除でも使えるので、持っていると重宝します。
糸くずなどの繊維にはコロコロを
コートやズボン、パンツなどの衣類に糸くずなど白い繊維がついてしまったら、コロコロで綺麗にしてください。
コロコロ以外にガムテープでも代用も可能です。
100均などで買えるほこり取りブラシでも簡単に白い繊維汚れを綺麗にできるため、一つ持っておくと重宝します。
ほこり取りブラシは携帯できるサイズなので、出先でコートやズボン、パンツに使いたい時にも役立ちます。
レック (LEC) 激落ち 衣類用 粘着クリーナー
玄関に置いて、出かける前の身だしなみチェックや帰宅時の手入れに
幅広テープで気になる汚れを一気に対処することができる衣類用コロコロです。
自立したり、フックにかけたりできるため、玄関に置くのがぴったり。
出かける前に身だしなみを整えたり、帰宅してからゴミを除去したりするのに適しています。
ニトムズ (Nitto) コロコロ コロフル モバイル
コンパクトサイズで持ち運びに便利! おしゃれな洋服用コロコロ
こちらは携帯タイプのコロコロで、外出先での気になる汚れにすぐ対処することができます。
衣類の繊維を傷めにくい特殊粘着加工紙が使われていて、ほこりや糸くずなどの汚れをしっかりキャッチ。
11.7cmとバッグに入るサイズなので、スーツや黒などのほこりが目立つ服を着る際に持っていると便利です。
エチケットブラシはこちらの記事で特集しています。
白カビ退治にはアルコールと酸素系漂白剤で
なかなか取れない白カビは、アルコールや酸素系漂白剤で綺麗にできます。
アルコールは衣類によっては色落ちの心配もあるので、目立たない場所で色落ちがないか確認してから使用してください。
アルコールを含ませた布で白カビを叩くように除去しましょう。
酸素系漂白剤は、40°C~60°Cくらいのお湯に溶かし、30分程度浸します。
その後いつも通り洗濯してください。
ライオンハイジーン (Lion hygiene) ハイアルコールスプレー1L
汚れ落とし以外にも消毒や除菌に使えて便利なアルコールスプレー
こちらのアルコールは、久しぶりに出した洋服について白カビを退治するのにおすすめ。
直接アルコールを吹きかけるのではなく、布に含ませてふき取りましょう。
食品や調理器具の除菌にも使えるものなので安心です。
1Lとたっぷりの容量なので、コストパフォーマンスを重視する人におすすめ。
グラフィコ (GRAPHICO) オキシクリーン (OXI CLEAN) EX 3270g
つけ置き洗いで白カビを撃退! 酸素の力で衣類をきれいに
こちらは「オキシクリーン」の酸素系漂白剤です。
湯に溶かすことで発生した酸素が衣類の汚れを洗浄してくれる優れもの。
漂白剤を溶かした液に浸けたあと洗い流すという「オキシ漬け」と呼ばれる洗い方で簡単に汚れを落とすことができます。
服の白い汚れ落としアイテムスペック比較一覧
商品名 | シャボン玉石けん (Shabondama Soap) クエン酸 300g | レック (LEC) 激落ち 衣類用 粘着クリーナー | ニトムズ (Nitto) コロコロ コロフル モバイル | ライオンハイジーン (Lion hygiene) ハイアルコールスプレー1L | グラフィコ (GRAPHICO) オキシクリーン (OXI CLEAN) EX 3270g |
イメージ | |||||
販売サイト | 楽天市場 Amazon Yahoo!ショッピング | 楽天市場 Amazon Yahoo!ショッピング | 楽天市場 Amazon Yahoo!ショッピング | 楽天市場 Amazon Yahoo!ショッピング | 楽天市場 Amazon Yahoo!ショッピング |
価格 (参考: Amazon) | 925円 | 357円 | 990円 | 829円 | 3190円 |
黒い服の白い汚れ予防法
黒いズボンやパンツなどに白い汚れをつけないためにできる予防法を紹介しています。
知っておくと役立つ情報です。
洗濯機をこまめに掃除する
洗濯機の掃除を怠ると、洗濯機内のカビが衣類について余計に衣類を汚してしまう可能性が考えられます。
定期的に洗濯機クリーナーを使用し、カビなどの汚れを掃除しましょう。
洗濯機クリーナーには粉タイプと液体タイプがあります。
クエン酸を使って洗濯槽クリーニングもできますが、機種によってはクエン酸などの酸性クリーナーを推奨していない場合があるため、事前に説明書を確認してください。
柔軟剤や洗剤の量を守る
汚れている衣類を洗う際、つい洗剤の量を増やしたくなることもあると思います。
しかし、洗剤の量を増やしても洗浄力は変わりません。
柔軟剤や洗剤の量が多いとズボンやパンツなどの衣類に取れない白いシミとなって残ってしまうため、洗剤の使用量はしっかりと守りましょう。
特に粉洗剤は寒い季節だと溶け残りやすくなるので、粉洗剤を使っている人は注意してください。
白い服と黒い服を一緒に洗わない
白い洋服の繊維が黒い服につくと目立ってしまうため、もともと分けて洗えば心配ありません。
黒い服を洗う時は、繊維がついても目立たない同系色の洋服と一緒に洗濯しましょう。
洗濯物の量が少なく分けて洗うことが難しい人は、黒い服を洗濯ネットにいれて洗うことで白い繊維がつきにくくなります。
なるべく目の細かい洗濯ネットを使用することがポイントです。
クローゼットや押し入れをこまめに換気する
カビの発生による白いシミ汚れを防止するために、定期的に換気を行うことが有効です。
換気をすることで、カビが好む高温多湿の環境をつくらないように対策できます。
ズボンやパンツが衣装ケース内に入っている場合もケース内の換気をしましょう。
また、クリーニングに出したコートなどにカバーをつけたまま保存するとカビが発生しやすくなってしまうため、コート類のカバーは取り外して保管してください。
まとめ
黒い服についた白いシミや白い汚れの除去方法、予防法についてご紹介しました。
白いシミ汚れは、汚れのタイプ別にクエン酸や、酸素系漂白剤、アルコールなどを使って綺麗にできます。
お気に入りのコートやズボン、パンツなどに白いシミ汚れがついてしまった場合は、今回紹介した方法をぜひ試してみてください。