【2024年版】初詣に行ってはいけない日は? 深夜は大丈夫かやお参りの意味も
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2024年の正月、神社へお参りに行く予定を立てている人は多いでしょう。
めでたい行事の初詣ですが、行ってはいけない日はあるのでしょうか。
また、いつまでが初詣の期間なのか、深夜のお参りは大丈夫なのかも気になります。
この記事では、年初にお参りする意味や、神社へ初詣に行ってはいけない日について解説。
2024年の初詣に行ってはいけない日や、初詣におすすめな縁起の良い日も紹介します。
初詣の意味、年初めに神社でお参りする理由は?
年明けに初めて神社やお寺にお参りすることを初詣といいます。
もともとは、元日の早朝に神社やお寺へお参りすることを意味していました。
初詣の起源は、大晦日の夜~元日の朝にかけ、家長が氏神様の社で一族繁栄を祈る「年ごもり」だといわれています。
ぜひ2023年の感謝を伝えるとともに、2024年の健康や安全を願いましょう。
初詣の期間は?いつまでに行く?
初詣の期間はいつまでに行くのがベストなのでしょうか。
初詣の期間は厳格にいつまでとは決まっていませんが、基本は三が日のうちで、早ければ早いほど良いとされています。
また初詣の意味を考えると、正月飾りを飾る期間の松の内か、立春にあたる2月3日~旧正月までにお参りを済ませるのが良いでしょう。
いつまでに行くか決めていない人で、神社やお寺の混雑を避けたい場合は、旧正月近くの参拝がおすすめです。
初詣に行くのは神社?お寺?
初詣は神社に行った方が良いのか、お寺でも良いのか気になる人もいるでしょう。
しかし、どちらに行くべきかなどの決まりはありません。
神社とお寺のどちらにせよ、自分が住んでいる地域でお参りに行くのが良いでしょう。
加えてお気に入りの神社やパワーがもらえるお寺など、複数の神社やお寺へお参りするのもおすすめです。
初詣に行ってはいけない日はある?
これまで、いつまでに初詣に行けば良いのか期間はわかりました。
次に、初詣に行ってはいけない日についても解説。
初詣には忌中や不成就日といった、行ってはいけない日があります。
忌中
四十九日までの忌中の期間は、初詣を目的とした神社へのお参りを避けましょう。
四十九日までは喪に服す必要があり、忌中の期間はけがれが残るといわれています。
そのため、けがれのある状態で神様に近づくお祝いやお参りは控えるべきとのこと。
一方で、仏教であるお寺にはそのような考えはありません。
忌中でもお参りができるので、ご先祖様に新年の挨拶をすることが可能です。
不成就日
陰陽道における不成就日も初詣に行ってはいけない日です。
不成就日は不浄日とも呼ばれ、「この日始めた物事は全てうまくいかない」「大凶」という意味があります。
初詣はめでたいものですが、不成就日に行くのはあまりふさわしくないでしょう。
受死日
仏滅よりも縁起が悪いといわれる受死日も、初詣に行ってはいけない日です。
この日も「始めたことが成功しない」「病気は重篤になる」などの意味があります。
仏滅の日に初詣に行くのはダメ?
一般的に縁起が悪いとされる仏滅。
仏滅も初詣に行ってはいけない日にあたりそうですが、実は問題ありません。
初詣は日本の文化であり神道にあたるため、中国から伝わった六曜とは関係がないのです。
また、お寺の仏教も六曜の考え方とは全く異なるので、仏滅などを気にする必要がないといわれています。
仏滅だからと控えることなく、行ける日に初詣に行ってください。
【2024年】初詣に行ってはいけない日は?
初詣に行ってはいけない日を確認したところで、2024年の初詣に行ってはいけない日を紹介します。
まず2024年の1月だと、1月2日、10日、16日、24日が不成就日。
受死日は1月4日、10日、22日です。
2024年に神社やお寺へお参りに行く場合は、これらの日にちを避けて初詣に行きましょう。
また、喪中の人が初詣に行く場合は三が日以降にずらして、正月明けにお参りするようにしてください。
不成就日 | 1月2日、10日、16日、24日 |
受死日 | 1月4日、10日、22日 |
【2024年】初詣におすすめの縁起のいい日は?
次に、2024年の初詣におすすめの縁起の良い日にちを紹介します。
まず1月1日は三が日であるうえに、天赦日と一粒万倍日、甲子の日、天恩日が重なるため大変縁起の良い日です。
また5日も鬼宿日と天恩日が重なる吉日です。
2日は寅の日と天恩日が、16日は一粒万倍日と大安、天恩日が重なっていますが、不成就日でもあります。
縁起を気にする人は避けるようにしましょう。
初詣へ行く時間は?深夜は大丈夫?
大晦日の深夜に移動してすぐに初詣に行く人もいますが、初詣に行く時間帯はいつが良いのでしょうか。
実は、大晦日から元旦深夜にかけて行く初詣については問題ありません。
しかし、深夜は暗くて日中よりも周りが見えないため、事故や怪我に注意して行動してください。
1月2日以降の初詣の場合は、深夜ではなく午前中に行くのが好ましいでしょう。
これは、一般的に夕方以降はけがれがつくといわれていることによります。
初詣の期間を過ぎたら行ってはいけない?
先に解説した通り、初詣の期間を過ぎたからといってお参りに行ってはいけないという決まりはありません。
しかし、縁起や意味合いを気にする人は、松の内か立春・旧正月までに参拝しておきましょう。
松の内の期間は、関東だと1月7日まで、関西では1月15日までといわれています。
旧正月は毎年変わりますが、2024年は2月10日にあたるので、この日までを目安にお参りするようにしましょう。
初詣に行くときの参拝方法・マナー
神社にお参りする際は、正しい参拝方法があります。
ここでは、正しいお参りの仕方と初詣に行くときのマナーを解説します。
カジュアルすぎない服装を選ぶ
初詣に行くときは、カジュアルすぎない服装で行きましょう。
神様に挨拶しに行くので、失礼のないよう清潔感のある服装を選ぶのがベターです。
寒い時期であることはもちろん、神社によっては長時間並ぶこともあるため、防寒アイテムを持参するのも忘れずに。
留袖や訪問着、華やかに着飾りたい人は第一礼装にあたる振袖もおすすめです。
鳥居をくぐる前に一礼
神社の鳥居をくぐる前に、まずは一礼して神様へ敬意をはらってください。
この一礼には神域へと入る許可を取る、という意味合いも込められています。
帰る際も社に向かって静かに一礼し、感謝の気持ちを伝えましょう。
参道の真ん中を避けて歩く
神社の鳥居をくぐったら、参道の真ん中を避けて社へと歩きます。
なぜなら、参道の真ん中は神様が通る道「正中」であるからです。
基本的には参道の左右どちらかの端を歩きますが、混雑しているときは誘導員の指示に従いましょう。
手水舎で清める
鳥居をくぐったらまず手水舎に向かい手を清めましょう。
お清めのやり方は、まず右手でひしゃくを持ち、水を汲んで左手に水をかけます。
次に左手にひしゃくを持ち替え、水を汲み右手に水をかけてください。
再びひしゃくを右手に持ち替えたら水を汲み、左の手のひらで水を受けて口をすすぎます。
左手を再度清めたら、水を汲んだひしゃくを立てて柄に水を流して伏せてください。
本殿で拝礼する
最初に、本殿の前にある賽銭箱に賽銭を入れて、鈴を鳴らします。
姿勢を良くし、2回礼をして2回拍手をし、お祈りしてください。
お祈りが済んだら最後に1回礼をして、礼拝完了です。
お寺の場合、線香に火をつけた後、ご本尊に一礼して賽銭を入れます。
鈴を鳴らして静かに合掌して祈り、その後一礼。
最後に会釈をしてお寺を去りましょう。
まとめ
今回は、初詣に行ってはいけない日、深夜のお参りは大丈夫かやお参りの意味を解説しました。
いつまでに行けば良いのか、初詣のおすすめ期間など、新しく知ることもあったのではないでしょうか。
初詣には厳格な決まりはありませんが、縁起の良い日にちや行ってはいけない日があります。
また、礼拝のやり方も神社とお寺では異なるため注意してください。
神社やお寺それぞれのマナーを守って、2024年の健康や幸運を願ってお参りしましょう。